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Google AdSense

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Google AdSense(グーグルアドセンス)は、Googleの提供しているコンテンツ連動型広告配信サービス。

  • コンテンツ向けAdSense (AFC)
  • 検索向けAdSense (AFS)
  • 動画向けAdSense (AFV)
  • ゲーム向けAdSense (AFG)

といった4つの種類がある。

概要

日本では2003年12月一般向けに募集を開始[1]。ブロガーなどに広まり急速にシェアを広げた。

広告の内容は、コンテンツに連動したものかユーザーのGoogle検索履歴に関連した広告が自動的に配信される[2][3]

初期費用や月額料金などは一切かからず、サイトを所有していれば誰でも申込が可能であるが、サービスを開始する前にGoogleの審査を通過する必要がある[注 1]。アダルト関連のサイトや、暴力的なサイト、極端にコンテンツの少ないサイトなどは審査の段階で断られる。以前は無料レンタルブログでも合格できたが、2016年4月ごろから審査には独自ドメインが必須となった。

審査

新規審査はかなり厳しく、Adsenseポリシーまたはウェブマスターガイドラインに準拠していることが求められる。例えば以下のようなサイトは不合格となる。

  • 独自ドメイン取得済みでもアクセスにサブドメインが必要なサイト
  • プライバシーポリシーやお問い合わせフォームが無いサイト
  • 掲示板やSNS等の文章をコピーしただけのまとめサイト
  • 医療や健康に関するサイト、仮想通貨など金融を扱うサイト
  • 引用や出典ばかり記載し自分の文章がほとんど無いサイト
  • フリー素材ばかり使用し自分で撮影した写真が無いサイト
  • 他のサイトから画像や文章のコピーが見受けられるサイト(スクリーンショットも含む)
  • Windowsやアマゾン等の企業ロゴの使用、芸能人の顔写真使用等著作権に違反するサイト
  • 「↓↓クリックお願いします」などクリックの誘導があるサイト
  • たばこを紹介しているサイト(電子たばこも含む)
  • ヘッダー画像や本文上の画像が極端に大きく本文を読むためにスクロールが必要なサイト
  • 大きすぎる文字の大きさや色、マーカーなど過度な装飾があるサイト
  • 芸能人のブログのように改行でスペースを稼ぎ、一画面に数文字しか文字が無いサイト

報酬

所有するコンテンツにコードを貼り付けると広告が表示され、それがクリックされると報酬が得られる仕組みとなっている。

報酬は一時期、小切手のみであったが、その後銀行振り込みによる受領が可能となった[4]

報酬はアメリカドルで計算され、その支払いを受ける頃の為替によってに換算されて支払われる。2009年9月9日より、報酬は日本円で表示されるようになっている[5]

2004年から2007年頃までは、毎年一定以上の売り上げを上げたサイト運営者にGoogleからクリスマスプレゼントが届けられた[6]

脚注

注釈

  1. ^ ただし、報酬の受取人は18歳以上である必要がある

出典

  1. ^ グーグル、テキスト広告を表示する「AdSense」を一般サイト向けに提供”. INTERNET Watch. 2012年2月3日閲覧。
  2. ^ グーグル、サイトにテキスト広告を表示する「AdSense」を日本で開始”. INTERNET Watch. 2012年2月3日閲覧。
  3. ^ Google、サイト閲覧履歴に基づく広告配信のベータテスト”. INTERNET Watch. 2012年2月3日閲覧。
  4. ^ Google AdSenseの報酬支払いが銀行振込に対応、国内口座も指定可能”. INTERNET Watch. 2012年2月3日閲覧。
  5. ^ 日本円でレポートを表示できるようになりました”. Inside AdSense AdSense 日本版 公式ブログ. 2012年2月3日閲覧。
  6. ^ Googleからクリスマスプレゼントが届きます”. GIGAZINE. 2012年2月3日閲覧。

関連項目

外部リンク