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BSフジ競馬中継

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BSフジ競馬中継(ビーエスフジけいばちゅうけい)は、BSフジで日曜日に放送している中央競馬中継の番組である。

BSフジ競馬中継

放送枠としては「BSフジ競馬中継」という名前であるが、フジテレビ系地上波の競馬中継を再送信するものと、BSフジ独自制作で行うものの2種類がある。

地上波再送信版

地上波で放送されている「スーパー競馬」・「DREAM競馬」・「ドラマチック競馬」のうちのいずれかを放送する。基本的には最も格の高い重賞レースを開催する地区の放送を優先するが、同じ格の場合各放送局の社杯や産経系の社杯が優先、それ以外は関東優先である(これの例外は日経新春杯の日の放送であり、GIIではあるが、同日に関東で行われるGIIIの京成杯皐月賞へ繋がる3歳重賞であるため、スーパー競馬の放送となる)。しかし、その枠内(GI開催日除く)で他地区のメインレースは放送されている。

放送時間は毎週日曜日15時00分~16時00分(地上波の放送が15時より前から始まる場合はその放送開始時間に準ずる)である。また、番組情報提供サイトによっては番組名が「BSフジ競馬中継」ではなく、その日再送信を行う番組名で表記されることがある。

BSフジ独自制作版

この放送枠でかつて放送されていた「競馬大王」の内容をある程度引継ぎ放送されている、非常に強いオリジナリティを持った番組。 自場のパドックは独自映像・音声で、レースに関しては地上波と同一のものを使う(字幕スーパーに関しては一部独自)。

放送は、例年日本ダービー七夕賞天皇賞(秋)、ジャパンカップと、フジテレビ系列の地上波で競馬中継のない日(例年FNSの日F1日本グランプリ)の代替で行われる。 放送時間は14時00分~16時00分である(2006毎日王冠の時はメインレースの時間が繰り下げられていた為、それにあわせて16時15分までの放送となった)。
また、2007年9月30日スプリンターズステークスの時もF1日本グランプリと日程が重なった為、BSフジ独自版での放送となった。

またFNSの日(FNS27時間テレビ)と重なる場合、一部のレースは日本中央競馬会公式の映像(グリーンチャンネルと同じもの。実況ラジオ日経アナウンサー)が使われたり、2007年の小倉記念は通常設けている解説者の出演なし(テレビ西日本川崎聡アナのみ出演)というケースもある。

2006年以降の中継実績

Template:節予定 太字はBSフジオリジナル放送である。なお、BSフジのサイト内にある番組サイトでその月の放送分を確認することが可能である。

放送日 メインレース 放送番組名 制作担当局 放送開始時刻
2006年 2007年
1月8日 1月7日 ガーネットステークス スーパー競馬 フジテレビ 15:00
1月15日 1月14日 京成杯 スーパー競馬 フジテレビ 15:00
1月22日 1月21日 アメリカジョッキークラブカップ スーパー競馬 フジテレビ 15:00
1月29日 1月28日 根岸ステークス スーパー競馬 フジテレビ 15:00
2月5日 2月4日 共同通信杯 スーパー競馬 フジテレビ 15:00
2月12日 2月11日 ダイヤモンドステークス スーパー競馬 フジテレビ 15:00
2月19日 2月18日 フェブラリーステークス スーパー競馬 フジテレビ 15:00
2月26日 2月25日 中山記念 スーパー競馬 フジテレビ 15:00
3月5日 3月4日 報知杯弥生賞 スーパー競馬 フジテレビ 15:00
3月12日 3月11日 フィリーズレビュー DREAM競馬 関西テレビ 15:00
3月19日 3月18日 フジテレビ賞スプリングステークス スーパー競馬 フジテレビ 15:00
3月26日 3月25日 高松宮記念 DREAM競馬 東海テレビ 15:00
4月2日 4月1日 産経大阪杯 DREAM競馬 関西テレビ 15:00
4月9日 4月8日 桜花賞 DREAM競馬 関西テレビ 15:00
4月16日 4月15日 皐月賞 スーパー競馬 フジテレビ 15:00
4月23日 4月22日 サンスポ賞フローラステークス スーパー競馬 フジテレビ 15:00
4月30日 4月29日 天皇賞(春) DREAM競馬 関西テレビ 14:35
5月7日 5月6日 NHKマイルカップ スーパー競馬 フジテレビ 15:00
5月14日 5月13日 ヴィクトリアマイル スーパー競馬 フジテレビ 15:00
5月21日 5月20日 オークス スーパー競馬 フジテレビ 15:00
5月28日 5月27日 日本ダービー BSフジ競馬中継 BSフジ 14:00
6月4日 6月3日 安田記念 スーパー競馬 フジテレビ 15:00
6月11日 6月10日 エプソムカップ スーパー競馬 フジテレビ 15:00
6月18日 6月17日 マーメイドステークス DREAM競馬 関西テレビ 15:00
6月25日 6月24日 宝塚記念 DREAM競馬 関西テレビ 15:00
7月2日 7月1日 函館スプリントステークス ドラマチック競馬 北海道文化放送 15:00
7月9日 7月8日 七夕賞 BSフジ競馬中継※1 BSフジ(福島テレビ協力) 14:00
7月16日※2 アイビスサマーダッシュ BSフジ競馬中継 BSフジ(新潟総合テレビ協力) 14:00
7月15日 アイビスサマーダッシュ スーパー競馬 フジテレビ(新潟総合テレビ協力) 15:00
7月23日 7月22日 函館記念 ドラマチック競馬 北海道文化放送 15:00
7月30日 小倉記念 DREAM競馬 テレビ西日本 15:00
7月29日※2 小倉記念 BSフジ競馬中継 BSフジ(新潟総合テレビ・テレビ西日本協力) 14:00
8月6日 8月5日 函館2歳ステークス ドラマチック競馬 北海道文化放送 15:00
8月13日 8月12日 テレビ西日本賞北九州記念 DREAM競馬 テレビ西日本 15:00
8月20日 放送中止※5 札幌記念 ドラマチック競馬 北海道文化放送 15:00
8月27日 8月26日 新潟記念 スーパー競馬 フジテレビ(新潟総合テレビ協力) 15:00
9月3日 9月2日 新潟2歳ステークス スーパー競馬 フジテレビ(新潟総合テレビ協力) 15:00
9月10日※3 9月9日 セントウルステークス DREAM競馬 東海テレビ(2006年)
関西テレビ(2007年)
15:00
9月17日※3 9月16日 関西テレビ放送賞ローズステークス DREAM競馬 関西テレビ・東海テレビ
(関西は2006年は東海に協力)
15:00
9月24日 9月23日※6 産経賞オールカマー スーパー競馬 フジテレビ 15:00
10月1日 スプリンターズステークス スーパー競馬 フジテレビ 15:00
9月30日※7 スプリンターズステークス BSフジ競馬中継 BSフジ 14:00
10月8日※4 毎日王冠 BSフジ競馬中継 BSフジ ※4
10月7日 毎日王冠 スーパー競馬 フジテレビ 15:00
10月15日 秋華賞 DREAM競馬 関西テレビ 15:00
10月22日 菊花賞 DREAM競馬 関西テレビ 14:35
10月29日 天皇賞(秋) BSフジ競馬中継 BSフジ 14:00
11月5日 アルゼンチン共和国杯 スーパー競馬 フジテレビ 15:00
11月12日 エリザベス女王杯 DREAM競馬 関西テレビ 15:00
11月19日 マイルチャンピオンシップ DREAM競馬 関西テレビ 15:00
11月26日 ジャパンカップ BSフジ競馬中継 BSフジ 14:00
12月3日 阪神ジュベナイルフィリーズ DREAM競馬 関西テレビ 15:00
12月10日 朝日杯フューチュリティステークス スーパー競馬 フジテレビ 15:00
12月17日 阪神カップ DREAM競馬 関西テレビ 15:00
12月24日 有馬記念 スーパー競馬 フジテレビ 14:30
注意事項
  1. 「競馬大王」時代から恒例の福島出張放送。
  2. FNSの日放送による地上波代替放送。
  3. この時期は本来阪神競馬場でレースが行われるが、2006年は改修工事が行われていたため中京競馬場で代替開催された。よって、「ドリーム競馬」も東海テレビが担当。
  4. フジテレビでF1日本グランプリを生中継したことによる代替放送。14:00~16:15の枠だった。なお、2007年の日本グランプリは9月30日に行われるが、スプリンターズステークス開催日と重なった。
  5. 馬インフルエンザの影響で札幌・新潟・小倉の開催3場全てが開催中止となったため、別番組へ差し替え。
  6. 2007年9月23日はフジテレビでは自民党総裁選挙生中継の為地上波の始まる15:30まではBSフジ向けの裏送り放送となった。
  7. フジテレビでのF1日本グランプリ生中継による代替放送。

BSフジ独自制作版の詳細

司会者

現在の司会者

  • 須田鷹雄(競馬ライター、「ドラマチック競馬」司会も担当)
    2005年~現在。前番組「競馬大王」から続投。
  • 梅津弥英子(フジテレビアナウンサー)
    2007年5月27日~現在。「スーパー競馬」の司会も2003年10月~2005年3月までの間務めていた。
  • 長谷川豊(フジテレビアナウンサー)
    須田が「ドラマチック競馬」を担当する7月期(七夕賞、FNSの日地上波代替放送日は須田が司会)の放送で須田の代理を務める。なお「ドラマチック競馬」が放送されるときは須田がそのまま出演。なお、2007年の七夕賞(地上波も放送されたが、BSは差し替え)の時は福永一茂アナが出演、また、F1グランプリの代替放送となる9月30日も須田が同じ理由で出演できなくなったため倉田大誠アナが出演予定。

過去の司会者

  • 相川梨絵セントフォース所属、前番組「競馬大王」の初代アシスタントでもあった)
    2006年11月26日(ジャパンカップ)の放送にて長野アナが若槻千夏の代理として「スーパー競馬」に出演した為、その代役を務めた。
  • 長野翼(フジテレビアナウンサー)
    2005年2006年10月29日(天皇賞(秋))。前番組「競馬大王」から続投。現在は「スーパー競馬」司会。

解説者

ゲスト解説者

  • 阿部幸太郎夕刊フジ
  • 東信二(元騎手。以前は「スーパー競馬」の解説者も務めたことがあるが、「スーパー競馬」での出演機会が少なくなりつつある)。)
    どちらか一方のみの出演

競馬大王

この番組枠で、BSフジ開局(2000年12月)から2004年12月まで放送されていた中央競馬中継の番組。BSフジ開局前、フジテレビのハイビジョン実用化試験放送で放送されていた「ハイビジョン競馬」(構成作家大倉利晴が司会、須田鷹雄椋木宏などが出演。関西テレビ制作(天皇賞(春)・菊花賞など年数回)では山田雅人が司会)の流れを汲む。

放送開始時は東京・中山開催時の番組進行は競馬場のスタジオから行われ、東京・中山のレース分に於いてはパドック、レース、GIの本馬場入場ともに独自映像(レース実況音声はフジテレビのものと同じ)であり、夏季開催(福島・新潟)中の番組進行はお台場・フジテレビスタジオから行われていた。しかしながらJRAのメディア関連予算削減の影響により、番組進行が常時フジテレビスタジオからになり、東京・中山のパドック・レース映像もスーパー競馬のものと同じになった(東京・中山でのGI開催のみ競馬場スタジオからの番組進行)。

改めてスタジオ変遷をまとめると、

  • 2003年まで→東京・中山開催は競馬場より、夏開催中はお台場スタジオより
  • 2004年まで→東京・中山GI開催時は競馬場スタジオより、それ以外の開催はお台場スタジオより、夏開催中は独自番組を休止しグレードの高いレースを行う地域の競馬中継を放送(現在のBSフジ競馬中継と同様の方式)

2005年から放送しているBSフジオリジナルの中継番組も、旧・競馬大王の番組内容をある程度引き継いでいる。

番組内容

従来の競馬中継の枠にとらわれない、司会の須田鷹雄氏の意向が反映された斬新な番組であり、こちらを好んで見ていたファンも多かった。番組コンセプトとしては「競馬ファン同士で競馬場に行って競馬を観戦している様子をそのまま放送する」「競馬ファンのための番組、競馬ファンに向かってものを言う番組」であった。

「見た目きっちり、見た目がっかり」(パドック)

普通の地上波中継の人気馬を順に解説する方式とは異なり、出走馬を順に紹介した後、パドック解説の佐藤寿恭氏(佐藤氏新潟出張中および降板後は椋木宏氏が担当)が、上位人気馬で良く見えた馬、悪く見えた馬を挙げる方式をとっていた。たとえ圧倒的一番人気であってもばっさり斬ることがあり、その馬が着を外すことも多々あった。関東以外やお台場からの進行となって地上波の解説がそのまま流れる場合でもこのコーナーは行われ“勝手にパドック解説対決”のような状態となっていた(地上波では一番人気を褒めていて、こちらでは斬っているような状況が良くあった)。

「アベコーの万券予報」

穴のアベコーこと阿部幸太郎氏の予想コーナー。パネル、映像を使い独自の視点から万馬券の出そうなレースを予想する。万馬券の的中は多くはなかったが、予想の的中率は高かった。また、番組の最後には「おまけのコーナー」として最終レースの予想を行っていた(阿部幸太郎氏降板後は須田・椋木両氏が行っていた)。

「フジの馬っ券王」(視聴者参加コーナー)

双方向システムを使い、指定レースの馬券を決められたポイント内で購入しその予想成績を競うものであり、番組も1参加者として参戦していた。番組としての買い目は須田鷹雄氏と椋木宏氏がそれぞれ予想をし女性アシスタントがどちらかを選んでいた(相川梨絵担当時には「相川予想コーナー」として、自身の予想を番組予想にしていたことも)。

「がっちり消しましょー」

指定レースの予想を出演者共同で行うコーナー。各人が「連に絡まないだろう」と思う馬を順に消していき、残った馬の馬連ボックスを購入する。的中すれば山分け、外れれば連に絡んだ馬を消した人の責任払いというシステムであり、函館記念の万馬券を当てたことがあった(後に、三連単導入に伴い、三連単用のコーナーとなった)。

各競馬場メインレース優先放送

GIの本馬場入場などが他場のメインレースに重なってしまった場合はそのレースが条件戦であってもメインレースを優先して放送していた。

出演者

司会者

  • 須田鷹雄(競馬ライター)
    須田が「ドラマチック競馬」司会や海外競馬取材時は長谷川豊(フジテレビアナウンサー)が代理司会を務めた。
  • 長野翼(3代目アシスタント、フジテレビアナウンサー)
  • 津島亜由子(2代目アシスタント、セントフォース所属、現在はグリーンチャンネル「A1 NEWS STAGE」司会)
  • 相川梨絵(初代アシスタント、当時共同テレビアナでフジテレビに出向していた)

解説者

ゲスト解説者

  • 東信二

その他

  • FNS系地上波の中継放送がない地域でもこちらで競馬中継が視聴可能。
  • 上記で、2006年新潟大賞典は土曜にNSTが中継しBSジャパンの放送が無いと記述があったが、当該土・日とも当方TV放送にて現忍しているため訂正致しました。

外部参照リンク