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チャタヌーガ

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チャタヌーガ(Chattanooga)はテネシー州南東部に位置する商工業、及び観光都市。人口は155500人(2004年)で、州では4番目。TVAによるアパラチア工業地帯の主力として知られていたが、公害で環境も悪化。しかし、今日では再開発が進んで、全米でも特に住みよい都市の一つに成長している。市名は先住民であったチェロキー族の言葉で「岩が迫り来る場所」という意味である。その一方で、原住民族であったチェロキー族が強制移住を余儀なくされた悲しい歴史がある。

近郊には大小400以上の岩石と植物が織りなすロックシティガーデンやルビーフォールズ洞窟、世界一の急傾斜を走るケーブルカーなどがあり、7つの州を一望できるというルックアウトマウンテンがあり、多くの観光客が訪れている。また、市内にも観光名所があり、観光に力を入れている(次項で記述)。

脱工業都市への再開発

金属、繊維、化学、食品など多種多様の工業が盛んであったが、1960年代は大気汚染がひどく、全米で最も大気汚染のひどい都市のレッテルを貼られた過去を持つ。1970年代にはその工場が不況の煽りを受け、相次いで閉鎖。廃工場に浮浪者らが溜まり、治安悪化が進んだ。そこで官民一体となった再開発に乗り出し、かつて機能していた鉄道ターミナル跡地にホテルとショッピングセンターが一体化した商業コンプレックス「チャタヌーガ・チューチュー」を建設、またテネシー川河畔には淡水魚を扱う水族館としては世界最大級のテネシー水族館がある。更に大気汚染対策として無料の電気バスを走らせており、市の名物となっているばかりか、電気バス製造は世界にも輸出する地場産業となっている。