コンテンツにスキップ

「椎野カロリーナ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
6行目: 6行目:
父はロシア人とポーランド人のハーフで、母は[[ウクライナ人]]。母スイトラナ・サルク(または、スイトラーナ。ラーナとも名乗る)が17歳のときに出産。その後、母が日本人男性と再婚し、カロリーナが5歳の年に来日。母が[[ウクライナ語]]を話す中で、カロリーナ自身は、常に[[日本語]]を使い、「話す言葉も、頭の中も[[日本人]]」(本人談)と意識していたが、「鼻の高さや髪の色の見た目で外国人と思われていた」とコンプレックスを抱えていたといわれている。しかしそれを中学3年のころから始めたモデル活動でコンプレックスを逆に「ギャップが個性になった」として克服し、「それと同じ悩みで抱える人たちの背中を押せれたら」という思いで、[[2022年]]([[令和]]4年)に日本への[[帰化]]を決意。
父はロシア人とポーランド人のハーフで、母は[[ウクライナ人]]。母スイトラナ・サルク(または、スイトラーナ。ラーナとも名乗る)が17歳のときに出産。その後、母が日本人男性と再婚し、カロリーナが5歳の年に来日。母が[[ウクライナ語]]を話す中で、カロリーナ自身は、常に[[日本語]]を使い、「話す言葉も、頭の中も[[日本人]]」(本人談)と意識していたが、「鼻の高さや髪の色の見た目で外国人と思われていた」とコンプレックスを抱えていたといわれている。しかしそれを中学3年のころから始めたモデル活動でコンプレックスを逆に「ギャップが個性になった」として克服し、「それと同じ悩みで抱える人たちの背中を押せれたら」という思いで、[[2022年]]([[令和]]4年)に日本への[[帰化]]を決意。


実家は名古屋市名東区の矢田川沿いの市営住宅で、母スイトラナとウクライナから戦禍を逃れた祖母が一緒に暮らしている。
===ミス日本2024グランプリ受賞と辞退===

==ミス日本2024グランプリ受賞と辞退==
[[2024年]]にミス日本コンテストへの参加{{efn2|ミス日本に出場するにあたっては、[[ミス日本#応募資格|応募資格]]に「満17-26歳の未婚女性であり、日本国籍を有する者」と定められている。}}を申し込み、1月に第56回ミス日本コンテスト2024・グランプリに選ばれた<ref name=sponichi>[https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/01/23/kiji/20240123s00041000098000c.html 【ミス日本グランプリ】椎野カロリーナさん 伝えたい平和と多様性「日本人として認められたことに感謝」2024年1月23日 05:20 ](スポーツニッポン)</ref>。
[[2024年]]にミス日本コンテストへの参加{{efn2|ミス日本に出場するにあたっては、[[ミス日本#応募資格|応募資格]]に「満17-26歳の未婚女性であり、日本国籍を有する者」と定められている。}}を申し込み、1月に第56回ミス日本コンテスト2024・グランプリに選ばれた<ref name=sponichi>[https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/01/23/kiji/20240123s00041000098000c.html 【ミス日本グランプリ】椎野カロリーナさん 伝えたい平和と多様性「日本人として認められたことに感謝」2024年1月23日 05:20 ](スポーツニッポン)</ref>。



2024年2月6日 (火) 19:55時点における版

椎野カロリーナウクライナ語: Кароліна Шиїно、しいの カロリーナ、1997年8月24日 - )[1][2] は、ウクライナ出生、日本愛知県名古屋市出身[3]日本人モデル同朋高校から明治学院大学卒業。2024年1月にミス日本コンテスト・第56回グランプリ受賞者に選出されたが後述の問題により選出を辞退し、同年のミス日本は空位となった。

人物

父はロシア人とポーランド人のハーフで、母はウクライナ人。母スイトラナ・サルク(または、スイトラーナ。ラーナとも名乗る)が17歳のときに出産。その後、母が日本人男性と再婚し、カロリーナが5歳の年に来日。母がウクライナ語を話す中で、カロリーナ自身は、常に日本語を使い、「話す言葉も、頭の中も日本人」(本人談)と意識していたが、「鼻の高さや髪の色の見た目で外国人と思われていた」とコンプレックスを抱えていたといわれている。しかしそれを中学3年のころから始めたモデル活動でコンプレックスを逆に「ギャップが個性になった」として克服し、「それと同じ悩みで抱える人たちの背中を押せれたら」という思いで、2022年令和4年)に日本への帰化を決意。

実家は名古屋市名東区の矢田川沿いの市営住宅で、母スイトラナとウクライナから戦禍を逃れた祖母が一緒に暮らしている。

ミス日本2024グランプリ受賞と辞退

2024年にミス日本コンテストへの参加[注 1]を申し込み、1月に第56回ミス日本コンテスト2024・グランプリに選ばれた[4]

参加動機についてカロリーナは「日本人として認められたいという思いがきっかけで、勉強会[注 2]への参加を通して、何かできることはないかと思うようになり、人を見た目で判断しない社会づくりをしたいことが目標になった」という[5]。それが故グランプリを受賞したときのスピーチで「これまでも人種の壁があり、日本人として受け入れられなかった部分もあったが、日本人として認められたことに感謝したい」と述べた。なおミス日本の26歳での受賞は過去最年長[注 3]であるとともに、外国から帰化した日本国籍者がミス日本を受賞した史上初の例[注 4]となった[4]

その後、週刊文春2024年2月1日号で椎野と男性医師との不倫が報じられた。ミス日本事務局は、当初、この記事の内容を否定していたが、最終的には、椎野が医師が既婚であると知りながら交際をしていたことを認めた。2月5日にミス日本事務局は、椎野よりミス日本2024受賞の辞退と芸能事務所(フリー・ウエイブ)との契約解除の申し出があったことを発表した。ミス日本事務局はミス日本2024受賞を取り消して同年のタイトルを空位とし、彼女と芸能事務所の契約が解除されたことを発表した。椎野はインスタグラムの自らのアカウントで医師の妻と家族、ミス日本関係者と応援してくれたファンに謝罪した[6][7]

脚注

注釈

  1. ^ ミス日本に出場するにあたっては、応募資格に「満17-26歳の未婚女性であり、日本国籍を有する者」と定められている。
  2. ^ 他のミスコンでいう「ビューティーキャンプ」に当たるもの
  3. ^ かつ年齢上限の最終年度に当たる
  4. ^ グランプリ以外の各賞も含む

出典

  1. ^ “Who is Carolina Shiino? All About Miss Japan 2024”, BOL News, (January 25, 2024), https://www.bolnews.com/viral/2024/01/who-is-carolina-shiino-all-about-miss-japan-2024/ 
  2. ^ karolina0824”. 2024年1月31日閲覧。
  3. ^ ミス日本グランプリを辞退 ウクライナ出身の椎野カロリーナさん」『中日新聞』2024年2月5日。2024年2月6日閲覧。
  4. ^ a b 【ミス日本グランプリ】椎野カロリーナさん 伝えたい平和と多様性「日本人として認められたことに感謝」2024年1月23日 05:20 (スポーツニッポン)
  5. ^ <ミス日本2024>ウクライナ生まれの椎野カロリーナさん「お母さん、グランプリ獲ったよ」 日本人として認められたい思いで応募(毎日キレイ)
  6. ^ 椎野カロリーナ「ミス日本グランプリ」辞退→異例の“空位”に【報告全文】”. オリコン (2024年2月5日). 2024年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月5日閲覧。
  7. ^ :ミス日本の椎野カロリーナさん“不倫”認識あった 本人申し出で所属事務所が契約解除”. スポーツニッポン (2024年2月5日). 2024年2月5日閲覧。

外部リンク