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** [[2月]] - [[3月]]頃 - エレベーター(改札 - ホーム間)供用開始、トイレ移転。 |
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** [[10月19日]] - 京王リトナード八幡山グランドオープン。京王ストアなど新たに15店舗が開業。 |
** [[10月19日]] - 京王リトナード八幡山グランドオープン。京王ストアなど新たに15店舗が開業。 |
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* [[2022年]](令和4年)[[3月12日]]-京王八王子方にあった引上線の運用を廃止。夜間の車両留置を終了するとともに同駅始発・終着の列車運用が完全に廃止。 |
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== 駅構造 == |
== 駅構造 == |
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元々は地平駅で、[[1950年代]]には[[京王2600系電車|2600系]]・[[京王2700系電車|2700系]]の3両編成が充当された各駅停車が通過するほどホームが小さかった<ref>[[鉄道ピクトリアル]]2014年8月・臨時増刊号「【特集】京王電鉄」p.122</ref>。当駅の高架化工事は、[[笹塚駅|笹塚]] - [[調布駅|調布]]間の[[複々線]]工事で[[東京都道311号環状八号線|環状八号線]]の横断の問題などもあり早めに着工され、当初は[[相対式ホーム]]2面2線の形態で高架化された。その後島式・相対式で中線を有する2面3線の形態となり、中線は朝ラッシュ時は上り線の待避で、日中以降は下り線の待避として使用されていたが、[[1987年]]頃に下り本線の南側に通過線が設置され、上り本線上の相対式ホームが使用停止され通過線となり、現在の1面4線の形態となった。相対式ホームは使用停止後も長らく残されていたが[[2001年]]8月頃に撤去された。 |
元々は地平駅で、[[1950年代]]には[[京王2600系電車|2600系]]・[[京王2700系電車|2700系]]の3両編成が充当された各駅停車が通過するほどホームが小さかった<ref>[[鉄道ピクトリアル]]2014年8月・臨時増刊号「【特集】京王電鉄」p.122</ref>。当駅の高架化工事は、[[笹塚駅|笹塚]] - [[調布駅|調布]]間の[[複々線]]工事で[[東京都道311号環状八号線|環状八号線]]の横断の問題などもあり早めに着工され、当初は[[相対式ホーム]]2面2線の形態で高架化された。その後島式・相対式で中線を有する2面3線の形態となり、中線は朝ラッシュ時は上り線の待避で、日中以降は下り線の待避として使用されていたが、[[1987年]]頃に下り本線の南側に通過線が設置され、上り本線上の相対式ホームが使用停止され通過線となり、現在の1面4線の形態となった。相対式ホームは使用停止後も長らく残されていたが[[2001年]]8月頃に撤去された。 |
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また、[[芦花公園駅]]寄りに10両編成対応の[[停車場#側線| |
また、[[芦花公園駅]]寄りに10両編成対応の[[停車場#側線|引上線]]が2本あり、同駅での折り返し運転や非常時のほか、夜間の車両留置に使用されていたが、連続立体交差事業に伴う高架線建設用地への転用のため、2022年3月のダイヤ改正により廃止された<ref>{{Cite web|url=https://www.keio.co.jp/train/sasazuka-sengawa/progress/pdf/keiokoukakainformation_3.pdf|title=Keio高架化Information Vol.3|accessdate=2021/5/21|publisher=京王電鉄株式会社}}</ref>。 |
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ホームと[[改札|改札口]]の間に[[エレベーター]]1基と[[エスカレータ]]上下各1基が設置されている。[[便所|トイレ]]は1階改札口内にある。かつてはかなり奥まった場所にあったが、駅改良工事の進捗により2006年[[3月]]頃に芦花公園駅方階段左隣に移転した。[[ユニバーサルデザイン]]の一環として[[オストメイト]]対応設備を備えた「だれでもトイレ」を併設している。 |
ホームと[[改札|改札口]]の間に[[エレベーター]]1基と[[エスカレータ]]上下各1基が設置されている。[[便所|トイレ]]は1階改札口内にある。かつてはかなり奥まった場所にあったが、駅改良工事の進捗により2006年[[3月]]頃に芦花公園駅方階段左隣に移転した。[[ユニバーサルデザイン]]の一環として[[オストメイト]]対応設備を備えた「だれでもトイレ」を併設している。 |
2022年12月11日 (日) 07:05時点における版
八幡山駅 | |
---|---|
八幡山駅(駅南側から、2008年10月) | |
はちまんやま Hachimanyama | |
◄KO09 上北沢 (0.6 km) (0.7 km) 芦花公園 KO11► | |
所在地 | 東京都杉並区上高井戸一丁目1番11号 |
駅番号 | KO10 |
所属事業者 | 京王電鉄 |
所属路線 | ■京王線 |
キロ程 | 8.4 km(新宿起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面4線* |
乗降人員 -統計年度- |
32,793人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1918年(大正7年)5月1日[1] |
備考 | * 通過線2線を含む |
八幡山駅(はちまんやまえき)は、東京都杉並区上高井戸一丁目にある、京王電鉄京王線の駅である。京王東管区所属。駅番号はKO10。杉並区最南端の駅である。
なお、八幡山は世田谷区の町名である(当駅は杉並区と世田谷区の区境付近にあり、構内の一部は世田谷区に跨がっている)。
年表
- 1918年(大正7年)5月1日 - 京王電気軌道の松沢駅として開業[1](現在の八幡山駅よりも、やや新宿側に存在していた[2])。
- 1937年(昭和12年)9月1日 - 八幡山駅に改称[1]。
- 1944年(昭和19年)5月31日 - 東京急行電鉄(大東急)に併合。同社京王線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)6月1日 - 東急から京王帝都電鉄が分離。同社の駅となる。
- 1968年(昭和43年)7月から1971年(昭和46年)3月 - 環状八号線道路の新設に伴い、当駅付近の高架化工事を実施[3]。施工延長は1,080 m、費用は22億円[3]。
- 1970年(昭和45年)7月10日 - 高架駅となる[1]。
- 2001年(平成13年)3月27日 - ダイヤ改正により快速停車駅となる[4]。
- 2005年(平成17年)8月4日 - 高架下の商業施設「京王リトナード八幡山」がオープン。新宿方の15店舗が先行開業。
- 2006年(平成18年)
駅構造
八幡山駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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島式ホーム1面2線と外側に通過線(本線)2線を有する高架駅である。
元々は地平駅で、1950年代には2600系・2700系の3両編成が充当された各駅停車が通過するほどホームが小さかった[5]。当駅の高架化工事は、笹塚 - 調布間の複々線工事で環状八号線の横断の問題などもあり早めに着工され、当初は相対式ホーム2面2線の形態で高架化された。その後島式・相対式で中線を有する2面3線の形態となり、中線は朝ラッシュ時は上り線の待避で、日中以降は下り線の待避として使用されていたが、1987年頃に下り本線の南側に通過線が設置され、上り本線上の相対式ホームが使用停止され通過線となり、現在の1面4線の形態となった。相対式ホームは使用停止後も長らく残されていたが2001年8月頃に撤去された。
また、芦花公園駅寄りに10両編成対応の引上線が2本あり、同駅での折り返し運転や非常時のほか、夜間の車両留置に使用されていたが、連続立体交差事業に伴う高架線建設用地への転用のため、2022年3月のダイヤ改正により廃止された[6]。
ホームと改札口の間にエレベーター1基とエスカレータ上下各1基が設置されている。トイレは1階改札口内にある。かつてはかなり奥まった場所にあったが、駅改良工事の進捗により2006年3月頃に芦花公園駅方階段左隣に移転した。ユニバーサルデザインの一環としてオストメイト対応設備を備えた「だれでもトイレ」を併設している。
高架下は2005年まで「京王クラウン街八幡山」と称する商業施設であったが、2005年から2006年にかけて「京王リトナード八幡山」に改装されており、京王ストアなど30店舗が入居している。
東隣の上北沢駅とは600メートル、西隣の芦花公園駅とは700メートルしか離れておらず、上北沢駅に至ってはホームが見えるほどである。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 京王線 | 下り | 調布・橋本・京王八王子・高尾山口方面 |
2 | 上り | 明大前・笹塚・新宿・ 都営新宿線方面 |
- 1番線と2番線の外側にある通過線は主本線となっており、停車列車の使用する1番線と2番線は副本線である。
- 1番線の外側にある下り主本線は京王電鉄唯一の0番線である。上り主本線は3番線。
- 平日に当駅止まりと当駅始発の列車がそれぞれ各1本設定されている。
- 各停および快速ともに、上下線での待避が頻繁に行われている。
-
改札(改装前、2005年1月)
-
外観、写真は改装工事前のもの(2005年1月)
-
ホーム(2013年6月)
利用状況
2021年度の1日平均乗降人員は32,793人である[利用客数 1]。区間急行通過駅では最も多く、急行・区間急行停車駅の桜上水駅よりも多い。
近年の1日平均乗降人員及び乗車人員の推移は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 3] |
1日平均 乗車人員[* 4] |
出典 |
---|---|---|---|
1955年(昭和30年) | 4,185 | ||
1956年(昭和31年) | 2,693 | [東京都統計 1] | |
1957年(昭和32年) | 3,158 | [東京都統計 2] | |
1958年(昭和33年) | 3,458 | [東京都統計 3] | |
1959年(昭和34年) | 3,826 | [東京都統計 4] | |
1960年(昭和35年) | 8,499 | 4,335 | [東京都統計 5] |
1961年(昭和36年) | 9,704 | 4,916 | [東京都統計 6] |
1962年(昭和37年) | 10,941 | 5,588 | [東京都統計 7] |
1963年(昭和38年) | 13,711 | 7,031 | [東京都統計 8] |
1964年(昭和39年) | 14,499 | 7,405 | [東京都統計 9] |
1965年(昭和40年) | 14,998 | 7,637 | [東京都統計 10] |
1966年(昭和41年) | 15,170 | 7,602 | [東京都統計 11] |
1967年(昭和42年) | 15,537 | 7,983 | [東京都統計 12] |
1968年(昭和43年) | 15,892 | 7,931 | [東京都統計 13] |
1969年(昭和44年) | 16,430 | 8,209 | [東京都統計 14] |
1970年(昭和45年) | 16,741 | 8,342 | [東京都統計 15] |
1971年(昭和46年) | 8,751 | [東京都統計 16] | |
1972年(昭和47年) | 18,358 | 9,298 | [東京都統計 17] |
1973年(昭和48年) | 18,819 | 9,651 | [東京都統計 18] |
1974年(昭和49年) | 19,600 | 9,638 | [東京都統計 19] |
1975年(昭和50年) | 18,790 | 9,344 | [東京都統計 20] |
1976年(昭和51年) | 18,781 | 9,252 | [東京都統計 21] |
1977年(昭和52年) | 18,816 | 9,258 | [東京都統計 22] |
1978年(昭和53年) | 18,556 | 9,151 | [東京都統計 23] |
1979年(昭和54年) | 18,151 | 9,246 | [東京都統計 24] |
1980年(昭和55年) | 18,307 | 9,222 | [東京都統計 25] |
1981年(昭和56年) | 19,090 | 9,619 | [東京都統計 26] |
1982年(昭和57年) | 19,325 | 9,737 | [東京都統計 27] |
1983年(昭和58年) | 20,136 | 10,134 | [東京都統計 28] |
1984年(昭和59年) | 23,318 | 11,611 | [東京都統計 29] |
1985年(昭和60年) | 24,885 | 12,392 | [東京都統計 30] |
1986年(昭和61年) | 26,112 | 13,008 | [東京都統計 31] |
1987年(昭和62年) | 27,602 | 13,697 | [東京都統計 32] |
1988年(昭和63年) | 28,304 | 14,205 | [東京都統計 33] |
1989年(平成元年) | 28,403 | 14,271 | [東京都統計 34] |
1990年(平成 | 2年)29,314 | 14,685 | [東京都統計 35] |
1991年(平成 | 3年)30,438 | 15,333 | [東京都統計 36] |
1992年(平成 | 4年)30,448 | 15,296 | [東京都統計 37] |
1993年(平成 | 5年)30,782 | 15,518 | [東京都統計 38] |
1994年(平成 | 6年)30,566 | 15,441 | [東京都統計 39] |
1995年(平成 | 7年)30,624 | 15,464 | [東京都統計 40] |
1996年(平成 | 8年)30,817 | 15,611 | [東京都統計 41] |
1997年(平成 | 9年)30,733 | 15,592 | [東京都統計 42] |
1998年(平成10年) | 31,396 | 16,003 | [東京都統計 43] |
1999年(平成11年) | 31,389 | 15,959 | [東京都統計 44] |
2000年(平成12年) | 31,595 | 16,068 | [東京都統計 45] |
2001年(平成13年) | 32,719 | 16,824 | [東京都統計 46] |
2002年(平成14年) | 34,126 | 17,594 | [東京都統計 47] |
2003年(平成15年) | 35,492 | 18,296 | [東京都統計 48] |
2004年(平成16年) | 35,639 | 18,329 | [東京都統計 49] |
2005年(平成17年) | 36,611 | 18,709 | [東京都統計 50] |
2006年(平成18年) | 38,082 | 19,389 | [東京都統計 51] |
2007年(平成19年) | 39,594 | 20,104 | [東京都統計 52] |
2008年(平成20年) | 39,784 | 20,135 | [東京都統計 53] |
2009年(平成21年) | 39,614 | 20,030 | [東京都統計 54] |
2010年(平成22年) | 40,583 | 20,097 | [東京都統計 55] |
2011年(平成23年) | 39,321 | 19,866 | [東京都統計 56] |
2012年(平成24年) | 39,627 | 19,827 | [東京都統計 57] |
2013年(平成25年) | 40,664 | 20,342 | [東京都統計 58] |
2014年(平成26年) | 40,711 | 20,332 | [東京都統計 59] |
2015年(平成27年) | 42,108 | 20,975 | [東京都統計 60] |
2016年(平成28年) | 42,570 | 21,238 | [東京都統計 61] |
2017年(平成29年) | 43,260 | 21,570 | [東京都統計 62] |
2018年(平成30年) | 43,959 | 21,912 | [東京都統計 63] |
2019年(令和元年) | 43,346 | 21,568 | [東京都統計 64] |
2020年(令和 | 2年)31,425 | ||
2021年(令和 | 3年)32,793 |
駅周辺
周辺は住宅地である。
- 明治大学八幡山グラウンド
- 日本大学八幡山総合体育館・寮
- 八幡山駅前郵便局
- 東京都立松沢病院
- 東京都立中部総合精神保健福祉センター
- 世田谷区役所上北沢まちづくりセンター
- 大宅壮一文庫
- ヤマダデンキテックランド東京本店
- ドン・キホーテ環八世田谷店
- 環八通り(東京都道311号環状八号線)
- 国道20号(甲州街道)
- 京王ストア八幡山店
- オオゼキ八幡山店
- 大東学園高等学校 - 環八通り沿い
バス路線
- 京王バス「八幡山駅」停留所
- 関東バス「甲州街道」停留所
- 荻54、荻58 荻窪駅南口行、(入庫)五日市街道営業所行
- 関東バス「上高井戸一丁目」停留所
- 荻54 芦花公園駅行、荻58 北野行、(出庫) 久我山病院行
駅名の由来
現在の駅名である「八幡山」は、駅の東南側にある八幡宮(八幡宮がある山)に由来する。
隣の駅
脚注
出典
- 京王電鉄の1日平均利用客数
- 京王電鉄の統計データ
- 東京都統計年鑑
- ^ 昭和31年 (PDF)
- ^ 昭和32年 (PDF)
- ^ 昭和33年 (PDF)
- ^ 昭和34年
- ^ 昭和35年
- ^ 昭和36年
- ^ 昭和37年
- ^ 昭和38年
- ^ 昭和39年
- ^ 昭和40年
- ^ 昭和41年
- ^ 昭和42年
- ^ 昭和43年
- ^ 昭和44年
- ^ 昭和45年
- ^ 昭和46年
- ^ 昭和47年
- ^ 昭和48年
- ^ 昭和49年
- ^ 昭和50年
- ^ 昭和51年
- ^ 昭和52年
- ^ 昭和53年
- ^ 昭和54年
- ^ 昭和55年
- ^ 昭和56年
- ^ 昭和57年
- ^ 昭和58年
- ^ 昭和59年
- ^ 昭和60年
- ^ 昭和61年
- ^ 昭和62年
- ^ 昭和63年
- ^ 平成元年
- ^ 平成2年
- ^ 平成3年
- ^ 平成4年
- ^ 平成5年
- ^ 平成6年
- ^ 平成7年
- ^ 平成8年
- ^ 平成9年
- ^ 平成10年 (PDF)
- ^ 平成11年 (PDF)
- ^ 平成12年
- ^ 平成13年
- ^ 平成14年
- ^ 平成15年
- ^ 平成16年
- ^ 平成17年
- ^ 平成18年
- ^ 平成19年
- ^ 平成20年
- ^ 平成21年
- ^ 平成22年
- ^ 平成23年
- ^ 平成24年
- ^ 平成25年
- ^ 平成26年
- ^ 平成27年
- ^ 平成28年
- ^ 平成29年
- ^ 平成30年
- ^ 平成31年・令和元年