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西十両筆頭で迎えた同年11月場所は11勝4敗として翌2022年1月場所の新入幕が確定し、弟の若隆景との兄弟幕内が誕生することとなった<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202111260000662.html 若元春、弟の若隆景と兄弟幕内誕生へ「アドバイスする余裕なんてない」] 日刊スポーツ 2021年11月26日16時19分 (2021年11月26日閲覧)</ref>。兄弟幕内力士となることに対しては「お互いに自分の相撲でいっぱいいっぱい。アドバイスする余裕なんてない。弟の相撲を研究する時間があれば、自分の相撲を考えた方がいい」とコメント<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202111260000662.html 若元春、弟の若隆景と兄弟幕内誕生へ「アドバイスする余裕なんてない」] 日刊スポーツ 2021年11月26日16時19分 (2021年11月28日閲覧)</ref>。新入幕会見では「不安8割くらい。自分の実力が通じるのか…。十両で足踏みして通用するか自信がない」とネガティブな一面も見せた<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202112240000325.html 【初場所新番付】若元春が新入幕 若隆景とともに史上12組目の兄弟幕内] 日刊スポーツ 2021年12月24日12時16分 (2021年12月24日閲覧)</ref>。祖父の命日の1月17日である場所9日目には弟の若隆景と共に白星を獲得<ref>[https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2022/01/18/kiji/20220117s00005000532000c.html 若元春&若隆景、兄弟そろって白星 祖父・若葉山の命日にささげた] Sponichi Annex 2022年1月18日 05:30 (2022年1月20日閲覧)</ref>。 |
西十両筆頭で迎えた同年11月場所は11勝4敗として翌2022年1月場所の新入幕が確定し、弟の若隆景との兄弟幕内が誕生することとなった<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202111260000662.html 若元春、弟の若隆景と兄弟幕内誕生へ「アドバイスする余裕なんてない」] 日刊スポーツ 2021年11月26日16時19分 (2021年11月26日閲覧)</ref>。兄弟幕内力士となることに対しては「お互いに自分の相撲でいっぱいいっぱい。アドバイスする余裕なんてない。弟の相撲を研究する時間があれば、自分の相撲を考えた方がいい」とコメント<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202111260000662.html 若元春、弟の若隆景と兄弟幕内誕生へ「アドバイスする余裕なんてない」] 日刊スポーツ 2021年11月26日16時19分 (2021年11月28日閲覧)</ref>。新入幕会見では「不安8割くらい。自分の実力が通じるのか…。十両で足踏みして通用するか自信がない」とネガティブな一面も見せた<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202112240000325.html 【初場所新番付】若元春が新入幕 若隆景とともに史上12組目の兄弟幕内] 日刊スポーツ 2021年12月24日12時16分 (2021年12月24日閲覧)</ref>。祖父の命日の1月17日である場所9日目には弟の若隆景と共に白星を獲得<ref>[https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2022/01/18/kiji/20220117s00005000532000c.html 若元春&若隆景、兄弟そろって白星 祖父・若葉山の命日にささげた] Sponichi Annex 2022年1月18日 05:30 (2022年1月20日閲覧)</ref>。 |
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新入幕から3場所連続で9勝6敗と勝ち越し、初の上位対戦圏内の東前頭4枚目で迎えた7月場所では、5日目に大関・正代を破る殊勲の星を手にした。さらにその場所の中日で横綱・照ノ富士と初対戦。2分を超える熱 |
新入幕から3場所連続で9勝6敗と勝ち越し、初の上位対戦圏内の東前頭4枚目で迎えた7月場所では、5日目に大関・正代を破る殊勲の星を手にした。さらにその場所の中日で横綱・照ノ富士と初対戦。2分を超える熱戦の最中、自身の廻しが緩んだのに対し廻し待ったで止めに入ろうとした41代式守伊之助に気づかず、照ノ富士が待ったに気づき力を抜いたところを寄り切り。協議の末行司が止めに入る直前の形からやり直すことになり、照ノ富士に数秒で下手投げで敗れ、初金星は幻のものとなってしまった。 |
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9月場所前の9月1日、弟で関脇の若隆景と稽古で8番取って1番も勝てないなど、力量差が表れた。この場所は自身初の幕内2桁白星を目標に掲げた<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202209010000682.html 若元春、関脇若隆景に8番取るも1番も勝てず 秋場所へ「しっかり力を出して星を上げたい」] 日刊スポーツ 2022年9月1日16時2分 (2022年9月5日閲覧)</ref>。その9月場所は10勝5敗と自身初の幕内2桁勝利を宣言通り達成した。2023年3月場所は優勝争いに加わり、13日目終了時点で10勝3敗に位置していた。その日の取組後には「三役として2桁勝利は最低限のハードルと思っている。それをクリアできたとは思うが、ここからさらに星を伸ばせるようにしたい」と優勝争いにも絡む残り2日へ、気持ちをこめた<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202303240001166.html 若元春「三役として最低限」10勝目 優勝争いへ「さらに星を伸ばせるようにしたい」] 日刊スポーツ 2023年3月24日18時33分 (2023年3月25日閲覧)</ref>。14日目に豊昇龍に敗れ、優勝争いからは脱落したが、千秋楽はこれまで勝利したことがなかった琴ノ若をうっちゃりで破り、11勝4敗まで星を伸ばした。5月場所は西関脇2枚目の地位で土俵に上がることとなった。これで弟の若隆景と共に史上4組目の兄弟関脇となった<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202305020000054.html 【夏場所新番付】照ノ富士が3場所連続「横綱大関」 兄弟関脇は若貴以来/アラカルト] 日刊スポーツ 2023年5月2日8時1分 (2023年5月3日閲覧)</ref>。 |
9月場所前の9月1日、弟で関脇の若隆景と稽古で8番取って1番も勝てないなど、力量差が表れた。この場所は自身初の幕内2桁白星を目標に掲げた<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202209010000682.html 若元春、関脇若隆景に8番取るも1番も勝てず 秋場所へ「しっかり力を出して星を上げたい」] 日刊スポーツ 2022年9月1日16時2分 (2022年9月5日閲覧)</ref>。その9月場所は10勝5敗と自身初の幕内2桁勝利を宣言通り達成した。2023年3月場所は優勝争いに加わり、13日目終了時点で10勝3敗に位置していた。その日の取組後には「三役として2桁勝利は最低限のハードルと思っている。それをクリアできたとは思うが、ここからさらに星を伸ばせるようにしたい」と優勝争いにも絡む残り2日へ、気持ちをこめた<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202303240001166.html 若元春「三役として最低限」10勝目 優勝争いへ「さらに星を伸ばせるようにしたい」] 日刊スポーツ 2023年3月24日18時33分 (2023年3月25日閲覧)</ref>。14日目に豊昇龍に敗れ、優勝争いからは脱落したが、千秋楽はこれまで勝利したことがなかった琴ノ若をうっちゃりで破り、11勝4敗まで星を伸ばした。5月場所は西関脇2枚目の地位で土俵に上がることとなった。これで弟の若隆景と共に史上4組目の兄弟関脇となった<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202305020000054.html 【夏場所新番付】照ノ富士が3場所連続「横綱大関」 兄弟関脇は若貴以来/アラカルト] 日刊スポーツ 2023年5月2日8時1分 (2023年5月3日閲覧)</ref>。 |
2023年5月18日 (木) 12:38時点における版
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基礎情報 | ||||
四股名 | 荒大波→剛士→若元春 | |||
本名 | 大波 港 | |||
生年月日 | 1993年10月5日(30歳) | |||
出身 |
福島県福島市 (出生地は愛知県名古屋市) | |||
身長 | 187.0cm | |||
体重 | 143.0kg | |||
BMI | 40.9 | |||
所属部屋 | 荒汐部屋 | |||
得意技 | 左四つ、寄り | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 西関脇2 | |||
最高位 | 西関脇2 | |||
生涯戦歴 | 345勝259敗25休(68場所) | |||
幕内戦歴 | 73勝47敗(8場所) | |||
優勝 |
幕下優勝2回 序ノ口優勝1回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 2011年11月場所 | |||
入幕 | 2022年1月場所 | |||
備考 | ||||
2023年5月1日現在 |
若元春 港(わかもとはる みなと、1993年10月5日 - )は、福島県福島市出身(出生地は愛知県名古屋市[1])で荒汐部屋所属の現役大相撲力士。本名は大波 港(おおなみ みなと)。身長187cm、体重143kg。血液型はO型。最高位は西関脇2(2023年5月場所)。
来歴
祖父は小結・若葉山貞雄(時津風部屋・12代錣山)、父は幕下・若信夫(立田川部屋・最高位は西幕下51枚目)、兄は幕下・若隆元、弟は幕内・若隆景という相撲一家に生まれる。
祖父に憧れて相撲を始め、学法福島高時代に3年連続でインターハイ個人に出場し、3年生の時に東北大会準優勝の実績を残した。在学中に東日本大震災に被災した時に兄が入門していた荒汐部屋で1ヶ月間の避難生活を送った経験があり、部屋の恩に報いる意味も込めて高校卒業前に荒汐部屋で初土俵を踏む[2]。
初土俵の2011年11月場所だけは荒大波を名乗り、翌2012年1月場所には後援者の命名で「金剛力士像のように」との思いが込められた剛士に四股名を改名[3]。力士の血筋に加えて3兄弟の中でも最も大きい筋肉質な体を活かした突き押しを操り2011年11月場所の前相撲を1番出世を果たし、翌年2012年1月場所は序ノ口優勝を収め、初土俵から所要6場所で幕下へ初昇進するなど幸先の良いスタートを切る。2013年5月場所は4番相撲からの途中出場となって3勝1敗3休の成績に甘んじるも、翌7月場所は幕下優勝を果たし、大相撲八百長問題で解雇された後に裁判の結果無実を証明して1年半ぶりに本場所へ復帰した部屋の関取の蒼国来に花を添える形となった。2013年9月場所は自己最高位の東幕下7枚目に昇進した。2014年からは幕下の中位から下位に推移し、2015年3月場所は三段目に陥落。2014年5月場所頃の相撲は右半身が使えておらず、師匠の8代荒汐も「稽古をしない」と漏らしていた[4]。
2015年11月場所は全休となったが、2016年1月場所は5勝2敗と復帰場所を勝ち越しを収めた。しかし、荒汐に怪我で落ちた地位で2番負けたことについて言われ、本人も2番落としたことを反省していた[5]。以降、勝ち越しを7場所連続で決めて、2017年3月場所は西幕下5枚目と勝ち越せば番付運次第で関取昇進が有り得る地位にまで昇進。この場所は6番相撲まで3勝3敗であったが7番相撲の舛の勝戦で敗れて3勝4敗と勝ち越しとはならなかった。
2017年5月場所より、弟の入門に合わせて四股名を「若元春」に改名。由来は三子教訓状で知られる戦国武将・毛利元就の3人の息子たち。その中の次男の吉川元春で、同時に兄も毛利隆元(吉川元春の兄)から名前を取り「若隆元」と改名、弟は小早川隆景(吉川元春の弟)から名前を取り「若隆景」とした。「若」の字は、祖父の若葉山と父の若信夫から来ている[6]。
同時期以降は十両昇進を伺う番付での土俵が続き、2018年7月場所では自己最高位を更新する西幕下4枚目に番付を伸ばしたが、この場所は2勝5敗で跳ね返された。2019年1月場所前の正月前後、直近3年から4年の間稽古に身が入っていないところを兄弟子の蒼国来から「もっと自分のことを考えろ」と発破をかけられ目が覚めた[7]。その1月場所では西幕下3枚目の地位で7戦全勝を果たし、翌3月場所の新十両昇進を確定させた。幕下優勝を果たした際には「1場所で落ちることのないようにしたい」と語った[8]。場所後に開かれた番付編成会議で正式に新十両昇進が決定し、先に十両に上がっていた弟の若隆景と合わせて、史上20組目の兄弟関取となった[9]。昇進に際して師匠は「3年は遅かった」と出世のもたつきを指摘した[10]。2月2日に都内で行われた自身の祝賀会では、師匠の荒汐から「紋付きはかま姿で5月場所の東京に戻ってこられるよう頑張ってほしい(5月場所も十両で迎えて欲しい、という意味[注釈 1])」と奮起を促され、出身高校の松原光校長からは化粧廻しの目録が手渡された[11]。東日本大震災から8年となる3月場所2日目、震災が発生した午後2時46分ごろに花道から土俵に向かい、この日は安美錦を寄り倒しで破った[12]。その場所は5勝10敗と十両のかべに跳ね返され、翌5月場所は幕下に逆戻りとなった。3場所の幕下暮らしを経て11月場所に十両に復帰。6勝1敗で終えた9月場所は7番相撲のうっちゃりでの白星にも「あんな相撲じゃ、来場所はダメ。番付に負けない相撲を取りたい」と反省しきりであった[13]。同年11月7日、暴力根絶に尽力すべき協会員として不謹慎な内容の動画をInstagramにアップロードしたとして阿炎と共に協会に始末書を提出し、9日に口頭で注意を受けることになったことが分かった。この日は時津風一門会が行われており、師匠の8代荒汐が翌年3月末に迎える定年退職の挨拶のなかで謝罪をしたという[14][15][16][17][18][19]。同月9日に相撲協会に始末書を提出して謝罪、八角理事長と鏡山危機管理部長から口頭で厳重注意を受けた[20][21]。
師匠の定年直前の場所である2020年3月場所は東十両11枚目の地位で土俵に上がり、8勝7敗の勝ち越しを記録。定年退職する師匠への餞別として勝ち越しを捧げた格好となった[22]。
2021年1月1日、日本相撲協会は荒汐部屋で師匠の9代荒汐と若元春、幕下以下の力士合わせて11人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。前日(2020年12月31日)に若隆景が新型コロナウイルス感染症と診断されたため、荒汐部屋所属の24名が濃厚接触者としてPCR検査を受けたという[23][24]。同年1月場所はこの影響により全休した[25]。翌3月場所の番付は事情が考慮されて、全休ながら1枚降下に留まった[26]。
西十両筆頭で迎えた同年11月場所は11勝4敗として翌2022年1月場所の新入幕が確定し、弟の若隆景との兄弟幕内が誕生することとなった[27]。兄弟幕内力士となることに対しては「お互いに自分の相撲でいっぱいいっぱい。アドバイスする余裕なんてない。弟の相撲を研究する時間があれば、自分の相撲を考えた方がいい」とコメント[28]。新入幕会見では「不安8割くらい。自分の実力が通じるのか…。十両で足踏みして通用するか自信がない」とネガティブな一面も見せた[29]。祖父の命日の1月17日である場所9日目には弟の若隆景と共に白星を獲得[30]。
新入幕から3場所連続で9勝6敗と勝ち越し、初の上位対戦圏内の東前頭4枚目で迎えた7月場所では、5日目に大関・正代を破る殊勲の星を手にした。さらにその場所の中日で横綱・照ノ富士と初対戦。2分を超える熱戦の最中、自身の廻しが緩んだのに対し廻し待ったで止めに入ろうとした41代式守伊之助に気づかず、照ノ富士が待ったに気づき力を抜いたところを寄り切り。協議の末行司が止めに入る直前の形からやり直すことになり、照ノ富士に数秒で下手投げで敗れ、初金星は幻のものとなってしまった。
9月場所前の9月1日、弟で関脇の若隆景と稽古で8番取って1番も勝てないなど、力量差が表れた。この場所は自身初の幕内2桁白星を目標に掲げた[31]。その9月場所は10勝5敗と自身初の幕内2桁勝利を宣言通り達成した。2023年3月場所は優勝争いに加わり、13日目終了時点で10勝3敗に位置していた。その日の取組後には「三役として2桁勝利は最低限のハードルと思っている。それをクリアできたとは思うが、ここからさらに星を伸ばせるようにしたい」と優勝争いにも絡む残り2日へ、気持ちをこめた[32]。14日目に豊昇龍に敗れ、優勝争いからは脱落したが、千秋楽はこれまで勝利したことがなかった琴ノ若をうっちゃりで破り、11勝4敗まで星を伸ばした。5月場所は西関脇2枚目の地位で土俵に上がることとなった。これで弟の若隆景と共に史上4組目の兄弟関脇となった[33]。
取り口
得意手は左四つ、寄りで、左を差すと十分に力を発揮する[34]。
花田虎上によると、引きつけて前に出る若元春の力は相当なもので、まわしを切るのもうまいとのこと[35]。
2022年8月11日の夏巡業古河場所では「相撲の型は決まっている。左四つなので、そこに持っていくまでの相撲を強化したい」と左四つのさらなる強化をテーマに掲げた[36]。
2023年5月場所中に八角理事長は若元春の左差し右おっつけという確固たる型を評価しており、場所4日目の琴ノ若との迷いの無い相撲を「右をおっつけながら上手を取る攻めが速い。絞り上げた」と評価した[37]。
人物
- 入門時の師匠である8代荒汐によると「人の言うことを聞かないし、相撲で勝っても負けてもケロッとしている(笑)」とのこと[38]。
- のらりくらりとした性格で知られる。2022年7月場所前は場所成績次第で続く9月場所での三役昇進を狙うことができ、1992年3月場所の若花田・貴花田以来となる、若隆景との同時三役昇進が懸かっている状況であったが、「期待されてないんじゃないですか? 今いる番付が自分の最高だと思って、最高の相撲を取りきるだけです」とコメントし、「まだまだ全然(弟若隆景の)バーターですよ、優勝されちゃいましてバーター感、強まりましたよ」と笑って返した[39]。
- 好きなおでんの具はちくわぶ[40]。
- 自身を動物に例えるとクマ[41]。
- 協会公式プロフィールによると好きなアーティストはエド・シーランとAiko。好物は寿司。趣味はプロレス観戦。好きなお笑い芸人はチョコレートプラネット[42]。
エピソード
- 新入幕を機に祖父の若葉山が締めていた物を再現したという獅子を想起させる化粧廻しを使用するようになった[43]。
- 2022年5月場所5日目の宇良戦は、しぶとい相撲の宇良と本格的な左四つの若元春の左四つ対決ということで北の富士も話題として取り上げていた[44]。
- 三賞及び金星の経験がないまま関脇に昇進したのは、史上初の珍記録である。三賞経験のない関脇では鳳凰倶往がいたが、関脇に上がった時点で金星は2個獲得していた(生涯では3個獲得)。
主な成績
2023年3月場所終了現在
- 通算成績:345勝259敗25休(68場所)
- 幕内成績:73勝47敗(8場所)
格段優勝
- 幕下優勝:2回(2013年7月場所、2019年1月場所)
- 序ノ口優勝:1回(2012年1月場所)
場所別成績
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
2011年 (平成23年) |
x | x | x | x | x | (前相撲) |
2012年 (平成24年) |
東序ノ口15枚目 優勝 7–0 |
西序二段10枚目 5–2 |
西三段目78枚目 6–1 |
西三段目20枚目 3–4 |
東三段目39枚目 6–1 |
西幕下54枚目 2–5 |
2013年 (平成25年) |
西三段目19枚目 3–4 |
東三段目34枚目 6–1 |
東幕下45枚目 3–1–3 |
東幕下55枚目 優勝 7–0 |
東幕下7枚目 2–5 |
西幕下19枚目 2–5 |
2014年 (平成26年) |
西幕下36枚目 3–4 |
西幕下43枚目 4–3 |
東幕下37枚目 4–3 |
西幕下29枚目 3–4 |
西幕下37枚目 3–4 |
西幕下46枚目 3–4 |
2015年 (平成27年) |
西幕下55枚目 3–4 |
西三段目6枚目 6–1 |
東幕下33枚目 3–4 |
東幕下44枚目 5–2 |
西幕下28枚目 2–5 |
東幕下46枚目 休場 0–0–7 |
2016年 (平成28年) |
西三段目26枚目 5–2 |
西三段目筆頭 6–1 |
東幕下29枚目 4–3 |
西幕下22枚目 4–3 |
西幕下16枚目 4–3 |
西幕下12枚目 4–3 |
2017年 (平成29年) |
東幕下8枚目 4–3 |
西幕下5枚目 3–4 |
西幕下9枚目 3–4 |
東幕下14枚目 3–4 |
西幕下18枚目 5–2 |
東幕下11枚目 4–3 |
2018年 (平成30年) |
西幕下6枚目 3–4 |
東幕下12枚目 4–3 |
東幕下10枚目 5–2 |
西幕下4枚目 2–5 |
西幕下14枚目 5–2 |
東幕下7枚目 4–3 |
2019年 (平成31年 /令和元年) |
西幕下3枚目 優勝 7–0 |
西十両10枚目 5–10 |
西幕下筆頭 3–4 |
西幕下5枚目 5–2 |
東幕下筆頭 6–1 |
西十両11枚目 5–10 |
2020年 (令和2年) |
西幕下筆頭 6–1 |
東十両11枚目 8–7[注釈 2] |
感染症拡大 により中止 |
東十両8枚目 9–6[注釈 3] |
東十両3枚目 6–9 |
西十両6枚目 8–7[注釈 3] |
2021年 (令和3年) |
東十両5枚目 休場[注釈 4] 0–0–15 |
東十両6枚目 6–9[注釈 3] |
東十両9枚目 9–6[注釈 5] |
東十両3枚目 7–8 |
東十両3枚目 8–7 |
西十両筆頭 11–4 |
2022年 (令和4年) |
東前頭15枚目 9–6 |
西前頭9枚目 9–6 |
西前頭6枚目 9–6 |
東前頭4枚目 6–9 |
東前頭6枚目 10–5 |
東前頭4枚目 10–5 |
2023年 (令和5年) |
西小結2 9–6 |
東小結 11–4 |
西関脇2 – |
x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
合い口
- 2023年3月場所終了現在
- 第73代横綱・照ノ富士には1敗。
- 大関・貴景勝には3敗。
- 元大関・栃ノ心には1勝3敗。
- 元大関・高安には1勝2敗。(うち不戦勝1)
- 元大関・御嶽海には3勝1敗。
- 元大関・正代には2勝2敗。
- 最高位が関脇以下の力士との幕内での対戦成績は以下の通りである。
力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
関脇 | ||||||||||||||
碧山 | 4 | 1 | 阿炎 | 1 | 2 | 霧馬山 | 2 | 3 | 大栄翔 | 3 | 2 | |||
宝富士 | 2 | 0 | 玉鷲 | 3 | 1 | 豊昇龍 | 1 | 3 | 妙義龍 | 4 | 0 | |||
明生 | 3 | 0 | ||||||||||||
小結 | ||||||||||||||
遠藤 | 4 | 1 | 阿武咲 | 1 | 0 | 琴ノ若 | 1 | 4 | 千代大龍 | 1 | 2 | |||
翔猿 | 5 | 2 | 北勝富士 | 3 | 3 | 竜電 | 1 | 0 | ||||||
前頭 | ||||||||||||||
天空海 | 1 | 0 | 東龍 | 1 | 0 | 石浦 | 1 | 0 | 一山本 | 2 | 0 | |||
宇良 | 2 | 1 | 王鵬 | 2 | 0 | 琴恵光 | 2 | 1 | 琴勝峰 | 0 | 1 | |||
佐田の海 | 3 | 3 | 志摩ノ海 | 2 | 0 | 千代翔馬 | 1 | 0 | 千代丸 | 0 | 1 | |||
剣翔 | 0 | 1 | 照強 | 2 | 1 | 錦木 | 2 | 0 | 錦富士 | 0 | 1 | |||
翠富士 | 2 | 1 | 豊山 | 1 | 0 |
(カッコ内は勝数、負数の中に占める不戦勝、不戦敗の数、太字は2023年3月場所終了現在、現役力士)
改名歴
- 荒大波 港(あらおおなみ みなと)2011年11月場所
- 剛士 港(ごうし みなと)2012年1月場所 - 2017年3月場所
- 若元春 港(わかもとはる みなと)2017年5月場所 -
脚注
注釈
出典
- ^ 「<取材ノート> 若隆景、名古屋で幼少期 力士と交流」『中日新聞』2022年3月29日。2022年7月11日閲覧。
- ^ 『相撲』2012年3月号51頁
- ^ 『相撲』2012年2月号71頁 十両以下各段優勝者
- ^ 平成26年 五月場所を振り返って (1) arashio.net (2018年3月14日閲覧)
- ^ 連載:平成28年一月場所を振り返って (3) arashio.net (2018年3月14日閲覧)
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