コンテンツにスキップ

「クラレンス・ケリー」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
履歴の双方向閲覧
← 古い編集新しい編集 →
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
Malaiah (会話 | 投稿記録)
162 回編集
Malaiah (会話 | 投稿記録)
162 回編集
m編集の要約なし
21行目: 21行目:
! class="infobox-label" scope="row" |司祭叙階
! class="infobox-label" scope="row" |司祭叙階
| class="infobox-data" |1973年4月14日
| class="infobox-data" |1973年4月14日
マルセル・ルフェーブル
[[マルセル・ルフェーブル]]
|-
|-
! class="infobox-label" scope="row" |司教聖別
! class="infobox-label" scope="row" |司教聖別
31行目: 31行目:
! class="infobox-label" scope="row" |生誕
! class="infobox-label" scope="row" |生誕
| class="infobox-data" |1941年
| class="infobox-data" |1941年
米国ニューヨーク州ブルックリン
米国ニューヨーク州ブルックリン区
|-
|-
! class="infobox-label" scope="row" |Denomination
! class="infobox-label" scope="row" |Denomination
55行目: 55行目:
| class="infobox-data" |司教
| class="infobox-data" |司教
|}
|}
'''クラレンス・ケリー''' ('''Clarence Kelly''' {{Post-nominals|list=[[Society of Saint Pius V|SSPV]]}}, 1941- ) はアメリカ人の教皇空位論者の聖伝主義カトリック司教である。聖ピオ五世会の共同創設者であり、Congregation of Saint Pius Vの創設者である。
'''クラレンス・ケリー''' ('''Clarence Kelly''' {{Post-nominals|list=[[Society of Saint Pius V|SSPV]]}}, 1941- ) はアメリカ人の教皇座空位論者の聖伝主義カトリック司教である。聖ピオ五世会の共同創設者であり、Congregation of Saint Pius V の創設者である。


== 経歴 ==
== 経歴 ==

2023年6月8日 (木) 09:05時点における版

クラレンス・ケリー
の聖職授任歴
歴史
司祭授任
任命者マルセル・ルフェーブル
授任日1973年4月14日
授任場所聖ピオ十世会国際神学校, Écône, Switzerland
監督奉献
奉献者Alfredo Méndez-Gonzalez
奉献日1993年10月19日
奉献場所米国カリフォルニア州カールスバッド
Episcopal succession
クラレンス・ケリーが主奉献者として奉献された司教
Joseph Santay2007年2月28日

 

His Excellency, the Most Reverend
聖ピオ五世会総長
就任 1983年
前任者 創設者
備考 CSPV創設者
叙階
司祭叙階 1973年4月14日

マルセル・ルフェーブル

司教聖別 1993年10月19日

Alfredo Méndez-Gonzalez

個人情報
生誕 1941年

米国ニューヨーク州ブルックリン区

Denomination (Sedevacantist)

   

Styles of

Clarence Kelly
Reference style
Spoken style Your Excellency
Religious style 司教

クラレンス・ケリー (Clarence Kelly SSPV, 1941- ) はアメリカ人の教皇座空位論者の聖伝主義カトリック司教である。聖ピオ五世会の共同創設者であり、Congregation of Saint Pius V の創設者である。

経歴

クラレンス・ケリーは1941年に, 米国ニューヨーク市ブルックリン区に生まれた。1959年に空軍に入隊した。 クラレンス・ケリーは1964年にペンシルベニアの神学校に入り、1966–1967年に修練期 (novitiate) を完了した[1]。 

1967年から1969年の間に Catholic University of America に出席し、哲学を学んだ。1969年に ニューヨークのハンチントンにある Immaculate Conception Seminary にて神学の勉強を開始した[1]。

1971年、クラレンス・ケリーはÉcône（フランス語版）の聖ピオ十世会(SSPX)の神学校に入学した[1]。

司祭職

聖ピオ十世会 (SSPX)

1973年4月14日、スイスのÉcône（フランス語版）にて、ケリーはマルセル・ルフェーブル大司教により聖ピオ十世会 (SSPX) の司祭に叙階された。

叙階後は米国に戻り、ジョン・バーチ・ソサエティ[2] での講演の仕事をいくつか引き受けた。

彼はSSPXの米国北東地区の管区長にさえなった。

聖ピオ五世会 (SSPV)

ルフェーブルはSSPXのアメリカ人司祭らに、1962年のミサ典礼書に従うように指導したが、ケリー他8名のアメリカ人司祭はこれを拒否した。1983年4月27日、当該9人の司祭およびこれに共感する神学生らはルフェーブルによってSSPXを追放された。1962年のミサ典礼書の使用を拒否したこと、教区の婚姻法廷から下された婚姻の無効判決をSSPXの司祭も受け入れなければならないというルフェーブルの命令に対して抵抗したこと、パウロ6世により改訂された秘蹟の儀式に基づいて叙階された司祭らをSSPXの新たな会員として受け入れるというSSPXの方針に反対したことなどが主な理由として挙げられる。

ほぼ直ちに、これらの司祭らは、ケリーを長として、聖ピオ五世会[2](SSPV)を設立し、1958年以降の教皇が実際に正当なローマ教皇であったかは、少なくとも議論の余地がある問題だと主張した[2]。 SSPV は、自分たちに教皇座空位主義の問題を決定的に決定する権利があるとは思っていないが、「現在カトリック教会で階層的地位を占めていると考えられている人々は、人間にでき得るあらゆる判断基準をもってすれば、大部分において、あたかも自分たちに信仰がないかのように行動している」と考えているとする。SSPVは(教皇ピオ12世が1951年に聖週間の典礼に関して変更した点も含む)ミサにおける全ての変更点を拒絶し、あくまでも第2バチカン公会議以前の教会法の規定に従う[3]。ケリーの後任として、リチャード・ウィリアムソン神父がSSPX米国北東教区の管区長となった。

Ngô Đình Thục 司教およびその継承者による、教皇座空位主義司教の聖別の有効性をケリーが拒絶したことを一因として、Daniel Dolan 神父、Anthony Cekada 神父、Donald Sanborn 神父、および Thomas Zapp 神父のような、元々SSPV設立時から所属していた司祭の一部が、SSPVから離脱した。

1984年、ケリーはニューヨーク州ラウンドトップの Catskills resort であった土地を購入し、St. Joseph's Novitiate を設立した。また、修道女の団体である Daughters of Mary, Mother of Our Savior も設立した。

ケリーらがSSPXから追放された後、財産と教会建物の処分をめぐっての長期間にわたる訴訟が起こされた[4]。1985年、ケリー、Cekada, Dolan, および Sanborn は、当時SSPX総長であったシュミットバーガー、ウィリアムソン、Bolduc およびその他SSPX関係者を名誉毀損で訴えた。


司教として

1993年10月19日、米国カリフォルニア州カールスバッドにて、ケリーはプエルトリコのAreciboの引退司教であるAlfredo Méndez-Gonzalez司教により、司教に聖別された.[2]。

1996年、ケリーは、司祭およびそれを補佐する修道士たちの使徒的生活の会である、Congregation of Saint Pius V(CSPV) を設立した(以前共同創設者となった聖ピオ五世会(SSPV)と混同しないこと)。

2007年2月28日、ケリーは Joseph Santay 神父 (CSPV) を司教に聖別した[5]。

2018年12月27日、ケリーは、上記 Santay 司教により James Carroll 神父 (CSPV) が司教に聖別される際の補佐役を務めた.[6]。

現在ケリーは Immaculate Heart Seminary[7]に居住している。

著作

  • Conspiracy against God and Man[8]
  • The Sacred and the Profane
  • The Case of Fr. Leonard Feeney

参照

  1. ^ a b c “Rebel Priests”. YouTube (2014年2月27日). 2022年4月19日閲覧。
  2. ^ a b c d Cuneo, Michael W. (1999-10-22) (英語). The Smoke of Satan: Conservative and Traditionalist Dissent in Contemporary American Catholicism. JHU Press. ISBN 978-0-8018-6265-6. https://books.google.com/books?id=8OL9tyvN5YcC&dq=fr+clarence+kelly&pg=PA102 
  3. ^ “St.Pius V Chapel”. stpiusvchapel.org. 2023年6月8日閲覧。
  4. ^ Sciences, American Academy of Arts and (1994-07) (英語). Fundamentalisms Observed. University of Chicago Press. ISBN 978-0-226-50878-8. https://books.google.com/books?id=qd5yzP5hdiEC&dq=bishop+clarence+kelly&pg=PA133 
  5. ^ “Line of Succession of Episcopal Orders”. congregationofstpiusv.com. 2023年6月8日閲覧。
  6. ^ （日本語）『Congregation of St. Pius V』。https://www.youtube.com/watch?v=ujMu5zcIAkA。2023年6月7日閲覧。 
  7. ^ “The Most Reverend Clarence Kelly”. congregationofstpiusv.com. Congregation of St. Pius V. 5 September 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。5 September 2022閲覧。
  8. ^ Kelly (1997年). “Conspiracy against God and Man”. Seminary Press. 5 September 2022閲覧。

外部リンク

ウィキクォート ウィキクォートに[[q:{{{1}}}|クラレンス・ケリー]]に関する引用句集があります。


歴史
SSPX
重要人物
総合
聖ピオ十世会と
関係のある修道会
派生団体
関係事項
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=クラレンス・ケリー&oldid=95535540」から取得