パット・ミッシュ
オリックス・バファローズ #25 | |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | イリノイ州ノースブルック |
生年月日 | 1981年8月18日(43歳) |
身長 体重 |
188 cm 89 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2003年 ドラフト7巡目(全体213位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名 |
初出場 |
MLB / 2006年9月21日 CPBL / 2015年8月15日 |
年俸 | $550,000(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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パトリック・セオドア・ジョゼフ・ミッシュ(Patrick Theodore Joseph Misch, 1981年8月18日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州ノースブルック出身のプロ野球選手(投手)。
経歴
プロ入り前
大学2年次の2002年にドラフト5巡目(全体161位)でヒューストン・アストロズから指名されたが、契約をしなかった。
翌2003年にドラフト7巡目(全体213位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名を受け、入団した[1]。
ジャイアンツ時代
2003年にA-級(ショートシーズン)でプロデビューし、先発投手として、7勝5敗、防御率2.18と好成績を残した。
2004年はAA級で開幕を迎え、26先発、7勝6敗、防御率3.06、3完封を含む4完投をマーク。
2005年年は、AAA級で開幕を迎えたが、3勝9敗、防御率6.35と炎上し、後半戦からAA級に降格された。降格後は、防御率3.52と持ち直したが、シーズン合計で、7勝11敗、防御率5.29で、163回1/3を投げて、198本もの安打を許した。
2006年はAA級で5勝4敗、防御率2.26と好投し、AAA級に再昇格した。9月21日、ミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビューし、リリーフで2安打を許しながらも1回を無失点に抑えた。この年は、この1試合のみの出場だった。
2007年はAAA級で開幕を迎えるとリリーフに転向した。34試合の登板で、2勝5敗1セーブ、防御率2.30を記録した。例年、打たせて捕るピッチングで、奪三振率は5~6点台だったが、この年は9.99を記録した。7月にメジャー昇格し、18試合に登板して0勝4敗2ホールド、防御率4.24だった。
2008年はAAA級で開幕したが、4月27日にメジャー昇格した。しかし、先発で起用されたが、炎上してマイナー降格された。降格後も炎上が続いたため、リリーフに再転向することになった。AAA級では20試合(うち先発13試合)で6勝5敗、防御率5.38という成績で、87回を投げて被本塁打を15本打たれた。9月にメジャー再昇格すると、リリーフとして起用された。この年は15試合(うち先発7試合)に登板して0勝3敗、防御率5.68を記録した。リリーフ登板した8試合のうち、6試合で敗戦処理のロングリリーフとして最終回まで投げ切り、6交代完了を記録した。AAA級と同じく被本塁打率が高く、52回を投げて11被弾した。
2009年もAAA級で開幕し、リリーフで12試合に登板し、防御率2.00を記録。その後、メジャー昇格するが、4試合で防御率10.80という成績で、DFAとなった。
メッツ時代
2009年6月5日にウェーバーでニューヨーク・メッツに移籍した。6月24日にはメジャー昇格し、7先発を含む22試合に登板し、3勝4敗、防御率4.12をマーク。メジャー初完投・初完封も達成した。
2010年はAAA級で開幕を迎えると、先発に再転向した。23先発で1完封を含む11勝4敗、防御率3.23をマークし、与四球率1.43という驚異的な数字を残した。8月14日にこのシーズン、メジャー初昇格となったが4敗したため、ブルペンに移された。12試合(うち先発6試合)の登板で0勝4敗、防御率3.82、与四球率は0.96で、とうとう0点台にまで到達した。
2011年は、4月16日にメジャー昇格。しかし、リリーフで6試合に登板したが防御率10.29と精彩を欠き、マイナー降格となった。AAA級では先発に再転向したが、同シーズンのメジャー再昇格はならなかった。オフにFAとなった。
メッツ退団後
2011年11月29日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ。
2012年はAAA級で21試合に先発し、7勝12敗、防御率4.98という成績で、メジャー昇格できなかった。オフにFAとなった。
2013年1月10日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ。AAA級で13先発して3勝7敗、防御率5.07という成績で、メジャー昇格は叶わず、オフにFAとなった。
2014年は移籍先が見つからず、未所属のまま過ごした。オフには、プエルトリカン・ウインターリーグに参加し、9先発で0勝1敗、防御率3.41だった。
2015年1月8日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約で合意した。AAA級で16試合に登板し、5勝7敗、防御率3.25、1完封とまずまず好投したが、7月8日に解雇された。
2015年7月18日に、アメリカ独立リーグ・アトランティック・リーグのランカスター・バーンストーマーズに所属した。2試合に先発し、1勝0敗、防御率1.80と好投した。
Lamigo時代
2015年7月23日にランカスターを退団すると、台湾プロ野球(CPBL)のLamigoモンキーズに移籍した。
同僚には、陽岱鋼の実兄である陽耀勲(この年から外野手に転向)、許銘傑、王溢正ら、日本プロ野球でプレー経験のある投手が主力として在籍し、ともに先発ローテーションを組んだ。10試合に登板し、6勝1敗、防御率2.96をマークした。
10月25日、前期リーグ優勝したLamigoモンキーズと後期リーグ優勝した中信兄弟との台湾シリーズの先発マウンドを任されると、元阪神タイガースの林威助を擁する中信兄弟打線を相手に無安打・無得点に抑え、台湾シリーズ史上初のノーヒットノーラン達成となった。
ブルワーズ傘下時代
2016年1月9日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んだが、2月18日に放出された。
オリックス時代
2016年2月23日、日本プロ野球のオリックス・バファローズと契約した。
選手としての特徴
サイドハンド気味のスリークォーターという変則左腕で、平均球速135km/hのフォーシーム、平均137km/hのシンカーの2種類の速球と、カーブ、チェンジアップを投げる。投球の4割近くがシンカーという、いわゆる「シンカーボーラー」で、ゴロを打たせて捕るグラウンドボーラーである[2]。
制球力に長けていて、無駄に四球を出さない。マイナーリーグの通算与四球率は2.2で、メジャー通算でも2.6という平均以上の数字を残している。その反面、ボールが軽く、被打率、被本塁打率ともに高い[1]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2006 | SF | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 5 | 1.0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 2.00 |
2007 | 18 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | .000 | 176 | 40.1 | 47 | 3 | 12 | 2 | 2 | 26 | 0 | 0 | 21 | 19 | 4.24 | 1.46 | |
2008 | 15 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | .000 | 230 | 52.1 | 56 | 11 | 15 | 2 | 3 | 38 | 1 | 1 | 34 | 33 | 5.68 | 1.36 | |
2009 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 19 | 3.1 | 6 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 10.80 | 2.70 | |
NYM | 22 | 7 | 1 | 1 | 0 | 3 | 4 | 0 | 0 | .429 | 251 | 59.0 | 62 | 9 | 19 | 2 | 2 | 23 | 1 | 0 | 27 | 27 | 4.12 | 1.37 | |
'09計 | 26 | 7 | 1 | 1 | 0 | 3 | 4 | 0 | 0 | .429 | 270 | 62.1 | 68 | 9 | 22 | 2 | 2 | 23 | 1 | 0 | 31 | 31 | 4.48 | 1.44 | |
2010 | 12 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | .000 | 159 | 37.2 | 43 | 4 | 4 | 1 | 1 | 23 | 0 | 0 | 20 | 16 | 3.82 | 1.25 | |
2011 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 37 | 7.0 | 11 | 1 | 4 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 8 | 8 | 10.29 | 2.14 | |
2015 | Lamigo | 10 | 9 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 0 | 0 | .857 | 240 | 54.2 | 61 | 2 | 11 | 0 | 2 | 50 | 3 | 0 | 24 | 18 | 2.96 | 1.32 |
MLB:6年 | 78 | 24 | 1 | 1 | 0 | 4 | 15 | 0 | 2 | .211 | 877 | 200.2 | 227 | 28 | 57 | 7 | 9 | 116 | 2 | 1 | 114 | 107 | 4.80 | 1.42 | |
CPBL:1年 | 10 | 9 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 0 | 0 | .857 | 240 | 54.2 | 61 | 2 | 11 | 0 | 2 | 50 | 3 | 0 | 24 | 18 | 2.96 | 1.32 |
- 2015年度シーズン終了時
記録
- NPB
- 初登板 : 2016年4月9日、対福岡ソフトバンクホークス1回戦(鹿児島県立鴨池野球場)、5回裏に2番手で救援登板、2/3回無失点
背番号
- 71 (2006年 - 2007年)
- 16 (2008年 - 同年途中)
- 20 (2008年途中 - 同年終了)
- 37 (2009年 - 同年途中)
- 48 (2009年途中 - 2011年)
- 5 (2015年)
- 25 (2016年 - )
脚注
- ^ a b “Pat Misch Register Statistics & History”. Baseball-Reference.com (2016年1月9日). 2016年3月4日閲覧。
- ^ “Pat-Misch Pitch Type”. The Baseball Cube (2016年2月19日). 2016年3月4日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 選手の各国通算成績 CPBL
- 個人年度別成績 パット・ミッシュ - NPB.jp 日本野球機構