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| メンバー = [[井戸田潤]]<br />[[小沢一敬]]
| メンバー = [[井戸田潤]]<br />[[小沢一敬]]
| 別名 = 略称:SPW、スピワ、スピワゴ、ワゴン
| 別名 = 略称:SPW、スピワ、スピワゴ、ワゴン<br />ハンバーグ師匠(井戸田)
| 結成年 = [[1998年]]
| 結成年 = [[1998年]]
| 解散年 =
| 解散年 =
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| 旧コンビ名 = 小沢と井戸田<br />マグニチュード(井戸田)<br />バツイチほか(小沢)
| 旧コンビ名 = 小沢と井戸田<br />マグニチュード(井戸田)<br />バツイチほか(小沢)
| 現在の活動状況= テレビ・ライブなど
| 現在の活動状況= テレビ・ライブなど
| 芸種 = [[漫才]][[コント]]
| 芸種 = [[漫才]]<br />[[コント]]
| ネタ作成者 = 小沢一敬
| ネタ作成者 = 小沢一敬
| 現在の代表番組= [[NHK短歌]]「短歌de胸キュンなど
| 現在の代表番組= [[NHK短歌]]「短歌de胸キュンなど
| 過去の代表番組= [[爆笑オンエアバトル]]<br />[[エンタの神様]]<br />[[スピードワゴンと裸の××アイドル]]<br />[[キャラ☆キング]]<br />[[熱血!平成教育学院]]<br />[[週刊AKB]]<br />など
| 過去の代表番組= [[爆笑オンエアバトル]]<br />[[エンタの神様]]<br />[[スピードワゴンと裸の××アイドル]]<br />[[キャラ☆キング]]<br />[[熱血!平成教育学院]]<br />[[週刊AKB]]<br />など
| 同期 = [[スギちゃん]]<br />[[ボルサリーノ (お笑い)|ボルサリーノ]]<br />[[野性爆弾]]<br />[[ブラックマヨネーズ]]<br />[[タカアンドトシ]]など
| 同期 = [[スギちゃん]]<br />[[ボルサリーノ (お笑い)|ボルサリーノ]]<br />[[タカアンドトシ]]など
| 受賞歴 = [[2004年]] [[爆笑オンエアバトル]]第6回チャンピオン大会 準優勝
| 受賞歴 = [[2004年]] [[爆笑オンエアバトル]]第6回チャンピオン大会 準優勝
| 公式サイト = [http://com.horipro.co.jp/talent/supi-dowagon/ 公式プロフィール]
| 公式サイト = [http://com.horipro.co.jp/talent/supi-dowagon/ 公式プロフィール]
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'''スピードワゴン'''は、[[ホリプロコム]]に所属する[[日本]]の[[お笑いコンビ]]。[[1998年]]結成、2人とも[[愛知県]]出身。[[2002年]]・[[2003年]]『[[M-1グランプリ]]』、[[2023年]]『[[THE SECOND 〜漫才トーナメント〜]]』ファイナリスト。
'''スピードワゴン'''は、[[ホリプロコム]]に所属する日本の[[お笑いコンビ]]。[[1998年]]結成、2人とも[[愛知県]]出身。[[2002年]]・[[2003年]]『[[M-1グランプリ]]』、[[2023年]]『[[THE SECOND 〜漫才トーナメント〜]]』ファイナリスト。


== メンバー ==
== メンバー ==
{{main|井戸田潤|小沢一敬}}
{{main|井戸田潤|小沢一敬}}
; 井戸田 潤(いとだ じゅん、[[1972年]][[12月13日]] - )({{年数|1972|12|13}}歳)
; 井戸田 潤(いとだ じゅん、[[1972年]][[12月13日]] - )({{年数|1972|12|13}}歳)
: [[ツッコミ (漫才)|ツッコミ]](コントによってはボケ)担当、立ち位置は向かって左
: [[漫才#ボケとツッコミ|ツッコミ]](コントによってはボケ)担当。
: 愛知県[[小牧市]]出身。'''ハンバーグ師匠'''( - ししょう)名義での活動も行っている。
: 愛知県[[小牧市]]出身。'''ハンバーグ師匠'''( - ししょう)名義での活動も行っている。
: 結婚歴は2度ある。
: 結婚歴は2度ある。
:
; 小沢 一敬(おざわ かずひろ <nowiki>本名:</nowiki>小澤 一敬〈読み同じ〉[[1973年]][[10月10日]] - )({{年数|1973|10|10}}歳)
; 小沢 一敬(おざわ かずひろ本名小澤 一敬〈読み同じ〉[[1973年]][[10月10日]] - )({{年数|1973|10|10}}歳)
: [[ボケ (漫才)|ボケ]](コントによってはツッコミ)・ネタ作り担当、立ち位置は向かって右
: [[漫才#ボケとツッコミ|ボケ]](コントによってはツッコミ)・ネタ作り担当。
: 愛知県[[知多市]]出身。愛称は'''セカオザ'''
: 愛知県[[知多市]]出身。愛称は'''セカオザ'''
: 結婚歴はなく、独身である。
: 独身。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
=== コンビ結成前(吉本所属時代) ===
=== コンビ結成前(吉本所属時代) ===
[[吉本総合芸能学院|NSC]]名古屋校2期の同期として2人は出会う。[[名古屋吉本]]時代に井戸田は'''マグニチュード'''、小沢は'''バツイチ'''各々が別のコンビを組んでいた。共にランキングシステムの上位常連で、常に優勝を争う関係だった。吉本時代は新田敦生(よしもとエリアアクション副社長、当時は名古屋吉本の所長)の世話になり、ホリプロに移籍してからもラジオでの共演を経てプライベートでも親しくしている<ref>[https://web.archive.org/web/20121028180937/http://www.ktv.jp/kokoro/20120911.html 「ココロの旅」2012年9月11日放送分](webアーカイブ)</ref>。
[[吉本総合芸能学院|NSC]]名古屋校2期の同期として2人は出会う。[[名古屋吉本]]時代に井戸田は'''マグニチュード'''、小沢は'''バツイチ'''それぞれ別のコンビを組んでいた。共にランキングシステムの上位常連で、常に優勝を争う関係だった。吉本時代は新田敦生(よしもとエリアアクション副社長、当時は名古屋吉本の所長)の世話になり、ホリプロに移籍してからもラジオでの共演を経てプライベートでも親しくしている<ref>[https://web.archive.org/web/20121028180937/http://www.ktv.jp/kokoro/20120911.html 「ココロの旅」2012年9月11日放送分](webアーカイブ)</ref>。


先に上京していた井戸田が、コンビ解散寸前だった小沢を誘って[[1998年]]にコンビ'''小沢と井戸田'''を結成。井戸田が[[大須 (名古屋市)|大須]]に位置する小沢の自宅にトラックで押しかけ、そのまま上京させたというエピソードがある。
先に上京していた井戸田が、コンビ解散寸前だった小沢を誘って[[1998年]]にコンビ'''小沢と井戸田'''を結成。井戸田が[[大須 (名古屋市)|大須]]に位置する小沢の自宅にトラックで押しかけ、そのまま上京させたというエピソードがある。


吉本では[[銀座7丁目劇場]]を拠点としていたが、同劇場が閉鎖直後に吉本側から「2人はお休みです」と言われ事実上仕事を干されてしまう。危機感を持った2人は他事務所のライブへの参加・ネタ見せなどを積極的に行い、その中でも高評価してくれたM2カンパニー(後のホリプロコム)への移籍を決意した。それに伴い、コンビ名を現在のものに改めた。なお吉本を退社する際、井戸田が吉本の事務所へ[[電話]]をかけたところ対応した女性から「はいオッケーです」と決まったという<ref>[https://www.daily.co.jp/gossip/2021/06/13/0014412467.shtml スピードワゴン 吉本退社3秒 電話したらナゾ女性が「はいOKでーす!」未だ誰か不明] - デイリースポーツ・2021年6月13日</ref>。
吉本では[[銀座7丁目劇場]]を拠点としていたが、同劇場が閉鎖直後に吉本側から「2人はお休みです」と言われ事実上仕事を干されてしまう。危機感を持った2人は他事務所のライブへの参加・ネタ見せなどを積極的に行い、その中でも高評価してくれたM2カンパニー(後のホリプロコム)への移籍を決意した。それに伴い、コンビ名を現在のものに改めた。なお吉本を退社する際、井戸田が吉本の事務所へ電話たところ対応した女性「はいオッケーです」と言われて退社が決まった<ref>[https://www.daily.co.jp/gossip/2021/06/13/0014412467.shtml スピードワゴン 吉本退社3秒 電話したらナゾ女性が「はいOKでーす!」未だ誰か不明] - デイリースポーツ・2021年6月13日</ref>。


=== 初の「M-1」決勝進出~「甘い言葉」でブレイク ===
=== 初の「M-1」決勝進出~「甘い言葉」でブレイク ===
[[2000年]]から『[[爆笑オンエアバトル]]』([[NHK総合テレビジョン|NHK総合]])の常連出演者となり、[[2002年]]の『[[M-1グランプリ]]』では敗者復活戦からの決勝進出を果たす。決勝出場前の月給は3,000円だったが<ref group="注">「[https://web.archive.org/web/20150926182859/http://event.rakuten.co.jp/ent/suppin/speedwagon/ 楽天市場 有名人のすっぴんショッピング]」(Webアーカイブ)のインタビューによると、この給料では帽子1つを買うのもやっとだったため小沢は周りに対して、「給料のほとんどをファッションにつぎ込んでる」と見栄を張っていたという。</ref>、大会終了後はメディアへの露出が増えた影響で一気に100倍の額にまで跳ね上がったという{{sfn|M-1完全読本 2001-2010|2011|p=43}}。また、2002年の『M-1』決勝出場前のネタ打ち合わせの際、井戸田が小沢へ「明日から忙しくなるよ」と言ったらしい{{sfn|M-1完全読本 2001-2010|2011|p=43}}。[[2004年]]、「甘い言葉」ネタで一躍ブレイクを果たす。
[[2000年]]から『[[爆笑オンエアバトル]]』([[NHK総合テレビジョン|NHK総合]])の常連出演者となり、[[2002年]]の『[[M-1グランプリ]]』では敗者復活戦からの決勝進出を果たす。決勝出場前の月給は3,000円だったが<ref group="注">「[https://web.archive.org/web/20150926182859/http://event.rakuten.co.jp/ent/suppin/speedwagon/ 楽天市場 有名人のすっぴんショッピング]」(Webアーカイブ)のインタビューによると、この給料では帽子1つを買うのもやっとだったため小沢は周りに対して、「給料のほとんどをファッションにつぎ込んでる」と見栄を張っていたという。</ref>、大会終了後はメディアへの露出が増えた影響で一気に100倍の額にまで跳ね上がったという{{sfn|M-1完全読本 2001-2010|2011|p=43}}。また、2002年の『M-1』決勝出場前のネタ打ち合わせの際、井戸田が小沢へ「明日から忙しくなるよ」と声をかけたらしい{{sfn|M-1完全読本 2001-2010|2011|p=43}}。[[2004年]]、「甘い言葉」ネタで一躍ブレイクを果たす。


=== 停滞期 ===
=== 停滞期 ===
[[2005年]]、井戸田が[[安達祐実]]と結婚し世間の耳目を集める。[[2006年]]には[[キー局]]初の[[冠番組]]『[[激あま~い]]』([[TBSテレビ]])が始まるも、一方でコンビでの新ネタを披露する機会は減少した。
[[2005年]]、井戸田が[[安達祐実]]と結婚し世間の耳目を集める。[[2006年]]には[[キー局]]初の[[冠番組]]『[[激あま~い]]』([[TBSテレビ]])が始まるも、一方でコンビでの新ネタを披露する機会は減少した。


井戸田の結婚生活は長く続かず、離婚後の未練タラタラぶりなどで好感度を下げていった。こうした私生活面をテレビで面白く語らなければならないこと、更には小沢がお笑いからめっきり遠ざかったことが重なって井戸田は精神的にも相当疲弊していた。
井戸田の結婚生活は長く続かず、離婚後の未練タラタラぶりなどで好感度を下げていった。こうした私生活面をテレビで面白く語らなければならないこと、更には小沢がお笑いからめっきり遠ざかってしまったことなどが重なり、当時の井戸田は精神的にも相当疲弊していた。


=== 再浮上~現在 ===
=== 再浮上~現在 ===
[[2014年]][[10月2日]]放送『[[アメトーーク!]]』([[テレビ朝日]])・「俺たちくされ縁芸人」において、[[徳井義実]]([[チュートリアル (お笑いコンビ)|チュートリアル]])が小沢と共演。小沢の独特な感性を紹介したことで少しずつ小沢のキャラクター性注目が注がれ始めた。これは翌年1月22日放送のフィーチャー企画「小沢という変人」へと発展、「SEKAI NO OZAWA」やそれを略した「'''セカオザ'''」の愛称が定着していった。こうして小沢の方も再び露出が増え、コンビとしての活動も盛んになった。
[[2014年]][[10月2日]]放送『[[アメトーーク!]]』([[テレビ朝日]])・「俺たちくされ縁芸人」において、2人の同期にあたる[[徳井義実]]([[チュートリアル (お笑いコンビ)|チュートリアル]])が小沢と共演。小沢の独特な感性を紹介したことで少しずつ小沢のキャラクター性注目れ始めた。これは翌年1月22日放送のフィーチャー企画「小沢という変人」へと発展、「SEKAI NO OZAWA」やそれを略した「'''セカオザ'''」の愛称が定着していった。こうして小沢の方も再び露出が増え、コンビとしての活動も盛んになった。


[[2015年]]、なごやめしPR大使に就任<ref>[https://web.archive.org/web/20151101024558/https://www.nagoya-info.jp/news/2015/10/pr_10.html 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュ]</ref>。
[[2015年]]、なごやめしPR大使に就任<ref>[https://web.archive.org/web/20151101024558/https://www.nagoya-info.jp/news/2015/10/pr_10.html 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュ]</ref>。
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== 特徴 ==
== 特徴 ==
=== コンビ名の由来 ===
=== コンビ名の由来 ===
小沢が[[荒木飛呂彦]]の[[漫画]]『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』の[[ファン]]であり、コンビ名は作中に登場する架空の[[人間|人物]]・[[ロバート・E・O・スピードワゴン]]及びその人物が設立した[[財団]]の名称[[ロバート・E・O・スピードワゴン#スピードワゴン財団(SPW財団)|スピードワゴン財団]]に由来する。その縁で、[[2007年]]公開の映画'''『[[ファントムブラッド|ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド]]』'''にゲスト出演したものの構成上の理由から(元ネタの方の)スピードワゴンは登場していない。なお、コンビ名の候補は他にワイルドチョコレートなどがあった<ref>[https://web.archive.org/web/20120529070037/http://www.biwakore.com/main/person/200812/speed_wagon/index.htm 「Biwaコレ!!」内インタビュー](ウェブアーカイブ)</ref>。
小沢が[[荒木飛呂彦]]の[[漫画]]『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』のファンであり、コンビ名は作中に登場する架空の人物・[[ロバート・E・O・スピードワゴン]]及びその人物が設立した[[財団]]の名称[[ロバート・E・O・スピードワゴン#スピードワゴン財団(SPW財団)|スピードワゴン財団]]に由来する。その縁で、[[2007年]]公開の映画'''『[[ファントムブラッド|ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド]]』'''にゲスト出演したものの構成上の理由から(元ネタの)スピードワゴンは登場していない。なお、コンビ名の候補は他にワイルドチョコレートなどがあった<ref>[https://web.archive.org/web/20120529070037/http://www.biwakore.com/main/person/200812/speed_wagon/index.htm 「Biwaコレ!!」内インタビュー](ウェブアーカイブ)</ref>。


=== その他 ===
=== その他 ===
両者とも[[中日ドラゴンズ]]ファン。
2人とも[[中日ドラゴンズ]]ファン。


== 芸風 ==
== 芸風 ==
=== 漫才 ===
=== 漫才 ===
若手漫才師日本一を決める大会であるM-1グランプリの決勝に2回進出している。M-1王者経験を持つ[[ますだおかだ]]は自身のラジオで「スピワゴはM-1(優勝)十分狙えるコンビ」と称賛している<ref>『[[ますだおかだのオールナイトニッポン]]』([[ニッポン放送]])</ref>。2人のテンションと話術に裏打ちされた正統派の[[しゃべくり漫才]]が持ち味で<ref group="注">[[爆笑オンエアバトル]]の本では「笑いの領土を広げたパイオニアの名に値する独創性」「設定や2人の関係性や言葉のチョイス、その全てが微妙なツボを突いてくる」と称されている。</ref>、クールでベタなボケと大声でテンションの高い独特なツッコミによるメリハリの効いた展開から'''「新感覚のポップ漫才」'''と称されることがある<ref name="wp2"/>。
M-1グランプリの決勝に二度進出している。M-1王者経験を持つ[[ますだおかだ]]は自身のラジオで「スピワゴはM-1(優勝)十分狙えるコンビ」と称賛している<ref>『[[ますだおかだのオールナイトニッポン]]』([[ニッポン放送]])</ref>。2人のテンションと話術に裏打ちされた正統派の[[しゃべくり漫才]]が持ち味で<ref group="注">[[爆笑オンエアバトル]]の本では「笑いの領土を広げたパイオニアの名に値する独創性」「設定や2人の関係性や言葉のチョイス、その全てが微妙なツボを突いてくる」と称されている。</ref>、クールでベタなボケと大声でテンションの高い独特なツッコミによるメリハリの効いた展開から'''「新感覚のポップ漫才」'''と称されることがある<ref name="wp2"/>。


=== 甘い言葉 ===
=== 甘い言葉 ===
* 小沢が甘い台詞を放ち、井戸田が「甘~い!」と絶叫する[[コント漫才]]
* 小沢が甘い台詞を放ち、井戸田が「甘~い!」と絶叫するコント漫才。
* 『[[コブラ (漫画)|コブラ]]』で交わされる洋画のような台詞に憧れていた小沢が、飲み会でふとこぼした言葉を女の子に「甘い」と言われそこに同席していた[[渡部建]]([[アンジャッシュ]])が「これで漫才が書けるんじゃないか」と進言したことで完成したネタ。作りとしては[[謎かけ]]と同じであるという<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=apFmqvHSDVI 【ゲスト:スピードワゴン小沢一敬】ニューヨークのニューラジオ特別編#18 2020年3月19日(木)]</ref>。
* 『[[コブラ (漫画)|コブラ]]』で交わされる洋画のような台詞に憧れていた小沢が、飲み会でふとこぼした言葉を女の子に「甘い」と言われそこに同席していた先輩の[[渡部建]]([[アンジャッシュ]])が「これで漫才が書けるんじゃないか」とアドバイスしたことで完成したネタ。作りとしては[[謎かけ]]と同じであるという<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=apFmqvHSDVI 【ゲスト:スピードワゴン小沢一敬】ニューヨークのニューラジオ特別編#18 2020年3月19日(木)]</ref>。
* 小沢がネタをた当初、井戸田が小沢を見て「甘い」というだけのネタだったが、アドリブで客席に向けて絶叫したことでフォーマットになった。([[白黒アンジャッシュ]] 2023年1月23日放送分より)
* ネタを披露して間もな頃は井戸田が小沢を見て「甘い」というだけの内容だったが、アドリブで客席に向けて絶叫したことでフォーマットになった(『[[白黒アンジャッシュ]]2023年1月23日放送分より)。


== 賞レース等の戦歴 ==
== 賞レース等の戦歴 ==
=== 爆笑オンエアバトル ===
=== 爆笑オンエアバトル ===
『爆笑オンエアバトル』には開始当初の1999年度から2003年度まで常連組として長きに渡って出場。同番組の黄金時代を支えた芸人の1組でもある<ref name="wp2">「[[テレビお笑いふ!|テレビお笑いふ!vol.1]]」([[学研ホールディングス|学研]])</ref><ref group="注">なお、出始めの頃は「M2カンパニーの秘密兵器」と称されていた。</ref>。
『爆笑オンエアバトル』には開始当初の1999年度から2003年度まで常連組として長きに渡って出場。同番組の黄金時代を支えた芸人の組でもある<ref name="wp2">「[[テレビお笑いふ!|テレビお笑いふ!vol.1]]」([[学研ホールディングス|学研]])</ref><ref group="注">なお、出始めの頃は「M2カンパニーの秘密兵器」と称されていた。</ref>。
* 初挑戦は1999年11月20日放送回で、293KBを記録し6位オフエアであった。なお、この回で披露したのはコントだった。ちなみに2回目の挑戦となった2000年2月5日放送回では漫才を披露したが、自己最低となる129KBを記録し10組中最下位となっている<ref name="OAB">[http://www5d.biglobe.ne.jp/~anken/owarai/battle/geinin/battbox_sa3_speedwagon.html オンバトサポーター - スピードワゴン]</ref>。
* 初挑戦は1999年11月20日放送回で、293KBを記録し6位オフエアであった。なお、この回で披露したのはコントだった。ちなみに2回目の挑戦となった2000年2月5日放送回では漫才を披露したが、自己最低となる129KBを記録し10組中最下位となっている<ref name="OAB">[http://www5d.biglobe.ne.jp/~anken/owarai/battle/geinin/battbox_sa3_speedwagon.html オンバトサポーター - スピードワゴン]</ref>。
* 3回目の挑戦となった2000年5月20日放送回にて、初オンエア(365KB・4位)を果たす。披露したネタは「新入社員の研修」というコントだった。なお小沢はオンエアが決定した瞬間に感極まって号泣しており、番組内でもその模様が取り上げられていた<ref name="OAB"/>。
* 3回目の挑戦となった2000年5月20日放送回にて、初オンエア(365KB・4位)を果たす。披露したネタはコント「新入社員の研修」だった。なお小沢はオンエアが決定した瞬間に感極まって号泣しており、番組内でもその模様が取り上げられていた<ref name="OAB"/>。
* 2002年度の半ばまではオンエアはするもののKB数が伸び悩んでおり、特に漫才を披露した回においては450KB以上を記録した回が一度も無かった(この時期まで、コントを披露した回においては2度450KB以上を記録)<ref name="OAB"/>。また出場初期は漫才・コント共に披露していたが、2002年度からは漫才のみを披露するようになる。漫才に徹してからは成績が安定していき、高得点を記録する機会が増えてきた。2002年8月24日放送回から2004年2月6日放送回まで7戦連続で450KB以上を記録している<ref name="OAB"/><ref group="注">ただし下記の通り、この期間に一度オフエア歴代最高KB(461KB)を記録しているため敗戦も一度経験している。</ref>。
* 2002年度の半ばまではオンエアはするもののKB数が伸び悩んでおり、特に漫才を披露した回においては450KB以上を記録した回が一度も無かった(この時期まで、コントを演じた回においては度450KB以上を記録)<ref name="OAB"/>。また出場初期は漫才・コントの両方を披露していたが、2002年度からは徹底して漫才のみを演じるようになる。漫才に徹してからは成績が安定していき、高得点を記録する機会が増えてきた。2002年8月24日放送回から2004年2月6日放送回まで7戦連続で450KB以上を記録している<ref name="OAB"/><ref group="注">ただし下記の通り、この期間に一度オフエア歴代最高KB(461KB)を記録しているため敗戦も一度経験している。</ref>。
* 2002年度は3戦連続で470KB以上を記録するなど躍進、初のチャンピオン大会(第5回)進出も果たした。セミファイナルでは958KBを記録して1位通過を果たしたが、ファイナルでは一転して470KB(11組中10位)と低調に終わる<ref name="OAB"/>。
* 2002年度は3戦連続で470KB以上を記録するなど躍進、初のチャンピオン大会(第5回)進出も果たした。セミファイナルでは958KBを記録して1位通過を果たしたが、ファイナルでは一転して470KB(11組中10位)と低調に終わる<ref name="OAB"/>。
* 2003年度はこの年の挑戦1発目となる回に番組内のオフエア歴代最高KBを記録する(後述)という椿事に見舞われるが、その後は史上初のオーバー500を達成<ref group="注">2003年11月28日放送回より。なおオーバー500を達成したのはこの時のみであり、また初挑戦からおよそ4年かけての達成となった。このように出場数が多い割にはオーバー500に関しては、なかなか獲得できなかったコンビでもある。</ref>するなど危なげなく年間4勝を記録、2年連続でチャンピオン大会(第6回)に進出した。セミファイナルでは942KBを記録して3位で通過すると、ファイナルでも同じく942KBを記録<ref name="OAB"/>。しかし結果は[[アンタッチャブル (お笑いコンビ)|アンタッチャブル]]にボール3個差で及ばず、チャンピオンを逃してしまった。彼らはこのチャンピオン大会ファイナルをもって番組を卒業する運びとなった。
* 2003年度はこの年の挑戦1発目となる回に番組内のオフエア歴代最高KBを記録する(後述)という椿事に見舞われるが、その後は史上初のオーバー500を達成<ref group="注">2003年11月28日放送回より。なおオーバー500を達成したのはこの時のみで、また初挑戦からおよそ4年かけての達成となった。このように出場数が多い割にはオーバー500なかなか獲得できなかったコンビでもある。</ref>するなど危なげなく年間4勝を記録、2年連続でチャンピオン大会(第6回)に進出した。セミファイナルでは942KBを記録して3位で通過すると、ファイナルでも同じく942KBを記録<ref name="OAB"/>。しかし結果は[[アンタッチャブル (お笑いコンビ)|アンタッチャブル]]にボール3個差で及ばず、チャンピオンを逃してしまった。彼らはこのチャンピオン大会ファイナルをて番組を卒業する運びとなった。


==== オフエア歴代最高KB達成 ====
==== オフエア歴代最高KB達成 ====
*2003年6月13日放送の長崎収録に出場。461KBを記録するものの、この回は[[パンクブーブー]]が初挑戦で537KBを記録。彼らはパンクブーブーに押し出される様な形で6位オフエアとなってしまい<ref group="注">パンクブーブーが537KBを記録した他、2位の[[陣内智則]]と[[ダイノジ]]が497KB、4位の[[いつもここから]]が477KB、5位の[[はなわ]]が465KBと高得点が続いてスピードワゴンははなわとボール1個差であった。</ref>、高得点の裏で「オフエア最高記録」という珍記録を打ち立てる羽目となってしまった<ref group="注">これまでのオフエア最高記録は2001年6月23日放送回で[[江戸むらさき (お笑いコンビ)|江戸むらさき]]が記録した449KBだった。また、2006年1月7日放送回でも[[パッション屋良]]が461KBでオフエア最高タイ記録で敗退している。</ref>。余談だが、彼らは裏でパンクブーブーを「絶対にオンエアしたよ」と励ましていた。
*2003年6月13日放送の長崎収録に出場。461KBを記録するものの、この回は[[パンクブーブー]]が初挑戦で537KBを記録。彼らはパンクブーブーに押し出される様な形で6位オフエアとなってしまい<ref group="注">パンクブーブーが537KBを記録した他、2位の[[陣内智則]]と[[ダイノジ]]が497KB、4位の[[いつもここから]]が477KB、5位の[[はなわ]]が465KBと高得点が続スピードワゴンははなわとボール1個差であった。</ref>、高得点の裏で「オフエア最高記録」という珍記録を打ち立てる羽目となってしまった<ref group="注">これまでのオフエア最高記録は2001年6月23日放送回で[[江戸むらさき (お笑いコンビ)|江戸むらさき]]が記録した449KBだった。また、2006年1月7日放送回でも[[パッション屋良]]が461KBでオフエア最高タイ記録で敗退している。</ref>。余談だが、彼らは裏でパンクブーブーを「絶対にオンエアしたよ」と励ましていた。
* 上述の通り本放送でオンエアは逃したが、後に『[[真夜中の王国|新・真夜中の王国]]』([[NHK衛星第2テレビジョン|NHK-BS2]])のコーナーの1つである「爆笑?オフエアバトル」(2002年4月 - 2004年3月まで毎月第3月曜日に放送されていたコーナー)内で当時のネタがノーカットで放送されている。通常このコーナーは「オンバト」本編でオフエアとなった芸人のネタを'''ダイジェストで放送する'''という内容のため、オフエアネタがノーカットで放送されるのは極めて異例であった(放送当時のナレーションでは「オフエアにするにはあまりにもったいない〜」と紹介されていた<ref name="OAB"/>)。
* 上述の通り本放送でオンエアは逃したが、後に『[[真夜中の王国|新・真夜中の王国]]』([[NHK衛星第2テレビジョン|NHK-BS2]])のコーナー「爆笑?オフエアバトル」(2002年4月 - 2004年3月まで毎月第3月曜日に放送されていたコーナー)内で当時のネタがノーカットで放送されている。通常このコーナーは「オンバト」本編でオフエアとなった芸人のネタを'''ダイジェストで放送する'''という内容のため、オフエアネタがノーカットで放送されるのは極めて異例であった(放送当時のナレーションでは「オフエアにするにはあまりにもったいない〜」と紹介されていた<ref name="OAB"/>)。
* この「オフエア歴代最高KB」という珍記録は大きなインパクトを残し、2014年3月15日放送された「オンバト最終章 チャンピオン大会直前 15年間ありがとうスペシャルにスピードワゴンがゲストの1組として出演した際にも、「'''スピードワゴンの持つちょっと笑える番組記録'''」と題して番組内で触れられていた<ref>[http://www5d.biglobe.ne.jp/~anken/owarai/battle/week/battle132.html オンバトサポーター - オンバト最終章 チャンピオン大会直前 15年間ありがとうスペシャル]</ref>。
* この「オフエア歴代最高KB」という珍記録は大きなインパクトを残し、2014年3月15日放送オンバト最終章 チャンピオン大会直前 15年間ありがとうスペシャルにスピードワゴンがゲストの組として出演した際にも、「'''スピードワゴンの持つちょっと笑える番組記録'''」と題して番組内で触れられていた<ref>[http://www5d.biglobe.ne.jp/~anken/owarai/battle/week/battle132.html オンバトサポーター - オンバト最終章 チャンピオン大会直前 15年間ありがとうスペシャル]</ref>。


=== M-1グランプリ ===
=== M-1グランプリ ===
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* [[2002年]]度の第2回大会にて初出場。小沢は「M-1の1件のフォローだったのかも」と振り返っている{{sfn|M-1完全読本 2001-2010|2011|pp=43-44}}。
* [[2002年]]度の第2回大会にて初出場。小沢は「M-1の1件のフォローだったのかも」と振り返っている{{sfn|M-1完全読本 2001-2010|2011|pp=43-44}}。
* [[2003年]]度の第3回大会では準決勝を勝ち抜き、初のストレートでの決勝進出を果たした。小沢は後に発売された著書内にて「この年は3回戦の出来が凄く良く、決勝でもその時と同じ童謡ネタを披露したが、決勝ではいいグルーヴ感が出なかった」と語っている{{sfn|M-1完全読本 2001-2010|2011|p=44}})。この年に披露した「童謡ネタ」は著作権の関係上、後に発売されたDVDにおいては音声が丸々カットされた形で収録されているか場合によってはネタ自体が収録されていない<ref group="注">2004年7月14日発売された「M-1グランプリ2003完全版には「[[サッちゃん]]」を歌っている音声部分は完全にカット(ただしネタの意味が全く分からなくなるため、一部字幕テロップがつけられた)され、「[[グリーングリーン]]」のくだりに関しては収録すらされなかった。また、2007年12月10日発売された「M-1グランプリ the BEST 2001〜2003」にはネタそのものが収録されず全カットとなった。</ref>。
* [[2003年]]度の第3回大会では準決勝を勝ち抜き、初のストレートでの決勝進出を果たした。小沢は後に発売された著書内にて「この年は3回戦の出来が凄く良く、決勝でもその時と同じ童謡ネタを披露したが、決勝ではいいグルーヴ感が出なかった」と語っている{{sfn|M-1完全読本 2001-2010|2011|p=44}})。この年に披露した「童謡ネタ」は著作権の関係上、後に発売されたDVDにおいては音声が丸々カットされた形で収録されているか場合によってはネタ自体が収録されていない<ref group="注">2004年7月14日発売M-1グランプリ2003完全版には「[[サッちゃん]]」を歌っている音声部分は完全にカット(ただしネタの意味が全く分からなくなるため、一部字幕テロップがつけられた)、「[[グリーングリーン]]」のくだりに関しては収録すらされなかった。また、2007年12月10日発売「M-1グランプリ the BEST 2001〜2003」にはネタそのものが収録されず全カットとなった。</ref>。
* 2001年度の第1回大会に出場しなかった理由はコントしかやっていなかったからである(実際は結成当初から漫才を本分としている)。
* 2001年度の第1回大会に出場った理由は、本人たち曰くコントしかやっていなかったから(実際は結成当初から漫才に重き置いている)。
* M-1の後継大会であった[[日清食品 THE MANZAI|THE MANZAI]]には、4回目の2014年大会に唯一出場。認定漫才師50組に選出された<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/owarai/news/125390|title=「THE MANZAI 2014」認定漫才師50組発表|newspaper=お笑いナタリー|date=2014-09-07|accessdate=2019-11-02}}</ref>。
* M-1の後継大会であった[[日清食品 THE MANZAI|THE MANZAI]]には、4回目の2014年大会に唯一出場。認定漫才師50組に選出された<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/owarai/news/125390|title=「THE MANZAI 2014」認定漫才師50組発表|newspaper=お笑いナタリー|date=2014-09-07|accessdate=2019-11-02}}</ref>。


=== その他 ===
=== その他 ===
* 2023年 [[THE SECOND 〜漫才トーナメント〜]] グランプリファイナル進出(一回戦敗退)
* 2023年 [[THE SECOND 〜漫才トーナメント〜]] グランプリファイナル進出(1回戦敗退)


== 現在の出演 ==
== 現在の出演 ==
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!喋スピードワゴン19
!喋スピードワゴン19
|新宿ロフトプラスワン
|新宿ロフトプラスワン
|ゲスト:島田秀平(号泣)、[[KICK☆]]、[[はやぶさゆか]]([[パシンペロン]]
|ゲスト:島田秀平(号泣)、[[KICK☆]]、[[パシンペロンはやぶさ]]
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|2011年[[10月12日]]
|2011年[[10月12日]]
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!喋スピードワゴン23
!喋スピードワゴン23
|新宿ロフトプラスワン
|新宿ロフトプラスワン
|ゲスト:島田秀平(号泣)、[[池田一真]]([[しずる]])
|ゲスト:島田秀平(号泣)、[[KAƵMA]]([[しずる]])
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|2012年[[10月10日]]
|2012年[[10月10日]]
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!話スピードワゴン vol.1
!話スピードワゴン vol.1
|しもきた空間リバティ
|しもきた空間リバティ
|ゲスト:[[日村勇紀]](バナナマン)
|ゲスト:[[日村勇紀]]([[バナナマン]]
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|2014年[[7月31日]]
|2014年[[7月31日]]
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!東京センターマイク vol.2 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
!東京センターマイク vol.2 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
|しもきた空間リバティ
|しもきた空間リバティ
|東京ダイナマイト、磁石、[[オキシジェン (お笑い)|オキシジェン]]、[[U字工事]]、[[リニア (お笑いコンビ)|S×L]]、[[タイムボム (お笑いコンビ)|タイムボム]]
|東京ダイナマイト、磁石、[[オキシジェン (お笑い)|オキシジェン]]、[[U字工事]]、[[リニア (お笑いコンビ)|リニア]]、[[タイムボム (お笑いコンビ)|タイムボム]]
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|2013年[[9月2日]]
|2013年[[9月2日]]
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!東京センターマイク vol.7 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
!東京センターマイク vol.7 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
|しもきた空間リバティ
|しもきた空間リバティ
|[[博多華丸・大吉]]、[[オジンオズボーン]]、[[カントリーズ]]、カルマライン、ハライチ、[[しゃもじ (お笑いコビ)|しゃもじ]]
|[[博多華丸・大吉]]、[[オジンオズボーン]]、[[カントリーズ]]、カルマライン、ハライチ、[[ジロウ]]
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|2014年[[8月28日]]
|2014年[[8月28日]]
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!東京センターマイク vol.12 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
!東京センターマイク vol.12 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
|しもきた空間リバティ
|しもきた空間リバティ
|[[麒麟 (お笑いコンビ)|麒麟]]、[[ピーマンズスタンダード]]、[[ソフトアタッチメント]]、[[ぐりんぴーす]]、[[中川家]]→ダイノジ(病欠による交代)、[[ニッチェ (お笑いコンビ)|ニッチェ]]
|[[麒麟 (お笑いコンビ)|麒麟]]、[[ピーマンズスタンダード]]、[[デラスキッパーズ|ソフトアタッチメント]]、[[ぐりんぴーす]]、[[中川家]]→ダイノジ(病欠による交代)、[[ニッチェ (お笑いコンビ)|ニッチェ]]
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|2015年[[6月29日]]
|2015年[[6月29日]]
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!東京センターマイク vol.20 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
!東京センターマイク vol.20 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
|しもきた空間リバティ
|しもきた空間リバティ
|[[COWCOW]]、[[天竺鼠]]、X-GUN、三四郎、しゃもじ、ザ・パーフェクト
|[[COWCOW]]、[[天竺鼠]]、X-GUN、三四郎、ハンジロウ、ザ・パーフェクト
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|2016年[[10月31日]]
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!東京センターマイク vol.21 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
!東京センターマイク vol.21 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
|しもきた空間リバティ
|しもきた空間リバティ
|ダイノジ、POISON GIRL BAND、マシンガンズ、[[TOKYO COOL|全力じじぃ]]、[[錦鯉 (お笑いコンビ)|錦鯉]]、[[ホタテーズ]]
|ダイノジ、POISON GIRL BAND、マシンガンズ、[[TOKYO COOL]]、[[錦鯉 (お笑いコンビ)|錦鯉]]、[[ホタテーズ]]
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!東京センターマイク vol.26 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
!東京センターマイク vol.26 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
|しもきた空間リバティ
|しもきた空間リバティ
|タイムマシーン3号、ダイノジ、カミナリ、錦鯉、[[コットン (お笑いコンビ)|ラフレクラン]]、ホタテーズ
|タイムマシーン3号、ダイノジ、カミナリ、錦鯉、[[コットン (お笑いコンビ)|コットン]]、ホタテーズ
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|2017年[[10月30日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
|西新宿ナルゲキ
|西新宿ナルゲキ
|チュートリアル、とろサーモン、オジンオズボーン、パンプキンポテトフライ、ジャンク、ダウ90000
|チュートリアル、とろサーモン、オジンオズボーン、パンプキンポテトフライ、[[ジャンク (お笑いコンビ)|ジャンク]][[ダウ90000]]
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|[[2022年]][[6月9日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
|西新宿ナルゲキ
|西新宿ナルゲキ
|タイムマシーン3号、号泣、三四郎、ダイヤモンド、ハマカーン、ひつじねいり
|タイムマシーン3号、号泣、三四郎、ダイヤモンド、ハマカーン、[[ひつじねいり]]
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|[[2022年]][[7月1日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
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|西新宿ナルゲキ
|西新宿ナルゲキ
|2丁拳銃、磁石、流れ星☆、四千頭身、TCクラクション、ブリキカラス
|2丁拳銃、磁石、流れ星☆、四千頭身、[[TCクラクション]][[ブリキカラス]]
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|[[2022年]][[8月5日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
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|西新宿ナルゲキ
|西新宿ナルゲキ
|フルーツポンチ、なすなかにし、東京ホテイソン、カナメストーン、ストレッチーズ、モンローズ
|[[フルーツポンチ (お笑いコンビ)|フルーツポンチ]]、なすなかにし、東京ホテイソン、[[カナメストーン]][[ストレッチーズ]][[モンローズ]]
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|[[2022年]][[9月2日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
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|西新宿ナルゲキ
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|三拍子、モグライダー、まんじゅう大帝国、わらふぢなるお、きしたかの、戦慄のピーカブー
|三拍子、モグライダー、まんじゅう大帝国、わらふぢなるお、[[きしたかの]]、戦慄のピーカブー
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|[[2022年]][[10月5日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
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|西新宿ナルゲキ
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|トム・ブラウン、キュウ、ママタルト、かもめんたる、オキシジェン、マリオネットブラザーズ
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|[[2022年]][[11月4日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
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|西新宿ナルゲキ
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|Hi-Hi、ウエストランド、Aマッソ、ヤーレンズ、さすらいラビー、フール
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|[[2022年]][[12月2日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
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|西新宿ナルゲキ
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|オジンオズボーン、オッパショ石、かもめんたる、観音日和、ストレッチーズ、レインマンズ
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|[[2023年]][[2月3日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
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|西新宿ナルゲキ
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|三四郎、[[ななめ45°]]、ちゃんぴおんず、演芸おんせん、フランツ、コイオドリ
|三四郎、[[ななめ45°]]、[[ちゃんぴおんず]][[演芸おんせん]]、フランツ、コイオドリ
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
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|西新宿ナルゲキ
|西新宿ナルゲキ
|ラパルフェ、土佐兄弟、モダンタイムス、百獣マダム、マシンガンズ、ランジャタイ、三日月マンハッタン
|[[ラパルフェ]][[土佐兄弟]][[モダンタイムス (お笑いコンビ)|モダンタイムス]]、百獣マダム、マシンガンズ、ランジャタイ、三日月マンハッタン
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|[[2023年]][[6月2日]]
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!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
!東京センターマイク 〜スピードワゴンと数組の漫才師〜
|西新宿ナルゲキ
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|超新塾、ひつじねいり、トム・ブラウン、観音日和、ストレッチーズ、パンプキンポテトフライ
|[[超新塾]]、ひつじねいり、トム・ブラウン、観音日和、ストレッチーズ、パンプキンポテトフライ
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* [http://com.horipro.co.jp/talent/supi-dowagon/ スピードワゴン - ホリプロコム オフィシャルウェブサイト] {{ja icon}}
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* {{Twitter|spw_talklive|スピードワゴン 公式}} {{ja icon}}
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* {{Twitter|junjunitojun|スピードワゴン井戸田}} {{ja icon}}
* {{Twitter|ozwspw|小沢一敬}} {{ja icon}}
* [https://web.archive.org/web/20060213011031/http://www.m2company.co.jp/cgi-bin/m2/talent.cgi?TNUM=4 M2カンパニー時代の公式プロフィール(Webアーカイブ)] {{ja icon}}
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2023年6月3日 (土) 15:49時点における版

スピードワゴン
メンバー 井戸田潤
小沢一敬
別名 略称:SPW、スピワ、スピワゴ、ワゴン
ハンバーグ師匠(井戸田)
結成年 1998年
事務所 ホリプロコム
活動時期 1994年 -
出身 NSC名古屋校2期
出会い 名古屋吉本
旧コンビ名 小沢と井戸田
マグニチュード(井戸田)
バツイチほか(小沢)
現在の活動状況 テレビ・ライブなど
芸種 漫才
コント
ネタ作成者 小沢一敬
現在の代表番組 NHK短歌「短歌de胸キュンなど
過去の代表番組 爆笑オンエアバトル
エンタの神様
スピードワゴンと裸の××アイドル
キャラ☆キング
熱血!平成教育学院
週刊AKB
など
同期 スギちゃん
ボルサリーノ
タカアンドトシなど
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
2004年 爆笑オンエアバトル第6回チャンピオン大会 準優勝
テンプレートを表示
スピードワゴンのトレンドワゴン
YouTube
チャンネル
活動期間 2018年 -
ジャンル エンターテイメント
登録者数 1,920人
総再生回数 671万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年7月19日時点。
テンプレートを表示

スピードワゴンは、ホリプロコムに所属する日本のお笑いコンビ1998年結成、2人とも愛知県出身。2002年2003年M-1グランプリ』、2023年THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』ファイナリスト。

メンバー

井戸田 潤(いとだ じゅん、1972年12月13日 - )(51歳)
ツッコミ(コントによってはボケ)担当。
愛知県小牧市出身。ハンバーグ師匠( - ししょう)名義での活動も行なっている。
結婚歴は2度ある。
小沢 一敬(おざわ かずひろ、本名:小澤 一敬〈読み同じ〉1973年10月10日 - )(50歳)
ボケ(コントによってはツッコミ)・ネタ作り担当。
愛知県知多市出身。愛称はセカオザ
独身。

来歴

コンビ結成前(吉本所属時代)

NSC名古屋校2期の同期として2人は出会う。名古屋吉本時代に井戸田は「マグニチュード」、小沢は「バツイチ」とそれぞれ別のコンビを組んでいた。共にランキングシステムの上位常連で、常に優勝を争う関係だった。吉本時代は新田敦生(よしもとエリアアクション副社長、当時は名古屋吉本の所長)の世話になり、ホリプロに移籍してからもラジオでの共演を経てプライベートでも親しくしている[1]

先に上京していた井戸田が、コンビ解散寸前だった小沢を誘って1998年にコンビ「小沢と井戸田」を結成。井戸田が大須に位置する小沢の自宅にトラックで押しかけ、そのまま上京させたというエピソードがある。

吉本では銀座7丁目劇場を拠点としていたが、同劇場が閉鎖直後に吉本側から「2人はお休みです」と言われ事実上仕事を干されてしまう。危機感を持った2人は他事務所のライブへの参加・ネタ見せなどを積極的に行い、その中でも高評価してくれたM2カンパニー(後のホリプロコム)への移籍を決意した。それに伴い、コンビ名を現在のものに改めた。なお吉本を退社する際、井戸田が吉本の事務所へ電話したところ対応した女性に「はいオッケーです」と言われて退社が決まった[2]

初の「M-1」決勝進出~「甘い言葉」でブレイク

2000年から『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)の常連出演者となり、2002年の『M-1グランプリ』では敗者復活戦からの決勝進出を果たす。決勝出場前の月給は3,000円だったが[注 1]、大会終了後はメディアへの露出が増えた影響で一気に100倍の額にまで跳ね上がったという[3]。また、2002年の『M-1』決勝出場前のネタ打ち合わせの際、井戸田が小沢へ「明日から忙しくなるよ」と声をかけたらしい[3]2004年、「甘い言葉」ネタで一躍ブレイクを果たす。

停滞期

2005年、井戸田が安達祐実と結婚して世間の耳目を集める。2006年にはキー局初の冠番組激あま~い』(TBSテレビ)が始まるも、一方でコンビでの新ネタを披露する機会は減少した。

井戸田の結婚生活は長く続かず、離婚後の未練タラタラぶりなどで好感度を下げていった。こうした私生活面をテレビで面白く語らなければならないこと、更には小沢がお笑いからめっきり遠ざかってしまったことなどが重なり、当時の井戸田は精神的にも相当疲弊していた。

再浮上~現在

2014年10月2日放送『アメトーーク!』(テレビ朝日)・「俺たちくされ縁芸人」において、2人の同期にあたる徳井義実チュートリアル)が小沢と共演。小沢の独特な感性を紹介したことで少しずつ小沢のキャラクター性が注目され始めた。これは翌年1月22日放送のフィーチャー企画「小沢という変人」へと発展、「SEKAI NO OZAWA」やそれを略した「セカオザ」の愛称が定着していった。こうして小沢の方も再び露出が増え、コンビとしての活動も盛んになった。

2015年、なごやめしPR大使に就任[4]

特徴

コンビ名の由来

小沢が荒木飛呂彦漫画ジョジョの奇妙な冒険』のファンであり、コンビ名は作中に登場する架空の人物・ロバート・E・O・スピードワゴン及びその人物が設立した財団の名称「スピードワゴン財団」に由来する。その縁で、2007年公開の映画ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッドにゲスト出演したものの構成上の理由から(元ネタの)スピードワゴンは登場していない。なお、コンビ名の候補は他に「ワイルドチョコレート」などがあった[5]

その他

2人とも中日ドラゴンズファン。

芸風

漫才

M-1グランプリの決勝に二度進出している。M-1王者経験を持つますだおかだは自身のラジオで「スピワゴはM-1(優勝)十分狙えるコンビ」と称賛している[6]。2人のテンションと話術に裏打ちされた正統派のしゃべくり漫才が持ち味で[注 2]、クールでベタなボケと大声でテンションの高い独特なツッコミによるメリハリの効いた展開から「新感覚のポップ漫才」と称されることがある[7]

甘い言葉

  • 小沢が甘い台詞を放ち、井戸田が「甘~い!」と絶叫するコント漫才。
  • コブラ』で交わされる洋画のような台詞に憧れていた小沢が、飲み会でふとこぼした言葉を女の子に「甘い」と言われそこに同席していた先輩の渡部建アンジャッシュ)が「これで漫才が書けるんじゃないか」とアドバイスしたことで完成したネタ。作りとしては謎かけと同じであるという[8]
  • ネタを披露して間もない頃は井戸田が小沢を見て「甘い」というだけの内容だったが、アドリブで客席に向けて絶叫したことでフォーマットになった(『白黒アンジャッシュ』2023年1月23日放送分より)。

賞レース等の戦歴

爆笑オンエアバトル

『爆笑オンエアバトル』には開始当初の1999年度から2003年度まで常連組として長きに渡って出場。同番組の黄金時代を支えた芸人の一組でもある[7][注 3]

  • 初挑戦は1999年11月20日放送回で、293KBを記録し6位オフエアであった。なお、この回で披露したのはコントだった。ちなみに2回目の挑戦となった2000年2月5日放送回では漫才を披露したが、自己最低となる129KBを記録し10組中最下位となっている[9]
  • 3回目の挑戦となった2000年5月20日放送回にて、初オンエア(365KB・4位)を果たす。披露したネタはコント「新入社員の研修」だった。なお小沢はオンエアが決定した瞬間に感極まって号泣しており、番組内でもその模様が取り上げられていた[9]
  • 2002年度の半ばまではオンエアはするもののKB数が伸び悩んでおり、特に漫才を披露した回においては450KB以上を記録した回が一度も無かった(この時期まで、コントを演じた回においては二度450KB以上を記録)[9]。また出場初期は漫才・コントの両方を披露していたが、2002年度からは徹底して漫才のみを演じるようになる。漫才に徹してからは成績が安定していき、高得点を記録する機会が増えてきた。2002年8月24日放送回から2004年2月6日放送回まで7戦連続で450KB以上を記録している[9][注 4]
  • 2002年度は3戦連続で470KB以上を記録するなど躍進、初のチャンピオン大会(第5回)進出も果たした。セミファイナルでは958KBを記録して1位通過を果たしたが、ファイナルでは一転して470KB(11組中10位)と低調に終わる[9]
  • 2003年度は、この年の挑戦1発目となる回に番組内のオフエア歴代最高KBを記録する(後述)という椿事に見舞われるが、その後は史上初のオーバー500を達成[注 5]するなど危なげなく年間4勝を記録、2年連続でチャンピオン大会(第6回)に進出した。セミファイナルでは942KBを記録して3位で通過すると、ファイナルでも同じく942KBを記録[9]。しかし結果はアンタッチャブルにボール3個差で及ばず、チャンピオンを逃してしまった。彼らはこのチャンピオン大会ファイナルを以て番組を卒業する運びとなった。

オフエア歴代最高KB達成

  • 2003年6月13日放送の長崎収録に出場。461KBを記録するものの、この回はパンクブーブーが初挑戦で537KBを記録。彼らはパンクブーブーに押し出される様な形で6位オフエアとなってしまい[注 6]、高得点の裏で「オフエア最高記録」という珍記録を打ち立てる羽目となってしまった[注 7]。余談だが、彼らは裏でパンクブーブーを「絶対にオンエアしたよ」と励ましていた。
  • 上述の通り本放送でオンエアは逃したが、後に『新・真夜中の王国』(NHK-BS2)のコーナー「爆笑?オフエアバトル」(2002年4月 - 2004年3月まで毎月第3月曜日に放送されていたコーナー)内で当時のネタがノーカットで放送されている。通常このコーナーは「オンバト」本編でオフエアとなった芸人のネタをダイジェストで放送するという内容のため、オフエアネタがノーカットで放送されるのは極めて異例であった(放送当時のナレーションでは「オフエアにするにはあまりにもったいない〜」と紹介されていた[9])。
  • この「オフエア歴代最高KB」という珍記録は大きなインパクトを残し、2014年3月15日放送『オンバト最終章 チャンピオン大会直前 15年間ありがとうスペシャル』にスピードワゴンがゲストの一組として出演した際にも、「スピードワゴンの持つちょっと笑える番組記録」と題して番組内で触れられていた[10]

M-1グランプリ

年度 結果 エントリー
No.
備考
2002年(第2回) 決勝7位 821 敗者復活枠
2003年(第3回) 決勝6位 1880
2004年(第4回) 準決勝進出 敗者復活戦には出場せず
2007年(第7回) 準決勝進出 3328
2008年(第8回) 準決勝進出 4451
  • 2002年度の第2回大会にて初出場。小沢は「M-1の1件のフォローだったのかも」と振り返っている[11]
  • 2003年度の第3回大会では準決勝を勝ち抜き、初のストレートでの決勝進出を果たした。小沢は後に発売された著書内にて「この年は3回戦の出来が凄く良く、決勝でもその時と同じ童謡ネタを披露したが、決勝ではいいグルーヴ感が出なかった」と語っている[12])。この年に披露した「童謡ネタ」は著作権の関係上、後に発売されたDVDにおいては音声が丸々カットされた形で収録されているか、場合によってはネタ自体が収録されていない[注 8]
  • 2001年度の第1回大会に不出場だった理由は、本人たち曰くコントしかやっていなかったから(実際は結成当初から漫才に重きを置いている)。
  • M-1の後継大会であったTHE MANZAIには、4回目の2014年大会に唯一出場。認定漫才師50組に選出された[13]

その他

現在の出演

メンバー単独での出演は、井戸田潤小沢一敬の項を参照。

レギュラー、準レギュラー出演

過去の出演

レギュラー、準レギュラー出演
単発・特番
テレビドラマ
  • 富豪刑事」第5話(テレビ朝日、2005年)- チンピラ役
  • 漱石先生を待ちながら(『夏目漱石の妻』のスピンオフミニドラマ)(NHK総合、2016年9 - 10月)- 夏目漱石の門下生役
テレビCM
EMI編、BMG編、UIP編に出演。
  • 大原学園インフォマーシャル(2008年1月)
日本テレビ『ズームイン!!SUPER』内でOA
  • 競艇(2009年)
  • アイフル「アイフルバス・人それぞれ篇」(2015年、バナナマンとの共演)
ラジオ

テレビ・ラジオ以外の活動

連載

映画

ゲーム

Web番組

  • 「合体動物最強バトル つよ~い!いきもの図鑑」(TSUTAYAプレミアム、2019年4月8日 - )井戸田:ジュン役、小沢:オザ役[16]
  • 全裸監督2(2021年6月24日 全話配信、Netflix)- バラエティ番組司会者 役[注 9]

作品

書籍

単独
  • スピードワゴンのスピチャン!(学習研究社、2004年11月)
  • あま〜い(ぴあ、2005年7月)
  • でらつれ(講談社、2010年2月)
  • 恋ができるなら失恋したってかまわない(宝島社、2015年8月)
単独以外
  • シブスタs.b.s.t若手芸人edition俺達の放課後(双葉社、2005年2月)
  • 笑いの金メダル 究極の貧乏レシピ (ワニブックス、2006年1月)

CD

  • 「夢の途中」(フォーミュラレコーディングス、2008年7月23日[注 10]

DVD

単独
  • スピードワゴン LIVE集、スピードワゴン コント集(ポニーキャニオン、2004年10月)
    • スピードワゴン DVD-BOXも同時発売。
  • 爆笑オンエアバトル スピードワゴン(ポニーキャニオン、2005年3月)
  • 超スピードワゴン〜甘い言葉で抱きしめて〜(ポニーキャニオン、2005年10月)
  • 弩スピードワゴン(ポニーキャニオン、2007年4月18日)
  • 弩スピードワゴンVOL.2(ホリプロ、2007年12月5日)
  • ライブミランカ スピードワゴントークライブ「こんな事言うと、野暮かもしれませんが…売れるために二人の弱点克服します!」(ジェネオンエンタテインメント、2008年1月28日)
  • 弩スピードワゴンvol.3(2008年12月17日)
単独以外
  • M-1グランプリ2002完全版“その激闘のすべて・伝説の敗者復活戦完全収録”(R and C、2003年12月)
  • M-1グランプリ2003完全版 〜M-1戦士の熱き魂〜(コロムビアミュージックエンタテインメント、2004年7月)[注 11]
  • 大人のコンソメ〜5倍濃縮パック(業務用)〜(ポニーキャニオン、2004年4月)
  • スピードワゴンコントコレクション〜(ポニーキャニオン、2004年10月20日)
  • エンタの神様vol.1(バップ、2004年12月)
  • エンタの神様vol.2(バップ、2005年1月)
  • エンタの神様vol.4(バップ、2005年3月)
  • 爆笑オンエアバトルスピードワゴン(2005年3月16日、ポニーキャニオン)
  • 「死球〜DEAD BALL〜」vol.4〜あなたにも必ず飛んでくるであろう人生の死球…〜(徳間ジャパンコミュニケーションズ、2005年4月))
  • イエヤス爆笑セレクションvol.3(2005年11月)
  • ピィース!specoal天下一武笑会最強!お笑い博多決戦其の一(ビクターエンタテインメント、2005年12月)
  • 『ホリプロお笑い 紅白ネタ合戦』(2004年8月28日収録 於ABC会館ホール 2006年3月1日発売)ポニーキャニオン
  • スチーム係長 お笑い芸人vs係長編(パラマウント・ホーム・エンタテイメント・ジャパン、2006年3月)
  • よみきかせ 日本昔ばなしvol.3(コロムビアミュージックエンタテインメント、2006年10月18日)
  • ホリプロお笑いライブスペシャル ストロング混合(ポニーキャニオン、2007年4月18日)
  • ホリプロお笑い夏祭りスペシャル ストロング混合2(ホリプロ、2007年12月5日)
  • 超クソゲー(アース・スター エンターテイメント、2009年1月23日)

開催ライブ

脚注

注釈

  1. ^ 楽天市場 有名人のすっぴんショッピング」(Webアーカイブ)のインタビューによると、この給料では帽子1つを買うのもやっとだったため小沢は周りに対して、「給料のほとんどをファッションにつぎ込んでる」と見栄を張っていたという。
  2. ^ 爆笑オンエアバトル』の本では「笑いの領土を広げたパイオニアの名に値する独創性」「設定や2人の関係性や言葉のチョイス、その全てが微妙なツボを突いてくる」と称されている。
  3. ^ なお、出始めの頃は「M2カンパニーの秘密兵器」と称されていた。
  4. ^ ただし下記の通り、この期間に一度オフエア歴代最高KB(461KB)を記録しているため敗戦も一度経験している。
  5. ^ 2003年11月28日放送回より。なおオーバー500を達成したのはこの時のみで、また初挑戦からおよそ4年かけての達成となった。このように出場数が多い割にはオーバー500をなかなか獲得できなかったコンビでもある。
  6. ^ パンクブーブーが537KBを記録した他、2位の陣内智則ダイノジが497KB、4位のいつもここからが477KB、5位のはなわが465KBと高得点が続きスピードワゴンははなわとボール1個差であった。
  7. ^ これまでのオフエア最高記録は、2001年6月23日放送回で江戸むらさきが記録した449KBだった。また、2006年1月7日放送回でもパッション屋良が461KBでオフエア最高タイ記録で敗退している。
  8. ^ 2004年7月14日発売『M-1グランプリ2003完全版』には「サッちゃん」を歌っている音声部分は完全にカット(ただしネタの意味が全く分からなくなるため、一部字幕テロップがつけられた)、「グリーングリーン」のくだりに関しては収録すらされなかった。また、2007年12月10日発売「M-1グランプリ the BEST 2001〜2003」にはネタそのものが収録されず、全カットとなった。
  9. ^ モデルはさまぁ~ず
  10. ^ 山本昌(中日ドラゴンズ)200勝応援ソング。山本昌本人はこの曲を打席に立つ時の登場曲にしている。
  11. ^ スピードワゴンのネタは童謡を扱ったネタのため音声を一部カットされている。
  12. ^ ライブミランカのトークライブ
  13. ^ 2020年4月からは新型コロナウイルス感染対策のため開催を休止していた。

出典

  1. ^ 「ココロの旅」2012年9月11日放送分(webアーカイブ)
  2. ^ スピードワゴン 吉本退社3秒 電話したらナゾ女性が「はいOKでーす!」未だ誰か不明 - デイリースポーツ・2021年6月13日
  3. ^ a b M-1完全読本 2001-2010 2011, p. 43.
  4. ^ 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュ
  5. ^ 「Biwaコレ!!」内インタビュー(ウェブアーカイブ)
  6. ^ ますだおかだのオールナイトニッポン』(ニッポン放送
  7. ^ a b テレビお笑いふ!vol.1」(学研
  8. ^ 【ゲスト:スピードワゴン小沢一敬】ニューヨークのニューラジオ特別編#18 2020年3月19日(木)
  9. ^ a b c d e f g オンバトサポーター - スピードワゴン
  10. ^ オンバトサポーター - オンバト最終章 チャンピオン大会直前 15年間ありがとうスペシャル
  11. ^ M-1完全読本 2001-2010 2011, pp. 43–44.
  12. ^ M-1完全読本 2001-2010 2011, p. 44.
  13. ^ “「THE MANZAI 2014」認定漫才師50組発表”. お笑いナタリー. (2014年9月7日). https://natalie.mu/owarai/news/125390 2019年11月2日閲覧。 
  14. ^ X The NIGHT 2周年記念SP | メディアミックス・ジャパン | MMJ」『MMJ メディアミックス・ジャパン』2018年4月27日。2018年4月28日閲覧。
  15. ^ Wii アッコでポン!~イカサマ放浪記~|キャラクター”. www.success-corp.co.jp. 2018年7月26日閲覧。
  16. ^ イジリー&スピワが子供向けアニメで声優、井戸田は別キャラの声に引っ張られる”. https://natalie.mu. 2019年4月4日閲覧。

参考文献

  • 『M-1完全読本 2001-2010』ワニブックス、2011年。 

外部リンク