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中国ジェイアールバス

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中国ジェイアールバス株式会社
Chugoku JR Bus Company
夜行高速バス(京浜吉備ドリーム号) 744-2901
種類 株式会社
略称 JRバス、中国JRバス、JRバス中国
本社所在地 732-0822
広島県広島市南区松原町1番6号
設立 1988年(昭和63年)3月2日
業種 陸運業
法人番号 5240001006620 ウィキデータを編集
事業内容 乗合バス事業、貸切バス事業
代表者 代表取締役社長 兵東勇
資本金 28億4,000万円(2006年2月1日現在)
売上高 71億円(2005年3月現在)
従業員数 517人(2006年2月1日現在)
決算期 毎年3月
主要株主 西日本旅客鉄道
主要子会社 西日本バスネットサービス
外部リンク www.chugoku-jrbus.co.jp/
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中国ジェイアールバス(ちゅうごくジェイアールバス、Chugoku JR Bus Company)は、島根県岡山県広島県山口県をエリアとする路線バス貸切バス会社で、JR西日本の子会社である。ただし、島根県・岡山県については、路線バス(高速バスを除く)から撤退しており、高速バスが鳥取県などに乗り入れている。本社は広島県広島市南区松原町1番6号。


歴史

国鉄時代の旧塗装 534-4472
列車代行バス(津山線)538-1951
ファイル:JRbus 906.JPG
夜行高速バス 641-6903
ファイル:中国JRバス - 広島200か・895.jpg
貸切バス

本社・支店・営業所(車庫)所在地

路線

高速バス

ファイル:中国JRバス - 広島200か・432.jpg
高速バス(広福ライナー号) 644-2902
高速バス(福岡・山口ライナー) 644-4911
高速バス(ももたろうエクスプレス) 644-9951

詳細な運行案内は各記事および#外部リンクの中国ジェイアールバスサイトを参照。

なお、みこと号・いさりび号・グリーンフェニックス・クレアラインの4路線は準高速バス扱いになっている。

予約・発券業務のみの路線

以下の路線は、自社は運行を担当していないが、予約・発券業務を行っている。

かつて運行していた高速バス

特急バス

一般路線バス

一般路線バス(光線)534-6951
一般路線バス(雲芸南線)
一般路線バス(防長線)534-5971

現在、一般路線は、広島県(広島地区)・山口県のみ。島根県・岡山県は2003年3月で大部分が撤退し、岡山県の清心学園スクールバスが残存するのみ。なお、発足当初から鳥取県・広島県(福山地区)には一般路線は存在しない。

詳細な運行案内は#外部リンクの中国ジェイアールバスサイトを参照。

  • (停留所名)は一部の便のみ停車。<停留所名/停留所名>はどちらかを経由。

岡山県

広島県

  • 西条線
    西条駅を中心として、広島大学など東広島市内の主要施設とを結ぶ路線。国道375号線を経由して呉市内に向かう路線もある。路線沿いには県立西条農業と黒瀬高校、広島国際大学、呉大学があるため朝と夕方は混雑する。逆に昼間は比較的閑散としている。
  • 雲芸南線
    もともとは島根県東部方面へ向かう路線の名称だったが、現在は高速バス路線に乗せ換えられた。現在では安佐北区高陽地区の住宅団地(高陽A団地)と広島市中心部とを結ぶ路線になっている。
    広島駅発着・広島バスセンター経由便は合同庁舎前を経由。広島バスセンター発着・広島駅経由便は八丁堀を経由。
    • 広島駅 - 広島バスセンター - 牛田新町一丁目 - 不動院 - 中小田 - 上小田 - (矢口が丘上) - 下岩の上 - (高陽台) - 諸木 - <諸木峠/地区センター> - 高陽車庫
      • 平日朝の通勤時間帯に高陽車庫→地区センター→広島バスセンター→広島駅の急行便が8本、平日夕方の通勤時間帯に広島バスセンター→地区センター→高陽車庫の急行便が3本運行される。
    • 広島駅 - 広島バスセンター - 牛田新町一丁目 - 不動院 - 中小田 - 上小田 - (矢口が丘上) - 下岩の上 - (高陽台) - 諸木 - 諸木峠 - 中深川口 - 高陽中学校前 - 深川台
    • 広島駅 - 広島バスセンター - 牛田新町一丁目 - 不動院 - 中小田 - 上小田 - (矢口が丘上) - 下岩の上 - 諸木 - <諸木峠/地区センター> - 中深川口 - 高陽中学校前 - 安芸中深川 - 上深川駅前 - 研創
    • 広島バスセンター - 広島駅 - 牛田新町一丁目 - 不動院 - 中小田 - 上小田 - (矢口が丘上) - 下岩の上 - 諸木 - <諸木峠/地区センター> - 高陽車庫
    • 広島バスセンター - 広島駅 - 牛田新町一丁目 - 不動院 - 中小田 - 上小田 - (矢口が丘上) - 下岩の上 - 諸木 - 諸木峠 - 中深川口 - 高陽中学校前 - 深川台
    • 広島バスセンター - 広島駅 - 牛田新町一丁目 - 不動院 - 中小田 - 上小田 - (矢口が丘上) - 下岩の上 - 諸木 - <諸木峠/地区センター> - 中深川口 - 高陽中学校前 - 安芸中深川 - 上深川駅前 - 研創
    • 横川駅前 - 広島バスセンター - 牛田新町一丁目 - 不動院 - 中小田 - 上小田 - 下岩の上 - 諸木 - 地区センター - 高陽車庫
  • 広浜線
    詳細は当該項目を参照。

山口県

車両

「スサノオ号」に使用されるダブルデッカー車 744-2909
「クレアライン」に使用されるいすゞエルガ 641-4904

国鉄バス時代から三菱ふそうおよびいすゞ製の車両が多く、現在でもその状態は続いている。しかし、三菱ふそうリコール隠しの一件以来、三菱車の新車導入は停止し、2004年に岡山へ配置されたのを最後にそれ以降はいすゞ製のみ導入している。

路線車については、前中扉の都市型仕様の路線車が多い[1]。高速車については、夜行高速バスにはスーパーハイデッカーやダブルデッカーが多いが、クレアライン号グリーンフェニックス号など短距離の昼行高速バスでは、路線車ベースのトップドア車が投入されている。

なお、旧々国鉄バス色の三菱P-MP118M(1984年式)や、富士重工車体を架装したエアロスター(1985年式)などの旧年式車両が数台残存しており、特に前記の2台については、東京からの乗車ツアーが組まれたこともある[2]。その一方、広島電鉄グループや防長交通を始めとするほとんどのバス会社がノンステップバスやワンステップバスを導入する中、1997年のツーステップバスの導入以来、2007年9月まで新車の路線車が導入されておらず、老朽車の置き換えは首都圏バス会社からの中古車で行いその際に行き先表示器を方向幕からLEDに変更し車内を一部リニューアルする形をとっていたが、2007年9月に広島支店に新車のいすゞ製のエルガが一般路線用に4台導入された(現在雲芸南線・広浜線で運用中)。これと同じ車種が黒瀬営業所・山口支店にもそれぞれ3台導入され・計10台が運用に就いている。

車両称号

国鉄バスの附番法則をそのまま使用している。国鉄バス#車両称号を参照。

関連会社

付記

親会社が同じ西日本JRバスとは違い、国鉄バス時代からのトレードマークであるツバメを継承しているが、2000年代初頭に登場した高速・貸切車などではツバメをデフォルメしたキャラクター(スワローJr.)が採用されていた。現在の新車は国鉄バスのデザインのものに戻っている。正面にはJRのロゴをCの字で囲んだマークを表示している。また、路線バス車両の車体後部の社名表記は「JRバス中国」となっている(方向幕や案内広告などでも「JRバス中国」の表記が一部使用されている)。

注記

  1. ^ バスジャパン・ハンドブック「5 中国ジェイアールバス」の車両一覧による。
  2. ^ JRバス関東のバスファン向けツアー

参考文献

関連項目

外部リンク

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