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「エドワード (エディンバラ公爵)」の版間の差分

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'''エディンバラ公爵エドワード王子'''（Prince Edward, Duke of Edinburgh、[[洗礼名]]：'''エドワード・アントニー・リチャード・ルイス'''（Edward Antony Richard Louis）、[[1964年]][[3月10日]] - ）は、[[イギリス]]の[[王族]]、[[イギリス海軍|海軍]]軍人。イギリス女王[[エリザベス2世]]と[[フィリップ (エディンバラ公)|エディンバラ公フィリップ]]夫妻の三男（第4子）。容貌は母親似と言われている。英国王位継承順位は姪である[[ユージェニー・オブ・ヨーク|ユージェニー王女]]の第一子{{仮リンク|オーガスト・フィリップ・ホーク・ブルックスバンク|en|August Brooksbank}}に次ぎ、2022年9月現在、第13位。
'''エディンバラ公爵エドワード王子'''（Prince Edward, Duke of Edinburgh、[[洗礼名]]：'''エドワード・アントニー・リチャード・ルイス'''（Edward Antony Richard Louis）、[[1964年]][[3月10日]] - ）は、[[イギリス]]の[[王族]]、[[イギリス海軍|海軍]]軍人。イギリス女王[[エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス2世]]と[[フィリップ (エディンバラ公)|エディンバラ公爵フィリップ]]夫妻の三男（第4子）。容貌は母親似と言われている。英国王位継承順位は姪である[[ユージェニー・オブ・ヨーク|ユージェニー王女]]の第1子{{仮リンク|オーガスト・フィリップ・ホーク・ブルックスバンク|en|August Brooksbank}}に次ぎ、2022年9月現在、第13位。


公式の称号および敬称は、“His Royal Highness Duke of Edinburgh,”（'''エディンバラ公爵殿下'''）。
公式の称号および敬称は、“His Royal Highness Duke of Edinburgh,”（'''エディンバラ公爵殿下'''）。
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[[ケンブリッジ大学]][[ジーザス・カレッジ]]卒業後、[[イギリス海兵隊]]の士官となるが、1987年に軍務が肌に合わず除隊。王族男子は軍でキャリアを積むのが慣例となっているイギリス王室では異例のこととなった。その後幼い頃からの演劇好きを生かし、舞台『[[オペラ座の怪人]]』、『[[キャッツ (ミュージカル)|キャッツ]]』の裏方で働く。のちテレビ番組編成会社を設立。
[[ケンブリッジ大学]][[ジーザス・カレッジ]]卒業後、[[イギリス海兵隊]]の士官となるが、1987年に軍務が肌に合わず除隊。王族男子は軍でキャリアを積むのが慣例となっているイギリス王室では異例のこととなった。その後幼い頃からの演劇好きを生かし、舞台『[[オペラ座の怪人]]』、『[[キャッツ (ミュージカル)|キャッツ]]』の裏方で働く。のちテレビ番組編成会社を設立。


1999年、テレビ業界の経営者[[ソフィー (エディンバラ公爵夫人)|ソフィー・ヘレン・リース＝ジョーンズ]]（1965年1月20日 - ）と結婚、[[ウェセックス伯爵]]の爵位を与えられた。
1999年、テレビ業界の経営者[[ソフィー (エディンバラ公爵夫人)|ソフィー・ヘレン・リース＝ジョーンズ]]（1965年1月20日 - ）と結婚、[[ウェセックス伯爵]]の爵位を与えられた。英国王室の王子が結婚して爵位を賜る際には公爵が慣例であり、伯爵は異例のことである。しかし国民からはウェセックス伯爵の称号が伝説上のものとして著名であったこと（11世紀の[[ハロルド2世 (イングランド王)|ハロルド2世]]以来となる）などから、「女王陛下も粋なことをなさる」とこの叙爵は好意的に受け止められた。ただし父フィリップが帯びていた「[[エディンバラ公爵]]」を将来的に叙爵されることが予定されていた。

英国王室の王子が結婚して爵位を賜る際には公爵が慣例であり、伯爵は異例のことである。しかし国民からはウェセックス伯爵の称号が伝説上のものとして著名であったこと（11世紀の[[ハロルド2世 (イングランド王)|ハロルド2世]]以来となる）などから、「女王陛下も粋なことをなさる」とこの叙爵は好意的に受け止められた。ただし父フィリップが帯びていた「[[エディンバラ公]]」を将来的に叙爵されることが予定されていた。


長女[[ルイーズ・ウィンザー|ルイーズ]]（2003年11月8日 - ）と、長男[[ジェームズ (ウェセックス伯爵)|ジェームズ]]（2007年12月17日 - ）の1男1女がいる。なお、伯爵夫妻の意向により、母女王が「ウェセックス伯爵夫妻の子供は、王子・王女の身分と殿下の敬称を名乗らない」と宣言したため、ルイーズとジェームズは王女・王子を名乗っていない。
長女[[ルイーズ・ウィンザー|ルイーズ]]（2003年11月8日 - ）と、長男[[ジェームズ (ウェセックス伯爵)|ジェームズ]]（2007年12月17日 - ）の1男1女がいる。なお、伯爵夫妻の意向により、母女王が「ウェセックス伯爵夫妻の子供は、王子・王女の身分と殿下の敬称を名乗らない」と宣言したため、ルイーズとジェームズは王女・王子を名乗っていない。
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2006年、甥である[[ウィリアム (プリンス・オブ・ウェールズ)|ウィリアム王太子]]の[[パパラッチ]]対策として結ばれたマスコミと王室の紳士協定を破り、自社の番組でウィリアム王子の学生時代の映像を独占的に流したことで、王族としての特権を利用したとして非難されたことから、社長を引責辞任した。
2006年、甥である[[ウィリアム (プリンス・オブ・ウェールズ)|ウィリアム王太子]]の[[パパラッチ]]対策として結ばれたマスコミと王室の紳士協定を破り、自社の番組でウィリアム王子の学生時代の映像を独占的に流したことで、王族としての特権を利用したとして非難されたことから、社長を引責辞任した。


2019年3月10日に母であるエリザベス2世からスコットランドで使用する爵位として[[連合王国貴族]][[フォーファー伯爵]]に叙爵された。
2019年3月10日に、母エリザベス2世から[[スコットランド]]で使用する爵位として[[連合王国貴族]][[フォーファー伯爵]]に叙爵された。


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== 系図 ==
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2023年3月26日 (日) 14:34時点における版

エドワード
Prince Edward
エディンバラ公爵
2015年2月25日、ベルファストにて撮影
在位 1999年6月19日 - 在位中
続柄 エリザベス2世第3王子
全名 Edward Antony Richard Louis
エドワード・アントニー・リチャード・ルイス
称号 エディンバラ公爵
ウェセックス伯爵
フォーファー伯爵
セヴァーン子爵
身位 Prince（王子）
敬称 His Royal Highness（殿下）
出生 (1964-03-10) 1964年3月10日（60歳）
イギリスの旗 イギリス
イングランドの旗 イングランド、ロンドン、バッキンガム宮殿
配偶者 ソフィー・リース＝ジョーンズ
子女 ルイーズ
ジェームズ
家名 マウントバッテン＝ウィンザー家
父親 エディンバラ公爵フィリップ
母親 エリザベス2世
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イギリス王室

エディンバラ公爵エドワード王子（Prince Edward, Duke of Edinburgh、洗礼名：エドワード・アントニー・リチャード・ルイス（Edward Antony Richard Louis）、1964年3月10日 - ）は、イギリスの王族、海軍軍人。イギリス女王エリザベス2世とエディンバラ公爵フィリップ夫妻の三男（第4子）。容貌は母親似と言われている。英国王位継承順位は姪であるユージェニー王女の第1子オーガスト・フィリップ・ホーク・ブルックスバンク（英語版）に次ぎ、2022年9月現在、第13位。

公式の称号および敬称は、“His Royal Highness Duke of Edinburgh,”（エディンバラ公爵殿下）。

兄はチャールズ3世、ヨーク公爵アンドルー。姉はプリンセス・ロイヤル・アン。

人物・来歴

ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジ卒業後、イギリス海兵隊の士官となるが、1987年に軍務が肌に合わず除隊。王族男子は軍でキャリアを積むのが慣例となっているイギリス王室では異例のこととなった。その後幼い頃からの演劇好きを生かし、舞台『オペラ座の怪人』、『キャッツ』の裏方で働く。のちテレビ番組編成会社を設立。

1999年、テレビ業界の経営者ソフィー・ヘレン・リース＝ジョーンズ（1965年1月20日 - ）と結婚、ウェセックス伯爵の爵位を与えられた。英国王室の王子が結婚して爵位を賜る際には公爵が慣例であり、伯爵は異例のことである。しかし国民からはウェセックス伯爵の称号が伝説上のものとして著名であったこと（11世紀のハロルド2世以来となる）などから、「女王陛下も粋なことをなさる」とこの叙爵は好意的に受け止められた。ただし父フィリップが帯びていた「エディンバラ公爵」を将来的に叙爵されることが予定されていた。

長女ルイーズ（2003年11月8日 - ）と、長男ジェームズ（2007年12月17日 - ）の1男1女がいる。なお、伯爵夫妻の意向により、母女王が「ウェセックス伯爵夫妻の子供は、王子・王女の身分と殿下の敬称を名乗らない」と宣言したため、ルイーズとジェームズは王女・王子を名乗っていない。

2006年、甥であるウィリアム王太子のパパラッチ対策として結ばれたマスコミと王室の紳士協定を破り、自社の番組でウィリアム王子の学生時代の映像を独占的に流したことで、王族としての特権を利用したとして非難されたことから、社長を引責辞任した。

2019年3月10日に、母エリザベス2世からスコットランドで使用する爵位として連合王国貴族フォーファー伯爵に叙爵された。

2023年3月10日、兄チャールズ3世はエドワード王子にエディンバラ公位を授与した[1][2]。

系図

  •     赤枠の人物は、存命中。
  •     黒枠の人物は、故人。
  •     太枠の人物は、イギリス君主の子女。
注釈
  1. ^ 国王エドワード8世は1936年の退位後、ウィンザー公爵となった。


称号

エディンバラ公爵エドワードの紋章
  • 1964年3月10日 - 1999年6月19日
    エドワード王子殿下（His Royal Highness The Prince Edward）
  • 1999年6月19日 - 現在
    ウェセックス伯爵殿下（His Royal Highness The Earl of Wessex）
  • 2019年3月10日 - 現在
    フォーファー伯爵殿下（His Royal Highness The Earl of Forfar：スコットランドにおける呼称）
  • 2023年3月10日-現在
    エディンバラ公爵殿下（His Royal Highness The Duke of Edinburgh）

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “King Charles grants Prince Edward Duke of Edinburgh”. BBC (2023年3月10日). 2012年3月10日閲覧。
  2. ^ “エドワード英王子が新たなエディンバラ公に　故フィリップ殿下が長く保持した爵位”. BBC (2023年3月11日). 2012年3月11日閲覧。

ウィキメディア・コモンズには、エドワード (エディンバラ公爵)に関するカテゴリがあります。

エドワード (エディンバラ公爵)

1964年3月10日 - 存命中

爵位・家督
先代
チャールズ3世 		イギリスの旗 エディンバラ公爵
2023年 - 		次代
受爵中
先代
アーチボルド・ダグラス 		イギリスの旗 フォーファー伯爵
2019年 - 		次代
受爵中
法定推定相続人：ジェームズ
先代
ハロルド・ゴドウィンソン 		イギリスの旗 ウェセックス伯爵
1999年 - 		次代
受爵中
法定推定相続人：ジェームズ
（称ウェセックス伯爵）
上位
オーガスト・ブルックスバンク 		イギリス王位継承順位
継承順位第13位
他の英連邦王国の王位継承権も同様 		下位
ジェームズ
ウェセックス伯爵
職権上の騎士
臣民の騎士
王族の騎士
外国君主の騎士
オフィサー
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この項目は、王室、王族に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:歴史/P:人物伝/PJ:歴史/PJ:人物伝）。

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