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ももたろうエクスプレス

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中国ジェイアールバス「ももたろうエクスプレス」 644-9951

ももたろうエクスプレス岡山県岡山市鳥取県米子市島根県松江市出雲市を結ぶ高速バスである。

愛称は、岡山のおとぎ話、桃太郎から。

概要

1日7往復運行。

予約上の注意

7往復全便座席指定制(インターネット・コンビニ(ローソンファミリーマート)予約(発券)も可能)だが、当日空席がある場合に限り予約なしでも乗車できる。

歴史

  • 1989年12月22日:両備バス(現・両備ホールディングス)・中鉄バス日ノ丸自動車一畑電気鉄道(当時)の4社により岡山~松江間で運行開始。当時は松江温泉駅(現・松江しんじ湖温泉駅)発着で、1日4往復であった(後に2往復へ減便)。また、高速道路が米子自動車道山陰自動車道の一部しか開通しておらず、運行経路のほとんどが一般道路だった。
  • 1992年9月30日:いったん休止。
  • 1997年3月16日:両備バス(現・両備ホールディングス)・中鉄バス・日ノ丸自動車・一畑電気鉄道(当時)の4社により岡山~松江間で運行再開。当時は松江温泉駅(現・松江しんじ湖温泉駅)発着で、1日4往復であった。同時に、下津井電鉄日本交通 (鳥取)の2社が岡山~米子間に米子エクスプレスを運行開始したため、2路線競合となる。
  • 1998年3月21日:山陰自動車道の米子西IC~安来IC間の開通に伴い、安来駅前への停車を中止。
    • 岡山市内 - 国道53号 - 岡山IC - 山陽自動車道 - 岡山自動車道 - 中国自動車道 - 米子自動車道 - 山陰自動車道 - 米子南IC - 米子市内 - 米子西IC - 山陰自動車道 - 安来IC - 国道9号 - 松江市内
  • 2000年4月1日:分社化により、一畑電気鉄道担当便が一畑バスに移管された。
  • 2001年3月25日:運行経路を次のように変更。
    • 岡山市内 - 国道53号 - 岡山IC - 山陽自動車道 - 岡山自動車道 - 中国自動車道 - 米子自動車道 - 山陰自動車道 - 米子南IC - 米子市内 - 米子西IC - 山陰自動車道 - 松江中央IC - 松江市内
  • 2001年4月20日:路線延長により、岡山~出雲間となる。これに伴い、松江しんじ湖温泉駅への乗り入れを中止。
    • 岡山市内 - 国道53号 - 岡山IC - 山陽自動車道 - 岡山自動車道 - 中国自動車道 - 米子自動車道 - 山陰自動車道 - 米子南IC - 米子市内 - 米子西IC - 山陰自動車道 - 松江中央IC - 松江市内 - 松江中央IC - 山陰自動車道 - 宍道IC - 国道9号 - 出雲市内
  • 2003年3月31日:競合路線の米子エクスプレスが廃止。
  • 2003年4月20日:1日7往復に増便。同時に中国ジェイアールバスが参入。運行経路を次のように変更。
    • 岡山市内 - 国道53号 - 岡山IC - 山陽自動車道 - 岡山自動車道 - 中国自動車道 - 米子自動車道 - 山陰自動車道 - 米子南IC - 米子市内 - 米子西IC - 山陰自動車道 - 松江中央IC - 松江市内 - 松江西IC - 山陰自動車道 - 宍道IC - 国道9号 - 出雲市内
  • 2004年12月18日:姉妹路線のくらよしエクスプレス(現・新倉吉街道エクスプレス、岡山~倉吉間)を運行開始。
  • 2006年7月18日:集中豪雨による災害で山陰自動車道の松江玉造IC~宍道IC間は通行不能となる。このため、該当区間は国道9号経由で迂回し、さらに一部の便が運休となった。
  • 2006年7月22日:上記区間の停留所の代替措置として、国道9号の玉造(出雲行きは松江市役所玉湯支所前、岡山行きはいずもめのう伝承館駐車場)、宍道(小宮田)に臨時停車。
  • 2006年8月10日:松江玉造IC~宍道IC間の供用再開に伴い、玉造(山陰道)、宍道(山陰道)の各停留所に停車再開。ただし、速度規制区間があるため、運行ダイヤの遅延が生じていた。
  • 2006年9月16日:全便、岡山IC(両備バス駐車場)へ停車。
  • 2006年11月18日:松江玉造IC~宍道IC間の正式復旧に伴い、速度規制を解除。
  • 2007年4月1日:岡山商大前への停車を中止。

運行会社

  • 両備ホールディングス(両備バス)
    • 両備シビルバスカンパニー桑野営業所が1.5往復を担当。
    • 日ノ丸自動車一畑バスの岡山側運行支援は両備観光カンパニー岡山支店が担当。
      • 岡山側起終点「天満屋バスセンター」バス停から両備シビルバスカンパニー桑野営業所(岡山県岡山市桑野、「桑野営業所」バス停に併設)まで出入庫のための回送として運転される。
      • 出雲側起終点「出雲市駅」バス停から一畑バス出雲支社(島根県出雲市上塩冶町、「上塩冶車庫」バス停に併設)まで回送として運転され方向転換、時間調整する。
  • 中鉄バス
    • 岡山営業所が1.5往復を担当。
      • 岡山側起終点「天満屋バスセンター」バス停から岡山営業所(岡山県岡山市芳賀、「インキュべーションセンター」バス停近く)まで出入庫のための回送として運転される。
      • 出雲側起終点「出雲市駅」バス停から一畑バス出雲支社(島根県出雲市上塩冶町、「上塩冶車庫」バス停に併設)まで回送として運転され方向転換、時間調整する。
  • 中国ジェイアールバス
  • 日ノ丸自動車
    • 米子支店が1.5往復を担当。そのため、車両が鳥取ナンバーとなっており、米子駅で乗務員が交代する。
      • 当日の運用が出雲始発・出雲終着(始発と終着が隔日交互となる)の場合は、出雲側起終点「出雲市駅」バス停から国道9号山陰自動車道経由で米子支店(鳥取県米子市祇園町二丁目、「祇園町車庫」バス停に併設)まで出入庫のための回送(始発と終着が隔日交互のため1日0.5往復、約63km、約1時間25分かかる)として運転される。
      • 当日中に出雲折り返しとなる場合は、出雲側起終点「出雲市駅」バス停から一畑バス出雲支社(島根県出雲市上塩冶町、「上塩冶車庫」バス停に併設)まで回送として運転され方向転換、時間調整する。
      • 岡山側起終点「天満屋バスセンター」バス停から両備ホールディングス両備観光カンパニー岡山支店(岡山県岡山市国富、岡山電気軌道宇野自動車「国富」バス停に併設)まで回送として運転され方向転換、時間調整する。
  • 一畑バス
    • 出雲支社が1.5往復を担当。
      • 出雲側起終点「出雲市駅」バス停から出雲支社(島根県出雲市上塩冶町、「上塩冶車庫」バス停に併設)まで出入庫のための回送として運転される。
      • 岡山側起終点「天満屋バスセンター」バス停から両備ホールディングス両備観光カンパニー岡山支店(岡山県岡山市国富、岡山電気軌道宇野自動車「国富」バス停に併設)まで回送として運転され方向転換、時間調整する。
  • なお、岡山での予約・発券業務は岡山電気軌道(両備グループ)でも可能。
  • 原則として、中鉄バスと両備バスと日ノ丸自動車、両備バスと一畑バスと中鉄バスがそれぞれペアを組み運行する。なお、中国ジェイアールバスは単独で1往復運行。

停車停留所

▼…下り(出雲行)は乗車のみ、上り(岡山行)は降車のみの扱い
▲…上り(岡山行)は乗車のみ、下り(出雲行)は降車のみの扱い
停車停留所名 停留所所在地   備考
天満屋バスセンター 岡山県 岡山市 16番乗り場に停車
岡山駅 ドレミの街・岡山高速バスセンター10番乗り場に停車
岡山IC(両備バス駐車場)  
米子駅 鳥取県 米子市 9番・10番・11番乗り場に停車
日ノ丸自動車担当便はここで乗務員が交代する
松江駅 島根県 松江市 9番乗り場に停車
玉造(山陰道)  
宍道(山陰道)  
出雲市駅 出雲市 3番乗り場に停車

運行経路

所要時間・運賃

天満屋バスセンター~出雲市駅

  • 3時間50分
  • 片道3,900円 往復7,000円 4枚回数券13,000円

天満屋バスセンター~松江駅

  • 3時間
  • 片道3,400円 往復6,200円 4枚回数券12,000円

天満屋バスセンター~米子駅

  • 2時間20分~2時間25分
  • 片道3,000円 往復5,500円 4枚回数券10,000円

岡山駅前~出雲市駅

  • 3時間40分~3時間45分
  • 片道3,900円 往復7,000円 4枚回数券13,000円

岡山駅前~松江駅

  • 2時間50分~2時間55分
  • 片道3,400円 往復6,200円 4枚回数券12,000円

岡山駅前~米子駅

  • 2時間15分
  • 片道3,000円 往復5,500円 4枚回数券10,000円

岡山IC~出雲市駅

  • 3時間25分~3時間30分
  • 片道3,800円 往復6,900円 4枚回数券13,000円

岡山IC~松江駅

  • 2時間35分~2時間40分
  • 片道3,300円 往復6,100円 4枚回数券12,000円

岡山IC~米子駅

  • 2時間
  • 片道2,800円 往復5,400円 4枚回数券10,000円

運行回数

  • 昼行7往復

車内設備

  • 4列シート
  • フットレスト(両備バス・中国JRバス以外)
  • レッグレスト(日ノ丸バス)
  • トイレ
  • 読書灯(一畑バスのみ)
  • ドリンク(日本茶)サービス(両備バス)

主な運行車両

原則として4列シート、トイレ付きの車両で運行。

  • 両備ホールディングス

  ・岡山200か・679(0514・エアロバス・2005年式)

  ・岡山200か・821(0619・エアロバス・2006年式)


  • 日ノ丸自動車

  ・鳥取200か・・98(セレガR/FS・2001年式)


  • 中国JRバス

  ・岡山200か・162(644-9951・エアロバス・1999年式)


  • 中鉄バス

  ・岡山200か・491(No.0322・セレガR/FS・2003年式)


  • 一畑バス

  ・島根200か・・92(8340・ガーラ2000Ⅱ・2000年式)

  ・島根200か・129(8344・ガーラ2000Ⅰ・2001年式)

関連項目

外部リンク