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「備前福河駅」の版間の差分

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== 駅構造 ==
== 駅構造 ==
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岡山方面に向かって右側に単式1面1線の[[プラットホーム|ホーム]]を持つ[[地上駅]]([[停車場#停車場の定義|停留所]])<ref name="zeneki"/>。かつては島式1面2線であった。これは列車交換のためではなく、現存する側が旅客用、撤去された側(ホームの北側)は貨物の機回し用として設置されていたためであった。赤穂線電化の際に1面1線となり、現在では岡山方面行きと播州赤穂方面行きの双方が同一ホームに発着する。
岡山方面に向かって右側に単式1面1線の[[プラットホーム|ホーム]]を持つ[[地上駅]]([[停車場#停車場の定義|停留所]])<ref name="zeneki"/>。かつては島式1面2線であった。これは列車交換のためではなく、現存する側が旅客用、撤去された側(駅本屋側)は貨物の機回し用として設置されていたためであった。赤穂線電化の際に1面1線となり、現在では岡山方面行きと播州赤穂方面行きの双方が同一ホームに発着する。


線路が駅構内の両端で若干S字カーブになっている。これは、[[赤穂線]]がもともと[[山陽本線]]の代替線の役割を持たせる目的で敷設された名残である。つまり、現存する線路の南側にもう1本線路を引き、優等列車等が直線通過できるよう計画されていた。しかし、結局赤穂線は地域の[[ローカル線]]という位置づけになり、この計画は立ち消えとなった。
線路が駅構内の両端で若干S字カーブになっている。これは、[[赤穂線]]がもともと[[山陽本線]]の代替線の役割を持たせる目的で敷設された名残である。つまり、現存する線路の南側にもう1本線路を引き、優等列車等が直線通過できるよう計画されていた。しかし、結局赤穂線は地域の[[ローカル線]]という位置づけになり、この計画は立ち消えとなった。

2022年4月2日 (土) 07:11時点における版

備前福河駅
駅舎
びぜんふくかわ
Bizen-Fukukawa
天和[1] (1.9 km)
(3.2 km) 寒河*[1] JR-N16
地図
所在地 兵庫県赤穂市福浦[1]
北緯34度44分48.42秒 東経134度19分53.29秒 / 北緯34.7467833度 東経134.3314694度 / 34.7467833; 134.3314694座標: 北緯34度44分48.42秒 東経134度19分53.29秒 / 北緯34.7467833度 東経134.3314694度 / 34.7467833; 134.3314694
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 N 赤穂線
キロ程 16.4km(相生起点)
播州赤穂から5.9 km
電報略号 フカ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
30人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1955年昭和30年)3月1日[1]
備考 無人駅
* この間に近畿統括本部岡山支社境界標あり(当駅から天和寄りは近畿統括本部管内)
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備前福河駅(びぜんふくかわえき)は兵庫県赤穂市福浦にある[1]西日本旅客鉄道(JR西日本)赤穂線である[1]

概要

1955年昭和30年)3月1日の開業時[1]、この地は岡山県和気郡福河村であったため[1]、駅名は旧国名(備前国)と村名に因んで名付けられている[1]。同月31日には日生町となったものの、地元の要望により[1]1963年(昭和38年)9月1日兵庫県に編入された[1]。駅名に「備前」が付くのはその名残である[1]

また、当駅は現在は近畿統括本部の管内だが、国鉄時代は最後まで岡山鉄道管理局の管内だった。なお、当駅から岡山寄りの福浦第一踏切を挟んで程無い地点に支社境界標があり、そこから先は岡山支社の管内となる。播州赤穂駅までは岡山支社側のみが列車運行を行っており、播州赤穂駅から当駅にかけての区間において、近畿統括本部側は事実上施設管理のみとなっている(この特徴は山陰本線諸寄駅居組駅[注釈 1]JR東日本の、東北本線高久駅黒田原駅豊原駅[注釈 2]や、上越線湯檜曽駅土合駅[注釈 3]などとの類似点でもある)。

歴史

駅構造

岡山方面に向かって右側に単式1面1線のホームを持つ地上駅停留所[1]。かつては島式1面2線であった。これは列車交換のためではなく、現存する側が旅客用、撤去された側(駅本屋側)は貨物の機回し用として設置されていたためであった。赤穂線電化の際に1面1線となり、現在では岡山方面行きと播州赤穂方面行きの双方が同一ホームに発着する。

線路が駅構内の両端で若干S字カーブになっている。これは、赤穂線がもともと山陽本線の代替線の役割を持たせる目的で敷設された名残である。つまり、現存する線路の南側にもう1本線路を引き、優等列車等が直線通過できるよう計画されていた。しかし、結局赤穂線は地域のローカル線という位置づけになり、この計画は立ち消えとなった。

相生駅管理の無人駅である。駅舎が北側にあるが[1]、自動券売機や自動改札機は設置されていない[1]。開業時は有人駅であったが、窓口は板で塞がれており旧駅事務室は倉庫となっている。2017年(平成29年)9月10日に、駅舎西側に男女兼用多目的便所と男性用小便器を備えた水洗式便所が設置された[6][7]

利用状況

「兵庫県統計書[8]」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員30人であり、赤穂線の駅の中では最も少ない。

近年の1日平均乗車人員は以下の通り。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 113
2001 104
2002 85
2003 78
2004 74
2005 69
2006 65
2007 61
2008 60
2009 60
2010 58
2011 44
2012 51
2013 47
2014 44
2015 37
2016 35
2017 23
2018 28
2019 30

駅周辺

周辺はやや開けたところである。駅舎の西側に理髪店とスナックがある他に商店等はなく、駅付近で買い物ができるのは、自動販売機しかない。いくつかの住宅地が散在する。

その他

  • ICOCAの使用履歴について、当駅は「備福河」と表記されている。

隣の駅

西日本旅客鉄道
N 赤穂線[11]
天和駅 - 備前福河駅 - 寒河駅 (JR-N16)

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 以上2駅は施設管理は福知山支社、使用車両(一部の直通列車除く)や乗務員はすべて米子支社所属となっている。
  2. ^ 以上3駅は施設管理は大宮支社、使用車両は水戸支社所属、乗務員はすべて仙台支社所属となっている。
  3. ^ 以上2駅は施設管理は高崎支社、使用車両や乗務員はすべて新潟支社所属となっている。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、198頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ 「日本国有鉄道公示第354号」『官報』1969年11月24日。
  3. ^ 「通報 ●赤穂線備前福河駅及び伊里駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1969年11月24日、2面。
  4. ^ 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、252頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ JR西日本ニュースリリース
  6. ^ “【赤穂市】地元待望のJR駅のトイレ完成”. 神戸新聞. (2017年9月11日). https://www.kobe-np.co.jp/town-repo/seiban/201709/0010544749.shtml 2018年7月16日閲覧。 
  7. ^ “住民要望で駅トイレ新築存続”. 赤穂民報. (2017年9月16日). http://www.ako-minpo.jp/news/12306.html 2018年7月16日閲覧。 
  8. ^ 兵庫県統計書
  9. ^ JR西日本全域路線図” (PDF). JRおでかけネット. 2016年4月21日閲覧。 (PDF)
  10. ^ 路線記号導入前の岡山支社管内の、運賃表や駅掲示時刻表の停車駅一覧に合わせたものである。
  11. ^ 本項ではJR西日本公式サイトの全域路線図[9]や播州赤穂駅・岡山駅など主要駅の路線記号入り運賃表に従い路線記号・ラインカラーを表記しているが、2017年3月ダイヤ改正時点の駅掲示時刻表における実際の旅客案内では、シンボル部は青色のA、停車駅一覧部は黄色([10]で案内されている。

外部リンク