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'''{{By|2022年}}'''は、[[ウエスタン・リーグ]]で最優秀防御率(3.09)、最高勝率(.700)の投手2冠を獲得。同リーグの表彰対象ではないが、奪三振(74奪三振)も最多だった<ref>[https://npb.jp/bis/2022/stats/index_farm.html 2022年度 ファーム成績] NPB (2022年10月28日閲覧)</ref>。しかし一軍での登板はなくシーズンを終える。 |
'''{{By|2022年}}'''は、[[ウエスタン・リーグ]]で最優秀防御率(3.09)、最高勝率(.700)の投手2冠を獲得。同リーグの表彰対象ではないが、奪三振(74奪三振)も最多だった<ref>[https://npb.jp/bis/2022/stats/index_farm.html 2022年度 ファーム成績] NPB (2022年10月28日閲覧)</ref>。しかし一軍での登板はなくシーズンを終える。 |
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'''{{by|2023年}}'''は4月1日、対[[横浜DeNAベイスターズ]]2回戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])で[[秋山拓巳]]の後の2番手として2シーズンぶりに1軍登板の後、4月12日、対[[読売ジャイアンツ]]2回戦([[東京ドーム]])で2シーズンぶりに1軍公式戦で先発すると、7回まで無安打無四死球の完全試合状態だったが、1-0とリードした8回表の攻撃で代打を出され、勝ち投手の権利を持ったまま降板。その裏に2番手として登板した[[石井大智]]が初球で[[岡本和真]]に同点本塁打を浴び、村上の勝ち投手の権利は消滅した(チームは延長10回表に勝ち越し点を奪い2-1で勝利)<ref>{{Cite news2|date=2023-04-12|url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/04/12/0016238611.shtml |title=騒然となった阪神・岡田采配 評論家は「正解だと思う」その理由は2つ「奪三振がなくなっていた」村上7回完全で交代 |newspaper=デイリースポーツ|agency=神戸新聞社|accessdate=2023-04-12}}</ref>。 |
'''{{by|2023年}}'''は4月1日、対[[横浜DeNAベイスターズ]]2回戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])で[[秋山拓巳]]の後の2番手として2シーズンぶりに1軍登板の後、4月12日、対[[読売ジャイアンツ]]2回戦([[東京ドーム]])で2シーズンぶりに1軍公式戦で先発すると、7回まで無安打無四死球の完全試合状態だったが、1-0とリードした8回表の攻撃で代打を出され、勝ち投手の権利を持ったまま降板。その裏に2番手として登板した[[石井大智]]が初球で[[岡本和真]]に同点本塁打を浴び、村上の勝ち投手の権利は消滅した(チームは延長10回表に勝ち越し点を奪い2-1で勝利)<ref>{{Cite news2|date=2023-04-12|url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/04/12/0016238611.shtml |title=騒然となった阪神・岡田采配 評論家は「正解だと思う」その理由は2つ「奪三振がなくなっていた」村上7回完全で交代 |newspaper=デイリースポーツ|agency=神戸新聞社|accessdate=2023-04-12}}</ref>。その後、4月22日、対[[中日ドラゴンズ]]2回戦([[ナゴヤドーム|バンテリンドーム]])では、[[福永裕基]]に2安打を許すも他の打者の出塁は許さず、プロ入り初勝利を無四球完封で飾った。 |
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== 選手としての特徴 == |
== 選手としての特徴 == |
2023年4月22日 (土) 07:31時点における版
阪神タイガース #41 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 兵庫県南あわじ市 |
生年月日 | 1998年6月25日(26歳) |
身長 体重 |
174 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2020年 ドラフト5位 |
初出場 | 2021年5月30日 |
年俸 | 750万円(2023年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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村上 頌樹(むらかみ しょうき、1998年6月25日 - )は、兵庫県南あわじ市出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。阪神タイガース所属。
経歴
プロ入り前
南あわじ市立賀集小学校1年で「賀集少年野球クラブ」に入団し野球を始め、3年時から投手を務める。南あわじ市立南淡中学校時代は「アイランドホークス」に所属[2][3]。1学年上に村西良太がいる。
智辯学園高校では1年夏からベンチ入りし、1年夏と3年春夏に甲子園に出場[3]。3年春の甲子園ではエースとして全5試合を1人で投げ抜き、47回で防御率0.38を記録[2][4]。決勝の高松商業高校戦では延長11回までを1失点に抑えた上、その裏に中堅越えのサヨナラ二塁打を打ち、同校初の甲子園優勝に導いた[2][4]。3年夏の甲子園は2回戦で河野竜生擁する鳴門高校に敗れた[5]。2学年上に岡本和真、1学年上に廣岡大志がいる。
東洋大学に進学後、1年春からリーグ戦に登板し[3]、専修大学戦ではリーグ戦初完封初勝利を収めた[6]。2年時は登板機会に恵まれなかったものの、エースとして迎えた3年春には6勝無敗、防御率0.77の成績を残し、投手3冠、ベストナインを獲得すると共に春季リーグ4連覇に貢献[7][8]。同夏には日米大学野球選手権に出場する日本代表にも選出された[9]。4年秋には中央大学との開幕戦に先発するも登板中に腕の張りを訴え4回1失点で降板し[10][11]、その後右前腕の肉離れが判明し戦線を離脱[12][13]。そのままリーグ戦を終えた。2学年上に上茶谷大河、甲斐野央、梅津晃大、中川圭太、藤井聖、末包昇大、1学年上に佐藤都志也がいる。
2020年のドラフト会議で阪神タイガースから5位指名を受け[3]、契約金4000万円、年俸720万円で仮契約を結んだ[14]。背番号は41[15]。
阪神時代
2021年、二軍戦6試合で2勝1敗、防御率2.25を記録[16]。5月30日に一軍登録され[17]、同日の埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)でプロ初登板・初先発を果たしたが、2回1/3を3安打3四球5失点で降板(チームが逆転勝ちしたため、勝敗はつかなかった)[18]。翌5月31日に出場登録を抹消された[19]。二軍では最終的に10勝1敗、防御率2.23を記録し、最多勝、最優秀防御率、最高勝率の三冠に輝いた[20]。
2022年は、ウエスタン・リーグで最優秀防御率(3.09)、最高勝率(.700)の投手2冠を獲得。同リーグの表彰対象ではないが、奪三振(74奪三振)も最多だった[21]。しかし一軍での登板はなくシーズンを終える。
2023年は4月1日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(京セラドーム大阪)で秋山拓巳の後の2番手として2シーズンぶりに1軍登板の後、4月12日、対読売ジャイアンツ2回戦(東京ドーム)で2シーズンぶりに1軍公式戦で先発すると、7回まで無安打無四死球の完全試合状態だったが、1-0とリードした8回表の攻撃で代打を出され、勝ち投手の権利を持ったまま降板。その裏に2番手として登板した石井大智が初球で岡本和真に同点本塁打を浴び、村上の勝ち投手の権利は消滅した(チームは延長10回表に勝ち越し点を奪い2-1で勝利)[22]。その後、4月22日、対中日ドラゴンズ2回戦(バンテリンドーム)では、福永裕基に2安打を許すも他の打者の出塁は許さず、プロ入り初勝利を無四球完封で飾った。
選手としての特徴
174cmと小柄ながら最速149km/h、回転数2600rpm超を計測するノビのあるストレートと制球力を武器とし[23]、ツーシーム[3]、スライダー、カーブ、チェンジアップなどの多彩な変化球を投げ分ける[13]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 阪神 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 30 | 5.1 | 9 | 3 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 10 | 10 | 16.88 | 2.63 |
通算:1年 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 30 | 5.1 | 9 | 3 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 10 | 10 | 16.88 | 2.63 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2021 | 阪神 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2021年5月30日、対埼玉西武ライオンズ3回戦(メットライフドーム)、2回1/3を5失点で勝敗つかず
- 初ホールド:2023年4月1日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(京セラドーム大阪)、6回表に2番手で救援登板、1回無失点
- 初奪三振:同上、6回表に大田泰示から見逃し三振
- 初勝利・初先発勝利・初完投勝利・初完封勝利:2023年4月22日、対中日ドラゴンズ2回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、9回を2安打無四死球10奪三振
- 打撃記録
- 初打席・初安打:2021年8月28日、対広島東洋カープ15回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、2回表に野村祐輔から中前安打
背番号
- 41(2021年 - )
登場曲
- 「Mela!」緑黄色社会(2021年)
- 「決戦スピリット」CHiCO with HoneyWorks(2022年)
- 「青春の馬」日向坂46(2023年 - )
代表歴
- 2019年 日米大学野球選手権大会日本代表
脚注
- ^ “阪神 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月15日閲覧。
- ^ a b c “2戦連続サヨナラ!智弁学園、延長11回の死闘制し初V/センバツ”. SANSPO.COM (2016年4月1日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ a b c d e “阪神、東洋大・村上頌樹投手を5位指名 完成度高い“大人の投球”魅力”. Sponichi Annex (2020年10月26日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ a b “智弁学園サヨナラ初V エース村上が高松商打ち砕く”. 日刊スポーツ (2016年4月1日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “智弁学園、春夏連覇の夢散る 村上甲子園全7戦完投”. 日刊スポーツ (2014年8月14日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “東洋大・村上、センバツVのプライド捨て初完封1勝”. 日刊スポーツ (2017年5月3日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “阪神ドラ5村上頌樹は“西勇輝タイプ” G岡本は智弁学園の2学年先輩「三振を取るイメージある」”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2020年11月18日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “阪神D5位指名の東洋大・村上頌樹、同郷・近本のように感動与える選手に!”. SANSPO.COM (2020年10月27日). 2020年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月5日閲覧。
- ^ “東洋大の149キロ右腕・村上がプロ志望届提出へ―スカウト「上位候補になれる力」”. Sponichi Annex (2020年9月10日). 2020年9月10日閲覧。
- ^ “【東都】東洋大・村上頌樹が4回1失点で緊急降板 「握力が入らなくなった」”. スポーツ報知 (2020年9月22日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “ドラフト上位候補の東洋大・村上 腕の張りで緊急降板”. Sponichi Annex (2020年9月23日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “東都大学野球 東洋大のドラフト候補右腕・村上が右前腕肉離れで離脱”. Sponichi Annex (2020年9月29日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ a b “【東都】東洋大のドラフト候補右腕・村上が右前腕肉離れで離脱 ドラフトまでの実戦登板は絶望的”. スポーツ報知 (2020年9月29日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “阪神がドラ5指名の東洋大・村上と仮契約、先輩・岡本に闘志「三振を取りたい」”. デイリースポーツonline (2020年11月18日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “阪神ドラ2伊藤将司は「27」/新人背番号一覧”. 日刊スポーツ (2020年12月7日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “【阪神】村上頌樹 ドラフト5位右腕が30日の西武戦で初登板初先発へ”. スポーツ報知 (2021年5月25日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “【30日のプロ野球公示】オリックスが平野佳寿と増井浩俊を登録 阪神はドラ5村上頌樹を登録”. ベースボールチャンネル (2021年5月30日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “阪神5位村上頌樹ホロ苦プロデビュー「悔いの残る投球」3回途中5失点降板”. 日刊スポーツ (2021年5月30日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “阪神ドラ5・村上が登録抹消 30日西武戦で三回途中5失点”. デイリースポーツ online (2021年5月31日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “【俺たち年男】阪神・村上 昨季2軍で投手3冠!1軍で食らいつく!”. デイリースポーツ online (2022年1月15日). 2022年1月15日閲覧。
- ^ 2022年度 ファーム成績 NPB (2022年10月28日閲覧)
- ^ "騒然となった阪神・岡田采配 評論家は「正解だと思う」その理由は2つ「奪三振がなくなっていた」村上7回完全で交代". デイリースポーツ. 神戸新聞社. 12 April 2023. 2023年4月12日閲覧。
- ^ “東洋大エース・村上頌樹はプロ向き。4年間の研磨でドラフト上位候補へ。”. Number Web (2020年7月19日). 2021年9月5日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 村上頌樹 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube