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アフターダーク (ドラァグ・クイーン)

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アフターダーク(After Dark)は、スウェーデンドラァグ・クイーン(女装でパフォーマンスを行うグループ・人物のこと)のデュオ。メンバーはクリスター・リンダウ(Christer Lindarw)とラッセ・フリンクマン(Lasse Flinckman)で構成される。

プロフィール

1976年、ロジャー・ジョンソン(Roger Jönsson)と共にストックホルムで「アフターダーク・クラブ」という名のナイトクラブを開店、同時にアフターダークとしてのグループを結成。以降、彼らはスウェーデンのLGBT(同性愛者など)文化においてメジャーとなった。デュオはスウェーデン国外でも成功をおさめ、これまでにバルセロナマドリードサンフランシスコでもライブを行っている。[1]

アフターダークは2004年、毎年行われるスウェーデンの音楽祭「メロディフェスティヴァレン(Melodifestivalen、メロディーフェスティバル)」に出場した。これは欧州連合に加盟するヨーロッパ各国の代表が参加する音楽コンテスト、ユーロビジョン・ソング・コンテストのスウェーデン代表者を決定する予選大会でもある。当時のアフターダークの楽曲「ラ・ドルチェ・ヴィタ(La dolce vita)」は最終夜まで勝ち残り、最終で3位という結果を残した。このシングル曲はスウェーデンのラジオでヒットとなり、スウェーデン国内の託児所でもよく流されていた。[2]同年秋に、彼らはストックホルムのグローナルンド遊園地において、同名のドラァグ・ショーを設立している。

2007年2月14日には、イェブレGävle)で行われたメロディフェスティバレン・セミファイナルのセミファイナル・4で、「(Åh) När ni tar saken i egna händer(オーナニートショーケンイーエグナヘンダー、大意は「あなた自身の手でそれを手に入れたとき、英語:(Oh) When You Take It Into Your Own Hands」)」を演奏した。この大会ではラウンド1とラウンド2の2回電話投票が行われ、彼らはラウンド1の投票後に5位の位置へついたが、ラウンド2の投票でも5位に終わり、決勝戦となるファイナルへ勝ち進むことはできなかった。この際、クリスターの以前のパートナーであったラッセは出演していない。

この「(Åh) När ni tar saken i egna händer」という曲の始め(Åh När ni)は、早く話せば空耳で「オナニー」と聞こえてしまう(日本と同じく、スウェーデンでも自慰を「オナニー」という)。[3]この歌の他の歌詞も、自慰行為を思わせる解釈をしてしまいそうな歌詞があり、たとえば、「Tina, hon matar sig lugn. Hon pillar på knappen på sin varmluftsugn, glöm vispar och slevar här finns dip till tusen, använd fingret det gör susen」部分の大体の訳は、「ティナ、彼女は飢えを満たす。彼女は自身のオーブンのボタンに触れる。ホイップ(鞭とも)と玉しゃくしを忘れても、ソースは多量にある、いつでも指を使える」となる。この歌詞中に登場するティナとは、スウェーデンの料理番組に出演するティナ・ノルドストリョム(Tina Nordström)のことであり、ほかにも歌詞中にはマーティン・ティメル(Martin Timell)やボッセ・アンデルソン(Bosse Andersson)、エルンスト・キルクシュテーガー(Ernst Kirchsteiger)など数々の有名芸能人が登場するが、スウェーデンのタブロイド紙「アフトンブラーデット(Aftonbladet)」によると、名前の使用は全て彼らの承諾を経たものであるという。彼らは曲のライブにおいても、ディスプレイに映像出演している。(下記外部リンク参照。)しかし、性的な意味合いを思わせるためか、この歌は「優雅で知的・上品に」歌われ、家庭内で利用する際にも同様にそのような解釈がなされるべきだという。[4]

出典

本文中を参照。 

外部リンク