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「DUALSHOCK」の版間の差分

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[[2016年]][[9月8日]]にはマイナーチェンジが行われた新型 (CUH-ZCT2) が発表された。従来のBluetooth経由の無線接続に加え、新たにUSBケーブル経由での接続に対応するほか、外観にも変更が加えられた。
[[2016年]][[9月8日]]にはマイナーチェンジが行われた新型 (CUH-ZCT2) が発表された。従来のBluetooth経由の無線接続に加え、新たにUSBケーブル経由での接続に対応するほか、外観にも変更が加えられた。

; 十字ボタン
: それまでのプレイステーションコントローラ・DUALSHOCK (アナログコントローラ)・DUALSHOCK 2・DUALSHOCK 3(SIXAXIS)の十字ボタンから[[PlayStation Vita|PSVITA]]の十字ボタンを似せた十字ボタンを変更された。


; SHARE/OPTIONボタン
; SHARE/OPTIONボタン

2022年10月13日 (木) 13:24時点における版

PlayStation > DUALSHOCK

DUALSHOCK(デュアルショック)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE)[注 1]PlayStationシリーズ向けの振動機能付きゲームコントローラ

本項では、PlayStation 2用のDUALSHOCK 2と、PlayStation 3用のDUALSHOCK 3PlayStation 4用のDUALSHOCK 4PlayStation 5用のDualSenseを併せて扱う。

概要

外観・形状は、PSの初期型コントローラに、アナログスティックを左右1本ずつ搭載したものとなっている。DUALSHOCK 2はPS2向け、DUALSHOCK 3はPS3向け、DUALSHOCK 4はPS4向けのコントローラとして販売されたが、いずれもDUALSHOCKの機能・形状を継承している。

名称は、コントローラの左右の持ち手部分(デュアル)が振動する(ショック)機能に由来する。振動だけでなく、振動の強弱や片方だけの振動といった細かい調整も可能である。

DUALSHOCKの普及以降、振動機能はPS/PS2用ソフトの標準的機能として活用されてきたが、イマージョン社の特許技術を侵害していると2002年にSCEが告発され、米連邦裁判所は9060万ドルの損害賠償支払いをSCEに命じた。2007年3月1日には、イマージョンの訴えを全面的に認める形で和解に同意した。

歴代機種

アナログコントローラ

アナログコントローラ
  • SCPH-1150

DUALSHOCKに先立ち、アナログジョイスティックの互換コントローラとして1997年4月25日に発売されたPlayStation用アナログコントローラ(型番:SCPH-1150)。発売から短期間でDUALSHOCKに取って代わられた。カラーバリエーションはPSと同色のグレーのみである。

DUALSHOCKとの違いは以下のとおりである。

  1. コントローラの持ち手部分が長い
  2. スティック上部に窪みがある
  3. 振動機能に強弱の区別がない
  4. アナログジョイスティック(型番:SCPH-1110)互換の動作モードがある(動作モードランプが緑色に点灯)
    • ボタンアサインは→R1、→L1、R1→、R2→ L1→R2

DUALSHOCK

DUALSHOCK
DUALSHOCK アナログコントローラ(グレー)
製造元 ソニー・コンピュータエンタテイメント
姉妹機種 PlayStation
PS one
種別 ゲームパッド
世代 第5世代
入力機器
  • デジタル・ボタン ×7 (×, ○, □, △, Start, Select, analog)
  • アナログ・スティック ×2 (L3 Stick, R3 Stick)
  • デジタル・クリック付きアナログ・トリガー ×4 (L1, L2, R1,R2)
  • デジタル ボタン
外部接続 PlayStationPS one用PlayStation コントローラポート
PlayStation 2PSX用PlayStation 2 コントローラポート
次世代ハード
  • SCPH-1200
  • SCPH-110 - PS one付属のコントローラ。本体にあわせて基本のボディカラーが白に変更されており、コネクタ部分が丸みを帯びている。

DUALSHOCK(デュアルショック)は、PlayStation対応の振動機能付きゲームコントローラ。後述するアナログコントローラの改良版として登場した。

初期コントローラとの下位互換性は備えているが、DUALSHOCKに対応したソフトでないと、アナログスティックや振動などの新機能を活かせない。そのため、『バイオハザード』など一部のソフトがDUALSHOCK対応版として新たに発売された。

初期コントローラとの主な違いは以下の通りである。

  1. スティックの間にあるANALOGボタンを押すことで、アナログスティックのON/OFFを切り替えられる(LEDの表示によりON/OFFの確認が可能)。
  2. アナログスティックは押し込みボタンにもなっており、左スティックがL3、右スティックがR3ボタンとして機能する。
  3. L2・R2ボタンが初期の標準コントローラより二倍ほど大きくなり、L1・R1ボタンと形状の差別化が図られた。

グリップ内部には、半円柱形状の金属製の重りが軸に固定されたモーターが取り付けられており、モーターを回転させる事でコントローラ本体が振動する。左側のグリップには大きなのパーツが、右側にはそれよりもやや小ぶりの鉄のパーツが組み込まれている。なお、振動機能は本体からの給電で機能するため、先行して発売されたNINTENDO64振動パックとは異なり、乾電池などは必要ない。

PS2との接続も可能で、PS2専用ソフトでも、各種ボタンのアナログ入力機能を使わないタイトルについてはDUALSHOCK 2同様に使用できる。

ボタン対応表

プレイステーションコントローラ
アナログコントローラ(DUALSHOCK含む)
十字ボタン 十字ボタン 十字ボタン・左右スティック
× × ×
L L1・L2 L1・L2・R3
R R1・R2 R1・R2・R3
START START START
SELECT SELECT SELECT

DUALSHOCK 2

DUALSHOCK 2
DUALSHOCK2 アナログコントローラ(チャコール・ブラック)
製造元 ソニー・コンピュータエンタテイメント
姉妹機種 PlayStation 2
PSX
種別 ゲームパッド
世代 第6世代
入力機器
  • デジタル・ボタン ×7 (×, ○, □, △, Start, Select, analog)
  • アナログ・スティック ×2 (L3 Stick, R3 Stick)
  • デジタル・クリック付きアナログ・トリガー ×4 (L1, L2, R1,R2)
  • デジタル ボタン
外部接続 PlayStationPS one用PlayStation コントローラポート
PlayStation 2PSX用PlayStation 2 コントローラポート
前世代ハード DUALSHOCK(SCPH-1200)
DUALSHOCK (SCPH-110)
次世代ハード
  • SCPH-10010
  • DESR-10

DUALSHOCK 2は、PlayStation 2に標準で付属する専用コントローラ。重さは172g。メーカー希望小売価格は2800円(税抜)。

形状はDUALSHOCKと変わりないが、STARTボタンとSELECTボタン以外のボタンには押したときの圧力による256段階のアナログ判定がされている。

発売からSCPH-10010の型番が用いられているが、製造時期により細かい仕様変更が為されている。カラーバリエーションも豊富に用意されている。

PlayStation 2のメインメニューのボタンの割り当て
  • 画面表示[2]
  • ×戻る[3]
  • 決定[4]
  • 詳細設定[5]

DUALSHOCK 3

DUALSHOCK 3
DUALSHOCK3 ワイヤレスコントローラ(チャコール・ブラック)
製造元 ソニー・コンピュータエンタテイメントソニー・インタラクティブエンタテインメント
姉妹機種 PlayStation 3
種別 ゲームパッド
世代 第7世代
入力機器
  • デジタル・ボタン ×7 (×, ○, □, △, Start, Select, PS)
  • アナログ・スティック ×2 (L3 Stick, R3 Stick)
  • デジタル・クリック付きアナログ・トリガー ×4 (L1, L2, R1,R2)
  • デジタル ボタン
外部接続 PlayStation 3USB端子(無線)
前世代ハード DUALSHOCK 2(SCPH-10010)
DUALSHOCK 2(DESR-10)
次世代ハード
ボタンキーの詳細
  • CECH-ZC2J

DUALSHOCK 3は、PlayStation 3用のワイヤレスコントローラ。SIXAXISの後継品であり、SIXAXISの機能(モーションセンサー・6軸検出システム)に加え、DUALSHOCKシリーズの特徴である振動機能を搭載している。(特許を争っていた件は和解している)重量は約193g[6]。メーカー希望小売価格は5238円(税抜)。

型番はCECHZC2○××(○は地域(日本はJ・北米はU・欧州はE・オーストラリアはA)、××の2文字はカラーバリエーションを表す)。

満充電時、最大で30時間利用出来る[7]。満充電時に連続11時間35分振動し続けられる[8]

カラーバリエーションは、基本色として全8色(ブラック、セラミック・ホワイト、サテン・シルバー、メタリック・ブルー、ディープ・レッド、キャンディー・ブルー、キャンディー・ピンク、ジャングル・グリーン)が用意されているほか、限定モデル(アーバンカモフラージュ、アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス- オリジナルDUALSHOCK 3同梱版)もある[9]

PlayStation Portable goPlayStation Vita TVPlayStation Mobile対応デバイス(一部のXperia)はDUALSHOCK 3の操作に対応している。 一方で『PlayStation 4』と『PlayStation 5』では非対応があったため、ワイヤレスコントローラの接続が珍しいことがあった。


沿革

  • 2007年
  • 2008年
    • 2月5日 - 「サテン・シルバー」の発売を発表[12]
    • 4月 - 北米や欧州で単体発売。
  • 2009年9月24日 - 「メタリック・ブルー」、「ディープ・レッド」の発売を発表[13]
  • 2010年
    • 9月16日 - 「キャンディー・ピンク」の発売を発表[14]
  • 2011年
    • 1月6日 - 「ジャングル・グリーン」の発売を発表[15]
    • 3月1日 - 「DUALSHOCK3 充電スタンド」「キャンディー・ブルー」の発売を発表[16]
    • 9月6日 - 「アーバンカモフラージュ」の発売を発表[17]
  • 2013年4月2日 - 「メタリック・グレー」の発売を発表[18]

SIXAXIS

SIXAXIS
SIXAXIS コントローラ(上)と DUALSHOCK 3(下)の比較。
  • CECH-ZC1J

SIXAXIS(シックスアクシス)は、モーションセンサー(6軸検出システム)搭載のPlayStation 3ワイヤレスコントローラ。重量は約136g。振動機能を搭載するために特許を争っていたためこのモデルには振動機能は搭載されなかった[6]。PS3販売開始当初の標準コントローラとして発表されたが、後のDUALSHOCK 3の発表に合わせて製造を終了している[19]。メーカー希望小売価格は4762円(税抜)。

DUALSHOCK 3の販売開始以降も、モーションコントロール機能の名称として「SIXAXIS」の名称が用いられている。

細かな差異は含むものの、旧来のDUALSHOCKシリーズ製品の形状をほぼ継承しているが、DUALSHOCKシリーズ(本機の後継機種であるDUALSHOCK 3を含む)の大きな特徴である振動機能は、SIXAXISコントローラに搭載されていない[20]

本体とのワイヤレス接続にはBluetoothを、有線接続にはUSBを利用する[6]。コントローラ本体にリチウムイオン充電池を内蔵しており、USBを介してPS3等との有線接続により充電できる[6]。 ボタン面では、DUALSHOCK 2以前のANALOGボタンに代わって新たにPSボタンが搭載され、L2/R2ボタンがストロークの深いトリガー型に変更された。

DUALSHOCK 4

DUALSHOCK 4
DUALSHOCK3 ワイヤレスコントローラ(チャコール・ブラック)
製造元 ソニー・コンピュータエンタテイメントソニー・インタラクティブエンタテインメント
姉妹機種 PlayStation 4
PlayStation 4 Pro
種別 ゲームパッド
世代 第8世代
入力機器
  • デジタル・ボタン ×7 (×, ○, □, △, Options, Share, PS)
  • アナログ・スティック ×2 (L3 Stick, R3 Stick)
  • デジタル・クリック付きアナログ・トリガー ×4 (L1, L2, R1,R2)
  • デジタル ボタン
  • デジタル タッチパッド
外部接続 PlayStation 3USB端子(無線)
PlayStation 4用USB端子(無線)
PlayStation 5用USB端子(無線)
前世代ハード DUALSHOCK 3(CECH-ZC2J)
SIXAXIS(CECH-ZC1J)
次世代ハード
前方
サイド
DUALSHOCK 4 レイアウト(青の部分はライトバー)
  • CUH-ZCT1J
  • CUH-ZCT2J

DUALSHOCK 4は、PlayStation 4対応のワイヤレスコントローラ。PlayStation Vita TV、一部のXperiaにも対応する。PCゲームにも動作保証はされていないが対応している[21]。発売当時のカラーバリエーションは、ジェット・ブラック、マグマ・レッド、ウェイブ・ブルーである。DUALSHOCK 3のとワイヤレスコントローラを保ちながら大幅にパワーアップされたDUALSHOCK 3の完全次世代型になっている。また、『PlayStation 5』ではソフトの後方互換とワイヤレスコントローラの接続があった。


このコントローラーではPlayStation 3のDUALSHOCK 3からデザインの変化はもとより、タッチパッドの採用を筆頭に様々な変更が施された[22]。このコントローラーは本体に1つ同梱されるほか、別売りで販売もされる。

2016年9月8日にはマイナーチェンジが行われた新型 (CUH-ZCT2) が発表された。従来のBluetooth経由の無線接続に加え、新たにUSBケーブル経由での接続に対応するほか、外観にも変更が加えられた。

十字ボタン
それまでのプレイステーションコントローラ・DUALSHOCK (アナログコントローラ)・DUALSHOCK 2・DUALSHOCK 3(SIXAXIS)の十字ボタンからPSVITAの十字ボタンを似せた十字ボタンを変更された。
SHARE/OPTIONボタン
ボタン面では、DUALSHOCK 3までのSELECT/STARTボタンに代わってSHARE/OPTIONボタンが搭載され、本機の特徴である「シェア」機能に併せ、SHAREボタンが新設された。このボタンを使うことにより、即座にゲームプレイ内容の動画や写真の共有を行うことができるようになる。それにともない従来分かれていた形■(SELECT)・▶(START)から●(SHARE・OPTION)に変更。
ライトバー
コントローラーの上部には「ライトバー」と呼ばれる発光部が付けられており、3色のLEDにより様々な色を表現できる。明るさも調節可能で、点滅でも明るさを徐々に変える表現ができる。
プレイヤーキャラクターごとの色に合わせ操作キャラを識別しやすくする[23]マズルフラッシュ英語版や体力を表現するといった用途が提案されている。さらにこのライトバーはPlayStation Moveのようなコントローラー位置識別としての利用も想定されている。
ライトバーが表示するプレイヤー識別番号は以下の通りである[24]
プレイヤー1 プレイヤー2 プレイヤー3 プレイヤー4
      青       赤       緑       ピンク
なお、PlayStation Cameraがない場合は、複数のプレイヤーとでプレイする際、ライトバーの色とゲーム内のキャラクターの色とをリンクさせ、識別を容易にできるようにしている。また一例としてキャラクターの体力や受けたダメージに合わせて変化させるといったゲーム情報を盛り込むことができる[25]
コントローラー無線認識中の表示は、DUALSHOCK 3はコントローラー番号表示LED全部の高速点滅だったが、DUALSHOCK 4ではライトバーの高速点滅となっている[26]。点滅速度は同じである。
PlayStation 4本体がスタンバイ時の充電中にはオレンジ色にゆっくり点滅し、充電終了とともに消灯する[27]
PlayStation 4のシステムソフトウェア・バージョン1.70以降ではライトバーの明るさを「明るい(標準)」、「中間」、「暗い」の中から選べるようになった。また、CUH-ZCT1では操作しているプレイヤー本人がライトバーの色を確認するためにはコントローラを裏返す必要があったが、CUH-ZCT2ではタッチパッドを透かして発光が視認できるように改良されている。
タッチパッド
コントローラー中央前部に新たに配置されたタッチパッドはPlayStation Vitaタッチパネルと同様の静電容量式であり、1920×900点の分解能を持ち2点までのマルチタッチクリック操作に対応する。タッチパッドのクリックボタンはタッチパッド自身が押し込めるようになっていて、押された場所に対して傾き角度が自由な作りになっている[28]。その為、1ボタンであるものの押された瞬間に触っている場所を判定する事でタッチパッドが複数ボタンを兼ねる事が可能である。
LRボタン
コントローラー上部に配置されているL2/R2ボタンは開発者の意見が採り入れられ、より指に馴染むよう凹みが設けられXbox 360のコントローラーに近いトリガーのような形状となった。この変更により、コントローラーを置いた際に床面で押され難くなっている。L1/L2、R1/R2のボタン名は上下逆に刻印されており、正面から握って覗きこんだ際に文字が正位置に見えるよう改良されている。また、DUALSHOCK 3までは数字のみの刻印だったが、DUALSHOCK 4ではL/Rの種別も刻印されている。
音声入出力
音声の入出力機能が追加されており、本体中央に内蔵されるモノラルスピーカーから音声再生が可能となったほか、ヘッドセット端子も搭載され、ここにイヤフォンや全モデルに付属されるモノラルヘッドセットを装着しボイスチャットなどを行えるようになった。ヘッドフォン端子横には拡張端子が増設されている。PS Vita用純正マイク付きステレオヘッドフォンも対応している。
デフォルト設定ではヘッドホン端子から出力される音声はチャット音声のみだが、周辺機器設定(オーディオ機器)の「ヘッドホンへの出力」を設定することで、すべての音声をヘッドホンから出力する周囲に音が漏れないプレイが可能。
3軸ジャイロ・3軸加速度センサー
SIXAXISから引き続き3軸ジャイロ・3軸加速度センサーが搭載され、精度がDUALSHOCK 3やPS Vitaよりも向上している[29]
振動機能
引き続き振動機能も受け継いでいる。従来のモーターのON/OFFだけでなく複数段階のレベル設定も可能になっており、以前よりも静音化されている[29]
その他
  • アナログスティックに縁が追加されへこんだ形状になったほか、中心位置への復帰精度も向上し、若干高さが抑えられ操作性の改善が図られている。
  • SIXAXISでは正面のボタンや方向キーがアナログであり押下した圧力によって異なる入力を行うことができたが、開発者がPS3でこの機能を利用する事が少なかったため、今回のコントローラーではこの機能は省かれ、全てデジタルボタンとなった。
  • 充電はDUALSHOCK 3のUSB Mini-B端子からUSB Micro-B端子に変更された。本機のほか汎用USB充電器などに接続し充電することが可能である。PlayStation 3では本体の電源がスタンバイの間はUSB端子への給電も絶たれていたため充電するためには本体の電源を入れておく必要があったが、本機ではスタンバイの間も給電が継続し、電源を入れることなくコントローラーを充電できるようになった(設定によってスタンバイ時の給電ON/OFFを切り替え可能)。また、ヘッドフォン端子横の拡張端子からも充電が可能である[30]
  • 重量は約210グラムである[23]
  • メーカー希望小売価格は5980円(税抜)。

DualSense

DualSense (CFI-ZCT1J)
  • CFI-ZCT1J

DualSenseは、PlayStation 5用のワイヤレスコントローラ[31]

このコントローラではPlayStation 4までのDUALSHOCK系列の既存のコントローラーとは外観の基本デザインが異なることもあり、ナンバリングではなく新たな名称として、五感に訴えかけるゲーム体験の実現を強調して、DualSenseと名付けられた。

  • ハプティック技術搭載
  • L2・R2ボタンに抵抗力を感じさせるアダプティブトリガーを採用
  • USB Type-C(有線)/Bluetooth(無線)接続
  • マイク内蔵
  • DUALSHOCK 4では"SHARE"ボタンだったものの名称を"Create"ボタンに変更。
  • 従来日本のみの独自仕様であった(ボタン)決定ボタンと(×ボタン)キャンセルボタンが廃止され、海外PlayStationやXbox準拠の下の(×ボタン)決定ボタンと準拠の右の(ボタン)キャンセルボタンへと入れ替わった。
  • 重量は約280グラム
  • メーカー希望小売価格は6980円(税抜)。

ボタン対応表

PlayStation 5プレイ時
PlayStation 4プレイ時
十字ボタン 十字ボタン・左右スティック 十字ボタン・左右スティック
キャンセルボタン ×
決定ボタン ×
L L1・L2・L3 L1・L2・R3
R R1・R2・R3 R1・R2・R3
OPTIONS OPTIONS OPTIONS
タッチパッド タッチパッド タッチパッド
CREATE CREATE SHARE

コントローラ対応表

DUALSHOCK
(アナログコントローラ含む)
DUALSHOCK 2 DUALSHOCK 3
(SIXAXIS含む)
DUALSHOCK 4 Dualsense
PlayStation × × ×
PlayStation 2 × × ×
PlayStation 3 × ×
PlayStation 4 × × ×
PlayStation 5 × × ×

【記号凡例】

  • :対応
  • ×:非対応
  • :対応。ただし、ボタンと左右スティックの位置の関係でそのコントローラでは操作のしづらいソフトがある。
  • :ソフトによって、対応する場合としない場合がある。各ソフトの説明書を参照。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 2016年4月1日にソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) から社名変更[1]

出典

  1. ^ 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (2016年1月26日). “社名変更のお知らせ”. ソニー・インタラクティブエンタテインメント. 2020年1月3日閲覧。
  2. ^ PSXでは「ビュー」。
  3. ^ 日本国外では×ボタンで決定。PSXでは「×中止」。
  4. ^ 日本国外ではボタンでキャンセル。PSXでは「決定/決定」または「決定/変更」。
  5. ^ PSXでは「オプション」。
  6. ^ a b c d 2012 Sony Computer Entertainment Inc.. “"PS3"のワイヤレスコントローラーの仕様を教えてほしい。 | PlayStation.com”. support.jp.playstation.com. 2013-01-30 (JST)閲覧。
  7. ^ "PS3"のワイヤレスコントローラの持続時間は? - PlayStation.com(Japan)
  8. ^ ゲームグッズ研究所Impress GAME Watch、2007年11月19日。ただし操作や振動の頻度により持続時間は変化する。
  9. ^ ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3) カラーバリエーション - プレイステーション®オフィシャルサイト
  10. ^ "6軸検出システムに加え、新たに振動機能を搭載したPLAYSTATION®3専用ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3)日本国内 2007年11月発売予定" (Press release). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン. 20 September 2007. 2022年1月27日閲覧
  11. ^ "新「プレイステーション 3」(CECHH00シリーズ)2007年11月11日発売 希望小売価格39,980円(税込)40GBのHDDを標準搭載し、2色で登場クリアブラック(CECHH00)/セラミック・ホワイト(CECHH00 CW)~PS3®専用ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3)~2007年11月11日発売決定 希望小売価格 5,500円(税込)" (Press release). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン. 9 October 2007. 2022年1月27日閲覧
  12. ^ "「プレイステーション 3」本体および周辺機器に新色サテン・シルバー登場 2008年3月6日(木)発売「プレイステーション 3」(CECHH00SS)希望小売価格39,980円(税込)ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3)(CECHZC2JSS)希望小売価格5,500円(税込)" (Press release). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン. 5 February 2008. 2022年1月27日閲覧
  13. ^ "「プレイステーション 3」専用ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3)に新色登場 「メタリック・ブルー」、「ディープ・レッド」" (Press release). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン. 24 September 2009. 2022年1月27日閲覧
  14. ^ "320GBの大容量HDDを標準搭載「プレイステーション 3」(CECH-2500シリーズ)「クラシック・ホワイト」2010年10月21日(木)発売 PS3®専用ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3)「キャンディー・ピンク」2010年11月18日(木)発売" (Press release). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン. 16 September 2010. 2022年1月22日閲覧
  15. ^ "「プレイステーション 3」専用ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3)に新色「ジャングル・グリーン」登場" (Press release). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン. 6 January 2011. 2022年1月22日閲覧
  16. ^ "DUALSHOCK®3の充電に便利な 「DUALSHOCK®3 充電スタンド」希望小売価格2,480円(税込) 2011年4月21日(木)より発売「プレイステーション 3」専用ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3) 新色「キャンディー・ブルー」も同日発売" (Press release). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン. 1 March 2011. 2022年1月22日閲覧
  17. ^ "PlayStation®3専用ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3)新色「アーバンカモフラージュ」希望小売価格5,500円(税込)にて11月17日(木)より数量限定で発売" (Press release). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン. 6 September 2011. 2022年1月22日閲覧
  18. ^ "PlayStation®3専用ワイヤレスコントローラ(DUALSHOCK®3)新色「メタリック・グレー」希望小売価格5,500円(税込)にて6月20日(木)より数量限定で発売" (Press release). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア. 2 April 2013. 2022年1月22日閲覧
  19. ^ Stephen Totilo (MTV Multiplayer) (2009-04-24 6:00 pm (EST)). “Sony Non-Shocker: Sixaxis Discontinued”. Viacom International Inc. (mtv.com). 2013-05-03 (JST)閲覧。
  20. ^ 2012 Sony Computer Entertainment Inc.. “"PS3"のワイヤレスコントローラ"SIXAXIS"と"DUALSHOCK 3"の違いは? | PlayStation.com”. support.jp.playstation.com. 2013-01-30 (JST)閲覧。
  21. ^ DUALSHOCK®4はPCで利用できますか?
  22. ^ PS4のコントローラ DUALSHOCK 4発表、タッチとLEDライトと共有ボタン搭載 (Engadget 日本語版)
  23. ^ a b "「プレイステーション 4」 (PS4™) 専用 ワイヤレスコントローラー (DUALSHOCK®4) およびカメラ「PlayStation®4 Eye」発表" (Press release). SCE. 21 February 2013.
  24. ^ Greg Miller (2013年3月27日). “PlayStation 4: The Coolest Stuff You Probably Didn’t Know” (英語). IGN. 2013年3月28日閲覧。
  25. ^ 週刊ファミ通NO.1281 2013年7月4日号(2013年6月20日発売)より。
  26. ^ PS4 controller vs PS3 controller - Hands-on (YouTube) (英語). CVG. 5 July 2013. 該当時間: 00:04:12. 2013年7月6日閲覧
  27. ^ PlayStation®4 ユーザーズガイド ワイヤレスコントローラーを使う”. Sony Computer Entertainment. 2014年3月1日閲覧。
  28. ^ PS4 controller vs PS3 controller - Hands-on (YouTube) (英語). CVG. 5 July 2013. 該当時間: 00:00:34. 2013年7月6日閲覧
  29. ^ a b Richard Leadbetter (2013年3月28日). “Inside PlayStation 4 What Sony told game developers at GDC.” (英語). EUROGAMER.net. 2013年4月1日閲覧。
  30. ^ 馬波レイ (2013年6月12日). “見て触ってわかったPlayStation 4:E3 2013”. 週刊アスキー. 2013年6月12日閲覧。
  31. ^ PlayStation5用 新ワイヤレスコントローラーDualSense公開”. PlayStation Blog. 2020年4月8日閲覧。

外部リンク