てなもんや三度笠 (映画)
てなもんや三度笠 | |
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監督 | 内出好吉 |
脚本 | 野上龍雄 |
原作 |
香川登志緒 (『てなもんや三度笠』) |
製作 | 神戸由美(企画) |
出演者 |
藤田まこと 白木みのる |
音楽 | 古川益雄 |
主題歌 |
藤田まこと・白木みのる 「俺とお前は名コンビ」 |
撮影 | 羽田辰治 |
編集 | 神田忠男 |
製作会社 | 東映京都撮影所 |
配給 | 東映 |
公開 |
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上映時間 | 81分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
次作 | 続 てなもんや三度笠 |
『てなもんや三度笠』(てなもんやさんどがさ)は、1963年6月9日に公開された日本映画。当時TBS系列で放送されていた朝日放送テレビ制作の上方コメディ番組『てなもんや三度笠』の映画化第1作である。製作:東映京都撮影所、配給:東映。モノクロ、東映スコープ、81分。
封切り時の同時上映作品は『民謡の旅 秋田おばこ』。
2010年5月21日、東映ビデオから本作を収録したDVDが発売された。
ストーリー
幕末。無宿人のあんかけの時次郎は、怪しげな祈祷で銭を稼ぐ小坊主・珍念と大坂で知り合い、兄弟分となる。一方、駿河の大親分・清水次郎長を倒して名を上げようとする侠客・剣客たちが街道筋に多数現れ、手柄を独り占めするための抗争を繰り広げていた。
ある日、剣の達人・糸四郎と鯉四郎が相討ちになる現場に居合わせた時次郎は、遅れてやって来た侠客たちに剣の名手と勘違いされたことで、次郎長討伐の軍勢のリーダーにまつり上げられ、珍念とともに東海道を東へ向かい、清水へ乗り込む羽目になる。ある宿場で、剣客・馬吉に腕試しを挑まれた時次郎は、謎の老人が投げた短刀のおかげで勝利する。その老人こそ、宿場に居合わせた清水次郎長だった。さらに時次郎の評判を聞きつけた剣客・黒手一角が現れて刀を抜き、怖じ気づいた時次郎は逃げ出す。黒手が侠客集団の新たなリーダーとなる。
清水に到着した時次郎は珍念と再会し、さらに成り行きで次郎長一家の客分となり、次郎長を狙う黒手たちを撃退することを約束してしまう。時次郎は策を練り、海岸の松林に奇想天外な罠を仕掛け、黒手を倒す。戦いを陰で見守っていた次郎長が現れ、残りの侠客を子分・岩松に撃退させる。時次郎は侠客たちが残した路銀を次郎長に託し、珍念とあてのない旅を続けた。
配役
- あんかけの時次郎:藤田まこと(松竹)
- 珍念:白木みのる
- 三平(岡っ引き):平参平
- 崑左ェ門(甲賀忍者):大村崑
- 雁兵ェ(甲賀忍者の頭領):芦屋雁之助
- 雁太郎(甲賀忍者):芦屋小雁
- チャカ奴(芸者):茶川一郎
- おみつ(旅の娘):西崎みち子
- 丸親分(侠客):阿部九洲男
- 岩松(次郎長の子分):香山武彦
- カラミ屋のお八重(ヤクザの女親分→魚屋の女房):若水ヤエ子
- スミ奴(歌う芸者):坂本スミ子
- 早斬りの馬吉(甲州弁の侠客):星十郎
- メリケン屋の谷吉(ヤクザの親分):トニー谷
- くらやみの糸四郎(浪人):夢路いとし
- 人斬り鯉四郎(浪人):喜味こいし
- 松(侠客):秋田A助
- 竹(侠客):秋田B助
- お春(雁太郎の女房):赤木春恵
- 大泉興左ェ門(大坂東町奉行):大泉滉
- 光三郎(魚屋):鉄砲光三郎
- 大政:中村錦司
- 居酒屋亭主:時田一男
- 鹿八(侠客):木島修次郎
- ズブ源(時次郎の子分):伊吹幾太郎
- バラ吉(時次郎の子分):高根利夫
- ハゲ六(時次郎の子分):結城哲也
- 角親分(侠客):五里兵太郎
- 八百長(おみつの父):潮路章
- 巨大漢(侠客):加藤浩
- おしの(旅籠の女将):東竜子
- 小政:大井田健太
- 市親分(侠客):熊谷武
- 仁親分(侠客):市川裕二
- 殺し屋:若井緑郎、松森幹治、大東修治、西田良明、畑中伶一、土佐憲司、田代進、智村清、山下義明、佐々木松之丞
- 黒手一角(浪人):堺駿二
- 清水次郎長:花菱アチャコ(吉本興業)
スタッフ
- 監督:内出好吉
- 企画:神戸由美
- 原作:香川登志緒(朝日放送)
- 脚本:野上竜雄
- 撮影:羽田辰治
- 照明:上田耕太郎
- 録音:矢部吉三
- 美術:桂長四郎
- 音楽:古川益雄
- 編集:神田忠男
- 主題歌:「俺とお前は名コンビ」(作詞:香川登志緒、作曲:野口源次郎、歌:藤田まこと・白木みのる)
ネット配信
YouTube「東映時代劇YouTube」の時代劇映画配信枠「傑作時代劇」で、2022年7月30日から8月12日まで無料配信が行われている。