赤松貞雄

赤松 貞雄（あかまつ さだお、明治33年（1900年）5月21日 - 昭和57年（1982年）8月16日）は、日本の陸軍軍人。東條英機大将の、陸相秘書官・首相秘書官として知られる。階級は陸軍大佐。小松崎力雄陸軍少将は兄。

陸軍大佐小松崎清職の三男として秋田に生まれ、後に赤松久吾の養子となる。京華中学校で学び、仙台地方幼年学校（33期）卒業。以後の経歴は以下のとおり

経歴

• 大正11年（1922年）7月　陸軍士官学校卒業（34期）
• 大正11年（1922年）10月　任陸軍歩兵少尉、歩兵第1連隊附
• 大正14年（1925年）10月　任陸軍中尉
• 昭和6年（1931年）12月　陸軍大学校入校（46期）
• 昭和7年（1932年）4月　任歩兵大尉
• 昭和9年（1934年）11月　陸大卒業（優等）、歩兵第1連隊中隊長
• 昭和10年（1935年）12月　教育総監部附勤務
• 昭和11年（1936年）12月　教育総監部課員
• 昭和12年（1937年）8月　任歩兵少佐
• 昭和12年（1937年）11月　大本営陸軍部参謀
• 昭和13年（1938年）7月　陸軍省副官兼陸軍大臣秘書官（板垣征四郎陸軍大臣・第1次近衛内閣）
• 昭和14年（1939年）3月　任歩兵中佐、フランス駐在
• 昭和14年（1939年）9月　スイス駐在
• 昭和15年（1940年）7月　陸軍省副官兼陸軍大臣秘書官（東條英機陸軍大臣・第2次近衛内閣）
• 昭和16年（1941年）10月　任陸軍大佐、内閣総理大臣秘書官（東條英機内閣）
• 昭和19年（1944年）7月　陸軍省軍務局軍務課長
• 昭和20年（1945年）2月　歩兵第157連隊長（当時南京屯在・第61師団隷下）。師団が根拠地を上海に移し、連合軍の上陸に備え陣地構築を行っているところで終戦を迎える。
• 昭和21年（1946年）4月　復員

著書

• 『東条秘書官機密日誌』（文藝春秋, 1985年）ISBN 416339950X
• 『語りつぐ昭和史〈2〉』（朝日新聞社, 1976年）ISBN 4022606096

加瀬俊一・細川護貞・大井篤・賀屋興宣・青地晨との共著