アトランティック・チャンピオンシップ
アトランティック・チャンピオンシップ(Atlantic Championship)は、アメリカ合衆国を中心に北米大陸を転戦して行われている、フォーミュラカー(オープンホイール)によるレースシリーズ。
概要
1965年に「フォーミュラ・アトランティック」としてシリーズが発足。1980年代から2000年代にかけてチャンプカー・ワールド・シリーズのステップアップカテゴリーとして機能した。1989年からトヨタ自動車がこのクラスのタイトルスポンサーとなり、当時は「トヨタ・フォーミュラ・アトランティックシリーズ」と呼ばれていた。当時のエンジンはTRD(トヨタ・レーシング・ディベロプメント)が供給する4A-GEエンジン(240馬力、4シリンダー、1.6リッター、フューエルインジェクション、ツインカム)が使われた。
2006年よりタイトルスポンサーがマツダ、エンジン供給をコスワースが担当することとなり、シリーズ名称も「ヨコハマ・プレゼンツ・チャンプカー・アトランティック・パワード・バイ・マツダ」に変更された。その後2008年に上位カテゴリーであるチャンプカーが消滅したため、シリーズ名称を現在の「アトランティック・チャンピオンシップ」としている。タイヤは2006年・2007年は横浜ゴムが供給していたが、2008年よりクーパーが供給していた。
しかしリーマン・ショック以降の景気低迷の影響を受け、主催者は2010年3月に同年のシリーズを開催しないことを発表。翌2011年も開催されなかったが、2012年にスポーツカー・クラブ・オブ・アメリカ(SCCA)の主催で「SCCAプロ・レーシング・アトランティック・チャンピオンシップ・シリーズ」として復活、2013年はシリーズが中止されたが2014年以降は再び開催されている。