両洋艦隊法
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両洋艦隊法(りょうようかんたいほう、Two Ocean Navy Act)は、欧州での第二次世界大戦勃発を受け、アメリカ海軍作戦部長ハロルド・スタークが提案したアメリカ海軍の第四次拡張計画(スタークスプラン)の予算獲得のため、1940年7月に成立した法案。
アイオワ級戦艦、エセックス級航空母艦など合計135万トンの艦艇建造が計画された。この数字は、日本帝国海軍の当時の連合艦隊の総戦力147万トンに匹敵する数字であり、圧倒的な計画であった。
影響
ロンドン海軍軍縮条約によって決められた対米7割という戦力比に不満を持ち、条約脱退を主張した日本帝国海軍の対米強硬派(いわゆる艦隊派)の思惑とは裏腹に、この計画通りに艦艇が完成した場合、帝国海軍の戦力は対米5割に落ち込むこととなる。 この事実が、戦力比が不利になる前に短期決戦で何とかしようと対米開戦を決意した一因ともなった。
関連項目
- ヴィンソン・トランメル法 - 第一次海軍拡張法
- 海軍拡張法 - 第二次、第三次海軍拡張法