周術期管理

周術期管理（しゅうじゅつきかんり）とは主に外科領域で手術目的で入院した患者におこなう処置である。疾患、施設によって様々なものがあるが、ここでは主に一般外科と呼ばれる腹部疾患（全身麻酔）を念頭において記述する。

術前検査

基本的に緊急手術ではない場合、術前診断はほぼついているので手術をするに当たって行う全身状態の把握を中心に述べる。

• リスクファクターのチェック

体液のバランス、栄養状態、心機能、肺機能、肝機能、腎機能、内分泌系（主に糖尿病と副腎皮質機能不全）、感染症、などをメインに確認する。

• • NYHA心機能分類

• • Child分類

• • surgical risk

• • physical state

• 全身把握のために行うべき検査

• 治療方針の決定

全身状態の把握ができたら、それらをもとに、手術適応を考え治療方針を決め、患者に説明をする。

手術前日に行うこと

• 呼吸器関係のケア
• 排尿訓練
• 一般処置
• 消化器のケア
• 栄養管理
• 麻酔科の回診

手術直後に行うこと

• 手術侵襲に対する処置
• 手術合併症のスクリーニング