コンテンツにスキップ

張虎 (後漢)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。121.1.145.123 (会話) による 2007年4月17日 (火) 16:11個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

張虎(ちょうこ)

  • 魏の人物

張虎(ちょうこ、195年?-?)は、三国時代武将張遼の子。父の功績をたたえられ関内侯に封じられた。後に偏将軍にまで昇進。没後は子の張統が爵位を継いだ。

三国志演義では楽進の子・楽綝とペアで描かれ、北伐で常に蜀軍に敗れ、更には蜀軍に捕らえられた時には裸にされて陣に戻されるなど、孔明に翻弄される凡将の一人として描かれている。のち、司馬懿の指揮下の将軍として公孫淵討伐でも活躍した。

  • 後漢末の人物

張虎(ちょうこ、生没年不明)は、三国時代後漢末期の人物。三国志魏書劉表伝の注に登場する。 江夏出身の賊の一人で、陳生と共に襄陽を攻撃していたが、中央から赴任されてきた荊州刺史劉表が豪族の支持を受け支配を固めると、これに降伏した。説得にあたったのはカイ越である。

三国志演義では荊州で劉表と孫堅が争った際、劉表配下の黄祖に従って陳生と共に登場する。しかし、孫堅配下の韓当と三十余合の激闘を繰り広げるが、倒される。