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「ピナレロ」の版間の差分

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インテグラルヘッドはロードバイクの世界ではピナレロの発明では無く昔から存在した構造であるため訂正
 
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1990年代には[[ミゲル・インドゥライン]]の所属するバネスト(現在の[[モビスター・チーム]])にフレームを供給し、[[ツール・ド・フランス]]や[[ジロ・デ・イタリア]]など多くの大レースで勝利を挙げたことで、一躍日本でもその存在を知られるようになった。(ちなみに、[[1991年]]から[[2007年]]までの間にツール・ド・フランスの個人総合優勝者が乗っていたフレームはピナレロの他に[[ビアンキ]]、[[トレック・バイシクル|トレック]]の3社だけである<ref>1999年から2005年までの[[ランス・アームストロング]]の優勝はのちにドーピング疑惑で抹消され、この7年間に関しては「優勝者なし」の扱いになっている。それを差し引いても2007年に[[アルベルト・コンタドール]]がトレックの自転車で優勝している。</ref>)2016年[[LVMH]]傘下のスポーツ関係ブランドのL Cattertonに買収された。
1990年代には[[ミゲル・インドゥライン]]の所属するバネスト(現在の[[モビスター・チーム]])にフレームを供給し、[[ツール・ド・フランス]]や[[ジロ・デ・イタリア]]など多くの大レースで勝利を挙げたことで、一躍日本でもその存在を知られるようになった。(ちなみに、[[1991年]]から[[2007年]]までの間にツール・ド・フランスの個人総合優勝者が乗っていたフレームはピナレロの他に[[ビアンキ]]、[[トレック・バイシクル|トレック]]の3社だけである<ref>1999年から2005年までの[[ランス・アームストロング]]の優勝はのちにドーピング疑惑で抹消され、この7年間に関しては「優勝者なし」の扱いになっている。それを差し引いても2007年に[[アルベルト・コンタドール]]がトレックの自転車で優勝している。</ref>)2016年[[LVMH]]傘下のスポーツ関係ブランドのL Cattertonに買収された。


現在では一般的な[[インテグラルヘッド]]や[[カーボンバック]]を開発したことでも知られており、また独特の形状をしたフォークを開発するなどデザイン面においても他社と一線を画しているほか、ホリゾンタルフレームを採用している数少ないメーカーのひとつである。カーボンフレームが主流となってきた近年において[[アルミニウム合金]]や[[マグネシウム合金]]を使用した金属フレームを得意とする同社の地位は低下しつつあるかに見えたが、[[東レ]]からカーボンシートの供給を受ける<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/86501?page=4 ファウスト・ピナレロ氏インタビュー(週刊東洋経済オンライン)]</ref>など、意欲的に新フレームの開発に取り組むことで、第一級レーシング・ブランドとしての地位を維持している。
現在では一般的な[[インテグラルヘッド]]の復活や[[カーボンバック]]を開発したことでも知られており、また独特の形状をしたフォークを開発するなどデザイン面においても他社と一線を画しているほか、ホリゾンタルフレームを採用している数少ないメーカーのひとつである。カーボンフレームが主流となってきた近年において[[アルミニウム合金]]や[[マグネシウム合金]]を使用した金属フレームを得意とする同社の地位は低下しつつあるかに見えたが、[[東レ]]からカーボンシートの供給を受ける<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/86501?page=4 ファウスト・ピナレロ氏インタビュー(週刊東洋経済オンライン)]</ref>など、意欲的に新フレームの開発に取り組むことで、第一級レーシング・ブランドとしての地位を維持している。


また、「ピナレロ」ブランドの他、姉妹ブランドとして「オペラ」を製作・販売しているが、2015年以降新作の発表は行われておらず、2020年現在も新作は出ていない。<ref>[http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/opera/ Opera Products]</ref>
また、「ピナレロ」ブランドの他、姉妹ブランドとして「オペラ」を製作・販売しているが、2015年以降新作の発表は行われておらず、2020年現在も新作は出ていない。<ref>[http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/opera/ Opera Products]</ref>

2024年3月11日 (月) 15:01時点における最新版

ピナレロ
: Cicli Pinarello S.p.A
ヘッドマークのロゴ
種類 Società per azioni
本社所在地 イタリアの旗 イタリア
ヴェネト州トレヴィーゾ
設立 1953年[1]
業種 輸送用機械器具製造業
事業内容 自転車の製造
関係する人物 ジョヴァンニ・ピナレロイタリア語版ドイツ語版
外部リンク http://www.pinarello.com/
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ヤン・ウルリッヒが1997年のツール・ド・フランスで使用し、優勝したモデル

ピナレロ (Pinarello) とはLVMH傘下のイタリアの自転車会社。名門ロードバイクメーカーであり、他にもトラックレーサークロスバイクトライアスロン用自転車、シティサイクルMTB子供用自転車も製造や企画販売する。[2]

1953年ジョヴァンニ・ピナレロによって興されたブランド。現在は息子のファウストが指揮を執っている。本拠地はトレヴィーゾ

コルナゴビアンキデローザなどと並び、イタリアンバイクの代表格である。

1990年代にはミゲル・インドゥラインの所属するバネスト(現在のモビスター・チーム)にフレームを供給し、ツール・ド・フランスジロ・デ・イタリアなど多くの大レースで勝利を挙げたことで、一躍日本でもその存在を知られるようになった。(ちなみに、1991年から2007年までの間にツール・ド・フランスの個人総合優勝者が乗っていたフレームはピナレロの他にビアンキトレックの3社だけである[3])2016年LVMH傘下のスポーツ関係ブランドのL Cattertonに買収された。

現在では一般的なインテグラルヘッドの復活やカーボンバックを開発したことでも知られており、また独特の形状をしたフォークを開発するなどデザイン面においても他社と一線を画しているほか、ホリゾンタルフレームを採用している数少ないメーカーのひとつである。カーボンフレームが主流となってきた近年においてアルミニウム合金マグネシウム合金を使用した金属フレームを得意とする同社の地位は低下しつつあるかに見えたが、東レからカーボンシートの供給を受ける[4]など、意欲的に新フレームの開発に取り組むことで、第一級レーシング・ブランドとしての地位を維持している。

また、「ピナレロ」ブランドの他、姉妹ブランドとして「オペラ」を製作・販売しているが、2015年以降新作の発表は行われておらず、2020年現在も新作は出ていない。[5]

脚注

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  1. ^ Storia”. CICLI PINARELLO S.p.A.. 2014年10月11日閲覧。
  2. ^ [1]代理店ページではロードバイク以外の自転車も掲載されている。
  3. ^ 1999年から2005年までのランス・アームストロングの優勝はのちにドーピング疑惑で抹消され、この7年間に関しては「優勝者なし」の扱いになっている。それを差し引いても2007年にアルベルト・コンタドールがトレックの自転車で優勝している。
  4. ^ ファウスト・ピナレロ氏インタビュー(週刊東洋経済オンライン)
  5. ^ Opera Products

外部リンク

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