「XXXHOLiC」の版間の差分
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逆に、『ツバサ・クロニクル』第1シリーズ第2話では侑子を初めとした各主要キャラが、その他の場面でも何度か侑子が(第2シリーズにおいても)登場している(これは「xxxHOLiC」のアニメ化が決定する前の出演であり、また話の根幹に関わるキャラクターである為と思われる)。 |
逆に、『ツバサ・クロニクル』第1シリーズ第2話では侑子を初めとした各主要キャラが、その他の場面でも何度か侑子が(第2シリーズにおいても)登場している(これは「xxxHOLiC」のアニメ化が決定する前の出演であり、また話の根幹に関わるキャラクターである為と思われる)。 |
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これらとは別に近代麻雀(平成18年12月28日発売)に『xxxHOLiC』特別編(作品名が出ていないので『[[ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-]]』の可能性もある)が掲載されており、侑子・モコナ・四月一日が登場している。 |
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==ノベライズ== |
==ノベライズ== |
2007年1月8日 (月) 06:55時点における版
xxxHOLiC | |
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ジャンル | 青年漫画 |
漫画 | |
作者 | CLAMP |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
発表期間 | 2003年 - 連載中 |
巻数 | 10冊 |
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監督 | 水島努 |
アニメーション制作 | Production I.G |
製作 | TBS・アヤカシ研究会 |
放送局 | TBS系列・キッズステーション |
放送期間 | 2006年4月6日 - 2006年10月21日 |
話数 | 全24話(外伝1話含む) |
映画:劇場版xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢 | |
監督 | 水島努 |
制作 | 「劇場版xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢」製作委員会 |
封切日 | 2005年8月20日 |
上映時間 | 61分 |
小説:xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル | |
著者 | 西尾維新 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2006年8月1日 |
テンプレート - ノート |
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『xxxHOLiC』(ホリック)はCLAMPにより『週刊ヤングマガジン』で連載されている漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品である。また、西尾維新による小説化作品『xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル』も発表されている。
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注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
あらすじ・概要
「アヤカシ」が見えてしまう高校生、四月一日君尋が、願いを叶える「ミセ」の女主人、壱原侑子と出会い、その元で「アヤカシ」が見えない体にしてもらう為、対価として彼女の元でバイトをしている間に遭遇する奇怪な出来事を描く。『週刊少年マガジン』に平行して連載されている『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』と話がリンクしている為、『ツバサ』にもたまに侑子やラーグが出る。逆に『ツバサ』の小狼達もたまに本作品に登場する。勿論NHK教育テレビのアニメ『ツバサ・クロニクル』にも出ていて、映画よりも先にアニメ化されたということになる。
タイトルのholicは、英語で中毒の意味を指す為、「――中毒」と言う意味ととっていいであろう。実際、アルコール(英語発音はアルコホール[alcohol]) に、ホリック[holic]を付けるとアルコホリック[alcoholic]=アルコール中毒と言う意味になる。
様々な悩みを抱えた人物が侑子の「ミセ」を訪れ、人間の内面を描いている。この点は『東京BABYLON』と共通した作風である(更に漫画の歴史を遡れば『笑ゥせぇるすまん』との共通項も見受けられる、そして小説版ではこの共通点をネタにされている)。
登場人物
- 表記は「キャラクター名:アニメ版キャスト」。
メインキャラクター
- 壱原 侑子(いちはら ゆうこ):大原さやか
- その人の願いを叶える代わりにその人から同等の対価を貰う「ミセ」の女主人。本人曰く、名前は偽名。強大な魔力を持ち、彼女を知る者の間では「次元の魔女」、「極東の魔女」とも呼ばれている。
- 一見、謎めいた雰囲気だが、結構おちゃらけた性格で我侭且つ気紛れ。その上、四月一日曰く、「逆らうと怖い」。更にかなりの酒豪且つ美食家で、美味い料理や酒を前にすると途端に子供っぽくなることも。反面、姉御肌で四月一日やミセを訪れた客に対し、的確な発言をすることも多い。顔がとても広く、時折四月一日もその知り合いと出会う程。「クロウカード」を創ったクロウ・リード(『カードキャプターさくら』)とは、仲が良いのかは不明だが、ともかく旧知の仲だったらしく、彼を「陰険メガネ」と称している。素性不明の謎の多い美女。小説版では狂人物理学者に「人間ではない」と仮説だが定義されている。
- 愛用の辞書は「講談社・国語辞典 デスク版第二版」。60年代~70年代のアニメにやたら詳しいが、小説版では普通に現代の漫画やアニメにも精通している。
- 四月一日 君尋(わたぬき きみひろ):福山潤
- 「アヤカシ」が見え(「異色眼」という眼球で、その持ち主のことを「見鬼」と言うらしい。能力というより機能(小説版より))、惹き付ける力があり、酷いと纏わりつかれるという、二つとない稀な気を持つ高校生。又、彼の血は「アヤカシ」の力を数十倍上げてしまう。その力により人でないものの世界では有名人。
- 家事、料理が得意で、大抵の物なら何でも作れる(第二話ではドジばかりだったが)。「アヤカシ」を惹き寄せる体質を治すという自分の依頼の対価を支払う為、半ば強制的にミセでバイトに励むが、重なる依頼でバイト料は上乗せされ、バイト期間は長引くばかり。更にバイト先でも専ら侑子達に振り回されているが、少しずつ変わってきているらしい。誕生日は苗字の通り4月1日。牡羊座。
- 両親は事故で既に他界。現在はアパート(『ちょびっツ』の主人公達の住む「ガブ・城ヶ崎」と外観がそっくりな建物)の管理人達が後見人となっており、またその一室に住んでいる。感情的で、百目鬼やひまわりの事となると表情や態度がコロコロ変わる。成績も運動神経も結構良い方らしい。最近、右目を失いそれを女郎蜘蛛に喰われたが、百目鬼の目を半分貰うことで復活。他人の為に自分をいくらでも傷つける性格で百目鬼達からも心配されていたが、右目の一件で自分を傷つける事で悲しむ人がいる事を理解した。ひまわりに肩を叩かれたのをきっかけに、彼女の体質により学校の二階から落ち、命を落としそうになるという非常に危険な局面にも遭ったが、ひまわり・百目鬼・『小狼』の払った対価により救われ、負った怪我はすべて治った。が、ひまわりとの指切りに用いた小指は二度と動かないと侑子に告げられる。それでもひまわりにはこの事は言わないで欲しいと侑子に頼んだ。怪我をする前に行った水汲みの対価の卵をもらい、ひまわりに本当に幸せになってほしいと願って蒲公英を生ませた。百目鬼とは基本的に犬猿の仲だが、侑子曰く「仲が悪くなるようにアヤカシが邪魔している」らしい。酒には弱く、すぐ眠ってしまう。
- 百目鬼 静(どうめき しずか):中井和哉
- 四月一日の同級生。弓道部に所属しており、ルックスも成績も運動神経も良い為女子から人気が高いが、本人はあまり関心がない。家は寺で、四月一日とは逆に「アヤカシ」を祓う力があり、四月一日は百目鬼といるとあまり「アヤカシ」が見えなくなる。その為か、最近は四月一日と一緒にいることが多い。実際祖父が憑き物落としをやっていたらしい。
- 四月一日とひまわりの間に入り込んで茶々を入れたり、四月一日が一人でいる時に現れて勝手なことをして、四月一日を怒らせることが多い。四月一日は百目鬼を一方的に敵視(?)しているので口喧嘩が絶えず(四月一日の前では偉そうに言うことが多い)、本人も四月一日が怒るのをうるさく感じるらしいが、何だかんだで仲が良い。また、弓で「アヤカシ」に、見えない矢を射ることで祓える(鳴弦)。クールで無口だが、多少天然ボケが入っていると思われ、かなりのマイペース。今時珍しい清浄な気を持つ。当初はミセに入る必要が無い為ミセの姿は見えなかったが、四月一日の命を救う為に入る必要が出てきた為、ミセが見えるようになった。彼の命を救った対価は、四月一日の流した量の血を提供する事。自分を救うために四月一日が右目を失った事で少々負い目を感じていた為、結局右目を四月一日と分かち合うこととなった。以降、四月一日が「不思議な物」に遭遇し、そのことで四月一日の感情が激しく揺れ動いた時、百目鬼も四月一日が右目で見ているものが見えるようになる。
- 3月3日生まれ。魚座。酒にはかなり強い。幼い頃は体が弱く、無事育つように女の子の着物を着させられていた。
- 九軒 ひまわり(くのぎ ひまわり):伊藤静
- 四月一日の同級生。常に笑顔で、明るく誰にでも優しい女の子。四月一日は彼女に好意を寄せているが、いまいち報われない。侑子曰く、「四月一日の幸運の女神ではない」。弁当はいつも市販のものを持参している。
- 不思議な事に興味があり、ラーグの存在もあっさり受け入れた。両親(両親を不幸にすると自分が生まれない可能性があるので)、侑子、百目鬼、蒲公英以外で自身に関わった全ての者を不幸にしてしまう体質。四月一日もその犠牲になり、そのため一時は四月一日達と縁を切ろうとしたが、自分といる時間が幸せだと言ってくれる二人に感涙し、結局、友達関係は続くこととなった。なお、ひまわりの体質を治すには「彼女の幸せ全てを引き替えにしなければならない」程大きな対価が必要である。四月一日と百目鬼が一緒に帰る時は、用事で一緒に帰れないことが多い。侑子のミセが見える。なお、彼女が四月一日の命を救う為に払った対価は四月一日の傷跡を受け取る事で彼女の背中にはその傷跡が刻まれている。傷跡は首にまで及んでおり、四月一日にはそのことを言わないと侑子と約束している。 11月27日生まれ。射手座。
- マル&モロ:こじまかずこ(マル)、望月久代(モロ)
- 髪が水色でとても長い方がマル、桃色で短い方がモロ。侑子曰く、本名は「マルダシ」と「モロダシ」。離れた場所から侑子の声を受信する等、不思議な力を持つ。魂が無い為、「ここであって、ここにはない」侑子の店の敷地からも出られない。出ようとしても体が耐えられないらしい。侑子を「主(ヌシ)サマ」と呼ぶ。
- 侑子や四月一日のお手伝いをしている。魂が無いという割にはお調子者な性格。常に2人でおり、同じリアクションを同時にする。しかし稀に勝負事(アニメではカルタなど)となると多少ながらも差は垣間見える。侑子とマル&モロはこの本名を「可愛い」と気に入っているが、四月一日からしてみれば決してよい名前ではない。
- モコナ・ラーグ・モドキ(黒モコナ):菊地美香
- 黒いモコナ=モドキ。作中ではモコナと呼称される。異世界を旅する者の為に侑子とクロウ・リードが創った2匹のモコナの内の片割れで、こちらは通信用らしい。可愛らしい外見とは裏腹に酒豪。たまに少々口が悪くなる。ソエルのツッコミ役であり、無邪気な性格。また、こちらは幽霊やアヤカシなども視える。黒モコナは男の子、白モコナは女の子という設定があるらしく、黒モコナの方がやや口調が荒い。参考:菊地美香公式ブログ
人間
侑子の客
- サクラ
- 小狼(シャオラン)
- 黒鋼(くろがね)
- ファイ・D・フローライト
- モコナ=ソエル=モドキ(白モコナ)
- 『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の登場人物でそれぞれ別の世界から来た(小狼とサクラは同じ世界)。四月一日曰く「小狼君と愉快な仲間達」。ただし、モコナはサクラたちが異界へ渡るために侑子から渡されたものであるため、正確には客ではない。都合上、アニメ版には登場していない。詳しくはツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の登場人物を参照。
- 『小狼』(シャオラン)
- 小狼達と同じく『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の登場人物。小狼達のいる所に行く為、星火の力で侑子の元へ来る。アニメ版には登場していない。四月一日との縁がかなり深い模様。彼が払った対価は「関係性」と「自由」と「時間」。その対価は四月一日の命を救う対価だと思われる。詳しくはツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の登場人物を参照。
- 凛(りん):本名陽子
- こぐま歯科に勤めている女性。28歳で彼氏がいないのだが見た目が若いので見栄を張る為、「クセ」で嘘をついてしまう。その「クセ」のせいで小指が動かなくなり、侑子のミセに訪れる。そこで症状を抑える指輪を貰い、「クセ」を治すよう言われるが、最後まで「クセ」に気付かなかった。そして、横断歩道の上で指輪を外した為、症状が急激に悪化、全身が動かなくなり車に轢かれて死亡した(アニメでは病院に運ばれて一命を取り留めた)。
- 尚、原作とアニメで展開が異なるのは、四月一日が「ある人物」にその場で出会うか否かの結果であり、侑子によってそれが示唆される場面がある。
- ハナハナ:川村万梨阿
- パソコンに耽溺している主婦。“ハナハナ”とはハンドルネーム。侑子(ハンドルネームは「キンドーちゃん」。『マカロニほうれん荘』に由来)とは魔法少女+特撮系サイトで知り合ってパソコンをやめたいメールで依頼してきた為、侑子が(まるで押売りの様に)願いを叶えに来た。
- 侑子と話した後、自分でやめるよう努力するも何かと言い訳をつけて結局パソコンをしてしまう。その時侑子がリビングの窓(部屋は三階にある)から現れそのまま家庭を捨ててパソコンと仲良くなるか、やめるかを問われて悩んだ末やめることを決意し、手助けとして侑子に家にあるパソコンを斬鉄剣(と書かれた赤い金属バット)で切ってもらう(原作ではその対価として子供用の椅子を払った。アニメでは「パソコンを止めさせる」のならば子供を貰うことを暗示しているような描写があった)。そのお陰で家にあるそのパソコンはやめることが出来た。
- なな未(ななみ):中村千絵
- 四月一日達の学校に教育実習生として来た女子大生で、専攻は民俗学。侑子から絶対に開けないという条件で封印された筒を譲り受けた。
- 筒の中身は猿の手でどんな願いも5つ叶えてくれる代物だったが、その分代償を払わねばならず、最後には大抵大きな不幸が訪れる物であった。しかし、自分は強運の持ち主だと過信し「自分なら大丈夫」と色々な願いを叶えてもらうが、その対価が次第に怖くなり、最後の願いで死んだ。アニメでは死ぬというより、消滅された様な描写になっている。
- サクラコ・カオルコ:氷上恭子(2役)
- 内気な姉と明るい妹の双子の大学生。姉は出来の良い妹に敵わないと思っており、そのせいで「無理」、「出来ない」等の『コトバ』に縛られていたが、四月一日の尽力と侑子に髪を対価として捧げる事で、己を解放する事が出来た。どちらも百目鬼に想いを寄せていたが、前向きになる事が出来た姉が告白もするも断られてしまい、妹も共に玉砕することとなった。
- 因みに妹のバイト先はバーガーショップDUKLYON。
- 百合(ゆり):野田順子
- 侑子の客。どこからか侑子の噂を聞きつけて、自分の持っている写真をどうにかしてもらおうと思いやって来た。その写真は侑子が一旦預かり封印代わりの写真立てに入れられたが、それでも止まらない位写ってる人は何か伝えたい事があった。しかし、写真はただ動くだけで楽しそうなモノだったが、再び来た百合は酷く怯えていた。その理由は、その写真は百合(と写ってる人)の過去で最後に百合が写真の人を突き落す場面が写る為(本人及び警察は事故としている)。結局願いは写真をこの世から消すことにしたが、対価としてこれから何にも写らないようにしなければならないということになった(写ってはならないものは写真、テレビ、防犯カメラ等何度も繰り返し見られる媒体。もし写ったら、それを見た者に写真に写っていたモノと同じモノを見せる事となる)。ある意味自首したほうがマシだった感が否めない……。
- アニメでは殺した動機として好きな人を盗られたからと独り言で言っていた。
- 蘭(らん):川澄綾子
- アニメオリジナルキャラクター。
- 男に絡まれているのを四月一日に助けられる。その後、侑子のミセに来て小指がうまく動かないと言うが、その症状は前にミセに来た歯科医(凛)にそっくりだった。侑子は凛と同じく指輪を渡し「クセ」を治すよう言う。その後彼氏と待ち合わせと言ってミセを出て行ったが、また歯科医の時のようになると心配になった四月一日は管狐とこっそり後をついていった。しかし、実際に彼氏らしき人と待ち合わせしていてデレデレになりながら歩いていくが、嘘もついてないのに歯科医の時のような黒い煙が上がる。
- 後日、百目鬼と一緒に帰っていた四月一日は、管狐に引っ張られまた蘭を見つけるが、今度は別の男と一緒にカフェにいて、更に態度も前の男と比べてデカくなっていた。そして百目鬼と四月一日は蘭を尾行するが今度はまた前の男と待ち合わせしていて眼鏡をかけて別人のように振舞い遊園地に入っていった。そこのアトラクションで「その人のことを愛していたら大丈夫だが、愛していないと指が切れる」というものをやる。そのアトラクションで本当に指を切られそうになるが、管狐のお陰で助かる。しかしその直後、現在の恋人や元恋人が現れ、何股もしている事や相手によって態度を変える事が発覚。結局「指」ではなく「手」を切られる事となった。
- 櫛田 塗絵(くしだ ぬりえ):高橋理恵子
- ノベライズ版からの登場キャラクター。
- 侑子に伊達眼鏡を買いに行かされていた四月一日が交差点で見かけた女性。肩に何か光るもの(侑子いわくショルダーバックの金具らしい)が見えた瞬間、急に飛び出し原付に轢かれ、腕の骨にひびがいった。
- その後、四月一日が見舞いに花を持っていくも投げ返される。聞くと自分は明らかにそっちの方が良いとわかってることでもなぜかあえて別の行動をとってしまうらしいので、アヤカシの類の仕業だと心配した四月一日は、侑子に相談、結果ミセに呼ぶことに。
- ミセで塗絵は侑子に出されたコーヒーをかけようとするも看破される。そして侑子に「我慢したい」という願いを告げ、その方法として侑子に伊達眼鏡を貰う。
- 結局塗絵の行動は彼女自身が計算して幸福の対価の責任から逃れる為にやっていたことで、四月一日の思っていたアヤカシの仕業ではなかった。このことで四月一日は、不思議とはアヤカシによってのみ引き起こされるのではなく、人が一人いるだけで起こるものなのだと知る。果たして人の方がアヤカシより恐ろしいのか……。
その他
- 風疾・陸王:柿原徹也(風疾)・梯篤司(陸王)
- 共にみどり薬局の店員。風疾には着物を着た人物らしきモノが、陸王には長い髪の人物らしきモノが憑いている。二人とも『合法ドラッグ』の中心キャラクター。
- 占い師:谷育子
- 侑子とは旧知の仲らしい老婆。侑子の知り合いだけあり、本物のプロの占い師に相応しい力を持つ。穏やかで、おっとりした雰囲気の持ち主。初登場の時には、四月一日の両親がちゃんと成仏したか否かを占った。占い道具は砂盤。
- 占いの館の占い師:水沢史絵
- 占い師の老婆が前に居た場所にいた占い師。上記の占い師と違い、霊的な才能は無いらしい。実際、占い自体もどちらともとれるような答や経験から適当に当たりをつけているだけだった。
- 美絵(みえ):飯塚雅弓
- 四月一日達と同学年の2組の生徒。以前はとても優しくおっとりした性格だが蟲の餌にされたことにより抑制心が麻痺し、何事にも我慢出来ずいつも苛々するようになった。その為授業放棄したり、少々の事ですぐ喧嘩し、更には自分がされたと思った事は、例えしてなくてもどんなことをしてでも無理矢理謝らせようとするようになった。最終的に蟲が抜けてからは魂がなくなり、ヌケガラのように生ける屍となってしまった。(アニメ版では、しばらくの時が経てば元に戻ることになっている)
- 五月七日 小羽(つゆり こはね)
- 四月一日と同じくアヤカシの類が見える少女。四月一日に近い存在。
- テレビ等で霊能師として出演しているが、出演料は全て母親の私欲の為に使われている。母親の思い込みで精進料理しか食べておらず、触れられると力が落ちると思われている為、誰も近寄らせないようにされている。更に母親に名前で呼んでもらっていない。
- 彩花(あやか):仙台エリ
- アニメオリジナルキャラクター。女子高生。
- 自分は霊感があり、よく憑かれると主張し、いつも気分を悪くしている。それをたまたま通りかかった四月一日に「何も憑いてないから心配しないで」と言われ、怒って「(霊が)見えない人はいいわね」と言うが、その時四月一日はアヤカシに憑かれている真最中で、憑こうとしていたアヤカシも見えてなかった。その後四月一日に憑こうとしていたアヤカシが彩花に憑いてしまった。
- 死体
- 猫娘が侑子に対価の井戸水を払うために赴いた家にあった。結局、井戸の水汲みは四月一日と百目鬼が行った。死体は女性で、椅子に座らされておりまるで四月一日達を見ているようであったため、四月一日は多少の違和感を感じた位だった。ただ、百目鬼は寺育ちで沢山の遺体を見て来たためただの人とは思わなかった。二人は六日間、その家に行ったが、最終日に四月一日がひまわりと学校で指切りをしてしまったため彼女の体質が故に、死体発見のきっかけを作ってしまう。家の中はほぼ空き家のような感じで、誰も住んでおらず死体だけだった。前述のように二人の反応は正反対で、死体だと気づいたのは百目鬼だった。彼の祖父、遙(故人)曰く今時人間は合成着色料や保存料などを日常的に摂ってる為、梅雨の時期や真夏でも、死体は腐らないという。ただ、昔は梅雨に寺に届けられた遺体を傷めないようにするのも一苦労だったそうだ。なので、四月一日が気づかなかったのも無理もないといえる。
- クロウ・リード
- 侑子と親交のあった魔術師。本作中において回想以外での登場はないが、侑子や飛王・リードの発言から故人とみられる。侑子とお互いの力を認めあっており、共同で2体のモコナ=モドキ、つまりソエルとラーグを作った。詳しくはカードキャプターさくら、もしくはツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の登場人物を参照。
- 飛王・リード(フェイワン・リード)
- 多数の配下を持っている。詳しくはツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の登場人物を参照。本作のアニメ版には登場しない。
幽霊
- 百目鬼 遙(どうめき はるか)
- 百目鬼静の祖父で四月一日がひまわりと百目鬼から夢買いを行ったことが縁で知り合うこととなった。何度も四月一日の夢の中に現れて、四月一日に様々なアドバイスをしたり、四月一日の危機を救っている。若い頃の姿は孫の静とそっくりで、四月一日の前に現れるときはその姿で現れる。また、本人は静が小学5年の頃に亡くなっている。生前は寺の住職で相当の力の持ち主だった(孫の静にはアヤカシを祓う力が受け継がれている)。孫の静が幼い頃に女の子の着物を着せていたのはこの人。ちなみに達筆。
人でない者
- アヤカシ
- 世の中のオカルト現象の原因となるモノ。幽霊や妖怪とは別物。普通の人には見ることができず、異色眼の持ち主位しか見ることができる人も殆どいないが、昔は結構いたらしい。姿はドロっとした煙状のモノから人の腕のようなモノなど様々。
- マヤカシ
- 異色眼の持ち主であり物理学者である化町婆裟羅(ばけまち ばさら)が、その左目で見ることが出来る存在。アヤカシに似た存在だと言うが、その正体は不明(今の所は小説のみの設定である)。
- 狐の親子:古川登志夫(親)・小林由美子(子)
- おでんの屋台を営んでいる親子だが、余程の力の持ち主でなければ屋台もその親子も見えないらしい。四月一日は偶然彼等と知り合い、子供の方に破邪矢を渡し、それを代金としておでんを貰った。その事が後に四月一日を助ける事になる。侑子とは随分前に知り合った仲。侑子はここのおでん(特に餅きんちゃく)に目がない。
- 座敷童(ザシキワラシ):武藤寿美
- 邪気に弱い為、普段は鴉天狗達と共に霊山に避難している妖怪。とても純情で健気な大和撫子。
- 四月一日に想いを寄せており、バレンタインデーにはチョコを渡した(正確には、百目鬼が食べたフォンダンショコラ(アニメではおはぎでお中元)を彼の体の中から抜き出したが、魂ごと抜き出してしまった)。ホワイトデーのお返しには四月一日から羽根の付いたヘアピンをプレゼントされた。四月一日の右目が奪われたのを知り、女郎蜘蛛から取り返そうと赴いたが、邪気にあてられてしまい、四月一日に助けて貰う。赤面症なのか、四月一日に会うと緊張してしまうのか、いつも顔が赤い。
- 心の臓を食べると寿命が百年延びると言われている為、人ならぬ者の世界では貴重な存在。
- なお、四月一日から貰ったヘアピンの台紙には「Piffle Princess」と書かれているが、同作者の別作品ANGELIC LAYERに登場するそれと同一であるかは不明。
- 鴉天狗:チョー(旧・長島雄一)(キース)・藤田圭宣(エリック)・保村真(ジミー)・ゆきじ(ジェフ)・山口登(ブライアン)
- 座敷童と共に霊山に住む妖怪。キューピーに似た風貌なのが数人いる。四月一日曰く「空中暴走族」。四月一日を悪人扱いをしている。
- 座敷童を泣かせる奴には容赦がなく「罰(バチ)をくらえ!」と怒鳴り、手に持ったハリセンを繰り出す(泣いている理由は特に関係ないらしく、嬉し涙の時でも問答無用で攻撃してくる。四月一日が悪人扱いされているのはこの理由もある)。四月一日も2回程喰らいそうになった(この時は喰らわなかっただけで百鬼夜行や雪合戦の話の時は何発かくらっている)。座敷童を大切にし過ぎているのか、当の本人の話をあまり聞かない。座敷童が捕らえられた際には、秘宝である「天狗の扇」を対価として侑子に渡し、協力を仰いだ。
- 雨童女(アメワラシ):矢島晶子
- 雨を司るモノ。侑子曰く妖怪より格上の存在で、四月一日と百目鬼に「アヤカシ」呼ばわりされた為、怒り出し、傘で殴った。また、四月一日が「雨止まないかな。」と言った時にも傘で殴った。
- 猛毒(死体の血)を吸って赤く染まってしまった紫陽花を助ける為、四月一日と百目鬼に助けを求める。かなり強気で強引な性格。座敷童と仲が良いらしい。「人間は尊きものを助けないのに、何故尊きものが人間を助けなくてはならないの」と明言している。ゴスロリ的な服装をしている。
- アニメでは時々座敷童の付き添いをしていて、原作以上に出番がある。雪合戦の時に、雪で雷神と風神を作り出し、侑子とかなりの名勝負を繰り広げた。また髪の色が原作は水色、アニメは朱色となっている。
- 無月(むげつ)
- 雨童女が、自分の依頼の対価として支払った管狐(くだぎつね)。かなりの霊力を持つ。普段は侑子の煙管入れの中で飼われている。自分より蒲公英が先に名前が付けられたので、自分にとって大切な存在で蒲公英の名付け親の四月一日に激しく嫉妬する。だが、すぐに名前を貰ったのでとても喜んでいた。
- 四月一日にとても懐いている。普段は細長い体形をしているが、緊急時には九尾の狐に似た姿になる。その時は口から狐火を吐いて攻撃もできる。変身後、清い所で元に戻る。
- エンゼル:加藤英美里(A)、阪田佳代(B)、水沢史絵(C)
- ひまわりの友達の学校の屋上でエンジェルさんをしていた女子高生3人組。
- エンジェルさんをしていた紙に「死ね」と書かれてエンジェルさんが来たのではと怖くなったが、エンジェルさんのルールで「エンジェルさんが帰っていないのにペンを持った手を離すと呪われる」と思い、止めるに止められないようだった。それを四月一日が無理矢理手を引き離して女子高生達はパニックになった。しかし、その女子高生達の正体はエンジェルさんをしていた生徒達の「悪気のない邪気」の残り滓で、四月一日を屋上から突き落し、それを助けようとした百目鬼の腕を傷つけた。絶体絶命だった四月一日だったが、四月一日に惹かれて来た「学校のヌシ」が残り滓を喰った為、助かった。
- 学校のヌシ
- ひまわりの友達の学校を守っている大蛇のようなモノ。
- 絶体絶命だった四月一日を残り滓を喰って助けたが、今度は四月一日を喰おうとした為、四月一日はまた絶体絶命となった。しかし、侑子が四月一日に貸したヘッドホン(ちぃの耳)が生贄となった為、助かった。
- 蟲(コ) (アニメ版では「羽」)
- 抑制力を失いたいと強く思っている人に寄生し、抑制心を麻痺させ、その人から魂を吸い出す羽。アヤカシではない(アニメではアヤカシとなっている)。何者か(おそらく飛王・リード)がより大きな術を使う為に創った。
- 灯(あかり):雨蘭咲木子
- 侑子の店の宝物庫の絵に描かれていた、鬼灯を持った猫。
- 侑子やラーグ同様、大酒飲み。侑子とは旧知の仲で、四月一日の事も兼ねてから知っていた。百鬼夜行の際に持つ鬼灯はこの灯が持っている物で、それぞれの参加者に配っているらしい。因みに、四月一日はこの鬼灯を渡され百目鬼と共に百鬼夜行に行くが、これは最後に貰える「甘露」目当てに侑子にお使いに行かせられたということが判明する。
- 猫娘(ネコムスメ)
- 下校途中の四月一日の前に突如現れ、宙を泳ぐ金魚を捕まえ食べた少女。ウォレットチェーンを付け、ブーツや編み上げのサンダルを履いている。
- 四月一日の眼が人ならぬ世界の住人達の間で奪い合いになっている事を告げた。彼女自身も眼を欲しがったが、あの子が怒るからと言って残念がっていた(おそらくは座敷童と思われる)。また夏のある日、暑さにやられ侑子の店に落ちてしまった。ところが、体感温度を下げるという帽子をもらって、とても喜ぶ。払った対価は「井戸水の場所への案内」(後に昴流の願いで水は(実際は黒鋼が侑子に頼んだ)別次元の東京へ送られる)。
- 繭子(まゆこ):玉川紗己子
- 侑子が阿修羅王と夜叉王を神にするため留守にしていた時四月一日が出会った女性。
- 四月一日の良き話し相手となったが、実は四月一日を消そうとしていた。その為四月一日は徐々に体調を崩していくがそれでも四月一日はその女性に会い続けた。仕舞いには倒れて百目鬼の家に運ばれその女性が四月一日を消そうとしている事を知らされるが、四月一日はボロボロの身体でその女性に会うことを選ぶ。一方百目鬼は四月一日を守る為にその女性を消すことを選ぶ。
- 百目鬼は見えない矢でその女性を射殺そうとし四月一日はその女性を庇うが、情が移ったのかその女性は四月一日をすり抜けて矢に当たり消えた。その後、侑子がその女性の正体を教えようとするが四月一日がそれを拒んだ為、正体は不明(亡くなった四月一日の母が化けた姿であるのか、子供を亡くした母親の霊のなれの果てである可能性がある)。
- 女郎蜘蛛(ジョロウグモ)
- 「蜘蛛を統べるもの」で、四月一日の眼を奪った蜘蛛はこの女郎蜘蛛の眷属。両手足に網タイツを穿いた、色っぽい女性。
- 伸縮自在の蜘蛛の糸と、鋭利な爪を操る。並の者なら耐え切れぬ程の邪気を発している。四月一日の眼を取り返そうとした座敷童を人質に取り、彼女を救出に来た四月一日を出迎えた。四月一日に「自分が傷付けば悲しむ人がいる」という事を気付かせた。最終的には四月一日の右目を食べ、何処かへ去って行った。
- 雷獣(ライジュウ)
- 可愛らしいぬいぐるみの様な外見を持つ、雷を司るモノ。外見とは裏腹に、年寄り染みた声と口調で話す。
- 電気屋の電磁波に引きずり込まれ出られなくなっていた所を、侑子と買い物に来ていた四月一日に見付けられた。悪口を言われると雷を出して怒る。そのため四月一日も何度も喰らった。侑子とは知り合いで、噂で四月一日の事も知っていた。美味しいお茶の礼に、雷と雨水の花火を見せて去っていった。
- 夢カイ(ゆめかい)
- 夢を買って夢を飼うのを生業としているバクみたいなモノ。関西弁を喋りいかにも商売上手そうだが、侑子の交渉術には敵わない。名前は「バク=夢食い=夢飼い」というもじりだと思われる。
- 蒲公英(たんぽぽ)
- 侑子が四月一日に渡した謎の卵(サクラが黒鋼と昴流の願いの対価を取りに言ったもの)から生まれた鳥。ただ、その卵はいつの間にかもう一つ増えており(飛王の仕業)一つは先述のように鳥が生まれたが、もう一つは何の役に立つわけでもない。こちらのほうは侑子が清め、“これから起こることのために持っておくように”と百目鬼の手に渡る。一つであるべきものが二つになってしまう所はシャオラン(本物)・小狼(写身)と同じ。蒲公英の大きさはセキセイインコ程で、容姿はオカメインコに似ている。侑子曰く、四月一日がひまわりに幸せになってほしいと願ったからこの様な形で“生まれた”という。実際、ひまわりの体質の影響は受けないのである意味百目鬼と同じ存在だといえる。名付け親は四月一日で、黄色いからこの名前を付けた。ただ、名付けた事によってまだ名前が無かった無月の嫉妬を買うことになる。
映画
Production I.G製作、松竹配給による『劇場版xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢』が2005年8月20日に公開された。『劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君』と同時上映。
キャスト
メインキャストはメインキャラクターを参照。
スタッフ
- 監督・絵コンテ・演出:水島努
- 脚本:櫻井圭記、藤咲淳一
- キャラクターデザイン・作画監督:黄瀬和哉
- 小物設定:植田実
- 美術設定:渡辺隆
- 美術監督:平田秀一
- 色彩設定:吉田小百合
- 動画チェック:市万田千恵子
- 撮影監督:江面久
- 編集:濱宇津妙子
- 音楽:斉藤恒芳
- 音響監督:若林和弘
- アニメーション制作:Production I.G
- 製作:松竹、講談社、Production I.G、日販、ムービック、電通、パイロテクニスト
- 配給:松竹
主題歌
- エンディング『サナギ<theme from xxxHOLiC the movie>』
- 作詞:スガシカオ 作曲:スガシカオ 歌:スガシカオ
テレビアニメ
テレビアニメはTBS系列とBS-iで2006年4月から、またキッズステーションで2006年5月から放送されている。
放送局
![]() | この項目は最新・正確な番組情報を提供するものではありません。録画・録音・視聴・聴取などの際には放送局の公式Webサイトなどで確認してください。免責事項もあわせてご覧ください。※このテンプレートは過去の議論により既に廃止されており、現在は使用すべきではありません。詳細はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 放送番組#番組警告テンプレートの廃止提案をご覧ください。 |
放送局 | 放送期間 | 放送曜日及び放送時間 |
---|---|---|
TBS | 2006年4月6日~ | 木曜 25時25分~25時55分 |
MBS | 2006年4月15日~ | 土曜 27時25分~27時55分 |
HBC | 2006年4月22日~ | 土曜 26時10分~26時40分 |
RKB | 土曜 26時45分~27時15分 | |
TBC | 2006年4月25日~ | 火曜 26時00分~26時30分 |
CBC | 2006年4月28日~ | 金曜 27時10分~27時40分 |
BS-i | 2006年4月27日~ | 木曜 24時30分~25時00分 |
キッズステーション | 2006年5月6日~ | 土曜 22時00分~22時30分※ |
補足
TBS製作の深夜アニメはBS-iでは16:9のワイド画面で、TBSなどの地上波各局やキッズステーションでは4:3で左右がカットされたものが放送されているが、この作品も同様である。また、通常BS-iの番組における本編開始時に挿入される局ロゴが、この作品においては挿入されていない。
また、OPスタッフクレジットでは「エクゼティブプロデューサー:大川緋芭」と書かれているはずだが、なぜか旧名の「大川七瀬」になっている。
MBSでは、この枠で『灼眼のシャナ』を放送していた時点では「アニメシャワー」に含まれていなかったが、この作品で「アニメシャワー」入りした。しかし、放映終了(2006年10月21日)後にこの枠でのアニメ放送自体がなくなり、以降の番組が30分繰り上げられた。
※リピート放送、土曜 27時00分~27時30分、 翌日20時00分~20時30分
スタッフ
- 原作:CLAMP
- 企画:余田光隆、軽部重信、吉岡富夫、坂本直紀、石川光久、安田正樹、藤本清和
- シリーズ構成:横手美智子、大川緋芭(CLAMP)
- 脚本:横手美智子、大川緋芭(CLAMP)、平見瞠、櫻井圭記、水島努
- キャラクターデザイン:黄瀬和哉
- 小物デザイン:植田実
- 美術監督:小倉宏昌
- 色彩設定:広瀬いづみ
- 撮影監督:小西庸平
- 編集:濱宇津妙子
- 音響監督:若林和弘
- 音楽:S.E.N.S. Project
- 音楽製作:BMG JAPAN、AUGUSTA RECORDS
- プロデューサー:中山佳久、岩崎豊明、松下卓也、須藤奈穂美、森下勝司、太布尚弘、鹿野郁子
- エグゼクティブプロデューサー:大川七瀬
- アニメーションプロデューサー:川口徹
- 監督:水島努
- アニメーション制作:Production I.G
- 制作協力:BMG JAPAN、講談社、キッズステーション、Production I.G、ムービック、パイロテクニスト
- 製作:TBS・アヤカシ研究会
主題歌
- オープニング『19才』 - 作詞:スガシカオ 作曲:スガシカオ 歌:スガシカオ
- 官能的なモザイクまであるPVが話題に。xxxHOLiC映画版でのタイトル「真夏ノ夜ノ夢」をデスノートの実写映画主題歌の題名にするなどxxxHOLiCを気にいっていると思われる。
- エンディング1『Reason』(第1話~第13話、外伝) - 作詞:高山奈帆子 作曲:川口潤 歌:Fonogenico
- エンディング2『蜉蝣-かげろう-』(第14話~第23話) - 作詞:櫻井敦司 作曲:今井寿 編曲・歌:BUCK-TICK
- 作詞担当の櫻井は当初タイトルを「真夏の夜の夢」とするつもりだったが、偶然にも映画版のタイトルと被っていた為却下となり、「蜉蝣-かげろう-」に変更された。
サブタイトル
- ヒツゼン
- キョゲン
- エンゼル
- ウラナイ
- シリトリ
- タンデキ
- アジサイ
- ケイヤク
- ユビキリ
- トモシビ
- コクハク
- ナツカゲ
- ヘンボウ
- フウイン
- カイホウ
- サイカイ
- ジショウ
- ホオズキ
- リフジン
- アガナイ
- ツメキリ
- ユウワク
- センタク
外伝 ツイオク
他作品とのリンク
アニメ版に関しては漫画版とは違い『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』や、その他作品とのリンク(関連・つながり)は今のところ明確には表現されていない(『ツバサ・クロニクル』と『xxxHOLiC』の放送局や製作会社(スタッフ)が違うためだと思われる)。
ただし小物として、『ツバサ・クロニクル』のファイから対価として貰ったと思われる杖や、『カードキャプターさくら』等のCLAMP作品に関連するアイテム(杖や耳当て等)は原作同様登場している。
なお、RKB毎日放送とキッズステーション以外の局では、2002年に同じくCLAMP原作である『ちょびっツ』が放送されたことがあり、この作品の耳当ては背景的な品物ではなく話の中でちゃんとした役割を持つアイテムとして登場している。
逆に、『ツバサ・クロニクル』第1シリーズ第2話では侑子を初めとした各主要キャラが、その他の場面でも何度か侑子が(第2シリーズにおいても)登場している(これは「xxxHOLiC」のアニメ化が決定する前の出演であり、また話の根幹に関わるキャラクターである為と思われる)。
これらとは別に近代麻雀(平成18年12月28日発売)に『xxxHOLiC』特別編(作品名が出ていないので『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の可能性もある)が掲載されており、侑子・モコナ・四月一日が登場している。
ノベライズ
xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル
西尾維新により小説化。2006年8月1日に講談社より発売。西尾維新ならではの奇怪で背筋が震えるような文章が特徴。上下2段構成、182ページ。ISBN 4062135094。第一話は6月24日発売の文芸雑誌「コミックファウスト」に先行収録された。
同じく西尾維新がノベライズしたDEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件と同時に刊行された。
なお、表題のランドルト環とは視力検査に用いるC型記号の正式名称である。
- アウターホリック
- アンダーホリック
- アフターホリック
登場人物
- 櫛村塗絵(くしむらぬりえ)
- 第一話に登場。「禁忌を犯したい」という欲求を持つ。アニメ第17話「ジショウ」でも登場している。
- 芹沢施工(せりざわせこう)
- 第二話に登場。四月一日の同級生。
- 日陰宝石(ひかげほうせき)
- 第二話に登場。大学生。
- 鹿阪呼吸(しかさかこきゅう)
- 第二話に登場。大学生。
- 化町婆娑羅(ばけまちばさら)
- 第三話に登場。物理学者。『眼球地球論』を唱える。
関連項目
- 『カードキャプターさくら』
- 同作は本作と同一世界である。
- ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の異世界 日本
外部リンク
TBS 木曜25:25~55枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
XXXHOLiC
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BS-i 木曜24:30枠 | ||
XXXHOLiC
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||
毎日放送 土曜27:25枠 | ||
XXXHOLiC
(アニメシャワー枠内) |
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