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「ロックマンDASH 鋼の冒険心」の版間の差分

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2022年9月27日 (火) 03:49時点における版

ロックマンDASH 鋼の冒険心
Mega Man Legends
Mega Man 64
ジャンル フリーランニングRPG
対応機種 プレイステーション[PS]
NINTENDO64[N64]
Windows
PlayStation Portable[PSP]
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1人
メディア [PS][Win]CD-ROM
[N64]ロムカセット
[PSP]UMDダウンロード販売
発売日 PS
1997年12月18日
1998年5月4日 (Best for Family)
N64
2000年11月22日
Win
2001年2月23日(GREATシリーズ)
2002年4月12日(ULTRAシリーズ)
2004年6月18日(遊遊シリーズ)
PSP
2005年8月4日
2006年12月21日カプコレ
2009年12月16日 (PlayStation Store)
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 約15万本(PS版国内累計売上本数)
約5万本(N64版国内出荷数)
約10万本(N64版国外出荷数)
約1万1500本(PSP版2005年内売上本数)
その他 PSP版: 先着購入特典としてPSP収納用「コブンポーチ」付属(全40種)
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ロックマンDASH 鋼の冒険心』(ロックマンダッシュ はがねのぼうけんしん)は、カプコンから1997年12月18日に発売されたプレイステーション向けの3Dアクションゲームである。

キャッチコピーは「出会った人の顔、おぼえてますか?[1]

概要

ロックマンシリーズ生誕10周年記念作品の第4弾[要出典]。発表時はロックマンNEO(ロックマンネオ)のタイトルで『バイオハザード ディレクターズカット』に体験版が付属されていたが、後にタイトルを現在のものに改め、ゲーム内容を一部変更して発売された。ジャンルはフリーランニングRPG。発売後、『ロックマン バトル&チェイス』と『ロックマンX4』のベスト版には本編ミッションの一部を選択して遊ぶことができる「ダイジェスト版」が収録された。さらにその後NINTENDO64WindowsPSPに移植された。

機種によって以下の追加・変更がある。

NINTENDO64版
  • テーマソングが削除され、該当する場面はゲーム中のBGMや専用の音楽に差し替えられる。
Windows版
  • オリジナル設定画集を収録。
PSP版
  • デモに字幕を追加。オフにはできない。
  • 16:9のワイド画面となり、本来の画面サイズでは見えない所が見えるようになった。本来の画面サイズもオプションで選択可能。
  • オロナミンC代々木アニメーション学院とのタイアップ要素が削除され、別のアイテムや建物に差し替えられている。
  • 日本国外版ではアイテム「エロ本」が「マンガ本」に変更されていたが、PSP版では国内版でもそれに倣っている。

なお、パッケージは当初黒地にタイトルとボーン一家のマークが描かれているだけというものだったが、ベスト版以降はキャラクターの映ったイラストが用いられている。

ストーリー

大陸のほとんどが海へと沈んだ未来の地球。かつての文明が忘れられた地で、人々はまた独自の文化を形成し、生活を営んでいた。しかしながら、あえて忘れられた過去の遺産を掘り起こし、それを糧として生きる者もまた存在し、人々は彼らを「ディグアウター」と呼んだ。

ある日、ディグアウターであった「バレル・キャスケット」は、遺跡で一人の赤ん坊を拾った。彼は赤ん坊に「ロック・ヴォルナット」と名づけ、生まれたばかりの孫娘である「ロール・キャスケット」と共に育てることにした。

それから14年後。共に成長した2人は、行方不明となったロールの両親の遺志を継ぎ、ディグアウターとして旅をしていた。彼らが捜し求めるのは、ロールの両親の唯一の手がかりである、「大いなる遺産」である。

遺跡から脱出しディグアウトを終え、ディフレクターの回収に成功したロックたち。しかしその後、彼らが乗る飛行船であるフラッター号にエンジントラブルが発生する。ロールは急遽偶然近くにあった「カトルオックス島」へ進路を変更し、フラッター号は不時着する。

ロックはフラッター号の修理が完全に終わるまで、古代遺跡が数多く存在するカトルオックス島で冒険をすることになった。

登場キャラクター

主要キャラクター

ロック・ヴォルナット(Rock Volnutt)
ロール・キャスケット(Roll Casket)
バレル・キャスケット(Barrel Casket)
データ(Data)
トロン・ボーン(Tron Bonne)
ティーゼル・ボーン(Tiesel Bonne)
ボン・ボーン(Bon Bonne)
コブン(Kobun)

カトルオックス島の住人

アメリア(Ameria)
- 横山智佐
カトルオックス島の市長。大学在籍中にバレルの助手をしていた経歴がある。島に不時着したロックたちに市民カードを発行したり、ロックの腕を見込んで各ゲートの探索を依頼しディグアウト免許を発行するなど、陰ながら重要な役割を果たす。
美術館館長
声 - 大谷育江
島にある美術館の若き女性の館長。サブイベントをこなすことで、遺跡で見つけた宝物の鑑定を行なってくれるようになる。宝物を集めても本人からは何も貰えないが、客として現れる女の子から最強武器の素材を貰うことができる。
警部
声 - 坂東尚樹
島の警部。元々島ではあまり事件は起きないので、大きな事件には慣れておらず、空賊たちによる襲撃の際にはロックに頼ることになった。警察署に寄ると事件調査の依頼をされることがある。
ワイリー(Wily)
声 - 坂東尚樹
ジュウイン湖でボート屋を経営している老齢の男性。今回の事件でボーン一家にボートの大半を盗まれたため、営業停止を余儀なくされていた。1つだけ残っていた壊れたボートを修復してくれたロールに感謝し、ジュウイン湖のサブゲートに行こうとしていたロックに無料で貸した。名前は元祖ロックマンシリーズに登場するDr.ワイリーと同じで外見も似ているが、温厚で親切な性格。彼も昔はディグアウターをしていたらしい。
アイラ(Ira)
声 - 大谷育江
足が不自由で、車椅子で生活している少女。リハビリを続ければ歩けるようになると本人は信じているが、カトルオックス島の病院の設備では治すことができない。サブイベントとして、治療に必要な医療機器の設備投資を行なえば回復する。
ジャンク屋夫妻
アップルマーケットでジャンク屋を営む夫婦。ダンジョンに潜って帰ってこない夫を捜すことが島でのロックの最初のミッションとなる。ロックが妻から名前を聞かれた時に「ヒポポタマスです」と答えることもできるが本当にそう呼ばれてしまう。
昔は夫婦でディグアウトをしていたが、潜るのは妻の役目だった。
ジム、オッシュ、ベンスリィ
島に住む悪ガキ3人組。最初はロックを余所者として警戒していたが、後に秘密基地製作の工具調達を依頼する。秘密基地完成後はロックを仲間として認め、特定の品(カブトムシなど)を届けるなどすると貴重なアイテムをくれる。
TVリポーター
声 - 横山智佐
カトルオックスTVのリポーター。いつも笑顔。彼女のリポートが見られるのは初回及びエンディングのみで、普段はテレビ局前などにいる。
続編の『ロックマンDASH2』にも姿を現しているが、謎の女性にロッカーに閉じ込められる災難に遭う。

敵キャラクター

ロックマン・ジュノ(Rockman Juno)
声 - 石田彰
本作の最終ボス。マザー直属の3等市政官[2]。糸目で瞳が見えず、常に笑みをたたえており、また丁寧な言葉遣いから一見温厚だが、本性は冷酷。さらに、戦闘態勢を取ると言葉遣いも荒々しくなる。カトルオックス島のデコイ(島の住民)の管理と必要に応じた処分(ここでは増えすぎたデコイの消去)を行う任務を担う。ロックをマザー直属の1等粛清官「ロックマン・トリッガー様」と呼ぶ。
過去に度々島の初期化を理由に島の住人を滅ぼしてきた「大いなる災い」の言い伝えの正体。メインゲートの最下部に眠っていたが、3つの鍵を手にしたロックによって眠りを解かれると同時に、デコイの処分のため活動を開始する[3]。ロックが記憶を失っていることを知るといきなりトラップを発動させて動きを封じ、島民の抹殺を行おうとする。
もともと戦闘向けのモデルではないが、任務を妨害するロックに対し、島を管理する者として「免責特権の行使」を宣言。ロックと戦うことになる。
上半身は人型だが、下半身は巨大な分銅のような形状で足はなく、両腕は浮遊している。そのため体格自体は大きい。本体が頭部であり、首から下が破壊されたとしても活動できる。窮地に陥ると、長大な背骨のような胴体を持つ大型の戦闘ユニットと合体する第二形態に移行する。
ロックに敗北した後は「市政官モデルの自分では、やはり粛清官を倒すのは無理だった」としながらもカトルオックス島の初期化命令を実行。「エデン」の職員1万人を降下させ、島民を抹殺しようとする。そして次に目覚める時に備えて自身のメモリーをバックアップして爆散した。しかし、データがロックマン・トリッガーの名義で行った割り込み命令により初期化命令は無期限凍結され、ジュノ自身もイレギュラー化の嫌疑によって「ロックマント・リッガーによって粛清された」と報告され、バックアップデータが消去されたことで完全な死を迎えた。
外部作品である『NAMCO x CAPCOM』では、復活するもメモリーを失った状態となっていた。記憶を取り戻した後はロックを「私を陥れようとしている敵」として認識し、正真正銘のイレギュラーと化した。

登場メカ

フラッター号(FLUTTER)
ロックたちが移動・生活手段に使っているマンボウのような形状の船。個室やリビングなど内部は充実している。なお、入口から左部分は機関室となっていて、ロール以外は入ることができない。
かなり年代物の船であちこちにガタがきている。今作ではこの船の不時着によりカトルオックス島に行くこととなる。復活させるまで中には入れない。復活してもクリアまで島の外には出ることができず、移動としても高い所の遺跡に行くときに使うくらいである。
ロック・サポートカー(ROCK SUPPORT CAR)
通称:サポートカー。ジャンク屋の夫婦にもらった車をロールが改造し使えるようにした。主に島での移動手段、アイテム開発、セーブに用いられる。

ボーン一家

ドラッヘ(DRACHE)
ボーン一家の小型戦闘機。あらゆる場所に現れる一番登場数の多いメカ。武装はマシンガンのみ。
色は基本的に赤だが、ゲーム後半には黒色の機体も登場する。搭乗者はコブン。
ブルムベア(BRUMMBÄR)
セントラルタウンで市庁舎のカギを守る3体のメカ。赤、黄、青の3タイプ存在し、赤は攻撃力が高く、黄色は体力が高く、青はスピードが速いと特徴がある。武装はマシンガンと、搭乗しているコブンによる爆弾攻撃。
カギは互いにパスしながらリレーをしていくが、最初は必ず青が持つことになる。搭乗者はコブン。
フェルディナント(FERDINAND)
セントラルタウンで戦う巨大なタコ型メカ。巨体にもかかわらずジャンプや4つの足についたタイヤで高速移動するなど素早く、このゲーム最初の強敵。武装は連射と回転の2種類のマシンガン、連続爆弾、突進、ドリル型の火炎放射と多彩。
かなりの強敵だが、開発途中だったのか右前脚の装甲が一部外れており、そこに攻撃すれば仰け反るなど弱点がある。搭乗者はトロン。
ホルニッセ(HORNISSE)
市庁舎を占領した空中専用メカ。ブルムベアと同じ赤、黄、青の3色がいるが性能に大差はない。巨大なアームを持っているが攻撃には使わず、上空を飛び回りながら爆弾を降らしたり、メーベルヴァーゲンが倒されると補充をしに行くことから、このステージ攻略のために最初に倒すべき相手。
搭乗者はコブン。
メーベルヴァーゲン(MÖBELWAGEN)
市庁舎を占領した地上メカ。マオルヴォルフの量産型で、建物の破壊をメインとしており、攻撃はしてこない(移動中や破壊中に当たるとダメージはある)。赤と黄色の2種の機体が存在し、赤は市庁舎を集中的に、黄色は当たりの建物を手当たり次第破壊する。
搭乗者はコブン(公式資料より)だが、倒してもコブンが中から出てくることはない。
ボン・ボーン(ホルニッセ仕様)(BON BORN(HORNISSE SPEC))
ボーン一家の次男であり詳しくは前述の通り。
ホルニッセのような巨大なアームを持っており、攻撃方法はおしゃぶり、手を叩く、複数の誘導ミサイルの3種類。
レオポルド(LEOPOLD)
ボーン一家主力の小型戦車で都市制圧が主な目的だが、登場場所は森のみ。攻撃は大砲とマシンガン。
移動速度は遅い。搭乗者はコブン。
マオルヴォルフ(MAULWURF)
遺跡のカギが手に入らず業を煮やしたティーゼルが持ち出した巨大発掘用メカ。北の森にあるクローサーの森の遺跡を掘り進み、巨大な穴を作ったほどのパワーを持っている。武器は場所によって変化する誘導ビーム、ヘリコプター型爆弾、搭乗しているコブンの爆弾の3つ。
強度の高い装甲を持っており普通の攻撃は効かないが、後ろのデッキに乗って、頭部後ろの扉が空いた瞬間に攻撃することで倒すことができる。またキャタピラを破壊することで機動力を低下させられる。搭乗者はティーゼルとコブン。大金を掛けた相当の自信作だったらしく、破壊されるとティーゼルはロックへの恨み言を叫びながら撤退する。
ズーフ・ゲレード(ZUFF GELEIDO)
ボート屋のボートを盗んで改良した水上型メカ。バルコン・ゲレードの量産型で、ロールの操縦するボートとボート上のロックに攻撃をしてくる。攻撃方法も色によって変化し、赤は水上を走る魚雷、黄色はミサイルを使う。
なお、攻略本などには緑で描かれているが、この色の機体は登場しない。搭乗者はコブンだが、倒してもコブンが中から出てくることはない。
バルコン・ゲレード(BALKON GELEIDO)
カエルの頭と腕、後ろにデッキを備え付けたような巨大水上メカ。攻撃方法は数発同時発射のミサイルと大砲、そして最後に誘導ビームを使ってくる。ボーン一家全員が搭乗している。
ゲゼルシャフト号(GESELLSCHAFT)
ボーン一家の巨大戦艦。フグのようなデザインで緑色を基調としている。ボーン一家の生活空間でもあり、中には食堂や特訓ルーム、倉庫など複数の部屋がある。攻撃方法はあらゆる角度への砲撃やビームなど。ボーン一家全員が搭乗している。
なお、このメカを作るためにティーゼルは100万ゼニーもの借金をした(『トロンにコブン』より)。
フォッケウルフ(FOCKE-WULF)
大破したゲゼルシャフト号から現れた巨大人型空中メカ。両腕が翼になっており、それを使って飛行する。武装はマシンガン、ミサイル、バルカンの3種。ボーン一家全員が搭乗している。敗北時には穏やかに負けを認め、そのまま爆発に巻き込まれたと思われたが脱出しており、後にテオドール・ブルーノの開発に着手する。
テオドール・ブルーノ(THEODOR BRUNO)
ロックにことごとくやられたボーン一家が旧市街地で作っていた最後のメカ。その巨体、攻撃は今までのボスを圧倒しており、このゲーム最大の敵。体力は本作のボスで最も高い。武装はホーミングミサイル、爆弾、時差で2連発放つ誘導ビーム。
ボーン一家全員が搭乗している。敗北後はロックの名前を訪ね、負けを認めて「この島の宝はあきらめる」と潔く去っていく。しかしそれはロックを欺く演技であり、実際はロックが宝を手に入れたら横取りするつもりだった(結果的にそれが後にロックの危機を救う)。

舞台

塔の遺跡
物語の序盤に登場する遺跡。海の真ん中に聳え立っており、ここで操作方法など基本的なチュートリアルが行われる。小さな水色のディフレクターが存在する。
カトルオックス島
塔の遺跡脱出後、フラッター号のエンジントラブルによってロックたちが不時着した島。
島には遺跡の機能を流用したゲートで区切られた街があり、大きな湖もある。島の各所には小さな遺跡の他に「サブゲート」と呼ばれる大きな遺跡、入り口の存在しない「メインゲート」と呼ばれるさらに巨大な遺跡が存在する。
島の歴史は古く、100年ほど前に発見された。最初は廃墟の連なる荒れた島だったが、60年ほど前に地下の遺跡から良質のディフレクターが発見されたことで一気に発展した。その後、島を調査したアメリア博士によって島に残る遺跡がいくつかの異なる年代のものであったことが判明し、島で幾度か文明が発展しては滅んでいたことが明らかになった。
島には「大いなる災い」という言い伝えがあり、数百年おきに島の地下に眠る大いなる災いが目を覚まし、その時島の人間全てが滅ぶとされている。島の遺跡からはその様子を示す絵が発見されており、美術館で展示されている。この不気味な災いの噂や島の遺跡を調査した初期調査隊の事故によって島から離れる人が後を絶たず、近年は人口の流出に悩まされている[4]

リーバード

用語

特殊武器

名称 性能
ノーマルアーム 標準装備。特に能力は無いので、代わりに右足でキックを行う。
マシンバスター 連射性に優れる。威力は低いがバスターと同じように移動しながら使える。
パワードバスター 長射程、高威力だが、連射はできない。この武器のみ青い部分が一切ない。
ドリルアーム ダンジョン内の脆い壁を破壊することができる。攻撃も可能だが射程は非常に短い。
グレネードアーム 壁にぶつかると跳ね返るボムを投げる。移動しながら使える。
スプレッドバスター 複数ボムを、扇状に一斉発射する。広範囲を攻撃できる。
バキュームアーム 攻撃力は無いが、周囲のディフレクターを引き寄せ、集めることができる。
アクティブバスター ホーミングミサイルを発射する。最大まで強化するには莫大な費用が必要。
ブレードアーム エネルギーブレードで敵を切る。射程は短いが威力は大きい。
グランドグレネード 大型グレネードを投げる。脆い壁を破壊することもできる。
スプラッシュマイン 初めに手に入る武器。地面に設置する地雷型。ロックが踏んでもダメージを受ける。
シールドアーム 正面の攻撃を防ぐ。爆風は防げない。
シャイニングレーザー 敵を貫通するレーザー状のエネルギーを発射する。

テーマソング

  • 『another sun』(作詞:友利歩未 作曲:深田太郎 編曲:西村麻聡 歌:森下玲可 / 挿入曲、TVCF曲)
  • 『あなたの風が吹くから』(作詞:友利歩未 作曲:深田太郎 編曲:西村麻聡 歌:森下玲可 / エンディング曲)

1997年12月25日シングルCD発売(両曲収録)。 なお、NINTENDO64版にはこのテーマソングは収録されていない。

サウンドトラック

『ロックマンDASH オリジナル・サウンドトラック』
カプコン・サウンドチームサウンドトラック
リリース
ジャンル ゲームミュージック
時間
レーベル セルピュータ
テンプレートを表示

ロックマンDASH オリジナル・サウンドトラック』は本作のBGMと主題歌を収録したサウンドトラック。CD一枚組、全40曲。

#タイトル作詞作曲・編曲
1.「another sun」  
2.「最後の扉」  
3.「ディフレクターの罠」  
4.「塔からの脱出」  
5.「ハンムルドール登場!」  
6.「カトルオックス島へ」  
7.「アップルマーケット」  
8.「ハプシコードのためのコンチェルト嬰ニ短調(CD屋より)」  
9.「恋の予感?」  
10.「ブルムベアを追いかけろ!」  
11.「俺たちボーン3兄弟」  
12.「フェルディナント!」  
13.「シュメッターリンクのボン・ボーン」  
14.「ゲゼルシャフト号のティーゼル・ボーン」  
15.「マオルヴォルフ!」  
16.「憂愁のティーゼル・ボーン」  
17.「反省室」  
18.「カードンの森のサブゲート」  
19.「レイクサイドタウン」  
20.「復讐に燃えるボーン一家」  
21.「バルコン・ゲレード」  
22.「閉じ込められたバルコン・ゲレード」  
23.「ジュウイン湖のサブゲート」  
24.「ガルドリテン!」  
25.「フラッター号」  
26.「クローサーの森のサブゲート」  
27.「カルムナバッシュ!」  
28.「フラッター号VSゲゼルシャフト号」  
29.「ゲゼルシャフト号!」  
30.「フォッケウルフ!」  
31.「メインゲート」  
32.「テオドール・ブルーノ!」  
33.「改心」  
34.「プレゼント(F.ショパンノクターン』から)」  
35.「誰も知らない場所で」  
36.「オリジナル・ヒト・ユニット居住区」  
37.「ガイニー・トーレン!」  
38.「ジュノ・最終戦闘体型(J.S.バッハ小フーガ』から)」  
39.「またね」  
40.「あなたの風が吹くから」  

脚注

  1. ^ PS版ジャケット帯より
  2. ^ PSP版の字幕での表記は「市せい官」。
  3. ^ 本来であればまだデコイの処分を行う時期ではないのだが、意図的では無いとはいえ眠りが解かれたことと、カトルオックス島のデコイは揺らぎが大きく制御が難しいという理由で「この辺りで一度初期化した方が良いかもしれない」と判断したため。
  4. ^ 島の図書館の本の記述より。

外部リンク