コンテンツにスキップ

「太栄志」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
46行目: 46行目:


== 政策・主張 ==
== 政策・主張 ==
=== 憲法問題 ===
=== 外交・安全保障政策 ===
* [[憲法改正論議|憲法改正]]について、2021年のアンケートで「賛成」と回答<ref name="asahi-todai2017">{{cite web |url=https://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/asahitodai/koho.html?k=2724 | title=太栄志 |website=2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査) | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-10-22 }}</ref>。
* [[憲法改正論議|憲法改正]]について、2021年のアンケートで「賛成」と回答<ref name="asahi-todai2017">{{cite web |url=https://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/asahitodai/koho.html?k=2724 | title=太栄志 |website=2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査) | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-10-22 }}</ref>。
* [[日本国憲法第9条|憲法9条]]への[[自衛隊]]の明記について、2021年のアンケートで「賛成」と回答<ref name="NHK2021">{{cite web |url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/survey/47462.html |title=神奈川13区 |website=NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート |date= |accessdate=2021-10-21}}</ref>。
* [[日本国憲法第9条|憲法9条]]への[[自衛隊]]の明記について、2021年のアンケートで「賛成」と回答<ref name="NHK2021">{{cite web |url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/survey/47462.html |title=神奈川13区 |website=NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート |date= |accessdate=2021-10-21}}</ref>。

2022年4月11日 (月) 14:41時点における版

太 栄志
ふとり ひでし
生年月日 (1977-04-27) 1977年4月27日(47歳)
出生地 日本の旗 日本 鹿児島県大島郡知名町
出身校 中央大学法学部政治学科
中央大学大学院法学研究科修了(政治学修士)
前職 長島昭久衆議院議員秘書
シンクタンク職員
所属政党民主党→)
民進党→)
希望の党→)
旧国民民主党→)
立憲民主党
公式サイト 太 栄志(ふとり ひでし)ウェブサイト

選挙区 神奈川13区
当選回数 1回
在任期間 2021年11月3日[1] - 現職
テンプレートを表示

太 栄志(ふとり ひでし、本名:森川 栄志(もりかわ ひでし)[2]1977年4月27日 - )は、日本政治家立憲民主党所属の衆議院議員(1期)。

経歴

沖永良部島鹿児島県大島郡知名町住吉出身[3]知名町立田皆中学校卒業まで沖永良部島で過ごし[3]れいめい高等学校中央大学法学部政治学科卒業、中央大学大学院法学研究科修了(政治学修士)[4]

2003年民主党衆議院議員・長島昭久事務所に入所し、公設秘書を務めた[5]。その後、ヴァンダービルト大学客員研究員、ハーバード大学国際問題研究所研究員、戦略国際問題研究所(CSIS)パシフィックフォーラム研究員、ウィルソンセンター研究員を歴任[4]。日本の外交・安全保障問題を研究した[3]

2015年12月23日に、民主党神奈川県第13区総支部長に就任[4]民進党を経て、2017年9月26日に勝又恒一郎らと共に離党届を提出し、希望の党に参加する意向を表明[6]

同年10月22日執行の第48回衆議院議員総選挙では神奈川13区から希望の党公認で立候補。小選挙区では自由民主党甘利明に次点で敗れ、重複立候補した比例南関東ブロックでの比例復活もならず落選。ダブルスコアの惨敗だったが、太はここからドブ板選挙をさらに加速させたという。長島は、田中角栄の秘書を務めた朝賀昭を太に遣わし、朝賀の指導のもと地道な政治活動に励んだ[7]。4年後の総選挙までに10万軒の戸別訪問をし、街頭演説と月1回のタウンミーティングを徹底して行った[7]

2018年5月7日、旧国民民主党が結党。同党神奈川県第13区総支部長に就任[8]

2020年8月24日、旧立憲民主党と旧国民民主党は、2つの無所属グループを加えた形で合流新党を結成することで合意した[9]。同年9月29日、新「立憲民主党」から次期衆院選の公認内定を受け[10]、同党神奈川県第13区総支部長に就任した。同年9月24日、日本共産党神奈川県委員会は神奈川13区に同党13区国政対策委員長の佐野昭広を擁立すると発表[11]

2021年10月13日、日本共産党は次期衆院選に向け、立憲民主党と競合する22の選挙区で候補者を取り下げる方針を発表。その中には神奈川13区も含まれ、佐野は立候補を見送り、野党一本化が実現した[12]。10月31日執行の第49回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補。開票の結果、現職の自由民主党幹事長であった甘利に小選挙区で勝利し、初当選を果たす(甘利も比例南関東ブロックで復活当選)[13][14]

政策・主張

外交・安全保障政策

外交・安全保障をライフワークとしており、外務委員会安全保障委員会北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会などで質疑を行うことが多い。松原仁渡辺周重徳和彦玄葉光一郎ら立憲民主党の保守派とも近く、保守層からも一定の支持を得ている。長らく「非自民保守」の立場で活動した長島昭久(後に民進党を離党し、自由民主党に移籍)の公設秘書を務めていた。

ロシアによるウクライナ侵略を受けて「野党だからといって現実離れした主張では国民の信頼と安心感を得られない[17]」として立憲民主党の外交・安全保障政策を批判。徹底した現実主義リアリズム)が必要であると主張した。また党内に外交安保系シンクタンクの新設と党ワシントンD.C.事務所の開設を求めている。

北朝鮮による拉致問題

北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会で質疑を行うなど拉致問題解決に向けて積極的に取り組んでいる。朝鮮総連に対する資産凍結や破産申し立てに賛成し、総連の解体を求めている。また「もはや外交交渉で進展は期待できない[18]」として自衛隊による拉致被害者の救出・奪還作戦を実行するために必要な法整備を行うべきと主張した。

原発・エネルギー問題

エネルギー分野で日本の産業競争力を高めるためにカーボンニュートラルの早期実現を求める一方で「再⽣可能エネルギー普及までの間、⾜りない部分を厳格な安全基準を満たした原発の再稼働で補うことは現実的な選択肢のひとつだと考えています[19]」としている。スマートグリッド(次世代送電網)の普及や洋上風力発電の活用を推進している。

その他

  • 新型コロナウイルス対策として、消費税率の一時的な引き下げについて、「必要」と回答[16]
  • アベノミクスについて、2017年のアンケートで「どちらかといえば評価する」と回答[15]
  • 安倍内閣による森友学園問題加計学園問題への対応について、2017年のアンケートで「評価しない」と回答[15]

人物

  • 高校時代はラグビー部に所属していた[4]
  • 三浦綾子の小説『銃口』を読んで政治を志した[20]

脚注

  1. ^ 令和3年11月3日神奈川県選挙管理委員会告示第70号(衆議院小選挙区選出議員選挙において当選人と決定した者の住所及び氏名並びに当該当選人に係る候補者届出政党の名称)
  2. ^ 政治資金収支報告書 令和元年11月26日公表(平成30年分 定期公表)”. 神奈川県ホームページ (2019年11月26日). 2021年11月3日閲覧。
  3. ^ a b c 知名町出身の太さん初当選 衆院選」『南海日日新聞』、2021年11月2日。2021年11月6日閲覧。
  4. ^ a b c d プロフィール | 太 栄志(ふとり ひでし)ウェブサイト”. futori.net (2020年6月14日). 2021年11月1日閲覧。
  5. ^ 民主党 太(ふとり)氏を公認 衆院選神奈川13区 | 大和”. タウンニュース (2016年1月29日). 2021年11月1日閲覧。
  6. ^ “民進・神奈川の公認3人が離党届 新党から立候補の意向”. 朝日新聞. (2017年9月26日). http://www.asahi.com/articles/ASK9V5SQZK9VULOB01G.html 
  7. ^ a b 小川匡則 (2021年11月22日). “甘利、後藤田ら「自民大物」を倒した男たちが「壮絶選挙の内幕」をすべて明かす!”. 現代ビジネス. 講談社. 2021年11月28日閲覧。
  8. ^ 検索結果 - 議員 - 国民民主党 2019年7月22日のアーカイブ。 2021年11月2日閲覧。
  9. ^ 山下龍一、小林豪 (2020年8月24日). “立国の新党、無所属2グループも合流へ 150人前後に”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASN8S6TNFN8SUTFK00J.html 2021年11月9日閲覧。 
  10. ^ “立民、衆院選公認候補167人を内定 競合9選挙区は見送り”. 日本経済新聞. (2020年9月29日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64386530Z20C20A9PP8000/ 2021年11月2日閲覧。 
  11. ^ “日本共産党 13区候補に佐野昭広氏”. タウンニュース. (2020年10月2日). https://www.townnews.co.jp/0401/2020/10/02/545102.html 2021年11月5日閲覧。 
  12. ^ 佐野格 (2021年10月13日). “共産党、22選挙区で候補取り下げ 野党一本化目的に”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/articles/20211013/k00/00m/010/231000c 2021年11月3日閲覧。 
  13. ^ 衆議院選挙2021 神奈川(横浜・川崎など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  14. ^ 【2021年 衆院選】南関東ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  15. ^ a b c d 太栄志”. 2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  16. ^ a b 神奈川13区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  17. ^ ウクライナ侵攻 野党も現実主義に基づく安全保障の発信を | | 太栄志”. 毎日新聞「政治プレミア」. 2022年4月11日閲覧。
  18. ^ 衆議院インターネット審議中継”. www.shugiintv.go.jp. 2022年4月11日閲覧。
  19. ^ https://twitter.com/h_futori/status/1486533487813623808”. Twitter. 2022年4月11日閲覧。
  20. ^ Vol.20:令和の西郷どん!「平和を守る政治家」を目指して | 太 栄志(ふとり ひでし)ウェブサイト”. futori.net (2019年9月30日). 2021年11月1日閲覧。

外部リンク