三菱・eK
三菱・eK | |
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![]() 初代 | |
初代eKワゴンとオッティの対比 | |
![]() 2代目 | |
ボディ | |
乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ | 5ドア軽セミトールワゴン |
駆動方式 |
2WD(FF) 4WD |
パワートレイン | |
エンジン | 3G83型 直3 SOHC 660cc |
車両寸法 | |
全長 | 3395mm |
全幅 | 1475mm |
全高 |
初代:1550 – 1600mm 2代目:1550 – 1570mm |
車両重量 |
初代:790 – 910kg 2代目:820 – 900kg |
eK(イーケイ)は三菱自動車工業が製造・販売している軽自動車。水島製作所(岡山県倉敷市)で製造されている。
歴史
- 2001年10月11日 - 発表、eKワゴンの販売開始。
- 2002年9月2日 - eKスポーツを追加、販売開始。
- 2003年5月26日 - eKクラッシィを追加、販売開始。
- 2004年5月25日 - eKアクティブを追加、販売開始。
- 2004年12月20日 - 全モデル初の大幅なマイナーチェンジを実施。「M」グレードに5速マニュアルミッションを追加。
- 2005年6月8日 - 日産自動車に対し、ワゴン・スポーツのOEM供給開始。同社はオッティと命名し発売。
- 2005年12月20日 - eKワゴン・eKスポーツ・eKアクティブがマイナーチェンジ。eKクラッシィ販売終了。
- 2006年9月13日 - フルモデルチェンジを実施、販売開始。eKアクティブ販売終了。
歴代モデル
初代(2001~2006年・H81W型)
- 初代eKワゴンの生みの親は、相川哲朗(あいかわ てつろう、1954年4月17日-、長崎市出身)である。彼は、東京大学船舶機械工業科を卒業後、1978年に三菱自動車工業に入社。同社を代表する開発責任者で、現在は同社の常務執行役員を務めている。eKワゴンがデビューする11年前の1990年に発売された、車高の高い軽ワゴンの先駆けであるミニカトッポ生みの親でもある。eKワゴンの初期のカタログには開発フィロソフィーと称して、本人からのメッセージが掲載された。父は三菱重工業の元会長で、現在同社相談役の相川健太郎。相川の常務執行役員就任時の記事(レスポンス)
eK・WAGON(eKワゴン)
eKシリーズで初めに販売された車種。基本メカニズムをミニカから流用し、当初は3速ATのみの設定、ルームライトやミラーをダイハツのムーブの部品をそのまま流用して装備する等、割り切った仕様により安価を実現。ベーシックで性別や年齢を問わないデザインや、同時期に発売されたSUVのエアトレック同様機械式駐車場に入る1,550mmに抑えた全高が特徴。また、三菱の販売チャネル統合前はカープラザ店で取り扱っていた唯一の軽自動車でもあった。
2004年12月に行われたマイナーチェンジでは、5速マニュアルトランスミッションの追加(「M」系グレードのみ)、デザインの変更、エンジンのドライバビリティ性の向上、快適装備が追加されるなど、質感を高めた。
2005年10月に倉敷ナンバーのご当地ナンバー認証を記念した特別仕様車「eK倉敷」を地域限定で100台限定販売を行なった。ボディーカラーに倉敷市の特産品であるマスカットをモチーフとした「マスカットグリーン」を用意したほか、「く:空気清浄 (バイオクリアフィルター)」「ら:ラゲッジマット」「し:シートアンダートレイ」「き:キーレスエントリーキー」を標準装備としていた。センターメーターが採用されている。
このタイプ(軽トールワゴン)として、現在(2007年4月)までに唯一、MT車をラインアップしている。
- グレード(トランスミッション/エンジン)
- M(3AT or 5MT/3G83 SOHC 12バルブ・3気筒ECIマルチ)
- G(4AT/3G83)
eK・SPORT(eKスポーツ)
eKシリーズのスポーツモデル。アナログスピードメーターのみのワゴンと違ってデジタルスピードメーターとアナログタコメーターを装備する。自然吸気エンジンのほかeKシリーズで初となるターボエンジン、レカロシートがラインナップされた。しかし、マニュアルトランスミッションは設定されていない。
- グレード (トランスミッション/エンジン)
- R(4AT/3G83インタークーラーターボ)
なお、2001年のeKワゴン発売当初からeKスポーツ追加後まで、CM曲にはジョン・レノンの「WOMAN」が使用されていた。ちなみにこの曲、1988年には浅香唯が出演したスズキ・アルトのCMに使われ、逆に先々代に当たる1993年発表のミニカ(石田ひかり出演)のCM曲「夢見るシャンソン人形」が、MRワゴンのCM(出演:米倉涼子)に使われていたのは面白い。
eK・CLASSY(eKクラッシィ)
eKシリーズの上質系クラシックモデル。外装をクラシック調にしたほか各種装備を上質な物にしてeKワゴンと差別化を図っている。エンジンは自然吸気エンジンのみとなる。2005年12月に販売終了。
- グレード(トランスミッション/エンジン)
- L(4AT/3G83)
2003年に関西地区限定で阪神タイガースエディッションが販売された(限定203台)。黄色いボディカラーに "HANSHIN Tigers" ロゴのストライプ、開扉時に六甲おろしのメロディが流れる「六甲おろしオルゴール」などを装備していた。
eK・ACTIVE(eKアクティブ)
eKシリーズのSUVモデル。メーター周りはeK・SPORTと同じ。最低地上高のアップや大型のバンパー、大径タイヤ、ビルトインタイプのルーフレールなどが特徴。エンジンは自然吸気エンジンとターボエンジンがある。eKワゴン/eKスポーツのフルモデルチェンジと同時に販売終了。
- グレード(トランスミッション/エンジン)
- V(4AT/3G83)
- VT(4AT/3G83インタークーラーターボ)
2代目(2006年~ ・H82W型)
- 2006年9月13日にフルモデルチェンジ。フロントマスクのデザイン変更、コラムシフトをインパネシフトに変更、助手席背もたれ部分にゴミ箱やトレーなどを追加装備できる「マルチポジションユーティリティー」を追加、軽自動車では初めてリヤコンビランプのLED化、などの変更を除いては小幅な仕様変更に留まっている。エンジン、サスペンション等も引き続き先代からのキャリーオーバーとなる為、前モデルのブラッシュアップモデルとも言える。駆動方式は、eKワゴン、eKスポーツ共に2WDまたは4WDから選択できる。
- 2006年度グッドデザイン賞を受賞。
- CMキャラクターは女優の江角マキコを起用。
eKワゴン
軽トールワゴン、そして全高が1550mm以下の自動車としては世界初であるパワースライドドアを一部グレードで左側リアドアに装備。スライドドアは、かつて同社が発売していたRVRと同じボディー外側のレールが見えないインナーレール方式を採用し、リモコンでの開閉も行なえる。ただし、ヒンジドア仕様よりも開口部が狭いほか、給油口が同じ側にあるため、スライドドアを開けた状態では給油作業が不可能となる。
- グレード(トランスミッション/エンジン)
- 電動スライドドアモデル
- MS(3AT/3G83)
- GS(4AT/3G83)
- ヒンジドアモデル
- M(3AT or 5MT/3G83)
- G(4AT/3G83)
eKスポーツ
eKワゴンのスポーツモデル。eKワゴンで採用された電動スライドドアモデルは用意されていないものの、デザインが異なるボリカーボネイト製フロントグリル、ディスチャージヘッドランプ、フロント/サイド/リアエアダム、ルーフスポイラー、アルミホイール、ハイブリッドメーター(アナログ&デジタル)を標準装備とする。また、先代と同様にレカロシートをメーカーオプションで用意する。なお、14インチタイヤを標準装備とするグレード(R)は、全高が1,570mmとなるため機械式駐車場に入庫できない場合もある。
- グレード(トランスミッション/エンジン)
- X(4AT/3G83)
- R(4AT/3G83インタークーラーターボ)
車名の由来
- Excellent K-Car(いい軽自動車)より。
外部リンク
- eKシリーズ(全車)(三菱自動車工業株式会社)
- 新型eKシリーズ(三菱自動車工業株式会社)
- 自動車CM大全 - eKワゴン