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「吹田駅 (JR西日本)」の版間の差分

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[[阪急電鉄]][[阪急千里線|千里線]]の[[吹田駅 (阪急)|吹田駅]]へは、直線距離で600mほど離れている。吹田市民は混同されないように、JRの駅である当駅を「JR吹田」、阪急電鉄の吹田駅を「阪急吹田」と区別している。
[[阪急電鉄]][[阪急千里線|千里線]]の[[吹田駅 (阪急)|吹田駅]]へは、直線距離で600メートルほど離れている。吹田市民は混同されないように、JRの駅である当駅を「JR吹田」、阪急電鉄の吹田駅を「阪急吹田」と区別している。


JR[[おおさか東線]]の[[南吹田駅]](吹田市南吹田)とは約2km離れている。鉄路で直通はできず、[[新大阪駅]]経由となるが、両駅間を結ぶ路線バスが[[阪急バス]]により運行されている([[吹田駅 (JR西日本)#バス路線|下記]]を参照)。
JR[[おおさか東線]]の[[南吹田駅]](吹田市南吹田)とは約2キロメートル離れている。鉄路で直通はできず、[[新大阪駅]]経由となるが、両駅間を結ぶ路線バスが[[阪急バス]]により運行されている([[吹田駅 (JR西日本)#バス路線|下記]]を参照)。


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2023年9月19日 (火) 13:01時点における版

吹田駅
駅舎とバスターミナル(2005年11月)
すいた
Suita
JR-A43 岸辺 (2.4 km)
(3.1 km) 東淀川 JR-A45
地図
所在地 大阪府吹田市朝日町1-1
北緯34度45分47.43秒 東経135度31分25.21秒 / 北緯34.7631750度 東経135.5236694度 / 34.7631750; 135.5236694座標: 北緯34度45分47.43秒 東経135度31分25.21秒 / 北緯34.7631750度 東経135.5236694度 / 34.7631750; 135.5236694
駅番号 JR-A44
所属事業者
所属路線 A 東海道本線JR京都線
キロ程 548.8 km (東京起点)
京都から35.2 km
電報略号 スイ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線[1](乗降は2面2線のみ)
乗車人員
-統計年度-
19,098人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1876年明治9年)8月9日
備考
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吹田駅(すいたえき)は、大阪府吹田市朝日町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線である。駅番号はJR-A44。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。

概要

約39万人の人口を抱える、吹田市の代表駅である[1]。市内の駅ではOsaka metro北大阪急行江坂駅に次いで乗降客数が多い。

かつては東海道本線支線(JR貨物においては梅田貨物線、JR西日本においては北方貨物線)と片町線貨物支線(城東貨物線)の書類上の起終点であったが、実際の線路は吹田信号場(旧:吹田操車場)で分岐していた。そのため、吹田貨物ターミナル駅の開業の際に、実態に合わせてこれらの起終点も同駅に変更され、当駅は東海道本線単独駅となった。

京都支社が管轄する最南端の駅であり、東海道本線の京都支社管轄区間では最も西に位置する(京都支社管轄の最西端は山陰本線(嵯峨野線)の園部駅)。

歴史

新旧の中央口駅舎(1979年8月)

駅構造

貨物線をのぞけば、2面4線の島式ホームであるが、普通電車のみが停車する関係で内側の2線のみが使われる。外側は通過列車のみのため、ホームには安全柵が設置されている。また、柱や梁の一部が木製の、古い屋根が現在でも残されている。東淀川方に両渡り線[8]、および岸辺方に折り返し用の引き上げ線がある関係で、場内・出発信号機を有する。ただし、貨物線の場内信号機は当駅ではなく吹田貨物ターミナル駅の設備であるため、貨物線を経由する列車の運転取扱においては当駅での採時は行われない。停車場に分類される。

中央口の駅舎はイオン吹田店(旧:ダイエー吹田店)を核店舗とする商業施設「吹田さんくす」の一部になっている。エスカレーターエレベーターの新設工事が行われていたために、当駅の大阪側の階段は2005年秋から約1年2か月間通行不可能であった。工事完了後、大阪側は大阪駅御堂筋口同様エスカレーターだけとなっている。

吹田駅東口は地下に改札があり、ハートイン神戸屋がある。ホームと東口改札は当駅北口の再開発後もスロープで結ばれている。トイレは設置されている。

直営駅で、高槻駅の管理下にあるが、茨木駅と共に地区駅長が配置され、当駅は岸辺駅を管轄している[9]自動券売機みどりの券売機プラスが設置されている[2]アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAおよびその相互利用対象カードの利用可能駅である。

のりば

のりば 路線 方向 線路 行先
1 AJR京都線 下り 外側線 (通過列車のみのため閉鎖)
2 A JR京都線 下り 内側線 大阪三ノ宮方面[10]
3 上り 高槻京都方面[10]
4 AJR京都線 上り 外側線 (通過列車のみのため閉鎖)
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

引き上げ線を使用する電車について

2023年現在、早朝に当駅折り返しの普通1本が設定されている。

国鉄時代の1986年11月1日のダイヤ改正以降、当駅止まりの各駅停車は設定されていなかったが、1995年9月1日のダイヤ改正で当駅始発の新三田行きが朝に3本(新大阪駅→当駅間は回送・塚本駅は通過)設定され、1997年3月8日および1998年10月3日高槻発に変更になった。2011年3月12日のダイヤ改正で当駅折り返しの各駅停車が再び設定された。なお、1987年4月1日時点では、当駅始発で、大阪・神戸方面西明石・加古川行きの設定があった。[11]

また、2011年3月12日ダイヤ改正までは、当駅京都方の引き上げ線で「タンゴエクスプローラー」の回送列車が折り返す設定があった。事故・各種トラブルなどでダイヤに乱れが生じた場合は、京都方面行きの各駅停車が当駅で運転を打ち切られ、折り返し当駅始発として運転されることが多い。このため吹田行きの方向幕も設定されている。前述の大阪駅側への両渡り線設置に伴い、ダイヤが乱れた場合には快速電車を新大阪駅発着に変更(新大阪駅~当駅間は回送)の上で、当駅で折り返すことも可能となった。

利用状況

2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員19,098人である。JR京都線で普通列車のみ停車する駅では最も多い。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 21,486 [* 1]
1991年(平成03年) 21,702 [* 2]
1992年(平成04年) 21,835 [* 3]
1993年(平成05年) 21,768 [* 4]
1994年(平成06年) 21,677 [* 5]
1995年(平成07年) 22,332 [* 6]
1996年(平成08年) 22,830 [* 7]
1997年(平成09年) 22,902 [* 8]
1998年(平成10年) 22,634 [* 9]
1999年(平成11年) 22,501 [* 10]
2000年(平成12年) 22,584 [* 11]
2001年(平成13年) 22,698 [* 12]
2002年(平成14年) 22,580 [* 13]
2003年(平成15年) 22,630 [* 14]
2004年(平成16年) 22,448 [* 15]
2005年(平成17年) 22,300 [* 16]
2006年(平成18年) 22,303 [* 17]
2007年(平成19年) 22,145 [* 18]
2008年(平成20年) 22,165 [* 19]
2009年(平成21年) 21,682 [* 20]
2010年(平成22年) 21,497 [* 21]
2011年(平成23年) 21,405 [* 22]
2012年(平成24年) 21,359 [* 23]
2013年(平成25年) 21,702 [* 24]
2014年(平成26年) 21,809 [* 25]
2015年(平成27年) 22,430 [* 26]
2016年(平成28年) 22,657 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 1]22,972 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 2]22,943 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 3]22,896 [* 30]
2020年(令和02年) [JR 4]18,080 [* 31]
2021年(令和03年) 19,098 [* 32]

駅周辺

阪急電鉄千里線吹田駅へは、直線距離で600メートルほど離れている。吹田市民は混同されないように、JRの駅である当駅を「JR吹田」、阪急電鉄の吹田駅を「阪急吹田」と区別している。

JRおおさか東線南吹田駅(吹田市南吹田)とは約2キロメートル離れている。鉄路で直通はできず、新大阪駅経由となるが、両駅間を結ぶ路線バスが阪急バスにより運行されている(下記を参照)。

バス路線

駅の南北にバスロータリーが設けてあり、中央口からは南口、東口からは北口バスターミナルに連絡している。

南口

停留所名は阪急バスが「JR吹田駅(南口)」、京阪バスが「JR吹田」。

のりば 運行事業者 路線名 系統・行先 備考
1 阪急バス 吹田市内線 10系統桃山台駅/JR岸辺駅(南口) 一部便はJR岸辺駅(南口)止まり
2 2系統:桃山台駅/亥子谷 一部便は亥子谷止まり。平日の亥子谷行き最終は深夜バス(運賃倍額)
3系統:桃山台駅 昼間のみ運行、吹高口経由
4系統千里中央 昼間のみ運行、原町二丁目経由
12系統:千里中央/阪急山田駅 朝夕は阪急山田駅止まり。吹高口経由
13系統:原町二丁目方面(循環) 平日22時台の1本のみ
19系統吹田高校方面(循環) 右回りと左回りの2通りあり
20系統:五月が丘西方面(循環)
3 吹田摂津線 30系統ダイキン工業 土休日は早朝の1本のみ
31系統:上鳥飼/摂津ふれあいの里 摂津ふれあいの里行きは平日初便のみ
4 吹田線 24系統阪急園田駅/上津島 一部便は上津島止まり
5 86系統阪急曽根駅
1086系統吹田営業所
6 京阪バス 守口上新庄線 9A号経路摂南大学/京阪守口市駅 朝夕は京阪守口市駅止まり

北口

停留所名は「JR吹田駅(北口)」。阪急バス吹田市内線の各系統が発着。

一部の系統は南口始発で、当停留所を経由して各方面へ向かう系統もある(多くは南口始発北口経由と北口始発の双方が設定されている)。備考については既に南口に記載している内容と重複する事項は省略している。

のりば 系統・行先 備考
1 2系統:桃山台駅/亥子谷 平日23時台の亥子谷行き2本は深夜バス。片山小学校前経由
6系統阪急千里山駅
13系統:原町二丁目方面(循環) 平日は南口発のほか、北口発の深夜バスが1本運行される。土休日は北口発の1本のみ
19系統:吹田高校方面(循環)
20系統:五月が丘西方面(循環)
21系統万博記念公園駅 土休日のみ
2 4系統:千里中央
5系統:桃山台駅/亥子谷 19時台以降の3本は亥子谷止まり。原町二丁目経由
3 JR吹田駅(南口) 2・4・19・20の各系統の復路

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
A JR京都線(東海道本線)
新快速・快速
通過
普通
岸辺駅 (JR-A43) - 吹田駅 (JR-A44) - 東淀川駅 (JR-A45)
  • 岸辺駅 - 当駅間には貨物駅として吹田貨物ターミナル駅があるが、施設は貨物線のみに存在しており、当駅構内の旅客線からは直接繋がっていない。

脚注

記事本文

出典

  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、23頁。 
  2. ^ a b 吹田駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
  3. ^ “コンコース 吹田駅東口の改築完了”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年5月6日) 
  4. ^ 電気車研究会『平成二十六年度 鉄道要覧』 p.38,46
  5. ^ 電気車研究会『平成二十六年度 鉄道要覧』 p.59
  6. ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
  7. ^ 吹田駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月9日閲覧。
  8. ^ 吹田折返し設備新設 (大鉄工業)
  9. ^ 『鉄道ジャーナル』2010年11月号・日本縦断各駅停車
  10. ^ a b 吹田駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月11日閲覧。
  11. ^ 交通公社の時刻表 1987年4月号 復刻版

利用状況

  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 吹田市統計書 - 吹田市
データで見るJR西日本
  1. ^ データで見るJR西日本2018” (PDF). 2019年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月26日閲覧。
  2. ^ データで見るJR西日本2019” (PDF). 2019年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月26日閲覧。
  3. ^ データで見るJR西日本2020” (PDF). 2020年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月24日閲覧。
  4. ^ データで見るJR西日本2021” (PDF). 2021年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月20日閲覧。
大阪府統計年鑑

関連項目

外部リンク