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* 一部の[[一社提供]]番組を配信する場合は、[[提供クレジット]]がテレビ放送と同じフォーマットで企業入りで配信されており、当サービスでは全編にわたって提供企業のコマーシャルのみに絞りこんで配信されている{{efn2|テレビ放送では提供中に限って提供企業のCMが流れている([[タイムCM]])。}}。 |
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*[[子供向けアニメ]]・[[特撮]]ドラマの殆どに関しては、対象番組の主要スポンサーのコマーシャルが最優先で配信され、系列共通のコマーシャルが後に続く形で配信されている |
*[[子供向けアニメ]]・[[特撮]]ドラマの殆どに関しては、対象番組の主要スポンサーのコマーシャルが最優先で配信され、系列共通のコマーシャルが後に続く形で配信されている。それらに該当しない一部番組も同様の措置が実施されることがある。 |
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* サービスを初めて使用する際に[[アンケート]]として |
* サービスを初めて使用する際に[[アンケート]]として年齢などを入力する項目がある。この機能を活かして、[[業界団体]]などの自主規制により禁止されている[[加熱式たばこ]]のコマーシャルが本サービスで流れることがある<ref>{{Cite web|title=消えたたばこCM、ネットで流れる理由 「二つの基準」へのモヤモヤ|url=https://withnews.jp/article/f0210619002qq000000000000000W0bx10701qq000023188A|website=withnews|accessdate=2021-06-19|last=|date=2021-06-19|author=朽木誠一郎}}</ref>。 |
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* 視聴環境、見る番組によってはCMをカットすることが可能<ref>{{Cite web|title=TVer」でやたらと挟み込まれるCMを完全カット|url=https://www.excite.co.jp/news/article/Radiolife_44541/|accessdate=2022-04-25||author=エキサイトニュース}}</ref>。 |
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=== ジャニーズ事務所所属タレントの扱い === |
=== ジャニーズ事務所所属タレントの扱い === |
2022年6月11日 (土) 10:44時点における版
URL | https://tver.jp/ |
---|---|
言語 | 日本語 |
タイプ |
ビデオ・オン・デマンド インターネットサイマル配信 |
運営者 | 株式会社TVer |
設立者 |
日本テレビ放送網 テレビ朝日 TBSテレビ テレビ東京 フジテレビジョン (在京民放5局) |
収益 | 広告収入 |
営利性 | 営利 |
開始 | 2015年10月26日 |
現在の状態 | 運営継続中 |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒105-0004 東京都港区新橋2丁目19番10号 新橋マリンビル6F |
設立 |
2006年4月3日 (株式会社プレゼントキャスト) |
法人番号 | 5010401061239 |
代表者 |
代表取締役会長 川島徳之 代表取締役社長 龍宝正峰 |
資本金 | 50億円 |
売上高 |
16億7800万円 (2021年03月31日時点)[1] |
営業利益 |
▲7億0900万円 (2021年03月31日時点)[1] |
経常利益 |
▲6億8500万円 (2021年03月31日時点)[1] |
純利益 |
▲8億0100万円 (2021年03月31日時点)[1] |
純資産 |
84億3100万円 (2021年03月31日時点)[1] |
総資産 |
91億7000万円 (2021年03月31日時点)[1] |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 |
日本テレビ放送網株式会社 16.4% 株式会社テレビ朝日 16.4% 株式会社TBSホールディングス 16.4% 株式会社テレビ東京 16.4% 株式会社フジ・メディア・ホールディングス 16.4% 株式会社電通グループ 3.9% 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 3.4% 株式会社MBSメディアホールディングス 1.8% 朝日放送テレビ株式会社 1.8% 関西テレビ放送株式会社 1.8% 讀賣テレビ放送株式会社 1.8% 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ 1.6% 株式会社東急エージェンシー 1.0% テレビ大阪株式会社 1.0% |
主要子会社 | 株式会社TVer Technology |
外部リンク | https://tver.co.jp/ |
TVer(ティーバー[2])は、在京民放キー局5社(日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)と、在阪民放5社(MBS毎日放送、ABCテレビ、関西テレビ、読売テレビ、テレビ大阪)、広告代理店4社(電通、博報堂DYMP、ADK、東急エージェンシー)が共同出資した株式会社TVer(旧・株式会社プレゼントキャスト)[3][4]が運営するOTTサービス。
概要
違法動画配信の防止・対抗を目的として2015年にサービスが開始された[5][6]。スマートフォンやタブレット向けのTVer専用アプリやPC上のウェブブラウザを利用して、民放テレビ局が提供するテレビ番組や動画コンテンツを視聴することができる[7]。
在京民放5社は、当サービスの開始以前から独自の見逃し配信サービス[注 1]をそれぞれ運営しているが、「TVer」はこれらを一元的に集約させたポータルサービスとしての役割も担う[7]。
インフラにブライトコーブの動画配信プラットフォームBrightcove Video Cloud[8]と機械学習を使ったエンコード技術Context Aware Encoding[9]を採用している。
歴史
- 2015年
- 2016年
- 2017年
- 2018年
- 3月 - 在阪民放1社(関西テレビ放送)が参加。
- 2019年
- 2020年
- 1月20日 - 同日から24日まで、在京民放5社が夕方に放送しているニュース番組と一部のアニメ番組など[注 2]のネット同時配信に関する技術実証を当サービスにて行った[22][23]。
- 4月8日 - 同日から一部番組で、字幕放送と同様の字幕対応を開始[24]。
- 6月30日 - 同日に実施予定の株主総会と取締役会での決議により、在京民放5社に対して、運営会社であるプレゼントキャストの第三者割当増資を実施。電通グループに変わり、在京民放各社が同率で筆頭株主となる[25][26]。
- 7月1日 - 前日に実施の株主総会と取締役会での決議により、運営会社であるプレゼントキャストの社名を本サービス名称と同じ「TVer」に変更する[26][27]。
- 10月3日 - 同日から12月30日まで、地上波プライムタイムに放送されている日本テレビ系列番組のネット同時配信試験サービス「日テレ系ライブ配信」を当サービスにて実施[28][29][30]。独立放送局のテレビ神奈川(tvk)が参加し、同日から配信を開始[31]。
- 10月30日 - 同日から2021年1月まで行われる『全国高等学校サッカー選手権大会』(日本テレビを中心とする民間放送43社共同制作)の地区大会決勝(一部地域を除く)と全国大会を順次ライブ配信と見逃し配信を実施[32][33]。
- 2021年
- 2022年
- 2月4日 - 同日から同月20日まで行われた北京オリンピックのライブ配信を実施[注 3][44]。
- 3月18日 - 「TVerアワード2021」が発表[45]。
- 4月1日 - TVerサービスの大幅改修を実施。それ以前から存在していた無料アカウント「TVer ID」のログイン機能を導入し、異なるサービスとの「お気に入り」機能や新たに導入された「あとでみる」機能に登録された番組を同一IDで共有出来るようになった[46]。「日テレ系ライブ配信」のサービス名を「日テレ系リアルタイム配信」に変更[47]。
- 4月11日 - 本サービスにてテレビ朝日系列(テレ朝系リアルタイム配信)とTBSテレビ系列(TBS系リアルタイム配信)、テレビ東京系列(テレ東系リアルタイム配信)、フジテレビ系列(フジテレビ系リアルタイム配信)番組の同時配信サービスを開始[48][49][50][51]。
配信番組
配信は、放映から1週間程度の期間(次回放送がそれを超える場合は、遅くとも次回放送開始前まで[注 4])行われ、従来の放送と同じようにコマーシャルが挿入される形式となっている[5]。ただし、権利の関係で配信対象外となる放送回もある[注 5]ほか、番組出演者が配信期間中に不祥事を起こした場合も即座に配信終了となる。また、一部の2時間以上に拡大された特別番組など、長時間番組は複数パートに分けて配信されることがある。
サービス開始当初は、全国ネットでの放送番組(準キー局制作番組や系列BSデジタル局の番組を含む)を中心とした番組ラインナップであったが、2016年秋から2018年春までにかけて全ての準キー局系の見逃し配信サービス[注 6](後述)が参画し、番組の直接配信を開始したことにより、放送エリアが制限されているローカル番組の視聴も可能となった[注 7]。これ以降、準キー局以外の系列局が制作したローカル番組も順次配信が行われている。
開始当初の配信番組はドラマ作品が中心だったが、年を追うごとにバラエティ・アニメ・料理番組などラインナップを増やし、2021年8月現在ではゴールデン・プライムタイムの番組を中心に約400番組がラインナップされている[52][41]。また、ドラマ・アニメ作品では本サービス開始前に放送された作品(おおむね1990年代以降のもの)や、一部オリジナル作品が配信されることもある[53]。但し、全国ネットの番組であっても権利処理が難しいもの(映画番組など)や、制作側の事情から当サービスで配信が行われない番組もある[注 8]。また、一部の情報番組では番組全般ではなく、テーマ・コーナー毎に配信されているものがある。
配信番組は基本的に主音声のみが配信される。そのため、音声多重放送かつ副音声にて解説放送が行われた場合は副音声版を別途配信することもある[54][55]。
「TVer」ではradiko(プレミアムを除く)とは異なり、配信番組の視聴にあたって国内でのエリア制限は施されていないことから、配信対象番組で放送枠の移動がある場合は、必ず放送時間のところに「一部地域をのぞく」の表記が入る。これは系列局が無い地域かクロスネット局で同時ネットの対象から外れた番組において遅れネットか非ネットの時があるため。一方、海外での利用はできず、この点は同様である。
2019年8月26日には、公共放送である日本放送協会(NHK)が制作する番組[注 9]についても配信が開始された。広告放送が禁止されている同協会の性質上、NHKの番組をTVerで視聴する際にはコマーシャルは流されず、代わりに同局の番組宣伝などが流れる[56]。なお、TVerでのNHKの番組視聴は受信契約の対象外であると同協会広報局が回答している[57]。
2020年からは独立放送局(JAITS)も参入し、同年10月からはテレビ神奈川(tvk)[31]、翌2021年4月からは群馬テレビ[58]、同年7月からはテレビ埼玉(テレ玉)[59]、2022年2月からは東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)[60]、3月からは千葉テレビ放送(チバテレ)[61]制作番組の配信をそれぞれ開始した。
再生・ユーザー数
サービス開始当初の月間アクティブユーザー数の伸びは低調で、実際の利用状況は芳しくないとする調査結果があったが[62]、2018年3月期には月間動画再生数が3,871万回となり、前月の3,065万回を大幅に上回った[63]。2021年1-3月期には月間動画再生数が1億8,305万回、月間ユーザー数が1,697万人[64]と、いずれも過去最高記録を更新し、同年8月に累計アプリダウンロード数が4000万、同年10月に月間動画再生数が2億回をそれぞれ突破した[41][43]。
TVerの調査によると、全国15歳から69歳の6割以上で認知されており、特に10代女性ではSNSによる拡散もあり、74.5%に上がっている。主に連続ドラマの見逃し配信を中心に高い需要があるとしている[52]。
再生数など、本サービスの配信にて得られたデータは番組出演者への出演料支払いや続編などの企画・制作においての重要な指標になる[65]。サービス普及後は視聴率と並んでTVerの再生数やランキングを貼り出す局も登場しており[66]、マイリストの登録数を指標とする放送局もある[67]。
視聴方法
対応状況(PCブラウザ)
- Windows
- Microsoft Windows 8.1/10以降かつMicrosoft Edge最新版、Google Chrome最新版、Firefox最新版が必要。
- Mac
- OS X 10.11以降かつSafari最新版、Google Chrome最新版、Firefox最新版が必要。
対応状況(モバイルアプリ)
開発元 | プレゼントキャスト |
---|---|
初版 | 2015年10月26日[68] |
最新版 |
iOS版:4.23.0 / 2020年11月27日 Android版:4.23.0 / 2020年11月27日 |
対応OS |
iOS 11.0以降 Android 5.0以降 |
プラットフォーム | iOS、Android |
サイズ |
iOS版:67.3 MB Android版:21.94 MB |
対応言語 | 日本語 |
サポート状況 | 公開中 |
種別 | 動画視聴アプリ |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | https://tver.jp/info/app.html |
2020年11月時点において、「Android 5.0以降」または「iOS 11.0以降」のモバイルOSを搭載したスマートフォンとタブレットに対応したアプリが提供されている[69]。なお、以下に記述するAndroidとiOSのモバイル端末は、上記のOS対応要件を満たした機種を想定しているものとする。
2015年10月のTVerの配信サービスのスタート時に、iPhoneなどのiOS搭載スマートフォンと、Android搭載スマートフォンに対応したアプリが提供開始された[7]。スマートフォンへの対応に続いてタブレット端末に対するアプリの迅速な対応が図られ、11月4日に iOS搭載タブレットのiPad対応のアプリが提供開始された[70]。12月1日には Android版アプリのアップデートによってAndroidタブレットにも対応した[71][72]。
対応状況(テレビアプリ)
2018年1月15日から同年3月31日までの期間限定で、Android TV機能を搭載したソニー製テレビのブラビア向けに提供した[73]。
2019年4月15日からは『TVerテレビアプリ』がAndroid TVの一部機種[注 10]とAmazon Fire TV向けに正式リリースされ[74]、2020年6月23日からパナソニック製テレビのビエラ[75]、同年10月12日からGoogle製のChromecast[76]、同年11月25日から同日に発売されたChromecast with Google TV[77][78]に順次対応した。
なお、NHKの番組とライブ配信の視聴に関しては対象外であり[28][79]、倍速再生機能の実装もされていない。
その他特記事項
かつてはTVerのモバイル・テレビアプリでフジテレビ系列の番組を視聴する場合(関西テレビ製作番組を除く)、FODアプリを別にダウンロードする必要があったが、2021年4月12日のアップデート分から仕様が変更され、同アプリ単体での視聴が可能となった。
放送局リスト
日本テレビ系列
独立放送局
テレビ朝日系列
TBS系列
テレビ東京系列
フジテレビ系列
NHK
TVerアワード
TVerアワードは、前年1年間にTVerでの再生回数が多かった番組に与えられる賞。ドラマ・バラエティの2部門から「大賞」、更に特別賞の計3部門[注 11]が選出されており、表彰番組は受賞記念の特典映像および当該番組の過去放送分が配信されている[34][45]。
2020年
- ドラマ部門大賞:恋はつづくよどこまでも(TBSテレビ、1878万回再生)
- バラエティ部門大賞:ロンドンハーツ(テレビ朝日、1574万回再生)
- ドラマエピソード賞:恋はつづくよどこまでも 最終話(TBSテレビ、355万回再生)
- バラエティエピソード賞:有吉の壁 3時間スペシャル(日本テレビ、70万回再生)
- TVer特別賞:相席食堂(ABCテレビ、1114万回再生)※全国ネットではないバラエティ番組では再生回数1位
2021年
- ドラマ大賞:最愛(TBSテレビ、2280万回再生)
- バラエティ大賞:水曜日のダウンタウン(TBSテレビ、2382万回再生)
- 特別賞:ロンドンハーツ(テレビ朝日)
- 特別賞:逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!(TBSテレビ)※2021年に配信された単発ドラマでは再生回数1位。
- 特別賞:相席食堂(ABCテレビ)※全国ネットではないバラエティ番組では再生回数1位。2年連続の受賞[80]。
- 特別賞:かまいたちの掟(TSKさんいん中央テレビ)※東京と大阪以外の放送局が制作した全国ネットでない番組では再生回数1位。
- TVerアワード感謝状:千鳥 ※前述の『相席食堂』を始め、『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)、『千鳥の出没!ひな壇団』(RCCテレビ)も再生数の上位を占めるなど、TVerで配信するバラエティ番組の盛り上げに貢献したため。
補足
地方局制作番組の扱い
地方局(ローカル局)が制作した番組は、原則として制作局が属している系列の番組として配信され、キー局の配信サービスに供給する形を採っている。しかし、以下のように一部例外がある。
- 独立放送局(JAITS)制作番組のうち、2020年10月からテレビ神奈川(tvk)制作の『水溜りボンドの○○いくってよ』[注 12][31]、2021年4月からtvk制作の『関内デビル』[注 13][82]と群馬テレビ制作の『ジャンポケロード』[58]、同年7月からテレビ埼玉制作の『いろはに千鳥』[59]、2022年1月からtvk制作の『かがやけ!ミラクルボーイズ』[83]、同年2月から東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)制作の『おじさんが私の恋を応援しています(脳内)』[60]、同年3月から千葉テレビ放送制作の『白黒アンジャッシュ』[84]とテレビ埼玉・BSよしもと共同制作の『それゆけ!大宮セブン』[85]、同年4月からTOKYO MX制作の『ぐるり東京 江戸散歩』[86]、同年5月からTOKYO MX制作の『片恋グルメ日記2』[87]の配信をそれぞれ開始した。これらの番組は日本テレビが運営している無料動画配信サービス「日テレ無料TADA!」に供給しており、TVerでは更にその供給を受ける形で配信されている。このため、TVerでは日本テレビ系列の番組として扱われている[88][89][90][91][92][93][94][95][96][97]。
- 2020年10月から配信されている、全国高等学校サッカー選手権大会はNNSを中心とする民間放送43社が共同で主催・制作しており、NNS加盟局と宮崎放送・沖縄テレビ放送、独立放送局[注 14]も同大会における地方大会の中継と全国大会の放映に参加している。何れの試合映像は、「民間放送43社」(原文ママ)の製作名義[注 15]かつ、主幹局である日本テレビ系列の番組として配信している[32][33]。
- 関西地区にて準キー局にネットか、製作委員会に参加したUHFアニメや、準キー局が自主的に制作したUHFドラマ[注 16]のほとんどが、その局が運営する前述の見逃し配信サービスにも供給されており、TVerではそれらからの供給を受ける形で準キー局の番組扱いで配信されている。独自運営の無料見逃し配信サービスを持っていない朝日放送テレビ[注 17]も、同様の理由による。ただし、インターネットではフジテレビオンデマンド(FOD)で独占(最速)配信を行っている作品についてはフジテレビやBSフジでの放送の有無に関わらず、フジテレビの番組扱いで配信される。なお、当該局での放送後に配信されるため、スポーツ中継延長の影響により当該局での放送が休止となった場合、TVerでの配信スケジュールが変更されることがある[98]。
コマーシャルの扱い
- 一部の一社提供番組を配信する場合は、提供クレジットがテレビ放送と同じフォーマットで企業入りで配信されており、当サービスでは全編にわたって提供企業のコマーシャルのみに絞りこんで配信されている[注 18]。
- 子供向けアニメ・特撮ドラマの殆どに関しては、対象番組の主要スポンサーのコマーシャルが最優先で配信され、系列共通のコマーシャルが後に続く形で配信されている。それらに該当しない一部番組も同様の措置が実施されることがある。
- サービスを初めて使用する際にアンケートとして年齢などを入力する項目がある。この機能を活かして、業界団体などの自主規制により禁止されている加熱式たばこのコマーシャルが本サービスで流れることがある[99]。
ジャニーズ事務所所属タレントの扱い
- サービス開始当初はジャニーズ事務所所属タレントが出演する映像はコマーシャルのみで、番組本編は配信されていなかったが、2016年頃より同事務所所属タレントが出演するドラマ番組も配信されるようになった[100]。また、2019年11月より[101]バラエティ番組も配信されるようになった。
- 2020年10月から3か月間実施した日テレ系ライブ配信では、同事務所所属タレントが出演する番組も含む形で配信された[28][29]。2021年10月からの正式サービス開始時も同様の措置が取られている[42]。
脚注
注釈
- ^ 「日テレ無料TADA!」・「テレ朝キャッチアップ」・「TBS FREE」・「ネットもテレ東キャンペーン」・「FOD見逃し無料」。
- ^ 『news every.』(日本テレビ)、『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日)、『Nスタ』(TBSテレビ)、『ゆうがたサテライト』と一部のアニメ番組など(テレビ東京)、『Live News it!』(フジテレビ)。
- ^ a b 民放が獲得している競技のみ。
- ^ 一部の地方局制作番組など、配信番組によっては本放送終了から1~3日程度遅れて配信が開始され、次回放送回の入れ替えもそれと同じタイミングで行われている。
- ^ 主に国際大会やプロスポーツなどの試合映像、外部の放送局・番組制作会社・広告代理店が権利を有するテレビ番組(当サービスで配信されていないものが主)、新聞・雑誌・ネットニュースの記事、ミュージック・ビデオの映像部分の殆どなど、インターネットでの配信許諾を得られなかった外部事業者が有する著作物(映像・写真・音楽)の使用頻度が高めの放送回などが該当する。権利関係の問題で配信できない著作物を少しだけ含む場合、当該箇所のみ蓋かぶせ(音響パートを残したまま「この部分は都合により配信できません」のテロップや番組ロゴなどを表示)か、使用パートごとカットされることがある。音楽の場合は、配信の承諾を受けた別な音楽に差し替えることがあるが、出演者が外部版権音楽を歌唱・演奏するシーンは、その部分だけ無音処理を施すこともある。
- ^ 「ytv MyDo!」・「MBS動画イズム」・「カンテレドーガ」。朝日放送テレビとテレビ大阪は独自運営の見逃し配信サービスを直接持っておらず、前者・後者ともそれぞれのキー局が運営するサービスに供給を委託される形で配信している。
- ^ ローカル番組は原則制作局の最新放送回を配信しているため、地域によっては地上波のネット局よりも早く最新回を視聴することが可能となった。
- ^ 一例では、テレビ朝日製作番組でABEMAが製作に協力している番組はTVerでの見逃し配信を行っていない(無料見逃し配信自体はABEMAビデオが実施している)。
- ^ 主に日本放送協会が運営している動画配信サービス「NHKオンデマンド」の無料視聴番組が対象となる。
- ^ 2021年7月現在、Android TV機能を搭載したソニー(ブラビア)・シャープ(アクオス)・FUNAI・東芝(レグザ)製テレビとケーブルテレビ局のJ:COMから貸与される4Kチューナー「J:COM LINK」、ケーブルテレビ会社から貸与される4Kチューナー「ケーブルプラスSTB-2」、KDDIから貸与されるauひかりセットトップボックス「STA3000」にのみ対応している[69]。
- ^ 2020年のみ、ドラマ・バラエティの2部門から「エピソード賞」も選出したため、計5部門。
- ^ 出演者の不祥事により、2021年6月に事実上の打ち切り。同年9月に正式に番組が終了した[81]。
- ^ 制作局のtvkでは帯番組であるが、配信は毎週金曜放送分のみとなる。
- ^ TOKYO MXを除く。
- ^ 当大会の試合映像のみ、例外的に放送局以外の名義を使用している。
- ^ 関東地区でのネット局が独立局の作品がそれにあたる。
- ^ 同局と同じ措置のテレビ大阪では配信を行っていない。
- ^ テレビ放送では提供中に限って提供企業のCMが流れている(タイムCM)。
出典
- ^ a b c d e f 株式会社TVer 第15期決算公告
- ^ “TVerとは”. 2021年6月24日閲覧。
- ^ 本田雅一 (2015年7月18日). “番組ネット配信「TVer」は"同床異夢"だった”. 東洋経済ONLINE (東洋経済新報社) 2017年1月16日閲覧。
- ^ 長谷川博 (2021年6月23日). “在阪民放5社がTVerの株主に、在京民放に続き資本参加”. 日経クロステック (日経BP) 2021年7月17日閲覧。
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- ^ “民放5社の無料見逃し配信「TVer」アプリ累計100万ダウンロード突破”. AV Watch (Impress). (2015年11月19日) 2017年1月16日閲覧。
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関連項目
- ビデオ・オン・デマンド
- NHKプラス - NHK総合テレビ・Eテレの常時同時配信・見逃し番組配信サービス。
- GYAO! - TVerと共に見逃し配信を行なっている系列局の番組が多い。また、系列局制作や独立局制作の一部の番組はこちらで配信されている。
- radiko - 民放ラジオ局によるインターネットのラジオ配信サービス。こちらはローカルエリアの聴取には有料サービスが必要となる。
- Locipo - 東海テレビ・中京テレビ・CBCテレビ・テレビ愛知の在名民放4局が共同で立ち上げた、テレビ番組の広告付き無料配信サービス。
- エムキャス - TOKYO MXが直接運営している、広告付き無料配信サービス。2022年1月まで自社製作番組は同サービスのみで配信されていたが、同年2月からTVerでも同局が製作している一部のドラマ・バラエティー番組の配信を開始した。
- テレビドガッチ - 運営会社が同じ。テレビ番組情報等のサービスを実施。プレゼンキャストの時代の2016年3月一杯をもって動画配信サービスを終了。
- もっとTV - 電通と在京5局が共同推進。動画配信サービスは2015年3月15日をもって終了。