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最初はブラジルの選手として活躍していた<ref name="judoinside"/>。2013年の[[グランプリ・タシュケント]]70㎏級で優勝すると、2016年には[[グランドスラム・アブダビ2016|グランドスラム・アブダビ]]でも3位になるが、国内のこの階級にはより活躍していた[[マリア・ポルテラ]]がいたために、[[2016年リオデジャネイロオリンピックの柔道競技|リオデジャネイロオリンピック]]には出場できなかった<ref name="judoinside"/>。2017年の[[2017年夏季ユニバーシアードにおける柔道競技|ユニバーシアード]]では決勝で日本の[[新添左季]]を破って優勝すると、[[グランプリ・ザグレブ]]でも優勝した<ref name="judoinside"/>。2018年には[[グランドスラム・エカテリンブルグ2018|グランドスラム・エカテリンブルグ]]で3位になった<ref name="judobase"/>。2019年からは国籍をポルトガルに変更すると、[[グランドスラム・パリ2019|グランドスラム・パリ]]で3位、[[グランプリ・トビリシ]]では優勝した<ref name="judobase"/><ref>[https://www.judoinside.com/news/3283/Barbara_Timo_wins_first_gold_medal_for_Portugal Barbara Timo wins first gold medal for Portugal]</ref>。東京で開催された[[2019年世界柔道選手権大会|世界選手権]]では、伏兵ながら3回戦で世界選手権を2連覇していた日本の[[新井千鶴]]を技ありで破るなどして決勝まで進むも、フランスの[[マリー=エヴ・ガイエ]]に[[腕挫十字固]]で敗れたが2位となった<ref>[http://www.ippon.org/wc_sen2019.php World Judo Championships 2019]</ref>。2021年7月に[[日本武道館]]で開催された[[2020年東京オリンピックの柔道競技|東京オリンピック]]では2回戦で敗れた<ref>[https://www.ijf.org/competition/2035 Olympic Games Tokyo 2020]</ref>。その後階級を63㎏級に下げると、[[グランドスラム・パリ2021|グランドスラム・パリ]]では優勝した<ref>[https://www.ijf.org/competition/2260 Paris Grand Slam 2021]</ref>。2022年8月にはティモを始め[[テルマ・モンテイロ]]、[[アンリ・エグティゼ]]など7名の選手が、ポルトガル柔道連盟会長のジョルジ・フェルナンデスに対して公開書簡を送付した。[[新型コロナウイルス]]対策としてフェルナンデスが居住する[[コインブラ]]での研修をほぼ毎週末に強いることや、精神面の不安定さについて語ることを禁ずること、ティモやエグティゼといった他国出身の選手に対する差別的取り扱いなどへの善処を求める内容となっている<ref>[http://www.100judo.com/post/open-letter-of-portuguese-athletes-about-toxic-situation Open letter of Portuguese athletes about toxic situation]</ref>。[[2022年世界柔道選手権大会|世界選手権]]では準決勝で日本の[[堀川恵]]に合技で敗れて3位だった<ref>[https://www.ijf.org/competition/2298 Tashkent World Senior Championships 2022]</ref>。
最初はブラジルの選手として活躍していた<ref name="judoinside"/>。2013年の[[グランプリ・タシュケント]]70㎏級で優勝すると、2016年には[[グランドスラム・アブダビ2016|グランドスラム・アブダビ]]でも3位になるが、国内のこの階級にはより活躍していた[[マリア・ポルテラ]]がいたために、[[2016年リオデジャネイロオリンピックの柔道競技|リオデジャネイロオリンピック]]には出場できなかった<ref name="judoinside"/>。2017年の[[2017年夏季ユニバーシアードにおける柔道競技|ユニバーシアード]]では決勝で日本の[[新添左季]]を破って優勝すると、[[グランプリ・ザグレブ]]でも優勝した<ref name="judoinside"/>。2018年には[[グランドスラム・エカテリンブルグ2018|グランドスラム・エカテリンブルグ]]で3位になった<ref name="judobase"/>。2019年からは国籍をポルトガルに変更すると、[[グランドスラム・パリ2019|グランドスラム・パリ]]で3位、[[グランプリ・トビリシ]]では優勝した<ref name="judobase"/><ref>[https://www.judoinside.com/news/3283/Barbara_Timo_wins_first_gold_medal_for_Portugal Barbara Timo wins first gold medal for Portugal]</ref>。東京で開催された[[2019年世界柔道選手権大会|世界選手権]]では、伏兵ながら3回戦で世界選手権を2連覇していた日本の[[新井千鶴]]を技ありで破るなどして決勝まで進むも、フランスの[[マリー=エヴ・ガイエ]]に[[腕挫十字固]]で敗れたが2位となった<ref>[http://www.ippon.org/wc_sen2019.php World Judo Championships 2019]</ref>。2021年7月に[[日本武道館]]で開催された[[2020年東京オリンピックの柔道競技|東京オリンピック]]では2回戦で敗れた<ref>[https://www.ijf.org/competition/2035 Olympic Games Tokyo 2020]</ref>。その後階級を63㎏級に下げると、[[グランドスラム・パリ2021|グランドスラム・パリ]]では優勝した<ref>[https://www.ijf.org/competition/2260 Paris Grand Slam 2021]</ref>。2022年8月にはティモを始め[[テルマ・モンテイロ]]、[[アンリ・エグティゼ]]など7名の選手が、ポルトガル柔道連盟会長のジョルジ・フェルナンデスに対して公開書簡を送付した。[[新型コロナウイルス]]対策としてフェルナンデスが居住する[[コインブラ]]での研修をほぼ毎週末に強いることや、精神面の不安定さについて語ることを禁ずること、ティモやエグティゼといった他国出身の選手に対する差別的取り扱いなどへの善処を求める内容となっている<ref>[http://www.100judo.com/post/open-letter-of-portuguese-athletes-about-toxic-situation Open letter of Portuguese athletes about toxic situation]</ref>。[[2022年世界柔道選手権大会|世界選手権]]では準決勝で日本の[[堀川恵]]に合技で敗れて3位だった<ref>[https://www.ijf.org/competition/2298 Tashkent World Senior Championships 2022]</ref>。


[[国際柔道連盟|IJF]]世界ランキングは1000ポイント獲得で29位(23/1/30現在)<ref>[http://www.intjudo.eu/fo-Rankingir World ranking list]</ref>。
[[国際柔道連盟|IJF]]世界ランキングは1000ポイント獲得で29位(23/6/26現在)<ref>[http://www.intjudo.eu/fo-Rankingir World ranking list]</ref>。


==主な戦績==
==主な戦績==

2023年6月25日 (日) 13:14時点における版

獲得メダル
ポルトガルの旗 ポルトガル
柔道
世界選手権
2019 東京 70kg級
2022 タシケント 63kg級

バルバラ・ティモ(Barbara Timo 1991年3月10日- )はポルトガル柔道選手。ブラジル出身。階級は70㎏級[1][2]

人物

最初はブラジルの選手として活躍していた[2]。2013年のグランプリ・タシュケント70㎏級で優勝すると、2016年にはグランドスラム・アブダビでも3位になるが、国内のこの階級にはより活躍していたマリア・ポルテラがいたために、リオデジャネイロオリンピックには出場できなかった[2]。2017年のユニバーシアードでは決勝で日本の新添左季を破って優勝すると、グランプリ・ザグレブでも優勝した[2]。2018年にはグランドスラム・エカテリンブルグで3位になった[1]。2019年からは国籍をポルトガルに変更すると、グランドスラム・パリで3位、グランプリ・トビリシでは優勝した[1][3]。東京で開催された世界選手権では、伏兵ながら3回戦で世界選手権を2連覇していた日本の新井千鶴を技ありで破るなどして決勝まで進むも、フランスのマリー=エヴ・ガイエ腕挫十字固で敗れたが2位となった[4]。2021年7月に日本武道館で開催された東京オリンピックでは2回戦で敗れた[5]。その後階級を63㎏級に下げると、グランドスラム・パリでは優勝した[6]。2022年8月にはティモを始めテルマ・モンテイロアンリ・エグティゼなど7名の選手が、ポルトガル柔道連盟会長のジョルジ・フェルナンデスに対して公開書簡を送付した。新型コロナウイルス対策としてフェルナンデスが居住するコインブラでの研修をほぼ毎週末に強いることや、精神面の不安定さについて語ることを禁ずること、ティモやエグティゼといった他国出身の選手に対する差別的取り扱いなどへの善処を求める内容となっている[7]世界選手権では準決勝で日本の堀川恵に合技で敗れて3位だった[8]

IJF世界ランキングは1000ポイント獲得で29位(23/6/26現在)[9]

主な戦績

70㎏級での戦績

63㎏級での戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注

外部リンク