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「商船三井さんふらわあ」の版間の差分

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'''2023年10月以降の合併後については<u>''[[商船三井さんふらわあ]]''</u>に記載。'''


==概要==
==概要==

2023年11月21日 (火) 09:36時点における版

商船三井フェリー株式会社
MOL Ferry Co.,ltd.
本社が存在する秋葉原ダイビル (東京都千代田区)
本社が存在する秋葉原ダイビル
(東京都千代田区)
種類 株式会社
略称 MOLF
本社所在地 日本の旗 日本
105-0011
東京都千代田区外神田一丁目18番13号
秋葉原ダイビル11階
設立 2001年3月12日
業種 海運業
法人番号 4010701022437 ウィキデータを編集
事業内容 一般旅客定期航路事業
内航運送業
貨物利用運送事業
旅行業
代表者 代表取締役社長執行役員 牛奥博敏
資本金 15億7740万円
売上高 304億3500万円
(2023年3月期)[1]
営業利益 ▲17億8000万円
(2023年3月期)[1]
経常利益 17億7000万円
(2023年3月期)[1]
純利益 14億8400万円
(2023年3月期)[1]
純資産 219億8900万円
(2023年3月期)[1]
総資産 288億9600万円
(2023年3月期)[1]
従業員数 陸上90名 海上170名(2020年4月1日現在)
支店舗数 6
主要株主 商船三井(100%出資)
主要子会社 ブルーシーネットワーク
ブルーハイウェイエクスプレス九州
ブルーハイウェイエクスプレス北海道
ブルーハイウェイサービス
外部リンク https://www.sunflower.co.jp/
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地図
大洗 - 苫小牧航路図

商船三井フェリー株式会社(しょうせんみついフェリー)は、東京都港区に本社を置く海運企業。内航フェリーRO-RO船を運航している。

商船三井100 %出資の子会社。2023年10月1日付けで商船三井フェリーを存続会社としてフェリーさんふらわあと合併して株式会社商船三井さんふらわあに社名変更。

概要

商船三井のカーフェリー航路事業を担っていた「ブルーハイウェイライン」が景気低迷や競合航路との競争による運賃低下や燃料費高騰で経営悪化に陥り、大洗-苫小牧フェリー航路と苫小牧-東京貨物航路の継承を目的として「商船三井フェリー株式会社」(英:MOL Ferry Co., Ltd.)として設立[2]

2023年10月より商船三井グループのフェリー事業のサービス向上などを目的として関西 - 九州航路を展開するフェリーさんふらわあを吸収合併し現社名に変更。長距離フェリー事業と合わせて、首都圏-九州方面のRO-RO船貨物航路も運航している。

沿革

前史

  • 1965年昭和40年) - 1960年代後半 - 東食キユーピー系列の食品輸送(現・エスワイプロモーション)がトラックドライバー不足対策の議論から東京 - 神戸間のカーフェリー事業計画を立案。食品輸送が東京湾フェリーに東京 - 神戸航路、東食が三井近海汽船に第2段階の東京 - 北海道航路計画を打診[3]
  • 1968年(昭和43年) - 食品輸送、東京湾フェリーが東京 - 神戸フェリー航路の基礎調査を実施[4]
  • 1969年(昭和44年)
    • 1月 - 東京 - 神戸航路の免許を申請[5]。なお同航路はセントラルフェリーに免許が与えられた。
    • 4月11日 - 東京 - 苫小牧航路の免許を申請[6]
    • 8月18日 - 東食・食品輸送・三井近海汽船・東京汽船の四社出資により日本沿海フェリー株式会社を設立、資本金1億円[7][8]
  • 1970年(昭和45年)2月6日 - 東京 - 苫小牧航路の一般旅客定期航路事業免許を取得[9]
  • 1971年(昭和46年)9月 - 第2次増資(16億円)にて大阪商船三井船舶・商船三井客船・商船三井近海が出資比率各10%を受け持ち商船三井グループが経営主体となる[10]。その後12月時点では鹿島-仙台-苫小牧航路をはじめとして[11]、「オレンジファンネルライン」計画として商船三井系列のフェリー4社で8航路の開設を計画[12][13]、また当初の東京 - 神戸航路の計画に加えて、1972年時点では日本沿海フェリーの受け持ちで阪神-苫小牧・鹿島-仙台-苫小牧・北九州-敦賀-新潟-苫小牧の追加開設を計画していた[14]
  • 1972年(昭和47年)4月27日 - 東京 - 苫小牧航路の運航開始[15]、当初週2便の運航とした[16]
  • 1973年(昭和48年)4月9日 - 東京 - 苫小牧航路のデイリーサービスを開始[17]
  • 1974年(昭和49年)3月22日 - 大洗 - 苫小牧航路の免許を申請[17]
  • 1975年(昭和50年)
    • 2月20-23日 - 「しれとこ丸」が通信途絶し、一時行方不明となる[18]
    • 5月23日 - しれとこ丸通信連絡不通事件を受け、保有フェリーの航行区域資格を沿海から近海に変更[19]
    • 5月27日 - 川崎近海汽船と東京 - 苫小牧航路貨物フェリーの共同運航協定を締結[19]
    • 7月1日 - 川崎近海汽船と共同で「貨物フェリー共同営業センター」(CFC)を設置[19]
    • 10月1日 - 東京 - 苫小牧航路貨物フェリーサービスを開始[19]
  • 1977年(昭和52年)9月24日 - 「えりも丸」が岩手県綾里崎沖で漁船第七正寿丸と衝突、第七正寿丸の乗組員5名が行方不明となる[20]>。
  • 1984年(昭和59年)6月22日 - 大洗 - 苫小牧間一般旅客定期航路事業の免許取得[21]
  • 1985年(昭和60年)3月16日 - 大洗 - 苫小牧航路の運航開始[22][23]
  • 1987年(昭和62年)6月 - 新造船「おおあらい丸」就航に伴い新船体塗装デザインの使用を開始。
  • 1989年平成元年)10月12日 - 日本高速フェリーの東京 - 那智勝浦(宇久井港) - 高知航路の営業譲渡に合意[24]
  • 1990年(平成2年)
    • 1月1日 - 日本高速フェリーより東京 - 那智勝浦 - 高知航路を譲り受け運航開始[24]
    • 8月31日 - 日本高速フェリーと大阪(南港) - 志布志 - 鹿児島航路の営業譲渡契約を締結[25][8]
    • 11月1日
      • 日本沿海フェリーが設立20周年を機にCIを導入し、株式会社ブルーハイウェイライン(英:BLUE HIGHWAY LINE CORPORATION)に社名変更[26]
        • 「ブルー」は海、「ハイウェイ」は陸で明るく軽快な旅客輸送と海陸一貫の貨物輸送、二つを組み合わせたブルーハイウェイは「海のバイパス」と「長距離フェリー」、ラインは「定期輸送」[27]、そして3本の青い線によるシンボルマークは信頼・安全・確実を表した[28]
      • 日本高速フェリーより大阪 - 志布志 - 鹿児島航路を譲受け運航開始[27]
  • 1991年(平成3年)
    • 1月 - イメージアップのため、保有フェリー6隻の塗装デザインを同年9月にかけて「さんふらわあ」ブランドに統一。船名も「さんふらわあ」と航路に因んだ地名の組み合わせとし、ファンネルマークを大阪商船三井船舶のオレンジ一色に変更[29]
    • 7月21日 - 「さんふらわあ えりも」が千葉県野島崎沖にて貨物船恵寿丸と衝突[30]
    • 10月1日 - エム・オー・シーウェイズ(現・商船三井ドライバルク)より内航部門を譲受[31]
    • 12月25日 - 大阪〜志布志〜鹿児島航路の志布志〜鹿児島間を廃止[32]
  • 1993年(平成5年)12月17日 - 「さんふらわあ みと」就航に伴い、大洗 - 苫小牧航路をデイリー運航化する[33][23]
  • 1994年(平成6年)3月 - 大三海運より内航部門の東京 - 博多航路、東京 - 中四国航路、自動車専用船部門を譲受[34]
  • 1997年(平成9年)9月3日 - 東京 - 苫小牧航路を大洗経由に変更し「新東京航路」とする[35][36]
  • 1999年(平成11年)4月6日 - 新東京航路東京 - 大洗間の旅客運送を休止。東京対北海道の旅客輸送を大洗に集約し、大洗 - 苫小牧航路に朝便を追加[37][38][23]
  • 2000年(平成12年)
  • 2001年(平成13年)
    • 1月1日 - 長距離フェリーでは初の燃油価格変動調整金を導入[42]
    • 1月9日 - 東京 - 那智勝浦 - 高知航路廃止を同年6月末まで延期する方針を公表[43]
    • 2月26日 - 東京 - 那智勝浦 - 高知航路の6月末での廃止を表明[44]。会社解散・新会社への分離方針を決定[45]
    • 4月18日 - 高知県・和歌山県の支援策表明を受け、東京 - 那智勝浦 - 高知航路の廃止を9月末に延期[46]
    • 8月31日 - 9月末日をもっての東京 - 那智勝浦 - 高知航路の廃止を国土交通省に申請[47]
    • 10月1日 - 東京 - 那智勝浦 - 高知航路廃止[48]。ブルーハイウェイラインが解散。
      • ブルーハイウェイライン解散後は陸上輸送を手掛ける子会社「ブルーハイウェイエクスプレス北海道」「ブルーハイウェイエクスプレス九州」にて三本線のシンボルマークが継続利用されている。また、ブルーハイウェイライン時代の新造船に用いられた青線入りのさんふらわあ塗装は、後身のフェリーさんふらわあでは2代目「さんふらわあ さつま」型の引退まで、当社では以降も継続利用されている。

商船三井フェリー

合併の沿革

【F】フェリー部門 【C】貨物航路部門

  • 2001年(平成13年)
    • 3月12日 - 商船三井フェリー株式会社を設立[49]
    • 7月1日 -【F】ブルーハイウェイラインの大洗〜苫小牧航路を継承し営業開始。
  • 2002年(平成14年)
    • 2月18日 - 日本のフェリー事業者で初めてISMコード認定を取得[50]
    • 6月2日 -【F】朝便の「さんふらわあ おおあらい」「さんふらわあ えりも」引退。
    • 6月3日 -【F】大洗〜苫小牧航路、東日本フェリーとの共同運航開始[51]
      • 朝・深夜の2便体制を夕方・深夜発に変更。
      • 東日本フェリー「ばるな」(3代目)を裸傭船、商船三井フェリー75%・東日本フェリー25%の運航分担とする。
  • 2003年(平成15年)
    • 10月 -【C】東京〜博多航路にて日本海運(現・NX海運)とのRO-RO船共同運航を開始。
    • 11月 -【C】RO-RO船「さんふらわあ はかた」就航[51]
    • 12月 -【C】RO-RO船「さんふらわあ とうきょう」就航[51]
  • 2004年(平成16年)
    • 1月 -【C】東京〜博多航路のデイリーサービスを開始[51]
    • 2月3日 - ISO 14001を取得。
  • 2005年(平成17年)
    • 1月26日 -【F】東日本フェリーから傭船の「ばるな」を「さんふらわあ さっぽろ」(2代目)に改名[52]
    • 4月1日 -【F】「さんふらわあ さっぽろ」(2代目)のオーナーズルームを「スイートルーム」として一般提供開始[53]
    • 4月11日 -【F】深夜発便の供食を「イートインフロアサービス」として自販機中心のサービスとし、レストランを朝・昼・夜のセット販売提供のみに縮小する[54]
  • 2006年(平成18年)
    • 10月17日 -【F】大洗〜苫小牧航路の東日本フェリーとの共同運航解消と運航一本化を合意。
    • 12月15日 -【F】高速バスとフェリーのセット割引切符「パシフィック・ストーリー」の発売を開始。
  • 2007年(平成19年)
    • 1月2日 -【F】東日本フェリーが大洗〜苫小牧航路より撤退し単独運航となり、運航船舶が旧東日本フェリー船で統一される。
      • 夕方便「へすていあ」が商船三井フェリーへ移管。
      • 深夜便の「さんふらわあ みと」「さんふらわあ つくば」を東日本フェリーの「ニューれいんぼうべる」「ニューれいんぼうらぶ」と交換[51]
      • 深夜便のレストラン営業を終了、自販機のみによる供食とする。
    • 1月30日 -【F】「へすていあ」を「さんふらわあ ふらの」(初代)に改名[55]
    • 3月6日 -【F】「ニューれいんぼうべる」を「さんふらわあ しれとこ」に改名[55][51]
    • 3月21日 -【F】「ニューれいんぼうらぶ」を「さんふらわあ だいせつ」に改名[55][51]、旧東日本フェリー船のさんふらわあ船名への統一を完了。
    • 3月31日 -【C】東京〜苫小牧航路を廃止[51]
    • 4月1日
      • 【F】スイートルームを除く船室等級の呼称を変更。(二等「エコノミールーム」、二等寝台「カジュアルルーム」、一等「スタンダードルーム」、特等「デラックスルーム」)
      • 親会社・商船三井のロゴ変更に合わせ社名ロゴを現行の「MOL商船三井フェリー」に変更。
    • 6月1日 -【C】九州急行フェリーを合併、追浜 - 苅田航路を継承[51]
  • 2010年(平成22年)
    • 4月1日 -【F】カジュアルルームにレディースルームを設置[56]
    • 11月8日 -【C】追浜〜苅田航路のうち「むさし丸」の関東側発着地を追浜から東京港に変更し東京 - 苅田航路を開設[57]
  • 2011年(平成23年)
    • 3月11日 -【F】東日本大震災の津波による大洗港被災に伴い、大洗〜苫小牧航路を運休。
    • 3月13日〜22日 -【F】東日本大震災の自衛隊災害派遣輸送のため苫小牧→青森間の臨時便を10便運航[58]
    • 3月25日〜6月5日 -【F】東京〜苫小牧間で貨物輸送のみの臨時運航を実施。この内4月10日 - 30日の下り3便は青森に寄港[58]
    • 6月6日 -【F】夕方便より大洗〜苫小牧の運航を再開。
  • 2013年(平成25年)4月13日 - 【C】東京〜博多航路で松山港への寄港を追加[59]
  • 2014年(平成26年)5月7日 -【C】追浜〜苅田航路を休止、苅田航路の関東側発着地を東京に一本化[60]
  • 2015年(平成27年)7月31日 -【F】大洗から苫小牧へ向かっていた「さんふらわあ だいせつ」にて、苫小牧港の沖合約50kmの海上で車両甲板から火災が発生。消火作業をしていた乗員1名が行方不明となり、後に遺体で発見された。他の乗員乗客は全員避難し、他のフェリーなどに乗り移り無事だった。
  • 2016年(平成28年)2月3日 -【F】火災事故で運航を休止していた「さんふらわあ だいせつ」が苫小牧発の夕方便より再就航。
  • 2017年(平成29年)
    • 5月11日 -【F】「さんふらわあ ふらの」(初代)引退。
    • 5月13日 -【F】夕方便新造船「さんふらわあ ふらの」(2代目)が大洗発便で就航。商船三井フェリーとして初の新造船となる。
      • 新船室等級を導入。(二等「ツーリスト」・二等寝台「コンフォート」・一等「スーペリア」・特等「プレミアム」「スイート」)
    • 10月22日 -【F】「さんふらわあ さっぽろ」(2代目)引退[61][62][63]
      • 旧船室等級のうち「エコノミールーム」「スタンダードルーム」の設定を終了。
    • 10月25日 -【F】夕方便新造船「さんふらわあ さっぽろ」(3代目)就航[62][63]
    • 10月26日 -【F】翌年2月19日にかけて「さんふらわあ さっぽろ」(3代目)が推進系統の不具合のため長期運休[64][65][66]
  • 2018年(平成30年)
    • 5月5日 -【F】夕方便レストランの昼食営業を終了、バイキング営業から軽食販売に変更。
    • 10月1日 -【F】夕方便レストランの夕食営業をバイキング式からメイン料理選択制のハーフビュッフェ式とサイドメニュー単品販売に変更。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
    • 2月28日 -【C】RORO船「ぶぜん」が東京〜苅田航路に就航、3隻体制で週4便から6便に増便し直行便主体に再編。上り週1便のみ宇野港に寄港とする。[67][68]
    • 4月1日
      • 【C】東京〜博多航路を再編、週3便の下り便を御前崎港・上り便を大分に寄港とする[69]
      • 【F】大洗〜苫小牧航路の運賃と適用期間設定を4段階制から5段階制に改定、夕方便プレミアム客室利用者への食事無料提供を終了[70][71][72]
    • 4月15日 -【F】大洗〜苫小牧航路のフェリー4隻にて国内のフェリーでは初めてモリタテクノス製の圧縮空気泡消火システムの運用を開始[73]
    • 5月17日 -【C】東京〜苅田航路新造船「すおう」就航、みやこ丸引退[68][67]
  • 2020年(令和2年)
    • 1月1日 - 海洋汚染防止条約によるSOx規制に適合する低硫黄C重油への切替に伴い、フェリー運賃を改定、貨物燃料油価格変動調整金の基準を紙パルプ価格から規制適合C重油価格に変更[74]
    • 2月14日 -【F】夕方便レストランでの昼食軽食販売を喫茶営業に変更[75][76]。1月10日にさんふらわあ ふらの、2月14日にさんふらわあ さっぽろが喫茶営業に移行。
    • 3月5日 -【F】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、夕方便レストランでの夕・朝食バイキング提供を休止し定食提供に変更[77]
    • 5月1日 -【F】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、深夜便デラックスルームの販売を停止[78]
  • 2021年(令和3年)
    • 2月 -【F】夕方便のレストラン朝食営業でバイキング提供を再開[79]
    • 4月5日 -【F】夕方便のレストラン夕食営業をバイキング式に変更[80]
    • 4月26日 -【F】大洗港にて「さんふらわあ しれとこ」を用い世界初の大型船自動着岸システムの実証実験を実施[81]
    • 8月7日 -【C】東京~苅田航路週1本を坂出港への寄港を開始[82]
    • 12月15日 -【F】船内Wi-Fiサービスを廃止。
  • 2023年(令和5年)
    • 2月13日 - フェリーさんふらわあとの合併計画を発表[83]
    • 6月5日 - 新会社の社名「株式会社商船三井さんふらわあ」(英:MOL Sunflower Ltd.)を発表[84]
    • 8月 - 9月 - 【F】ONE PIECEとのコラボレーション企画「船バケしよう!さんふらわあ大航海の宴」の一環として夕方便船のファンネルマークに同作に登場する「麦わらの一味」のシンボルマークをあしらう。
    • 9月30日 - 【C】東京~苅田・博多航路での乗用車無人航走サービスを終了。

商船三井さんふらわあ

  • 2023年10月1日 - フェリーさんふらわあと合併し株式会社商船三井さんふらわあ発足。
  • 2024年(令和6年)1月(予定) - 【C】日本通運とのアライアンスを東京 - 苅田航路にも拡充、RORO船苅田航路・博多航路とも寄港地見直しを実施[85]

航路

フェリー航路
貨物航路

いずれもRO-RO船で運航。

  • 九州(博多)航路(NX海運と共同運航)
    • 東京火・木・土曜発:東京→御前崎→博多→大分→東京
    • 東京月・水・金曜発:東京→博多→岩国(博多月曜・金曜発上りのみ)→松山(博多水曜発上りのみ)→東京
  • 九州(苅田)航路:東京港 - 苅田港 - 宇野港(土曜発上りのみ) - 坂出港(土曜発上りのみ)

かつて運航していた航路

フェリー航路
貨物航路
  • 東京港 - 苫小牧港(1975年 - 2007年3月)
  • 東京港 - 大分港 - 博多港
  • 東京港 - 宇野港 - 博多港
  • 追浜港 - 御前崎港 - 苅田港 - 大分港(2007年 - 2014年5月)

船舶

ファンネルマークは橙一色。

運航中の船舶

大洗 - 苫小牧航路(フェリー)

さんふらわあ さっぽろ - 大洗港(2018年5月撮影)
夕方便
  • さんふらわあ ふらの(2代目)
    • 2017年4月竣工、同年5月就航。13,816総トン、全長199.7m、幅27.2m、航海速力24ノット。
    • 旅客定員590名。車両積載数:トラック160台・乗用車100台。ジャパン マリンユナイテッド磯子工場建造。
  • さんふらわあ さっぽろ(3代目)
    • 2017年10月竣工、同月就航。13,816総トン、全長199.7m、幅27.2m、航海速力24ノット。
    • 旅客定員590名。車両積載数:トラック160台・乗用車100台。ジャパン マリンユナイテッド磯子工場建造。
さんふらわあ だいせつ - 東京港(2011年5月撮影、東日本大震災により大洗港被災のため暫定入港)
深夜便
  • さんふらわあ だいせつ
    • 2001年6月竣工、2007年3月就航。11,401総トン、全長190m、幅26.4m、出力39,600馬力、航海速力24.9ノット。
    • 旅客定員154名。車両積載数:トラック160台・乗用車62台。三菱重工業下関造船所建造。
    • 元・東日本フェリー「ニューれいんぼうらぶ」。室蘭-直江津-博多航路に就航していたが、2006年12月に同航路の運休に伴い転配し、2007年1月就航、同年3月船名変更。
    • 2015年7月31日、大洗から苫小牧へ運航中に苫小牧港の沖合約50kmの海上で車両甲板から火災が発生し運航を休止。2016年2月に復帰。
  • さんふらわあ しれとこ
    • 2001年9月竣工、2007年3月就航。11,410総トン、全長190m、幅26.4m、出力39,600馬力、航海速力24.9ノット。
    • 旅客定員154名。車両積載数:トラック160台・乗用車62台。三菱重工業下関造船所建造。
    • 元・東日本フェリー「ニューれいんぼうべる」。室蘭-直江津-博多航路に就航していたが、2006年12月に同航路の運休に伴い転配し、2007年1月就航、同年3月船名変更。
就航予定の船舶
  • さんふらわあ だいせつ/しれとこ代替船[86]
    • 2025年竣工予定。約15,600総トン、全長199.4m。
    • 旅客定員157名。車両積載数:13mトラック155台・乗用車50台。内海造船建造。
    • LNG・低硫黄C重油によるデュアルエンジンや商船三井・三井造船などにより共同開発された流線型の「ISHIN船型」を採用しCO2排出量の35%削減を見込み、船内は客室の全室個室化を計画している。

九州(博多)航路(RO-RO船)

NX海運と共同運航、船体の側面には、さんふらわあ(太陽のマーク)の模様が描かれていない。
  • さんふらわあ はかた
    • 2003年6月竣工、11月就航。10,507総トン、全長166.9m、幅27.0m、航海速力23.0ノット。
    • 車両積載数:トラック160台・商品乗用車251台。春山海運所有。
  • さんふらわあ とうきょう
    • 2003年8月竣工、12月就航。10,503総トン、全長166.9m、幅27.0m、航海速力23.0ノット。
    • 車両積載数:トラック160台・商品乗用車251台。
御前崎港を出港するみやこ丸

九州(苅田)航路(RO-RO船)

  • むさし丸
    • 2003年6月竣工、10月就航。13,927総トン、全長166.03m、幅27.0m、航海速力23.0ノット。
    • 車両積載数:トラック160台・乗用車120台。新来島どっく大西工場建造。
    • 2007年6月九州急行フェリーより継承。
  • ぶぜん
    • 2019年2月就航。11,674総トン、全長179.9m、幅27.0m、航海速力23ノット。
    • 車両積載数:大型トラック160台・乗用車220台。南日本造船大在工場建造。
  • すおう
    • 2019年5月就航。11,675総トン、全長179.9m、幅27.0m、航海速力23ノット。
    • 車両積載数:大型トラック160台・乗用車220台。南日本造船大在工場建造。春山海運所有。

過去に運航していた船舶

フェリー

日本沿海フェリー
  • しれとこ丸
    • 1972年4月20日竣工[87]、同月27日就航[15]、1989年2月20日売船[87]。7,875総トン、全長153.6m。金指造船所建造。
    • 航海速力20.5ノット、車両積載数トラック114台・乗用車112台、旅客定員761名。
    • 東京 - 苫小牧航路第一船。
  • えりも丸(初代)
    • 1972年7月31日竣工[87]、8月3日就航[88]、1987年10月31日売船[87]。7,858総トン、全長153.6m。金指造船所建造。
    • 航海速力20.5ノット、車両積載数トラック114台・乗用車112台、旅客定員761名。
  • ぺがさす
    • 1973年竣工、同年4月9日から7月10日まで大洋フェリーから用船[17]。7,167総トン、全長140.9m。林兼造船下関工場建造。
    • 1973年7月の大阪 - 福岡・苅田航路営業開始まで使用。
  • いせ丸
    • 1973年竣工、7月10日から翌年8月2日のさっぽろ丸就航までフジフェリーから用船[17]。7,050総トン、全長140.8m。林兼造船下関工場建造。
    • 1974年の東京 - 松阪航路営業開始まで使用。
  • しま丸
    • 1973年竣工、えりも丸機関故障に伴い11月27日から翌年9月15日までフジフェリーから用船[17]。7,075総トン、全長140.8m。林兼造船下関工場建造。
    • 1974年の東京 - 松阪航路営業開始まで使用。
  • さっぽろ丸さんふらわあ さっぽろ(初代)(ブルーハイウェイライン)
    • 1974年7月25日竣工[87]、8月2日就航[17]、1998年引退。11,067総トン、全長164.0m。林兼造船下関工場建造。
    • 航海速力20.0ノット、車両積載数8.5mトラック142台・乗用車55台、旅客定員640名。
    • 東京 - 苫小牧航路に就航。1985年に大洗 - 苫小牧航路に第一船として就航、1987年東京 - 苫小牧航路復帰、1991年「さんふらわあ さっぽろ」に船名変更。最晩年の1997年から1998年には大阪 - 志布志航路に転籍。
  • おおあらい丸さんふらわあ おおあらい(ブルーハイウェイライン・商船三井フェリー)
    • 1987年6月8日竣工[87]、同月23日就航[89]、2002年引退。15,139総トン、全長178.0m、幅24.8m。林兼造船下関工場建造。
    • 航海速力22.5ノット、車両積載数8.5mトラック175台・乗用車105台、旅客定員656名。
    • 大洗 - 苫小牧航路に就航。1991年「さんふらわあ おおあらい」に船名変更。1998年から1999年には大阪 - 志布志航路に転籍。
  • えりも丸(2代目)→さんふらわあ えりも(ブルーハイウェイライン・商船三井フェリー)
    • 1989年3月13日竣工[87]、同月29日就航[90]、2002年引退。11,272総トン、全長178.0m、幅25.0m。石川島播磨重工東京工場建造。
    • 航海速力20.0ノット、車両積載数8.5mトラック175台・乗用車105台、旅客定員594名。
    • 東京 - 苫小牧航路に就航。1991年「さんふらわあ えりも」に船名変更。1997年から1999年には大阪 - 志布志航路に転籍、最晩年の1999年から2002年には大洗 - 苫小牧航路に転籍。
  • さんふらわあ8さんふらわあ とさ(日本沿海フェリー→ブルーハイウェイライン)
    • 1973年6月22日竣工[87]。12,759総トン、全長185.0m、幅24.0m。来島どっく建造。
    • 1990年1月1日日本高速フェリーから譲受[87]、東京 - 那智勝浦 - 高知航路に就航。1991年「さんふらわあ とさ」に船名変更。1997年6月「さんふらわあ くろしお」就航に伴いフィリピンへ売却[91]
ブルーハイウェイライン
  • さんふらわあ5さんふらわあ おおさか
    • 1973年3月2日竣工[87]。12,711総トン、全長185.0m、幅24.0m。来島どっく建造。
    • 最大速力25.5ノット、車両積載数トラック84台、乗用車81台、旅客定員1,079名。
    • 1990年11月1日日本高速フェリーから譲受[87]、大阪 - 志布志 - 鹿児島航路に就航。1991年「さんふらわあ おおさか」に船名変更。1993年8月30日「さんふらわあ きりしま」(初代)就航に伴い[87]フィリピンへ売船[91]、2001年に火災事故を起こし解体。
  • さんふらわあ11さんふらわあ さつま(初代)
    • 1974年9月7日竣工[87]。13,599総トン、全長195.8m。来島どっく建造。
    • 最高速力26.9ノット、車両搭載数8トントラック84台、乗用車191台、旅客定員1,218名。
    • 1990年11月1日日本高速フェリーから譲受[87]、大阪 - 志布志 - 鹿児島航路に就航。1991年「さんふらわあ さつま」に船名変更。1993年4月2日「さんふらわあ さつま」(2代目)就航に伴いフィリピンへ売却[87]、1998年台風で沈没。
  • さんふらわあ さつま (2代)
    • 1993年3月15日竣工[87]、同月24日就航[92]。12,415総トン、全長186m、幅25.5m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力23.5ノット(最大25.5ノット)、旅客定員782名、車両積載数トラック175台・乗用車140台。
    • 大阪 - 志布志航路に就航、1997年から1999年には東京 - 苫小牧・東京 - 大洗 - 苫小牧航路に転籍。2000年ブルーハイウェイライン西日本の所有となる。
  • さんふらわあ きりしま (初代)
    • 1993年8月19日竣工[87]、同月26日就航[92]。12,418総トン、全長186m、幅25.5m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力23.5ノット(最大25.5ノット)、旅客定員782名、車両積載数トラック175台・乗用車140台。
    • 大阪 - 志布志航路に就航、1997年から1999年には東京 - 苫小牧・東京 - 大洗 - 苫小牧航路に転籍。2000年ブルーハイウェイライン西日本の所有となる。
  • さんふらわあ みと(ブルーハイウェイライン→商船三井フェリー)
    • 1993年12月9日竣工[87]、同月17日就航[93]。11,782総トン、全長186.0m、幅25.5m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力23.0ノット、車両積載数8.5mトラック175台・乗用車140台、旅客定員514名。
    • 大洗 - 苫小牧航路に就航。2006年12月引退。日本国外へ売却され、2007年4月から2009年にパンスターライン(韓国)の「PANSTER SUNNY」(パンスターサニー、パナマ船籍)、2009年から中国遠洋運輸集団の「COSCO STAR」として厦門 - 台中など中国本土 - 台湾間の航路に就航。
  • さんふらわあ くろしお
    • 1997年7月就航。9,723総トン、全長160m、幅25.0m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力22.7ノット、車両積載数トラック150台・乗用車70台、旅客定員530名。
    • 東京 - 那智勝浦 - 高知航路に就航。2001年9月航路廃止で引退、2001年10月から12月までダイヤモンドフェリーにて「スターダイヤモンド」の機関故障に伴う代替船として神戸 - 別府航路に就航したのち韓国パンスターラインに売却され「PANSTER DREAM」として就航。
  • さんふらわあ つくば(ブルーハイウェイライン→商船三井フェリー)
    • 1998年1月就航。12,325総トン、全長192.0m、幅27.0m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力23.0ノット、車両積載数8.5mトラック216台・乗用車111台、旅客定員342名。
    • 大洗 - 苫小牧航路に就航。2006年12月引退。日本国外へ売却され、ANEK LINE(ギリシャ)「ELYROS」として就航。
商船三井フェリー
「さんふらわあ ふらの」 - 苫小牧西港
さんふらわあ さっぽろ - 大洗港
  • へすていあさんふらわあ ふらの(初代)
  • ばるなさんふらわあ さっぽろ(2代目)
    • 1998年10月竣工、2002年6月就航、2017年10月引退。13,654総トン、全長192m、幅27m、出力35,600馬力、航海速力24ノット。
    • 旅客定員632名。車両積載数:トラック180台・乗用車100台。三菱重工業下関造船所建造。
    • 元東日本フェリー船、2005年1月に船名変更。夕方便で運航。

RO-RO船

  • とまこまい丸
    • 1975年竣工[94]、1999年引退。6,738総トン[94]、全長147.5m、林兼造船下関工場建造。
    • 航海速力19.5ノット、車両積載数トラック154台・乗用車40台[94]
  • とうきょう丸
    • 1976年竣工[94]、1999年引退。6,737総トン[94]、全長147.5m、林兼造船下関工場建造。
    • 航海速力19.5ノット、車両積載数トラック154台・乗用車40台[94]。川崎近海汽船と共有[94]
  • 第二有明丸
    • 1990年竣工、1994年大三海運からブルーハイウェイラインに転属。1997年に引退しプリンス海運に転属。
    • 2,938総トン。北日本造船建造。
    • 東京 - 岡山 - 広島 - 松山航路に就航。
  • 第三有明丸
    • 1987年竣工、1994年大三海運からブルーハイウェイラインに転属。2002年引退。日本国外へ売却。
    • 2,646総トン、航海速力18.5ノット。南日本造船建造。
    • 積載数シャーシ45台・12フィートコンテナ90個・商品乗用車120台。東京 - 宇野 - 博多航路に就航。
  • 第八有明丸
    • 1991年竣工、1994年大三海運からブルーハイウェイラインに転属。2003年に引退し大王海運に転属。
    • 2,722総トン、航海速力20.0ノット。北日本造船建造。
    • 積載数シャーシ45台・12フィートコンテナ90個・商品乗用車120台。東京 - 宇野 - 博多航路に就航。
  • 春青丸
    • 1995年竣工。1997年中野海運からブルーハイウェイラインに転属。2003年引退。近海郵船に転属し「ろーろーえりも」として就航。
    • 5,930総トン、航海速力20.0ノット。旭洋造船建造。
    • 積載数シャーシ76台・商品乗用車250台。東京 - 大分 - 博多航路に就航。
  • 雄徳丸
    • 1995年竣工。1997年中野海運からブルーハイウェイラインに転属。2003年引退。近海郵船に転属し「ろーろーひだか」として就航。
    • 5,929総トン、航海速力20.0ノット。旭洋造船建造。
    • 積載数シャーシ76台・商品乗用車250台。東京 - 大分 - 博多航路に就航。
  • 神加丸
    • 1990年竣工、2002年栗林商船から用船。2003年返却。
    • 6,163総トン。函館どつく建造。
    • 東京 - 宇野 - 博多航路に就航。
  • さんふらわあ とまこまい(ブルーハイウェイライン→商船三井フェリー)
    • 1999年8月就航。12,520総トン、全長199.0m、幅24.5m。三菱重工業下関造船所建造。
    • 航海速力30.0ノット、車両積載数8.5mトラック200台・乗用車80台。
    • 2007年3月引退。2008年から2014年にAegean Cargo Management SA(ギリシャ)にて「AEGEAN HEAVEN」、2014年からEkol Logistics(トルコ)に用船され「AYSHE」として就航。
  • みやこ丸
    • 1997年1月竣工、3月就航。8,015総トン、全長156.82m、幅24.0m、航海速力20.8ノット。
    • 車両積載数:トラック122台。内海造船瀬戸田工場建造。
    • 2007年6月九州急行フェリーより継承。2019年5月引退。

主な関連企業

  • 株式会社ブルーシーネットワーク
  • 株式会社ブルーハイウェイサービス
  • 株式会社さんふらわあエクスプレス
  • 株式会社さんふらわあマリンサービス
  • さんふらわあトラベル株式会社
  • 株式会社さんふらわあエージェンシー
  • 別府ポートサービス株式会社
  • 有限会社ホワイトフェニックス

関東対北海道連絡輸送

高速バスと苫小牧 - 大洗航路を組み合わせた東京駅から札幌駅までの連絡切符として2006年12月15日より「パシフィック・ストーリー」を設定している。パシフィック・ストーリーは当時の旅客営業部長の発案で発売され、乗用車を持たない旅客にも気軽に利用してもらえるよう東京発着の商品として考案された[45]

利用可能交通機関

バスの乗車券は関東側・北海道側の両方でそれぞれ2日間(フェリー乗船の前日及び当日、下船当日及び翌日)有効であり、連絡切符の使用中に水戸や大洗、苫小牧で宿泊することができる(ただし、各乗車券は途中下車前途無効)。また東京発のみ斜里バス「イーグルライナー」(札幌駅前ターミナル - ウトロ温泉バスターミナル)の500円割引券が付属する。

過去の設定

2019年9月までは「パシフィック・ストーリー」の姉妹商品として札幌以遠に連絡する3切符が発売されており東京発着の高速バス連絡切符を「ストーリー・シリーズ」と総称していた。また2012年から2021年にかけては北関東エリアへの連絡切符として「マリンきっぷ」シリーズが展開されていたが2021年秋より発売休止となっている。

切符名 愛称 区間 発売期間 備考
東京・富良野連絡きっぷ ふらの・ストーリー 東京駅 - 富良野駅 2008年6月1日 -
2019年9月30日
北海道中央バス「高速ふらの号
(札幌駅BT - ふらの駅前バスターミナル)とのセット
東京・旭川連絡きっぷ あさひかわ・ストーリー 東京駅 - 旭川駅 2009年6月15日 -
2019年9月30日
北海道中央バス・JR北海道バス
道北バス北海道北見バス
「高速あさひかわ号」・「高速流氷もんべつ号」・
「高速えんがる号」
(札幌駅BT - 旭川駅前バスタッチ)とのセット
2018年までは北海道中央バス旭川BT発着。
東京・小樽連絡きっぷ おたる・ストーリー 東京駅 - 小樽駅 2010年4月1日 -
2019年9月30日
北海道中央バス・JR北海道バス「高速おたる号」
(札幌駅BT - 小樽駅前ターミナル)とのセット
宇都宮⇔札幌連絡きっぷ 北関東マリンきっぷ 宇都宮駅 - 札幌駅 2012年7月2日 -
2020年3月23日
関東自動車・茨城交通「 北関東ライナー
(水戸駅 - 宇都宮駅)とのセット
北関東ライナーの休止(後に廃止)に伴い発売停止
水戸市内→札幌連絡きっぷ
(北海道中央バス)
水戸→札幌連絡きっぷ
(茨城交通)
茨城マリンきっぷ 水戸駅 - 札幌駅 2013年7月1日 -
2021年9月30日
茨城交通バス・商船三井フェリー・
高速とまこまい号のみのセット

その他

  • 登場作品
    • 日本沿海フェリー時代
      • 1974年 東芝日曜劇場『りんりんと』
      • 1974年 TBS円谷プロダクション制作の特撮テレビ番組『ウルトラマンレオ』第19・21話
      • がんばれ!!ロボコン』第88話 - フェリーターミナルや「さっぽろ丸」船内にて撮影が行われた。
      • 1982年・1984年 テレビ朝日系「西部警察」シリーズ
        • PART-II第26話「-北都の叫び- カムバック・サーモン」・第29話「燃える原野!オロフレ大戦争」北海道ロケにおいて、東京有明や苫小牧のフェリーターミナル、「さっぽろ丸」船内にて洋上結婚式などのシーンの撮影が行われ、同番組のロケ車両も輸送された。
        • PART-III最終話「大門死す!男達よ永遠に・・・」において「えりも丸」(初代)、「さっぽろ丸」が登場。
      • 1989年 「東京―苫小牧航路」 テレビ朝日系で放送されていた刑事ドラマ『ゴリラ・警視庁捜査第8班』(第32話「洞爺湖の女」、第35話「美奈子、君の瞳に乾杯!」)北海道ロケにおいて、船内やフェリーターミナルなどで撮影が行われ、同番組のロケ車両も輸送された。
    • ブルーハイウェイライン時代
      • 1990年 「東京―苫小牧航路」 テレビ朝日系で放送されていた刑事ドラマ『代表取締役刑事』(第12話「慕情」、第13話「哀愁」)の北海道ロケにおいて、船内やフェリーターミナルなどで撮影が行われ、同番組のロケ車両も輸送された。
      • 1997年 「東京―大洗―苫小牧航路」 テレビ朝日系で放送されていた『電磁戦隊メガレンジャー』(第46話「阻むぞ!地獄への船出」)において、「さんふらわあ さつま」(2代目)船内などで撮影が行われた。
      • 1999年 「東京―那智勝浦―高知航路」 テレビ朝日系で放送されていた土曜ワイド劇場高橋英樹の船長シリーズ』第11作「狙われた密会航路」において、「さんふらわあ くろしお」船内やフェリーターミナルなどで撮影が行われた。
      • 2000年 「大洗―苫小牧航路」 テレビ朝日系で放送されていた『仮面ライダークウガ』(EPISODE 41「抑制」、EPISODE 42「戦場」)において、「さんふらわあ えりも」船内などで撮影が行われた。
    • 商船三井フェリー
      • 2001年 「大洗―苫小牧航路」 テレビ朝日系で放送されていた『仮面ライダーアギト』(第42話 あかつき号)において、「さんふらわあ みと」船内などで撮影が行われた。
      • 2002年 絵本「おおきいね カーフェリー」(チャイルド本社 サンチャイルド・ビッグサイエンス2002年9月号) - 「さんふらわあ おおあらい」を題材とした写真絵本。
      • 2009年 「大洗―苫小牧航路」 テレビ東京系で放送された土曜スペシャル『高速道路・鉄道・船で行く!夏の日本列島 乗り放題お得旅』(8月1日放送)において、「さんふらわあ さっぽろ」船内で撮影が行われた。
      • 2010年 「大洗―苫小牧航路」 テレビ朝日系で放送されていた『仮面ライダーW』(第42話 Jの迷宮 / ダイヤモンドは傷ついて)において、航行中の「さんふらわあ だいせつ」の甲板デッキ上で格闘シーンなどの撮影が行われた。[95]
      • テレビアニメ『ストライク・ザ・ブラッド』(第21・22話にて宿泊研修へ向かうフェリーのモデルとして「さんふらわあ さっぽろ」(2代目)が用いられた。)
      • 映画『永遠の0』の空母「赤城」のCG合成用のマーカー船として「さんふらわあ ふらの」(初代)を使用[96]
      • tvkキンシオ』第279回(2015年6月22日)・280回(2015年6月29日)「何でもない道を行く」の撮影が「さんふらわあ さっぽろ」(2代目)にて行われている。
      • 映画『ガールズ&パンツァー 劇場版』(大洗女子学園が大学選抜戦への行き帰りに用いたフェリーとして「さんふらわあ さっぽろ」(2代目)が登場。)
      • テレビアニメ『ばくおん!!』(第4話にて「さんふらわあ さっぽろ」(2代目)が登場。)
      • 漫画『絶対可憐チルドレン』(第442-444話「ウィンター・ソルジャー(3-5)」(コミックス46巻収録)にて戦闘場所となるフェリーのモデルとして「さんふらわあ しれとこ」型が用いられた。)
      • 映画『ニート・ニート・ニート』(「さんふらわあ ふらの」(2代目)が登場。)
      • 映画『あなたの番です 劇場版』(「さんふらわあ さっぽろ」(3代目)を用いて撮影、客船「CACCIATORI」として登場[97][98]。)

提供番組

過去

参考文献

  • 『創業二十五年史』ブルーハイウェイライン、1995年5月1日。 

脚注

  1. ^ a b c d e f 商船三井フェリー株式会社 第23期決算公告
  2. ^ 苫小牧航路、新会社に ブルーハイウェイ社清算 商船三井 - 北海道新聞2001年2月27日朝刊11面
  3. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、6-7頁
  4. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、8頁。
  5. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、9頁
  6. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、10頁。
  7. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、7頁。
  8. ^ a b さんふらわあ今昔ものがたりVol.3 「さんふらわあ」北へ!♯1 - カジュアルクルーズさんふらわあ(商船三井)
  9. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、14頁。
  10. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、17頁。
  11. ^ 長距離フェリー拡充 商船三井が構想来春まず苫小牧-東京就航日本海側は九州と結ぶ-北海道新聞1971年12月18日夕刊
  12. ^ 木村繁「中核五社の経営するフェリー事業とその諸問題」 - 海運1973年11月号
  13. ^ 長距離フェリーの進路をさぐる - 運輸と経済1972年5月号(交通経済研究所)
  14. ^ 再編必死のカーフェリー業界 早くも合併第一号が出る始末・・・ - 月刊経済1972年6月号
  15. ^ a b ブルーハイウェイライン(1995年)、22頁。
  16. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、23頁。
  17. ^ a b c d e f ブルーハイウェイライン(1995年)、231頁。
  18. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、58-59頁。
  19. ^ a b c d ブルーハイウェイライン(1995年)、232頁。
  20. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、76-77頁。
  21. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、103頁。
  22. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、107頁。
  23. ^ a b c 記念式典 - 大洗町議会議員 今村かずあき 活動報告ブログ(2015年3月23日)
  24. ^ a b ブルーハイウェイライン(1995年)、127頁。
  25. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、129頁。
  26. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、131-132頁。
  27. ^ a b ブルーハイウェイライン(1995年)、132頁。
  28. ^ 中間採点CI通信簿 ブルーハイウェイライン――「総合海運」へ着々と - 1992年12月11日 日経産業新聞 11面
  29. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、133頁。
  30. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、156-157頁。
  31. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、135頁。
  32. ^ ブルーハイウェイライン(1995年)、237頁。
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関連項目

外部リンク