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「マディナ・タイマゾワ」の版間の差分

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2015年の[[世界カデ柔道選手権大会|世界カデ]]70㎏級で3位になると、2016年のヨーロッパカデでは優勝した<ref name="judoinside"/>。2017年には[[ヨーロッパジュニア柔道選手権大会|ヨーロッパジュニア]]で優勝した<ref name="judoinside"/>。団体戦では準決勝のフランス戦で[[スマホ]]を畳に落とすアクシデントを起こし、試合にスマホを持ち込んだことが発覚したため反則負けを喫して、チームは3位にとどまった<ref name="judoinside"/><ref>[https://web.archive.org/web/20170919121009/http://www.eju.net/french-women-regain-junior-team-titile-5499 French Women Regain Junior Team Title]</ref>。[[2017年世界ジュニア柔道選手権大会|世界ジュニア]]の団体戦でも3位だった<ref name="judoinside"/>。2018年にはヨーロッパジュニア団体戦で優勝すると、[[2018年世界ジュニア柔道選手権大会|世界ジュニア]]団体戦とU23ヨーロッパ選手権では3位になった<ref name="judoinside"/>。2019年には[[2019年夏季ユニバーシアードにおける柔道競技|ユニバーシアード]]の決勝で[[田中志歩]]に[[内股]]で敗れて2位だったが、[[世界柔道団体選手権大会|世界団体]]では3位に入った<ref name="judoinside"/>。[[2019年世界ジュニア柔道選手権大会|世界ジュニア]]では決勝で[[朝飛真実]]に合技で敗れて2位、団体戦でも2位だった<ref name="judoinside"/>。2020年の[[ヨーロッパ柔道選手権大会|ヨーロッパ選手権]]では3位となった<ref name="judoinside"/>。2021年の[[ワールドマスターズ2021|ワールドマスターズ]]では決勝で[[大野陽子]]に[[縦四方固]]で敗れて2位、ヨーロッパ選手権では3位だった<ref name="judobase"/>。地元で開催された[[グランドスラム・カザン2021|グランドスラム・カザン]]では準決勝で元世界チャンピオンの[[新井千鶴]]を技ありで破るなどして優勝した<ref>[https://www.judoinside.com/news/4517/Madina_Taimazova_surprises_Arai_and_herself_with_Grand_Slam_victory Madina Taimazova surprises Arai and herself with Grand Slam victory ]</ref>。7月に[[日本武道館]]で開催された[[2020年東京オリンピックの柔道競技|東京オリンピック]]では[[東京2020オリンピックのROC|ロシアオリンピック委員会]]名義で出場すると、3回戦でブラジルの[[マリア・ポルテラ]]に[[ゴールデンスコア|GS]]を含めて14分58秒の戦いの末に反則勝ちした。その後の準決勝では新井と16分41秒もの戦いの末に[[送襟絞]]で失神して敗れるも、3位決定戦では世界チャンピオンであるクロアチアの[[バルバラ・マティッチ]]を技ありで破って3位になった。今大会は10試合分に相当する40分53秒も戦うことになった<ref name="nikkan"/><ref>[https://www.ijf.org/competition/2035 Olympic Games Tokyo 2020]</ref>。[[2020年東京オリンピックの柔道競技|混合団体]]では準決勝で新井に合技で敗れるなどして5位だった<ref>[https://www.ijf.org/competition/2273 Olympic Games Tokyo Teams 2020]</ref>。2022年の[[グランドスラム・ウランバートル2022|グランドスラム・ウランバートル]]ではIJF名義で出場すると、決勝で大野を[[浮技]]で破るなどオール一本勝ちして優勝した<ref>[https://www.ijf.org/competition/2364 Ulaanbaatar Grand Slam 2022]</ref>。2023年の[[2023年世界柔道選手権大会|世界選手権]]では中立の立場で出場するも、準々決勝でドイツの[[ジョヴァンナ・スコッチマッロ]]に技ありで敗れるなどして7位だった<ref>[https://www.ijf.org/competition/2442 World Judo Championships - Doha 2023 Individuals 2023]</ref>。
2015年の[[世界カデ柔道選手権大会|世界カデ]]70㎏級で3位になると、2016年のヨーロッパカデでは優勝した<ref name="judoinside"/>。2017年には[[ヨーロッパジュニア柔道選手権大会|ヨーロッパジュニア]]で優勝した<ref name="judoinside"/>。団体戦では準決勝のフランス戦で[[スマホ]]を畳に落とすアクシデントを起こし、試合にスマホを持ち込んだことが発覚したため反則負けを喫して、チームは3位にとどまった<ref name="judoinside"/><ref>[https://web.archive.org/web/20170919121009/http://www.eju.net/french-women-regain-junior-team-titile-5499 French Women Regain Junior Team Title]</ref>。[[2017年世界ジュニア柔道選手権大会|世界ジュニア]]の団体戦でも3位だった<ref name="judoinside"/>。2018年にはヨーロッパジュニア団体戦で優勝すると、[[2018年世界ジュニア柔道選手権大会|世界ジュニア]]団体戦とU23ヨーロッパ選手権では3位になった<ref name="judoinside"/>。2019年には[[2019年夏季ユニバーシアードにおける柔道競技|ユニバーシアード]]の決勝で[[田中志歩]]に[[内股]]で敗れて2位だったが、[[世界柔道団体選手権大会|世界団体]]では3位に入った<ref name="judoinside"/>。[[2019年世界ジュニア柔道選手権大会|世界ジュニア]]では決勝で[[朝飛真実]]に合技で敗れて2位、団体戦でも2位だった<ref name="judoinside"/>。2020年の[[ヨーロッパ柔道選手権大会|ヨーロッパ選手権]]では3位となった<ref name="judoinside"/>。2021年の[[ワールドマスターズ2021|ワールドマスターズ]]では決勝で[[大野陽子]]に[[縦四方固]]で敗れて2位、ヨーロッパ選手権では3位だった<ref name="judobase"/>。地元で開催された[[グランドスラム・カザン2021|グランドスラム・カザン]]では準決勝で元世界チャンピオンの[[新井千鶴]]を技ありで破るなどして優勝した<ref>[https://www.judoinside.com/news/4517/Madina_Taimazova_surprises_Arai_and_herself_with_Grand_Slam_victory Madina Taimazova surprises Arai and herself with Grand Slam victory ]</ref>。7月に[[日本武道館]]で開催された[[2020年東京オリンピックの柔道競技|東京オリンピック]]では[[東京2020オリンピックのROC|ロシアオリンピック委員会]]名義で出場すると、3回戦でブラジルの[[マリア・ポルテラ]]に[[ゴールデンスコア|GS]]を含めて14分58秒の戦いの末に反則勝ちした。その後の準決勝では新井と16分41秒もの戦いの末に[[送襟絞]]で失神して敗れるも、3位決定戦では世界チャンピオンであるクロアチアの[[バルバラ・マティッチ]]を技ありで破って3位になった。今大会は10試合分に相当する40分53秒も戦うことになった<ref name="nikkan"/><ref>[https://www.ijf.org/competition/2035 Olympic Games Tokyo 2020]</ref>。[[2020年東京オリンピックの柔道競技|混合団体]]では準決勝で新井に合技で敗れるなどして5位だった<ref>[https://www.ijf.org/competition/2273 Olympic Games Tokyo Teams 2020]</ref>。2022年の[[グランドスラム・ウランバートル2022|グランドスラム・ウランバートル]]ではIJF名義で出場すると、決勝で大野を[[浮技]]で破るなどオール一本勝ちして優勝した<ref>[https://www.ijf.org/competition/2364 Ulaanbaatar Grand Slam 2022]</ref>。2023年の[[2023年世界柔道選手権大会|世界選手権]]では中立の立場で出場するも、準々決勝でドイツの[[ジョヴァンナ・スコッチマッロ]]に技ありで敗れるなどして7位だった<ref>[https://www.ijf.org/competition/2442 World Judo Championships - Doha 2023 Individuals 2023]</ref>。


[[IJF]]世界ランキングは5036ポイント獲得で23位(23/6/26現在)<ref>[http://www.intjudo.eu/fo-Rankingir World ranking list]</ref>。
[[IJF]]世界ランキングは5036ポイント獲得で23位(23/10/30現在)<ref>[http://www.intjudo.eu/fo-Rankingir World ranking list]</ref>。


==主な戦績==
==主な戦績==
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*[[2023年]] - [[2023年世界柔道選手権大会|世界選手権]] 7位
*[[2023年]] - [[2023年世界柔道選手権大会|世界選手権]] 7位
*[[2023年]] - [[グランドスラム・ウランバートル2023|グランドスラム・ウランバートル]] 3位
*[[2023年]] - [[グランドスラム・ウランバートル2023|グランドスラム・ウランバートル]] 3位
*[[2023年]] - [[グランドスラム・アブダビ2023|グランドスラム・アブダビ]] 優勝
(出典<ref name="judobase"/>、JudoInside.com)
(出典<ref name="judobase"/>、JudoInside.com)



2023年10月27日 (金) 05:36時点における版

獲得メダル
ロシアの旗 ロシア
柔道
オリンピック
2021 東京 70kg級
世界団体
2019 東京 70kg級
世界ジュニア
2019 マラケシュ 70kg級
世界カデ
2015 サラエボ 70kg級

マディナ・タイマゾワ(Madina Taimazova、ロシア語: Мадина Андреевна Таймазоваオセット語: Таймазты Андрейы чызг Мадинæ 1999年6月30日- )はロシア北オセチア・アラニヤ共和国出身のオセット人柔道選手。階級は70kg級[1][2][3]。父親はレスリングフリースタイルの指導者。叔父のアルトゥール・タイマゾフはレスリングのウズベキスタン代表としてフリースタイル120kg級でオリンピック3連覇を達成したが、そのうち2つの金メダルはドーピングにより後に剥奪された[4][5]

経歴

2015年の世界カデ70㎏級で3位になると、2016年のヨーロッパカデでは優勝した[2]。2017年にはヨーロッパジュニアで優勝した[2]。団体戦では準決勝のフランス戦でスマホを畳に落とすアクシデントを起こし、試合にスマホを持ち込んだことが発覚したため反則負けを喫して、チームは3位にとどまった[2][6]世界ジュニアの団体戦でも3位だった[2]。2018年にはヨーロッパジュニア団体戦で優勝すると、世界ジュニア団体戦とU23ヨーロッパ選手権では3位になった[2]。2019年にはユニバーシアードの決勝で田中志歩内股で敗れて2位だったが、世界団体では3位に入った[2]世界ジュニアでは決勝で朝飛真実に合技で敗れて2位、団体戦でも2位だった[2]。2020年のヨーロッパ選手権では3位となった[2]。2021年のワールドマスターズでは決勝で大野陽子縦四方固で敗れて2位、ヨーロッパ選手権では3位だった[1]。地元で開催されたグランドスラム・カザンでは準決勝で元世界チャンピオンの新井千鶴を技ありで破るなどして優勝した[7]。7月に日本武道館で開催された東京オリンピックではロシアオリンピック委員会名義で出場すると、3回戦でブラジルのマリア・ポルテラGSを含めて14分58秒の戦いの末に反則勝ちした。その後の準決勝では新井と16分41秒もの戦いの末に送襟絞で失神して敗れるも、3位決定戦では世界チャンピオンであるクロアチアのバルバラ・マティッチを技ありで破って3位になった。今大会は10試合分に相当する40分53秒も戦うことになった[5][8]混合団体では準決勝で新井に合技で敗れるなどして5位だった[9]。2022年のグランドスラム・ウランバートルではIJF名義で出場すると、決勝で大野を浮技で破るなどオール一本勝ちして優勝した[10]。2023年の世界選手権では中立の立場で出場するも、準々決勝でドイツのジョヴァンナ・スコッチマッロに技ありで敗れるなどして7位だった[11]

IJF世界ランキングは5036ポイント獲得で23位(23/10/30現在)[12]

主な戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注

外部リンク