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THE FRUSTRATED

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『THE FRUSTRATED』
GLAYスタジオ・アルバム
リリース
録音
(LANDMARK STUDIO)
(DOG HOUSE STUDIO)
ジャンル J-POP
時間
レーベル アンリミテッド・グループ
プロデュース GLAY
佐久間正英
チャート最高順位
  • 最高順位2位 (オリコン)
GLAY アルバム 年表
rare collectives vol.1
rare collectives vol.2
(2003年)
THE FRUSTRATED
(2004年)
-Ballad Best Singles- WHITE ROAD
(2005年)
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THE FRUSTRATED(ザ・フラストレイテッド)は日本のロックバンド、GLAYの8作目のオリジナル・アルバムであり、本作の収録曲の1つである。

2004年3月24日東芝EMIよりリリースされた。

2003年10月16日発売の『BEAUTIFUL DREAMER/STREET LIFE』や2004年1月28日発売の『時の雫』等のシングル3曲を含む全14曲が収録されている。

解説

本作品は前作『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』から約1年半ぶりの新作で、2003年に行われていた全国アリーナツアー『HIGHCOMMNUICATIONS TOUR』で披露されていた『Runaway Runaway』が収録されるなど、ファンの間ではかなりの支持を得ている。

TERU作曲である『BLAST』のホーンでは東京スカパラダイスオーケストラ(NARGO、GAMO、北原雅彦、茂木欣一)と、『時の雫』のストリングスでは溝口肇と、『南東風』のコーラスではくず宮迫博之山口智充)とYUKIが参加している。

なお、本作の初回限定盤には特典として、レコーディング風景などを収めたドキュメンタリーDVDが付属している(2004年6月にこのDVDの完全版である『The Complete of THE FRUSTRATED-RECOEDING DOCUMENT&LIVE』が発売されている)。

直後に発売されたシングル「天使のわけまえ/ピーク果てしなく ソウル限りなく」にて、このアルバムの全楽曲のライブ音源がCD化されている。

収録曲

  1. HIGHCOMMNUICATIONS
    (作詞:TAKURO 作曲:Kombinat-12 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    2003年のアリーナ・ツアーのツアー・タイトルであり、そのライヴにおいて先行演奏された、リフを中心とした当アルバムのオープニング・ナンバー。作曲はHISASHITAKUROの共作である。
  2. THE FRUSTRATED
    (作詞:TAKURO 作曲:Kombinat-12 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    1曲目と同じく、HISASHIとTAKUROの共作ナンバーであり、当アルバムのタイトル・チューンでもある。発表当時、当アルバムをメンバーは「GLAY10周年に相応しい最高傑作」と称しており、歌詞にもその意気込みを感じさせるフレーズが見られる。
  3. ALL I WANT
    (作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    『HIGHCOMMUNICATIONS』と同じく、2003年のアリーナ・ツアーにおいて先行演奏・披露された楽曲のひとつ。ちなみにGLAYメンバー間にもファンが居るオフスプリングの楽曲にも同じタイトルのナンバーがある。
  4. BEAUTIFUL DREAMER
    (作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY & 佐久間正英 弦編曲:島健)
    2003年に発売された両A面シングル楽曲のひとつ。ジャケットにおける記載は無いものの、アウトロ部分が異なるアルバム・ヴァージョンである。
  5. BLAST
    (作詞・作曲:TERU 編曲:GLAY & 佐久間正英 管編曲:北原雅彦)
    TERU作詞・曲のホーン・サウンドが特徴的なスカ・ナンバー。静かな足音から曲はスタートするが、実は前曲とサウンド上において繋がった形に仕上がっている。
  6. あの夏から一番遠い場所
    (作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    GLAYのリーダー、TAKUROが今作で1番思い入れのあるという、爽やかなミディアム・ナンバー。歌詞はTAKUROの過去の実体験をなぞって綴られた形のものとなっている。
  7. 無限のdéjà vuから
    (作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    今作においては珍しい、暗めの印象を与えるアコースティック・バラード楽曲。歌詞もやや難解なものとなっている為か、リスナーの間でも好き嫌いが分かれる。
  8. 時の雫
    (作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY & 佐久間正英 弦編曲:溝口肇)
    テレビ朝日ドラマ「スカイハイ2」主題歌に抜擢された、同年発売されたシングル楽曲。シングルにはストリングス・パートを大幅にカットしたヴァージョンも収録されているが、今作に収録されている方は、カットされていないオリジナル・ヴァージョンである。
  9. Billionaire Champagne Miles Away
    (作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    TAKUROは「パロディ・ソング」と形容していた、歌詞が豪快なイメージを印象付け得る、爽快なロック・ナンバー。なお、スタジオ・ライヴ形式のPVが存在する。WOWOWヨーロッパサッカー イメージ・ソング。
  10. coyote,colored darkness
    (作詞・作曲:HISASHI 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    HISASHI作詞・曲の、独特な楽曲。コヨーテの行動性質にHISASHIが自身の楽曲の性格を重ね見たことから、このタイトルや詞になったと云われる。歌詞が難解で、ほぼ解読が困難な暗号のようなものとなっているが、ファンの間における人気は高い。
  11. BUGS IN MY HEAD
    (作詞:TAKURO / JIRO 作曲:JIRO 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    JIRO作曲のパンキッシュ・ナンバー。作詞はJIROとTAKUROの共作である。ギター・サウンドが遊び心溢れる、独特なものとなっている。
  12. Runaway Runaway
    (作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    何処か物哀しさを感じさせるような歌詞が人気の、前年のアリーナ・ツアーにおいて先行披露された楽曲のひとつ。当アルバムにおける人気曲の1つでもあり、PVまで制作された。ライフ「Lifeカード」CMソング。
  13. STREET LIFE
    (作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    2003年に発売された両A面シングル楽曲のひとつ。この曲で当アルバムを締め括るというアイディアもあったと云われている。
  14. 南東風(みなみごち)
    (作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY & 佐久間正英)
    WOWOW 2004サマーキャンペーンソング。非常にポップなナンバーで、YUKIくず、洞口桃子(歌手)がコーラスで参加している。人気も高く、後に「Blue Jean」のカップリングとしてカットされた。また、ライヴにおいて、この曲に合わせてTERU・オーディエンスが共に踊るというパフォーマンスが誕生した。

外部リンク


前作 GLAYのオリジナルアルバム 次作
UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY LOVE IS BEAUTIFUL