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2歳から7歳までは親の仕事の都合で[[タイ王国]]で生活していた<ref name="cocotame20230721">{{Cite web|和書|title=戸谷菊之介:さまざまな作品で鍛えられ、さらなる高みへと羽ばたく最中【前編】|website=Cocotame(ココタメ)|url=https://cocotame.jp/series/043236/|date=2023-07-21|accessdate=2023-12-21}}</ref>。 |
2歳から7歳までは親の仕事の都合で[[タイ王国]]で生活していた<ref name="cocotame20230721">{{Cite web|和書|title=戸谷菊之介:さまざまな作品で鍛えられ、さらなる高みへと羽ばたく最中【前編】|website=Cocotame(ココタメ)|url=https://cocotame.jp/series/043236/|date=2023-07-21|accessdate=2023-12-21}}</ref>。 |
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人前で目立つことをするのは好きであり、タイにいた頃の3歳くらいから習いごととしてピアノを始め |
人前で目立つことをするのは好きであり、タイにいた頃の3歳くらいから習いごととして[[ピアノ]]を始めた。[[音楽]]が好きというのもあり、コンクールに出るほどの腕ではなかったが、20歳くらいまでピアノを続けていた{{R|cocotame20230721}}。長くピアノを続けた理由のひとつは、単純に楽しかったというのもあるが、中学時代で「ピアノが弾ける」と合唱コンクールの伴奏を頼まれ、「戸谷くん、すごい!」と皆が褒めてくれて嬉しかったという{{R|cocotame20230721}}。音楽の先生が好きでピアノ教室にも通ってたという部分が大きかったため、練習にはストイックではなく、才能が無いことにも気付いていたという{{R|cocotame20230721}}。 |
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長くピアノをつづけた理由のひとつは、単純に楽しかったというのもあるが、中学時代で「ピアノが弾ける」と合唱コンクールの伴奏を頼まれ、、「戸谷くん、すごい!」と皆が褒めてくれて、嬉しかった{{R|cocotame20230721}}。先生が好きでピアノ教室にも通ってた部分が大きかったため、練習にもストイックではなく、才能がないことにも気付いていたという{{R|cocotame20230721}}。 |
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⚫ | 中学生の時は[[お笑い芸人]]の[[バカリズム]]に憧れており、お笑い芸人になりたいと考えていた{{R|cocotame20230721}}<ref name="seigura">{{Cite web|和書|url=https://seigura.com/news/100215/ |title=戸谷菊之介「周りの空気を明るくできるような声優になりたいです」|accessdate=2022-11-26 |date=2022-11-25|work=声優図鑑|website=声優グランプリWEB|publisher= [[主婦の友インフォス]]}}</ref>。[[劇団ひとり]]、バカリズム、[[東京03]]、[[早見あかり]]が出演していた[[テレビ東京]]のコント番組『[[ウレロ☆シリーズ]]』を見て「めっちゃ楽しそうだな」と思ったことがきっかけだったという{{R|cocotame20230721|seigura}}。 |
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⚫ | 周囲を笑わせることが好きで高校生の頃にお笑いの部活を作りたいと思い、学校に掛け合ったが、「実績がないとできない」と言われ、友人達と有志団体を結成、文化祭、卒業パーティでコント、漫才をしていた{{R|cocotame20230721}}<ref name="cocotame">{{Cite web|和書|title=戸谷菊之介:TVアニメ『チェンソーマン』でデンジ役を務める注目の声優 {{!}} Cocotame(ココタメ) – ソニーミュージックグループ |url=https://cocotame.jp/series/034435/ |website=cocotame.jp |access-date=2022-11-20 |language=ja}}</ref>。 |
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⚫ | お笑い部の立ち上げはできなかったが、元々ピアノの素養があり、[[トロンボーン]]を始めており、ビッグバンドジャズも演奏できる部活だったため、最初はジャズピアノをカッコ良く弾きたくなり入部{{R|cocotame20230721}}。しかしピアノ希望者が多く、部内でオーディションをしていたところ落選し、「じゃあ、部活も辞めちゃおうかな」と思ってたが、部活のコーチが「君はトロンボーンの口をしている、やってみないか?」と誘ってくれた{{R|cocotame20230721}}。同時に入部した1年生は全員楽器初心者だったことから、励まし合いながら3年間頑張っていた{{R|cocotame20230721}}。 |
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⚫ | 周囲を笑わせることが好きで高校生の頃にお笑いの部活を作りたいと思い、学校に掛け合ったが、実績がないとできないと言われ、友人達と有志団体を結成、文化祭、卒業パーティでコント、漫才をしていた{{R|cocotame20230721}}<ref name="cocotame">{{Cite web|和書|title=戸谷菊之介:TVアニメ『チェンソーマン』でデンジ役を務める注目の声優 {{!}} Cocotame(ココタメ) – ソニーミュージックグループ |url=https://cocotame.jp/series/034435/ |website=cocotame.jp |access-date=2022-11-20 |language=ja}}</ref>。 |
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⚫ | 芝居をしっかり意識したのは、最初は高校2年生の時であり、決定的だったのは高校3年生の時の文化祭である{{R|cocotame20230721}}。高校進学時、演劇部にも興味があり、仮入部だけしたことがあった{{R|cocotame20230721}}。その縁で高校演劇大会の助っ人を頼まれ、少し芝居の面白さを知った{{R|cocotame20230721}}。高校3年生の時の文化祭ではクラス演劇をすることになったが、コント好きの血が騒いで、「脚本を書きたい!」と立候補していた{{R|cocotame20230721}}。演劇を率先してする生徒もいなかったため、結果的に主役と脚本と舞台演出をしてもらい、「これは楽しいぞ!」と思い、その時は[[アメリカ合衆国]]のテレビドラマ『[[ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル|ハイスクール・ミュージカル]]』のような感じだったという{{R|cocotame20230721}}。 |
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高校卒業後にどうしようかと思い、芸人の事務所、養成所のオーディションをいくつか受けて演技のワークショップを受けたことがあり、芝居でも人を笑わせることができるんだということを知り、芝居にも興味が出るようになる{{R|cocotame20230721|cocotame}}。 |
高校卒業後にどうしようかと思い、芸人の事務所、養成所のオーディションをいくつか受けて演技のワークショップを受けたことがあり、芝居でも人を笑わせることができるんだということを知り、芝居にも興味が出るようになる{{R|cocotame20230721|cocotame}}。 |
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テレビアニメ『[[涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)|涼宮ハルヒの憂鬱]]』がきっかけで深夜アニメを見るようになった{{R|cocotame20230721}}。その後、本格的に熱中したのは『[[Re:ゼロから始める異世界生活 (アニメ)|Re:ゼロから始める異世界生活]]』で「うわっ、こんな面白いアニメがあるんだ!」と、毎週オンエアを追うようになり、出演声優のほかの番組、ラジオをチェックしたり、派生コンテンツにも手を出すようになった{{R|cocotame20230721}}。ほかのアニメ作品も追うようになり、当時、『Re:ゼロから始める異世界生活』のレム役を演じていた[[水瀬いのり]]がグランプリを獲ったオーディションだったことからアニストテレスを受けようと思ったという{{R|cocotame20230721}}。 |
テレビアニメ『[[涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)|涼宮ハルヒの憂鬱]]』がきっかけで深夜アニメを見るようになった{{R|cocotame20230721}}。その後、本格的に熱中したのは『[[Re:ゼロから始める異世界生活 (アニメ)|Re:ゼロから始める異世界生活]]』で「うわっ、こんな面白いアニメがあるんだ!」と、毎週オンエアを追うようになり、出演声優のほかの番組、ラジオをチェックしたり、派生コンテンツにも手を出すようになった{{R|cocotame20230721}}。ほかのアニメ作品も追うようになり、当時、『Re:ゼロから始める異世界生活』のレム役を演じていた[[水瀬いのり]]がグランプリを獲ったオーディションだったことからアニストテレスを受けようと思ったという{{R|cocotame20230721}}。 |
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芝居をする役者という意味で、声優も魅力的に感じていた{{R|cocotame20230721}}。 |
芝居をする役者という意味で、声優も魅力的に感じていた{{R|cocotame20230721}}。当時は声優については、アニメファンとしての漠然としたイメージしか持てていなかったが、一次の書類審査を通過して、二次審査の面接もクリアしたくらいで、「もしかしたらイケるんじゃないか?」と本気に火がついた{{R|cocotame20230721}}。審査の課題のなかに、アニメのセリフを披露する実技もあったため、芝居の参考にしたい声優を真似てみたり、アニメを研究して挑みていた{{R|cocotame20230721}}。審査では、その頃、夢中で見ていた『[[ジョジョの奇妙な冒険 (テレビアニメ)|ジョジョの奇妙な冒険]]』の[[空条承太郎]]を演じた{{R|cocotame20230721}}。空条承太郎役の[[小野大輔]]は『涼宮ハルヒの憂鬱』の古泉一樹役を演じていたため、縁を感じており、2023年時点では会ったことがないため、「いつかご一緒できたらうれしいですね」と語っている{{R|cocotame20230721}}。 |
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18歳の時に受けた2017年10月、ソニー・ミュージックアーティスツが主催するオーディション「第6回アニストテレス」にて、特別賞を受賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/artist/124160|title=戸谷菊之介|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|accessdate=2022-08-06}}</ref><ref name="cocotame20230722">{{Cite web|和書|title=戸谷菊之介:さまざまな作品で鍛えられ、さらなる高みへと羽ばたく最中【後編】|website=Cocotame(ココタメ)|url=https://cocotame.jp/series/043254/|date=2023-07-22|accessdate=2023-12-21}}</ref>。声優として芝居を頑張ろうと決めた{{R|seigura}}。その後2019年には声優・[[緒方恵美]]が同年に開設した俳優私塾「Team BareboAt」第1期生となり指導を受ける{{R|cocotame20230722}}<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202208060000453.html|title=緒方恵美「チェンソーマン」主役抜てきの“教え子”声優戸谷菊之介にエール|work=日刊スポーツ|publisher=日刊スポーツ新聞社|accessdate=2022-11-07}}</ref>。 |
18歳の時に受けた2017年10月、ソニー・ミュージックアーティスツが主催するオーディション「第6回アニストテレス」にて、特別賞を受賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/comic/artist/124160|title=戸谷菊之介|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|accessdate=2022-08-06}}</ref><ref name="cocotame20230722">{{Cite web|和書|title=戸谷菊之介:さまざまな作品で鍛えられ、さらなる高みへと羽ばたく最中【後編】|website=Cocotame(ココタメ)|url=https://cocotame.jp/series/043254/|date=2023-07-22|accessdate=2023-12-21}}</ref>。声優として芝居を頑張ろうと決めた{{R|seigura}}。その後2019年には声優・[[緒方恵美]]が同年に開設した俳優私塾「Team BareboAt」第1期生となり指導を受ける{{R|cocotame20230722}}<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202208060000453.html|title=緒方恵美「チェンソーマン」主役抜てきの“教え子”声優戸谷菊之介にエール|work=日刊スポーツ|publisher=日刊スポーツ新聞社|accessdate=2022-11-07}}</ref>。 |
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=== 吹き替え === |
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==== アニメ ==== |
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* [[ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ (映画)#ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!|ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!]](2023年、'''ミケランジェロ'''<ref>{{Cite news|和書|url=https://natalie.mu/eiga/news/532296|title=宮世琉弥と齊藤京子が「ミュータント・タートルズ」吹替版に参加、佐藤二朗は悪役|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2023-07-11|accessdate=2023-07-11}}</ref>)<!-- 2023-09-22 --> |
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※は[[インターネットラジオ|インターネット配信]]。 |
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*ラジオダブルディア シーズン6(2023年1月10日 - 3月25日、ラジ友※)<ref>{{Cite web|和書|publisher=ラジ友|url=https://radiotomo.com/%e3%83%a9%e3%82%b8%e3%82%aa%e3%83%80%e3%83%96%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2-%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%83%b3%ef%bc%95-%e7%ac%ac%ef%bc%91%e5%9b%9e-2/|title=ラジオダブルディア シーズン6 第1回|accessdate=2023-03-27}}</ref> |
* ラジオダブルディア シーズン6(2023年1月10日 - 3月25日、ラジ友※)<ref>{{Cite web|和書|publisher=ラジ友|url=https://radiotomo.com/%e3%83%a9%e3%82%b8%e3%82%aa%e3%83%80%e3%83%96%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2-%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%82%ba%e3%83%b3%ef%bc%95-%e7%ac%ac%ef%bc%91%e5%9b%9e-2/|title=ラジオダブルディア シーズン6 第1回|accessdate=2023-03-27}}</ref> |
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*梅田修一朗 戸谷菊之介のこいこいラジオ(2023年4月15日 - 、ラジ友※) |
* 梅田修一朗 戸谷菊之介のこいこいラジオ(2023年4月15日 - 、ラジ友※) |
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*[[MAN TWO MONTH RADIO]] 戸谷菊之介のとやかく言わずに聞くのすけ!(2023年6月2日 - 7月28日、[[超!A&G+]]※)<ref>{{Cite web|和書|publisher=文化放送|url=https://www.joqr.co.jp/ag/article/91221/|title=「MAN TWO MONTH RADIO 戸谷菊之介のとやかく言わずに聞くのすけ!」超!A&G+にて本日6月2日(金)24時より放送スタート!|accessdate=2023-06-05}}</ref> |
* [[MAN TWO MONTH RADIO]] 戸谷菊之介のとやかく言わずに聞くのすけ!(2023年6月2日 - 7月28日、[[超!A&G+]]※)<ref>{{Cite web|和書|publisher=文化放送|url=https://www.joqr.co.jp/ag/article/91221/|title=「MAN TWO MONTH RADIO 戸谷菊之介のとやかく言わずに聞くのすけ!」超!A&G+にて本日6月2日(金)24時より放送スタート!|accessdate=2023-06-05}}</ref> |
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=== テレビ番組 === |
=== テレビ番組 === |
2023年12月22日 (金) 09:48時点における版
とや きくのすけ 戸谷 菊之介 | |
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プロフィール | |
性別 | 男性 |
生年月日 | 1998年11月30日(25歳) |
身長 | 175 cm[1] |
職業 | 声優 |
事務所 | ソニー・ミュージックアーティスツ[1] |
公式サイト | 戸谷菊之介|Sony Music Artists |
活動 | |
活動期間 | 2010年代 - |
戸谷 菊之介(とや きくのすけ、1998年11月30日[1] - )は、日本の男性声優。ソニー・ミュージックアーティスツ出身[1]。
略歴
2歳から7歳までは親の仕事の都合でタイ王国で生活していた[2]。
人前で目立つことをするのは好きであり、タイにいた頃の3歳くらいから習いごととしてピアノを始めた。音楽が好きというのもあり、コンクールに出るほどの腕ではなかったが、20歳くらいまでピアノを続けていた[2]。長くピアノを続けた理由のひとつは、単純に楽しかったというのもあるが、中学時代で「ピアノが弾ける」と合唱コンクールの伴奏を頼まれ、「戸谷くん、すごい!」と皆が褒めてくれて嬉しかったという[2]。音楽の先生が好きでピアノ教室にも通ってたという部分が大きかったため、練習にはストイックではなく、才能が無いことにも気付いていたという[2]。
高校時代は、YouTube、ニコニコ動画の演奏してみた系の曲を耳コピし、ゲーム音楽、アニソンを弾くようになり、好きな曲が弾けるようになる面白さがあったことから、ピアノを続けられたという[2]。高校時代は、キーボード担当でメンバーが全員男子の、プリンセス プリンセスのコピーバンドをしていた時期もあった。しかしあくまでもピアノは趣味の一環で、音楽で大学を目指したり、「ミュージシャンになりたい」といった野望もなかった[2]。
中学生の時はお笑い芸人のバカリズムに憧れており、お笑い芸人になりたいと考えていた[2][3]。劇団ひとり、バカリズム、東京03、早見あかりが出演していたテレビ東京のコント番組『ウレロ☆シリーズ』を見て「めっちゃ楽しそうだな」と思ったことがきっかけだったという[2][3]。
周囲を笑わせることが好きで高校生の頃にお笑いの部活を作りたいと思い、学校に掛け合ったが、「実績がないとできない」と言われ、友人達と有志団体を結成、文化祭、卒業パーティでコント、漫才をしていた[2][4]。
お笑い部の立ち上げはできなかったが、元々ピアノの素養があり、トロンボーンを始めており、ビッグバンドジャズも演奏できる部活だったため、最初はジャズピアノをカッコ良く弾きたくなり入部[2]。しかしピアノ希望者が多く、部内でオーディションをしていたところ落選し、「じゃあ、部活も辞めちゃおうかな」と思ってたが、部活のコーチが「君はトロンボーンの口をしている、やってみないか?」と誘ってくれた[2]。同時に入部した1年生は全員楽器初心者だったことから、励まし合いながら3年間頑張っていた[2]。
芝居をしっかり意識したのは、最初は高校2年生の時であり、決定的だったのは高校3年生の時の文化祭である[2]。高校進学時、演劇部にも興味があり、仮入部だけしたことがあった[2]。その縁で高校演劇大会の助っ人を頼まれ、少し芝居の面白さを知った[2]。高校3年生の時の文化祭ではクラス演劇をすることになったが、コント好きの血が騒いで、「脚本を書きたい!」と立候補していた[2]。演劇を率先してする生徒もいなかったため、結果的に主役と脚本と舞台演出をしてもらい、「これは楽しいぞ!」と思い、その時はアメリカ合衆国のテレビドラマ『ハイスクール・ミュージカル』のような感じだったという[2]。
高校卒業後にどうしようかと思い、芸人の事務所、養成所のオーディションをいくつか受けて演技のワークショップを受けたことがあり、芝居でも人を笑わせることができるんだということを知り、芝居にも興味が出るようになる[2][4]。
テレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』がきっかけで深夜アニメを見るようになった[2]。その後、本格的に熱中したのは『Re:ゼロから始める異世界生活』で「うわっ、こんな面白いアニメがあるんだ!」と、毎週オンエアを追うようになり、出演声優のほかの番組、ラジオをチェックしたり、派生コンテンツにも手を出すようになった[2]。ほかのアニメ作品も追うようになり、当時、『Re:ゼロから始める異世界生活』のレム役を演じていた水瀬いのりがグランプリを獲ったオーディションだったことからアニストテレスを受けようと思ったという[2]。
芝居をする役者という意味で、声優も魅力的に感じていた[2]。当時は声優については、アニメファンとしての漠然としたイメージしか持てていなかったが、一次の書類審査を通過して、二次審査の面接もクリアしたくらいで、「もしかしたらイケるんじゃないか?」と本気に火がついた[2]。審査の課題のなかに、アニメのセリフを披露する実技もあったため、芝居の参考にしたい声優を真似てみたり、アニメを研究して挑みていた[2]。審査では、その頃、夢中で見ていた『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎を演じた[2]。空条承太郎役の小野大輔は『涼宮ハルヒの憂鬱』の古泉一樹役を演じていたため、縁を感じており、2023年時点では会ったことがないため、「いつかご一緒できたらうれしいですね」と語っている[2]。
18歳の時に受けた2017年10月、ソニー・ミュージックアーティスツが主催するオーディション「第6回アニストテレス」にて、特別賞を受賞[5][6]。声優として芝居を頑張ろうと決めた[3]。その後2019年には声優・緒方恵美が同年に開設した俳優私塾「Team BareboAt」第1期生となり指導を受ける[6][7]。
2022年、テレビアニメ『チェンソーマン』のデンジ役で初主演を演じる[6][8]。
人物
兄と姉がいる末っ子[4]。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 2022年
-
- 東京24区(デモ隊)
- ヒロインたるもの!〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜(宮沢、お客さん、男子生徒)
- チェンソーマン(デンジ[8])
- 4人はそれぞれウソをつく(男子生徒③)
- 2023年
-
- UniteUp!(清瀬明良[9])
- うちの会社の小さい先輩の話(男性社員A)
- 柚木さんちの四兄弟。(柚木尊[10])
- 豚のレバーは加熱しろ(若い衆、警備)
- 七つの大罪 黙示録の四騎士(ドニー[11])
- 冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた(アシュクロフト[12])
- 2024年
劇場アニメ
- 夏へのトンネル、さよならの出口(2022年)
ゲーム
- 2020年
-
- 我的起源(レオナルド、兵士B、エンジニア)
- 2021年
-
- ウインドボーイズ!(清嶋桜晴[14])
- 2022年
-
- 束縛彼氏(新藤暁[15])
- モンスターストライク(2022年 - 2023年、デンジ / チェンソーマン[16]、白蛇伝[17])
- 2023年
-
- 共闘ことばRPG コトダマン(デンジ / チェンソーマン[18])
- ONE.(住井護[19])
ドラマCD
- グライフナーゲル(2018年、ノイン・ツィヒ)
- レモンスカッシュスコア(2023年、結城日向[20])
吹き替え
アニメ
- ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!(2023年、ミケランジェロ[21])
舞台
- 劇団ハーベスト 第15回公演「肉体改造クラブ・女子高生版」(2019年2月18日 - 24日、小劇場B1)[22]
- しゅうくりー夢Vol.65「ラヴィアンローズ」(2021年3月24日 - 28日、ザ・ポケット)[23]
朗読劇
- 音楽朗読劇団 18馬力 旗揚げ公演「類が友呼ぶことわざ奇縁」(2018年2月2日・3日、APOCシアター)
- Team BareboAt 実験公演 vol.1「#囁きの花束2021 -healing reading live-」(2021年3月7日、晴れたら空に豆まいて)[24]
- Act Session Vol.1「喜笑転結」(2022年2月12日・13日、浅草九劇)[25]
CM
ラジオ
※はインターネット配信。
- ラジオダブルディア シーズン6(2023年1月10日 - 3月25日、ラジ友※)[27]
- 梅田修一朗 戸谷菊之介のこいこいラジオ(2023年4月15日 - 、ラジ友※)
- MAN TWO MONTH RADIO 戸谷菊之介のとやかく言わずに聞くのすけ!(2023年6月2日 - 7月28日、超!A&G+※)[28]
テレビ番組
- 声技の英雄(2021年 - 2022年、TOKYO MX)[29]
- 踊る!さんま御殿!!(2023年1月17日、日本テレビ)
テレビドラマ
- バンカケ〜警視庁自動車警ら隊(2023年3月27日、テレビ東京) - 酒巻圭太 役[30]
MV
- オワリカラ「fetish!」(2021年)
ディスコグラフィ
キャラクターソング
発売日 | 商品名 | 歌 | 楽曲 | 備考 |
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2021年 | ||||
12月17日 | ハレハレヤ | KIKUNOYU(戸谷菊之介) | 「ハレハレヤ」 | 『UniteUp!』関連曲 |
2022年 | ||||
10月14日 | いいの | KIKUNOYU(戸谷菊之介) | 「いいの」 | テレビアニメ『UniteUp!』第1話エンディングテーマ |
12月9日 | 吠えろ!クロスファイヤー | KIKUNOYU(戸谷菊之介) | 「吠えろ!クロスファイヤー」 | 『UniteUp!』関連曲 |
2023年 | ||||
1月18日 | Unite up! | UniteUp![メンバー 1] | 「Unite up!」 | テレビアニメ『UniteUp!』オープニングテーマ |
2月26日 | YOU | PROTOSTAR[メンバー 2] | 「YOU」 | テレビアニメ『UniteUp!』第6話挿入歌 |
3月5日 | トリプレット | PROTOSTAR[メンバー 2] | 「トリプレット」 | テレビアニメ『UniteUp!』第7話エンディングテーマ |
4月9日 | ユメノトビラ | 清瀬明良(清瀬明良)、高尾大毅(助川真蔵)、春賀楽翔(masa) | 「ユメノトビラ」 | テレビアニメ『UniteUp!』第11話エンディングテーマ |
4月19日 | 星瞬 My wish! EP | PROTOSTAR[メンバー 2] | 「星瞬 My wish!」 | テレビアニメ『UniteUp!』第12話挿入歌 |
5月24日 | レモンスカッシュスコア vol.1 | Chroma7ree[メンバー 3] | 「HONEY FLOWER」 「We wanna Dive!」 |
キャラクターCD『レモンスカッシュスコア』関連曲 |
6月14日 | Unite up! | PROTOSTAR[メンバー 2] | 「吠えろ!クロスファイヤー」 | テレビアニメ『UniteUp!』第2話エンディングテーマ |
10月25日 | シュガーHi Hi! | PROTOSTAR[メンバー 2] | 「シュガーHi Hi!」 | 『UniteUp!』関連曲 |
12月6日 | レモンスカッシュスコア Vol.3 | 結城日向(戸谷菊之介)、藤堂暁(白井悠介)、橘千紘(石谷春貴)、麻倉瑛都(住谷哲栄) | 「Be yourself!」 「Snapping」 |
キャラクターCD『レモンスカッシュスコア』関連曲 |
脚注
ユニットメンバー
出典
- ^ a b c d e “戸谷菊之介”. Sony Music Artists. 2022年8月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z “戸谷菊之介:さまざまな作品で鍛えられ、さらなる高みへと羽ばたく最中【前編】”. Cocotame(ココタメ) (2023年7月21日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ a b c “戸谷菊之介「周りの空気を明るくできるような声優になりたいです」”. 声優グランプリWEB. 声優図鑑. 主婦の友インフォス (2022年11月25日). 2022年11月26日閲覧。
- ^ a b c “戸谷菊之介:TVアニメ『チェンソーマン』でデンジ役を務める注目の声優 | Cocotame(ココタメ) – ソニーミュージックグループ”. cocotame.jp. 2022年11月20日閲覧。
- ^ “戸谷菊之介”. コミックナタリー. ナターシャ. 2022年8月6日閲覧。
- ^ a b c “戸谷菊之介:さまざまな作品で鍛えられ、さらなる高みへと羽ばたく最中【後編】”. Cocotame(ココタメ) (2023年7月22日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “緒方恵美「チェンソーマン」主役抜てきの“教え子”声優戸谷菊之介にエール”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 2022年11月7日閲覧。
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外部リンク
- 戸谷菊之介|Sony Music Artists
- 戸谷菊之介 (@Kikunosuke_Toya) - X(旧Twitter)