「マスコミ不祥事」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
18行目: | 18行目: | ||
==== 日本 ==== |
==== 日本 ==== |
||
{{節スタブ}} |
{{節スタブ}} |
||
''この節では |
''この節では主な不祥事について記述する。それ以外の不祥事については、ここでは記述しない。([[NHKの不祥事]]、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]、[[テレビ朝日]]、[[TBSテレビ]]、[[テレビ東京]]、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]などを参照されたい。)'' |
||
* 1968年3月10日、TBSのクルーが[[成田国際空港|成田空港]]建設反対派の農民や活動家を[[ゲバルト棒|ゲバ棒]]に転用可能な[[プラカード]]とともに取材車両で輸送するなどの便宜を図った。その後このことを問題視した[[自由民主党 (日本)|自民党]]から非難・抗議を受け、計8人が処分を受けた。{{main|TBS成田事件}} |
* 1968年3月10日、TBSのクルーが[[成田国際空港|成田空港]]建設反対派の農民や活動家を[[ゲバルト棒|ゲバ棒]]に転用可能な[[プラカード]]とともに取材車両で輸送するなどの便宜を図った。その後このことを問題視した[[自由民主党 (日本)|自民党]]から非難・抗議を受け、計8人が処分を受けた。{{main|TBS成田事件}} |
||
36行目: | 36行目: | ||
* 2013年11月23日、[[浜松市]][[東区 (浜松市)|東区]]内で発生した[[殺人罪 (日本)|殺人]]・[[礼拝所及び墳墓に関する罪|死体遺棄]]事件で、[[静岡放送]][[掛川市|掛川]]支局所属の20歳代の男性記者が被害者の遺体の写真を事件現場周辺に居住する人物から入手し、[[中日新聞東海本社]]の女性記者に1枚5,000円で販売していたことが判明した。静岡放送は当該の男性記者を処分したとしているが、処分内容や取材の経緯などは明らかにはしていない<ref>{{Cite news |url=http://mainichi.jp/select/news/20131213k0000m040130000c.html |title=静岡放送記者:事件被害者の顔写真 中日新聞記者に売る |newspaper=毎日新聞 |publisher=毎日新聞社 |date=2013-12-13 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20131215060844/http://mainichi.jp/select/news/20131213k0000m040130000c.html |archivedate=2013-12-15}}</ref>。 |
* 2013年11月23日、[[浜松市]][[東区 (浜松市)|東区]]内で発生した[[殺人罪 (日本)|殺人]]・[[礼拝所及び墳墓に関する罪|死体遺棄]]事件で、[[静岡放送]][[掛川市|掛川]]支局所属の20歳代の男性記者が被害者の遺体の写真を事件現場周辺に居住する人物から入手し、[[中日新聞東海本社]]の女性記者に1枚5,000円で販売していたことが判明した。静岡放送は当該の男性記者を処分したとしているが、処分内容や取材の経緯などは明らかにはしていない<ref>{{Cite news |url=http://mainichi.jp/select/news/20131213k0000m040130000c.html |title=静岡放送記者:事件被害者の顔写真 中日新聞記者に売る |newspaper=毎日新聞 |publisher=毎日新聞社 |date=2013-12-13 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20131215060844/http://mainichi.jp/select/news/20131213k0000m040130000c.html |archivedate=2013-12-15}}</ref>。 |
||
* 2017年[[2月22日]]、NHKが『[[ガッテン!]]』で[[睡眠薬]]の誤使用を助長する放送を行い、その後謝罪し、再放送の中止を決定した<ref>{{Cite news |title=「ガッテン!」に不適切表現でNHKが謝罪 「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」などと行き過ぎた表現|newspaper=産経新聞|date=2017-02-27|author= |url=https://www.sankei.com/article/20170227-5VKQMJN3SFIKHOLRI64WQJOBP4/|accessdate=2017-06-24}}</ref>。{{main|ガッテン!#問題視された放送}} |
* 2017年[[2月22日]]、NHKが『[[ガッテン!]]』で[[睡眠薬]]の誤使用を助長する放送を行い、その後謝罪し、再放送の中止を決定した<ref>{{Cite news |title=「ガッテン!」に不適切表現でNHKが謝罪 「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」などと行き過ぎた表現|newspaper=産経新聞|date=2017-02-27|author= |url=https://www.sankei.com/article/20170227-5VKQMJN3SFIKHOLRI64WQJOBP4/|accessdate=2017-06-24}}</ref>。{{main|ガッテン!#問題視された放送}} |
||
*2021年3月12日、日本テレビ「[[スッキリ (テレビ番組)|スッキリ]]」内「スッキリすの週末オススメ[[Hulu]]ッス」で、芸人が[[アイヌ]]を揶揄する謎かけネタ発言を行な |
*2021年3月12日、日本テレビの「[[スッキリ (テレビ番組)|スッキリ]]」内「スッキリすの週末オススメ[[Hulu]]ッス」で、お笑い芸人の[[脳みそ夫]]が[[アイヌ]]を揶揄する謎かけネタ発言を行なったが、しかもコーナーは収録だった。人種差別であり、番組及び当日の「[[news every.]]」が謝罪する事態に発展。 |
||
{{main|スッキリ (テレビ番組)#アイヌ民族に対する不適切発言}} |
{{main|スッキリ (テレビ番組)#アイヌ民族に対する不適切発言}} |
||
43行目: | 43行目: | ||
* 2004年2月1日、[[スーパーボウル]]第38回大会の[[ハーフタイムショー]]で、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[MTV]]が企画した番組の一部で、歌手の[[ジャネット・ジャクソン]]が[[ジャスティン・ティンバーレイク]]とのデュエット中に片方の胸を露出する事件を起こし、激しい非難を受けた。当初はハプニングを装っていたが、意図的な演出だったことが判明した。この事件の影響で生中継した[[CBS]]が罰金処分を受けた。{{main|en:Super Bowl XXXVIII halftime show controversy}} |
* 2004年2月1日、[[スーパーボウル]]第38回大会の[[ハーフタイムショー]]で、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[MTV]]が企画した番組の一部で、歌手の[[ジャネット・ジャクソン]]が[[ジャスティン・ティンバーレイク]]とのデュエット中に片方の胸を露出する事件を起こし、激しい非難を受けた。当初はハプニングを装っていたが、意図的な演出だったことが判明した。この事件の影響で生中継した[[CBS]]が罰金処分を受けた。{{main|en:Super Bowl XXXVIII halftime show controversy}} |
||
* 2011年7月6日、[[香港]]の[[亜州電視]]が“北京情報筋発”として「[[中華人民共和国|中国]]の[[江沢民]]・前[[中華人民共和国主席|国家主席]]が死去」と報じたが、中国政府が公式に否定し誤報として撤回された。報道広報部門の重役が引責辞任する事態に発展していった。日本でも、[[産経新聞]]が報道を引用し波紋が広がった。 |
* 2011年7月6日、[[香港]]の[[亜州電視]]が“北京情報筋発”として「[[中華人民共和国|中国]]の[[江沢民]]・前[[中華人民共和国主席|国家主席]]が死去」と報じたが、中国政府が公式に否定し誤報として撤回された。報道広報部門の重役が引責辞任する事態に発展していった。日本でも、[[産経新聞]]が報道を引用し波紋が広がった。 |
||
* 2013年7月6日、[[アシアナ航空214便墜落事故]]を報じた[[大韓民国|韓国]]の[[東亜日報]]系放送局「チャンネルA」の男性キャスターが |
* 2013年7月6日、[[アシアナ航空214便墜落事故]]を報じた[[大韓民国|韓国]]の[[東亜日報]]系放送局「チャンネルA」の男性キャスターが犠牲者について、「韓国人でなくて[[中国人]]で良かった。我々からすれば幸運だと思う」との発言をした。この発言について中国からはもちろん、韓国内からも痛烈な非難が浴びせられた<ref>{{Cite news |url=http://www.asahi.com/international/update/0709/TKY201307090263.html |title=アシアナ機事故で韓国キャスター失言 中国で反発広がる |newspaper=朝日新聞デジタル |publisher=朝日新聞社 |date=2013-07-09 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20130710114033/http://www.asahi.com/international/update/0709/TKY201307090263.html |archivedate=2013-07-10}}</ref>。 |
||
=== 新聞社 === |
=== 新聞社 === |
||
==== 日本 ==== |
==== 日本 ==== |
||
{{節スタブ}} |
{{節スタブ}} |
||
''この節では |
''この節では主な不祥事について記述する。それ以外の不祥事については、ここでは記述しない。([[読売新聞#疑義が持たれた報道・捏造報道・スキャンダル|読売新聞]]、[[朝日新聞#問題・疑義が持たれた報道|朝日新聞]]、[[毎日新聞#不祥事|毎日新聞]]、[[日本経済新聞#疑義が持たれた報道・捏造報道・スキャンダル|日本経済新聞]]、[[産経新聞の注目を集めた報道|産経新聞]]などを参照されたい。)'' |
||
* 1950年9月27日、[[朝日新聞]]にて当時潜伏中だった[[日本共産党]]幹部[[伊藤律]]との単独会見に成功したとして会見記事を載せたが、実際は捏造であった。{{main|伊藤律会見報道事件}} |
* 1950年9月27日、[[朝日新聞]]にて当時潜伏中だった[[日本共産党]]幹部[[伊藤律]]との単独会見に成功したとして会見記事を載せたが、実際は捏造であった。{{main|伊藤律会見報道事件}} |
||
* 1957年10月18日、[[読売新聞]]朝刊の社会面において[[売春防止法]]をめぐる収賄事件(内通者をあぶりだすため、検察が法務省に仕掛けたガセネタ。)が掲載された。[[読売新聞社]]は事実無根だと当事者から告訴され、執筆者は逮捕された。{{main|売春汚職事件}} |
* 1957年10月18日、[[読売新聞]]朝刊の社会面において[[売春防止法]]をめぐる収賄事件(内通者をあぶりだすため、検察が法務省に仕掛けたガセネタ。)が掲載された。[[読売新聞社]]は事実無根だと当事者から告訴され、執筆者は逮捕された。{{main|売春汚職事件}} |
2022年6月16日 (木) 12:42時点における版
マスコミ不祥事(マスコミふしょうじ)は、マスメディア(マスコミ)・報道機関、もしくはその組織に所属・関係する者がその目的に好ましくない事件・よくない事件(信用失墜行為)を起こすこと(不祥事)を指す言葉である。
なお、日本では民間人による虚報(虚偽通報、デマの拡散)については虚偽告訴等罪や風説の流布といった形での法規制があるが、マスメディア業界全体に対しては新聞業における特定の不公正な取引方法および新聞公正競争規約を見ても報道機関自身の不祥事事件や誤報・虚報に関する取り決め(報道の自由を侵害し得る法規制)が存在しないため各報道機関の自主規制に頼らざるを得ず、再発防止徹底を目的とした各社の自主的な事後方策には他社に対し何ら実効性がなく、またほとんどの事例においてごく軽微な罰金か謝罪のみで終わり、風説の流布事実について刑法上の罪を追求されることはない(マスメディア#意義)。
マスメディア全体としての虚偽報道は国家、時代、世紀を跨いで高い頻度で繰り返されている。
詳細は「虚偽報道」を参照
マスコミの不祥事
マスコミの不祥事は、
- マスコミ関係者個人の非行事案
- 会社組織としての問題
- 報道機関としての信頼性の問題:誤報・虚報等
などに分類できる。
主な不祥事
テレビ局
日本
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
この節では主な不祥事について記述する。それ以外の不祥事については、ここでは記述しない。(NHKの不祥事、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビなどを参照されたい。)
- 1968年3月10日、TBSのクルーが成田空港建設反対派の農民や活動家をゲバ棒に転用可能なプラカードとともに取材車両で輸送するなどの便宜を図った。その後このことを問題視した自民党から非難・抗議を受け、計8人が処分を受けた。詳細は「TBS成田事件」を参照
- 1985年8月、テレビ朝日の番組『アフタヌーンショー』で暴走族のリンチを特集したが、番組プロデューサーが依頼したやらせであることが発覚、プロデューサーが暴行教唆で逮捕された。詳細は「アフタヌーンショー#やらせリンチ事件」を参照
- 1989年10月26日、TBS情報番組スタッフがオウム真理教幹部に坂本堤弁護士のインタビューを放送前に視聴させ、オウム真理教による坂本堤弁護士一家殺害事件の引き金となった[1]。詳細は「TBSビデオ問題」を参照
- 1991年4月、NHKの松平定知アナウンサーが泥酔状態でタクシー運転手に暴力をふるい、朝のニュースを降板・降格処分となった[2]。
- 1993年9月21日、日本民間放送連盟の第6回放送番組調査会の会合に出席したテレビ朝日の椿貞良報道局長が第40回衆議院議員総選挙の際の報道について「反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしよう」と発言した問題を同年10月13日付の産経新聞が報道、「偏向報道」の疑いがあるとして放送法違反による放送免許取り消し処分が検討される事態に発展した。詳細は「椿事件」を参照
- 1999年2月1日、テレビ朝日の『ニュースステーション』がダイオキシン高濃度検出事件を「葉物野菜から多く検出」と報道し、間違ったデータや誤解を招きかねないイメージ映像を流した事で所沢市産のホウレンソウなど、野菜の価格が暴落した。
- 2003年10月24日、日本テレビの視聴率不正操作事件が発覚、同年12月30日の午前中に日本テレビ単独(ネット局無し)でこの事件についてのお詫びと事件についての説明をスポンサー無しで放送した。詳細は「日本テレビ視聴率買収事件」を参照
- 2003年11月2日、TBSが石原慎太郎都知事の日韓併合に関する発言を捏造した[3]。詳細は「石原発言捏造テロップ事件」を参照
- 2007年1月20日、関西テレビ制作の番組『発掘!あるある大事典II』で、2007年1月7日放送分の納豆を取り上げた回「納豆ダイエット」において虚偽のデータを放映した事実が社内調査により発覚し[4]、同番組も打ち切りとなった。詳細は「発掘!あるある大事典#データ捏造問題」を参照
- 2008年1月17日、NHK職員によるインサイダー取引が発覚。詳細は「NHK職員によるインサイダー取引事件」を参照
- 2009年3月1日、日本テレビの『真相報道 バンキシャ!』が2008年11月に放送した岐阜県庁の裏金疑惑は、取材報酬欲しさに捏造されたガセネタであった事が判明し、同局の久保伸太郎社長の引責辞任に発展した。詳細は「真相報道 バンキシャ!#岐阜県庁裏金誤報事件」を参照
- 2009年11月12日、市川市福栄におけるイギリス人女性殺人・死体遺棄事件の被疑者が、行徳署から送検される際、それを撮影しようとしたTBS情報制作局のディレクターの男が規制線を乗り越え、制止した警察官を突き飛ばして怪我を負わせ、移送車両の前方に立ち塞がり車両の窓ガラスを数回叩いたとして公務執行妨害容疑により現行犯で逮捕された。「男は取り押さえられた後も抵抗していた」との証言もある。この時、他のカメラマンも車両に駆け寄り大混乱となったほか日本経済新聞社のカメラマンも後ろから何者かに押され、右手指の骨にひびが入る怪我をしている。男は、「いい画像を撮りたかった。お騒がせして大変申し訳ない」と供述し、同日夕方に釈放された[5][6][7]。
- 2011年8月4日、東海テレビが放送しているぴーかんテレビの中で急に画面が切り替わり、「怪しいお米 セシウムさん、怪しいお米 セシウムさん、汚染されたお米 セシウムさん」という表示が23秒間流れた。これは担当スタッフの悪ふざけであり、この事件で同番組は放送打ち切りとなり、首謀者である担当スタッフが懲戒解雇、番組担当プロデューサー・ディレクターが謹慎処分、東海テレビ役員も減俸・降格処分という重い処分が下った。詳細は「セシウムさん騒動」を参照
- 2012年5月4日、日本テレビ系列のバラエティー番組『芸能★BANG+』で、虚偽のテロップが繰り返し表示され、これがきっかけで同番組の打ち切りが決まった。詳細は「芸能★BANG+#突然の番組終了」を参照
- 2013年11月23日、浜松市東区内で発生した殺人・死体遺棄事件で、静岡放送掛川支局所属の20歳代の男性記者が被害者の遺体の写真を事件現場周辺に居住する人物から入手し、中日新聞東海本社の女性記者に1枚5,000円で販売していたことが判明した。静岡放送は当該の男性記者を処分したとしているが、処分内容や取材の経緯などは明らかにはしていない[8]。
- 2017年2月22日、NHKが『ガッテン!』で睡眠薬の誤使用を助長する放送を行い、その後謝罪し、再放送の中止を決定した[9]。詳細は「ガッテン!#問題視された放送」を参照
- 2021年3月12日、日本テレビの「スッキリ」内「スッキリすの週末オススメHuluッス」で、お笑い芸人の脳みそ夫がアイヌを揶揄する謎かけネタ発言を行なったが、しかもコーナーは収録だった。人種差別であり、番組及び当日の「news every.」が謝罪する事態に発展。
詳細は「スッキリ (テレビ番組)#アイヌ民族に対する不適切発言」を参照
日本国外
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
- 2004年2月1日、スーパーボウル第38回大会のハーフタイムショーで、アメリカのMTVが企画した番組の一部で、歌手のジャネット・ジャクソンがジャスティン・ティンバーレイクとのデュエット中に片方の胸を露出する事件を起こし、激しい非難を受けた。当初はハプニングを装っていたが、意図的な演出だったことが判明した。この事件の影響で生中継したCBSが罰金処分を受けた。
- 2011年7月6日、香港の亜州電視が“北京情報筋発”として「中国の江沢民・前国家主席が死去」と報じたが、中国政府が公式に否定し誤報として撤回された。報道広報部門の重役が引責辞任する事態に発展していった。日本でも、産経新聞が報道を引用し波紋が広がった。
- 2013年7月6日、アシアナ航空214便墜落事故を報じた韓国の東亜日報系放送局「チャンネルA」の男性キャスターが犠牲者について、「韓国人でなくて中国人で良かった。我々からすれば幸運だと思う」との発言をした。この発言について中国からはもちろん、韓国内からも痛烈な非難が浴びせられた[10]。
新聞社
日本
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
この節では主な不祥事について記述する。それ以外の不祥事については、ここでは記述しない。(読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞、産経新聞などを参照されたい。)
- 1950年9月27日、朝日新聞にて当時潜伏中だった日本共産党幹部伊藤律との単独会見に成功したとして会見記事を載せたが、実際は捏造であった。詳細は「伊藤律会見報道事件」を参照
- 1957年10月18日、読売新聞朝刊の社会面において売春防止法をめぐる収賄事件(内通者をあぶりだすため、検察が法務省に仕掛けたガセネタ。)が掲載された。読売新聞社は事実無根だと当事者から告訴され、執筆者は逮捕された。詳細は「売春汚職事件」を参照
- 1989年4月20日、朝日新聞の写真部員が沖縄県西表島で自ら傷をつけたサンゴを撮影し、同紙に掲載した。詳細は「朝日新聞珊瑚記事捏造事件」を参照
- 1989年6月1日、毎日新聞にてグリコ・森永事件の犯人取り調べが行われたという記事が掲載されたが、全くの虚偽であった。詳細は「毎日新聞のグリコ・森永事件に関する捏造事件」を参照
- 1989年8月17日、読売新聞は東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の容疑者である宮崎勤のアジトが発見されたと報道したが、虚偽の内容であった。また、記事を書いた記者の名前も処分も未発表のままである。詳細は「読売新聞の宮崎勤事件に関する捏造事件」を参照
- 1999年8月3日付の毎日新聞中部本社版朝刊に掲載されたコラム「一語一話」の内容が、朝日新聞のコラム「天声人語」の1975年8月18日付の記事内容と同一(一部語句を書き換えている)であることが同年8月5日に発覚、毎日新聞社は記事を執筆した中部本社編集局報道センター課長を論旨退職とし、同本社編集局長と報道センター長を役職停止1ヶ月、同本社代表と常務取締役を減給とする処分とした。
- 1999年11月、日本経済新聞の元記者が北朝鮮でスパイ容疑で逮捕され、2年間の拘束の後、国外追放の形で釈放された。元記者は公安調査庁と内閣情報調査室の依頼を受け、現地で入手した情報を日本政府に流していた。詳細は「日経新聞記者北朝鮮拘束事件」を参照
- 2004年5月26日、読売新聞にて、新潟在住のバングラデシュ国籍の男性が、国際テロ組織アルカイダと関連があるかのように報道したが、誤報だった。
- 2005年4月15日、産経新聞が第14回地球環境大賞の授賞式において秋篠宮文仁親王が「お言葉」の中でフジサンケイグループの主催に言及したとする虚偽の記事を掲載した。詳細は「産経新聞の報道#疑義が持たれた報道・スキャンダル」を参照
- 2005年4月25日に発生したJR福知山線脱線事故の際に、JR西日本が開いた記者会見の席で、読売新聞大阪本社社会部の記者が説明を行うJR幹部に対して「あんたらもうええわ。社長呼んで!」などと繰り返し罵声を浴びせる姿がテレビで放映され、視聴者からも批判が殺到した。
- 2008年6月18日、朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」で、13人の死刑執行を行った鳩山邦夫法務大臣を「死に神」と揶揄した。鳩山法相や全国犯罪被害者の会(あすの会)などから強い抗議を受けた。
- 2006年11月から2008年10月にかけて、熊本日日新聞夕刊に掲載された医療特集「ピックUP」のうち、記事の一部がNHK出版が発行する『きょうの健康』のテキストからの転用だったことが2008年12月に発覚し、記事を執筆した50代の男性編集委員を部次長・総務局長に降格させた。
- 1989年10月から2001年までの12年間に渡って毎日新聞社の英語報道メディア毎日デイリーニューズで、低俗な内容、誇張や虚構にもとづく内容の記事が掲載・配信された。特に日本文化、および日本人に対する異常な記事が多かった。当初から「低俗」との批判が読者から寄せられていたにもかかわらず、2008年に表面化するまで毎日新聞社は全く対応しなかったばかりか、責任者の昇進を行うなど対応が後手にまわって抗議や疑問の声が拡大した。ネット上では「毎日変態新聞」という呼称が広まり、2008年のネット流行語大賞では4位にランクインした。詳細は「毎日デイリーニューズWaiWai問題」を参照
- 2009年1月、ジャパンタイムスで、AERAや週刊朝日の06年3月号から08年8月号までの記事11本、読売ウイークリーの01年4月号から08年7月号までの記事119本を無断で英訳してコラムにしていたことが発覚した[11]。
- 2009年3月、朝日新聞社の社員が社内のパソコンからネット掲示板2ちゃんねる上で、部落差別や経済的弱者および精神疾患への差別を助長するような内容を書き込んでいたことが判明し問題になった。詳細は「朝日新聞社員2ちゃんねる差別表現書込事件」を参照
- 2009年8月、産経新聞が開始した公式twitter上において、第45回衆議院議員総選挙の選挙結果について「産経新聞が初めて下野」、「でも、民主党さんの思うとおりにはさせないぜ。これからが、産経新聞の真価を発揮するところ」などと公式アカウント(社会部選挙取材班担当記者)が発言した事が判明し問題になった。
- 2011年7月7日、産経新聞が“香港・亜洲電視の報道”として「江沢民・中国前国家主席が死亡」と号外まで発して報道、しかし当の亜洲電視が直後にこの情報を撤回・謝罪した。10月、当の江が公の場に姿を見せ、産経の誤報であったことが確定した。なお、中国では要人の物故は新華社や中央電視台・中央人民広播電台により公式発表される。
- 2015年11月23日、新潟日報の50代の報道部長が、自身が所属する対レイシスト行動集団(通称しばき隊)に批判的な人物(新潟水俣病訴訟弁護団長を務めた弁護士の高島章や一般人)をTwitterで誹謗中傷していたことが発覚。新潟日報社は紙面にて謝罪した。詳細は「新潟日報報道部長ツイッター中傷投稿事件」を参照
- 2017年6月17日、アメリカ海軍のイージス艦フィッツジェラルドが民間のコンテナ船と衝突して大破・浸水し、乗員7人が死亡した事件について、朝日新聞大阪本社編集委員が公式Twitterで「不明の乗組員にはお気の毒ですが、戦場でもないところでなにやってんの、と。」と書き込んだ。フィッツジェラルドは、東日本大震災発生に際して被災地を救援するトモダチ作戦に参加し、行方不明者の捜索と物資の輸送に携わったこともあり、インターネットを中心に非難が殺到したことから、同委員は「米軍・コンテナ船事故に関するツイートを削除します。事故に遭われた方やそのご家族への配慮に欠け、不適切でした。不快な思いをされた方々におわびします」と謝罪するとともに当該書き込みを削除した[12]。
- 2017年12月9日、沖縄自動車道で発生した人身事故について当時産経新聞の高木桂一那覇支局長が、「危険顧みず日本人救出し意識不明の米海兵隊員 元アメリカ軍属判決の陰で勇敢な行動スルー」と題した自筆の、“報道しない”他紙を非難する論評入り記事で報じるが、内容はフェイスブックのタイムラインからの抜き書きで、当事者への直接取材はしていないことが琉球新報による後追いで判明した。産経新聞は記事を撤回・謝罪し高木を更迭した[13][14][15]。
- 2020年6月19日、産経新聞とフジニュースネットワークが合同で行なう「産経・FNN合同世論調査」において、直前12か月分の内容について回答結果の捏造があったことが判明した[16]。
日本国外
- 2011年7月、イギリスの大衆紙ニュース・オブ・ザ・ワールドが、2009年から犯罪被害者遺族やセレブリティの電話通話を探偵などに盗聴させ、内容を元に記事を書いていた事が発覚し同紙は廃刊になった。ルパート・マードック社長が議会に召喚される事態に発展していった。
出版社
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
- 朝霞自衛官殺害事件、通称「赤衛軍事件」において朝日ジャーナルの川本三郎記者と週刊プレイボーイの記者がそれぞれ犯人に接触し、証拠隠滅を行った上で逃走資金を提供していた。2人とも後日逮捕された。詳細は「朝霞自衛官殺害事件」を参照
- 文藝春秋の雑誌であるマルコポーロが西岡昌紀によるホロコースト否認論を掲載し、ユダヤ人団体と駐日イスラエル大使館からの猛抗議により廃刊に追い込まれた。一方で歴史修正主義側からの反発も起こった。詳細は「マルコポーロ事件」を参照
その他
国内
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
- FM佐賀『夕方ラジオ チェケラッチョ』内コーナーで、キリンビールから提供されていた販売促進のための聴取者向けプレゼントが1年にわたって未発送だった事が判明した。“賞品到着を以って当選者発表とする”ため発覚しなかった。当の賞品は社内で流用されていた[17]。
- 2011年4月から8月にかけて、日本テレビ(「スッキリ!!」、「情報ライブ ミヤネ屋」)や朝日新聞が“東日本大震災の被災地・石巻市で、救援ボランティアを無償で診療する医師”として「ワールドフュージョン代表・米田きよし」を名乗る人物を紹介した。ところが、朝日が記事にした直後に「米田」は偽名、また免許も持っていない偽医師だった事が判明した。行方をくらまし、8月19日に医師法違反容疑で逮捕された。
- 2013年末から14年にかけて「全聾の作曲家」「現代のベートーベン」と各社に紹介された佐村河内守が実際には譜面を書けず、湧いたイメージを新垣隆(桐朋学園大学講師)に依頼して譜面化していたことが判明した。全社が確認をしていなかった。
- 東海ラジオ『宮地佑紀生の聞いてみや〜ち』の番組生放送中、パーソナリティの宮地佑紀生がアシスタントの神野三枝に暴行を加えていたことが2016年6月30日に発覚、愛知県警は宮地を傷害容疑で逮捕するとともに、宮地の番組も同日で打ち切りとなった[18]。
日本国外
- 2012年12月4日、オーストラリアのラジオ局2Day FMのパーソナリティ2人が当時キャサリン妃の入院していたキングエドワード7世病院(en:King Edward VII's Hospital)にそれぞれエリザベス女王とチャールズ皇太子になりすまし電話をかけ[19]看護師が病状を漏らした[20]。7日に電話を最初にとった看護師が自殺しパーソナリティ2人に非難が殺到した[19][21]。その後10日に2人は謝罪した[22]。2013年6月にはパーソナリティの1人に対し親会社がトップDJの表彰を行い、オーストラリアのスティーブン・コンロイ通信大臣(en:Stephen Conroy)は不快感を示した[23]。
詳細は「en:Death of Jacintha Saldanha」を参照
脚注
- ^ “坂本弁護士一家殺害事件 5年10ヶ月の軌跡”. 2008年6月27日閲覧。
- ^ “その時民放が動いた!? NHK松平アナがフリーに”. 夕刊フジ. (2007年12月20日) 2008年7月29日閲覧。
- ^ “慎太郎「当然だ!」…日韓発言誤報TBS社員が送検”. 夕刊フジ (2004年12月15日). 2008年6月27日閲覧。
- ^ “納豆めぐり、捏造まだ“あるある”…「若返り」も、か”. 夕刊フジ (2007年1月31日). 2008年6月27日閲覧。
- ^ ◯◯移送車両にTBS社員突進!公務執行妨害で現行犯逮捕夕刊フジ2009年11月12日配信(2015年12月13日閲覧)
- ^ ◯◯容疑者、やせた顔で送検 産経新聞公式YouTubeチャンネル(2015年12月13日閲覧)
- ^ “◯◯容疑者送検時に公務執行妨害、TBS社員逮捕”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2009年11月13日). オリジナルの2009年11月15日時点におけるアーカイブ。
- ^ “静岡放送記者:事件被害者の顔写真 中日新聞記者に売る”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2013年12月13日). オリジナルの2013年12月15日時点におけるアーカイブ。
- ^ “「ガッテン!」に不適切表現でNHKが謝罪 「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」などと行き過ぎた表現”. 産経新聞. (2017年2月27日) 2017年6月24日閲覧。
- ^ “アシアナ機事故で韓国キャスター失言 中国で反発広がる”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2013年7月9日). オリジナルの2013年7月10日時点におけるアーカイブ。
- ^ ジャパンタイムズ、朝日・読売週刊誌から無断翻訳・掲載(アサヒコム2009年1月6日)
- ^ “朝日編集委員、不適切ツイート「戦場でもないところでなにやってんの」 イージス艦衝突事故で”. 産経新聞. (2017年6月20日) 2017年8月14日閲覧。
- ^ 「危険顧みず日本人救出し意識不明の米海兵隊員 元米軍属判決の陰で勇敢な行動スルー」は削除します 産経新聞(内容差し替え)
- ^ 沖縄米兵の救出報道 おわびと削除1/2 2/2 産経新聞
- ^ 産経新聞那覇支局長を処分 事実確認せず事故記事執筆 共同通信2018年2月17日
- ^ 産経・FNN合同世論調査、委託先社員が不正
- ^ “FMラジオ局 プレゼントの一部発送せず”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2010年10月14日). オリジナルの2015年11月7日時点におけるアーカイブ。 2015年11月7日閲覧。
- ^ “タレント宮地佑紀生容疑者を逮捕 生放送中に蹴った疑い”. 朝日新聞デジタル. (2016年6月30日) 2016年6月30日閲覧。
- ^ a b 豪ラジオ司会者2人に非難殺到、キャサリン妃入院先の看護師死亡で AFPBB、2016年10月9日閲覧。
- ^ キャサリン妃入院の病院に偽電話、英女王を名乗る AFPBB、2016年10月9日閲覧。
- ^ キャサリン妃入院先の看護師の死を受け、問われるメディアの倫理的境界線 CNN、2016年10月9日閲覧。
- ^ 偽の電話かけた豪ラジオ局司会者、看護師死亡で涙の謝罪 AFPBB、2016年10月9日閲覧。
- ^ キャサリン妃に偽電話の豪ラジオ司会者、親会社から「トップDJ」に表彰 AFPBB、2016年10月9日閲覧。