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「ブッダ・インターナショナル・サーキット」の版間の差分

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建設工事は遅れ、前年インドで開催された[[コモンウェルスゲームズ]]の施設準備が不完全だったことや、[[2010年韓国グランプリ|韓国GP]]の開催地である[[韓国インターナショナルサーキット|霊岩サーキット]]の先例から、インドGP開催までに間に合うのか懸念されていた<ref name="sportiva">{{Cite news|author=米家峰起 |url=http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/motorsports/2011/11/01/f1gp_2/ |title=【F1】犬も走ったインドGP。初開催の評価は上々で将来性十分 |publisher=web sportiva |date=2011-11-01 |accessdate=2011-12-22}}</ref>。インドGPまで2週間となる2011年10月18日に正式開業したが、グランドスタンドは依然工事中だった<ref>{{Cite news|author= |url=http://f1-gate.com/indian_gp/f1_13292.html |title=F1インドGP:ブッダ・インターナショナル・サーキットが正式オープン |publisher=F1-Gate.com |date=2011-10-19 |accessdate=2011-12-22}}</ref>。また、開業前には用地取得を巡って農民が反対集会を行い、サーキットの破壊を予告するという騒動もあった<ref>{{Cite news|author= |url=http://www.topnews.jp/2011/08/12/news/f1/races/indian-grand-prix/41149.html |title=インドの農家がブッダ・サーキット破壊を予告? |publisher=F1トップニュース |date=2011-08-09 |accessdate=2011-12-22}}</ref>。しかし、本番では細かなトラブルはあったものの、運営・集客・コース設計のいずれにおいても関係者から高い評価を受けた<ref name="sportiva"/><ref>{{Cite news|author= |url=http://f1-gate.com/indian_gp/f1_13369.html |title=F1ドライバー、ブッダ・インターナショナル・サーキットに好印象 |publisher=F1-Gate.com |date=2011-12-22 |accessdate=2011-12-09}}</ref>。
建設工事は遅れ、前年インドで開催された[[コモンウェルスゲームズ]]の施設準備が不完全だったことや、[[2010年韓国グランプリ|韓国GP]]の開催地である[[韓国インターナショナルサーキット|霊岩サーキット]]の先例から、インドGP開催までに間に合うのか懸念されていた<ref name="sportiva">{{Cite news|author=米家峰起 |url=http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/motorsports/2011/11/01/f1gp_2/ |title=【F1】犬も走ったインドGP。初開催の評価は上々で将来性十分 |publisher=web sportiva |date=2011-11-01 |accessdate=2011-12-22}}</ref>。インドGPまで2週間となる2011年10月18日に正式開業したが、グランドスタンドは依然工事中だった<ref>{{Cite news|author= |url=http://f1-gate.com/indian_gp/f1_13292.html |title=F1インドGP:ブッダ・インターナショナル・サーキットが正式オープン |publisher=F1-Gate.com |date=2011-10-19 |accessdate=2011-12-22}}</ref>。また、開業前には用地取得を巡って農民が反対集会を行い、サーキットの破壊を予告するという騒動もあった<ref>{{Cite news|author= |url=http://www.topnews.jp/2011/08/12/news/f1/races/indian-grand-prix/41149.html |title=インドの農家がブッダ・サーキット破壊を予告? |publisher=F1トップニュース |date=2011-08-09 |accessdate=2011-12-22}}</ref>。しかし、本番では細かなトラブルはあったものの、運営・集客・コース設計のいずれにおいても関係者から高い評価を受けた<ref name="sportiva"/><ref>{{Cite news|author= |url=http://f1-gate.com/indian_gp/f1_13369.html |title=F1ドライバー、ブッダ・インターナショナル・サーキットに好印象 |publisher=F1-Gate.com |date=2011-12-22 |accessdate=2011-12-09}}</ref>。


F1開催が消滅した2014年以降はレースの開催も減少し、サーキットを所有するジェイピー・グループは財政難に陥った。[[2020年]]2月には、土地の使用料が払えず閉鎖に追い込まれている。同年4月には、[[2019新型コロナウイルス]]感染拡大に対応するための[[検疫]]施設として利用された<ref>{{Cite web |date=2020-04-01 |url=https://jp.motorsport.com/f1/news/buddh-international-circuit-converted-into-quarantine-facility/4775569/ |title=F1インドGPの元開催地、ブッダ国際サーキットが新型コロナ対策のシェルターに |publisher=motorsport.com |accessdate=2020-04-02}}</ref>。
F1開催が消滅した2014年以降はレースの開催も減少し、サーキットを所有するジェイピー・グループは財政難に陥った。[[2020年]]2月には、土地の使用料が払えず閉鎖に追い込まれている。同年4月には、[[2019新型コロナウイルス]]感染拡大に対応するための[[検疫]]施設として利用された<ref>{{Cite web|和書|date=2020-04-01 |url=https://jp.motorsport.com/f1/news/buddh-international-circuit-converted-into-quarantine-facility/4775569/ |title=F1インドGPの元開催地、ブッダ国際サーキットが新型コロナ対策のシェルターに |publisher=motorsport.com |accessdate=2020-04-02}}</ref>。


== コースレイアウト ==
== コースレイアウト ==

2023年10月29日 (日) 02:31時点における最新版

ブッダ・インターナショナル・サーキット
所在地インドの旗 Greater Noida, Uttar Pradesh, India
標準時GMT +5:30
オープン2011年10月18日
設計者ヘルマン・ティルケ
主なイベントF1インドグランプリ
FIA GT1世界選手権
ロードレース世界選手権(MotoGP)
コース長5.141 km (3.194 mi)
コーナー数16
レコードタイム1'24.119 (ドイツの旗セバスチャン・ベッテル, レッドブル-ルノー, 2013)

ブッダ・インターナショナル・サーキット英語: Buddh International Circuit)は、インドデリー近郊のノイーダ大都市圏にあるサーキット2011年オープン。

概要

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2011年より開催されるF1インドグランプリのために新たに建設されたサーキット。コース設計は昨今新設されるF1用サーキットと同様、ヘルマン・ティルケ率いるティルケエンジニアリングが担当した。同地には現在クリケット場やゴルフコース、高層マンション、オフィスビルなど多数の施設を持つ総合スポーツエリアとして「Jaypee Greens: Sports City」の建設が進められており、本サーキットはその中核施設となる。

また2012年からはFIA GT1世界選手権の開催が決定、2023年からはオートバイロードレース世界選手権(MotoGP)が開催されている。[1]

当初は主催者にちなんで「ジェイピー・インターナショナル・レースサーキット」と呼ばれていたが、平和と静けさを意味する「ブッダ」から、開業前に現在の名称に変更された[2]

建設工事は遅れ、前年インドで開催されたコモンウェルスゲームズの施設準備が不完全だったことや、韓国GPの開催地である霊岩サーキットの先例から、インドGP開催までに間に合うのか懸念されていた[3]。インドGPまで2週間となる2011年10月18日に正式開業したが、グランドスタンドは依然工事中だった[4]。また、開業前には用地取得を巡って農民が反対集会を行い、サーキットの破壊を予告するという騒動もあった[5]。しかし、本番では細かなトラブルはあったものの、運営・集客・コース設計のいずれにおいても関係者から高い評価を受けた[3][6]

F1開催が消滅した2014年以降はレースの開催も減少し、サーキットを所有するジェイピー・グループは財政難に陥った。2020年2月には、土地の使用料が払えず閉鎖に追い込まれている。同年4月には、2019新型コロナウイルス感染拡大に対応するための検疫施設として利用された[7]

コースレイアウト

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全長5.141kmのコースは2本のストレートと16のコーナーで構成される。土地の起伏を活かすようデザインしており、各所にアップダウンがある。路面は埃っぽく滑りやすい。

ピットレーンはF1でも最長の部類の600mあり、ピットインでのロスタイムが大きい。ターン1から3にかけては上り坂となり、ターン3への進入はブラインドとなっている。続くロングストレートが最大のオーバーテイクポイントとなり、ストレートエンドのターン4は競り合いでラインを選べるよう、コース幅が広く取られている。

セクター2は左右の切り返しとロングコーナーが続くテクニカルセクションとなっている。高速で回り込むターン10・11はイスタンブール・パークのターン8と似ているが、イスタンブールとは逆に出口に向けてRがきつくなる。

脚注

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外部リンク

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座標: 北緯28度21分2秒 東経77度32分6秒 / 北緯28.35056度 東経77.53500度 / 28.35056; 77.53500