727マンション
| 727マンション | |
|---|---|
| Chung cư 727 Trần Hưng Đạo | |
| 別名 | サイゴン[1], プレジデント・ビルディング[2] |
| 概要 | |
| 現状 | 解体 |
| 用途 | 民間 |
| 建築様式 | 高層ビル |
| 自治体 | ホーチミン市 |
| 国 | ベトナム |
| 完成 | 1960年 |
| 解体 | 2018年 |
| 所有者 | グエン・タン・ドイ（Nguyễn Tấn Đời） |
| 高さ | 48.94 m |
| 技術的詳細 | |
| 階数 | 13 |
| 著名な点 | 幽霊屋敷 |
| [1] | |
727マンション（ベトナム語: Chung cư 727 Trần Hưng Đạo）は、ベトナムのホーチミン市にあり幽霊屋敷であったと伝えられる建物。ベトナム戦争時にはアメリカ兵に賃貸されていた[1]。
もともとはベトナム人実業家のグエン・タン・ドイ（越: Nguyễn Tấn Đời）により発注された建物だった。この建物は13階建てで、530室の部屋が6つのブロックに分かれており、1960年に完成した[2]。
歴史[編集]
この建物は13階建てで、地元の言い伝えやメディアの報道によれば、不吉な数字である13に起因すると信じられている「呪い」によって、建設中に労働者が死亡したとされている。
その後、建築技術者たちは悪霊や不運を祓うためにシャーマンを呼んだ[1]。言い伝えによれば、シャーマンは悪霊の呪いを避けるために「地元の病院から4人の処女の死体を運び建物の四隅に埋葬した」という。
地元住民は、恐怖の叫び声や軍事パレードの音を聞いたり、アメリカ兵の幽霊がベトナム人のガールフレンドと歩いている姿を目撃したと言われている[3]。
フランス人建築家は、（実業家の）ドイに「13階建て」などという将来性のない建物の構造について警告していた。（建物の）完成前に、作業員たちは「13」にまつわる霊的な事件を頻繁に目撃していた。建物が完成すると、アメリカ軍はこの建物に賃貸で滞在した。
ベトナム戦争の終戦後、何組かのベトナム人家族がこの建物に滞在したが、それ以来、地元住民は悲鳴や軍事パレードの音を体験しているという[2]。
その後の展開[編集]
2016年かそれ以前に、ホーチミン市の地元当局は、727マンションを含む市内の用地整理を表明した。ほとんどの人がマンションから退去したが、当局が提示した補償が低いとして10世帯がマンションから離れることを拒否した[4]。
出典[編集]
- ^ a b c Stilwell, Blake (2019年3月14日). “4 creepy ghost stories from the Vietnam War” (英語). Business Insider. 2024年6月29日閲覧。
- ^ a b c “Saigon Urban Legends: Haunted 727 Tran Hung Dao” (英語). saigoneer.com. 2024年6月29日閲覧。
- ^ “4 Creepy Ghost Stories From the Vietnam War” (英語). Military.com (2019年3月12日). 2024年6月29日閲覧。
- ^ “Benefit harmony will untie 'knots' in rebuilding old tenements, official - Benefit harmony will untie 'knots' in rebuilding old tenements, official” (英語). ホーチミン市. 2024年6月29日閲覧。