雄黄
表示
雄黄 | |
---|---|
![]() | |
分類 | 硫化鉱物 |
化学式 | As2S3 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 1方向に完全 |
モース硬度 | 1.5~2 |
光沢 | 樹脂光沢 |
色 | 橙黄色 |
条痕 | 淡黄 |
比重 | 3.5 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
雄黄(ゆうおう、orpiment)[1]は、ヒ素の硫化鉱物である。石黄(せきおう)[2]とも呼ばれる。
化学組成:As2S3、晶系:単斜晶系、比重:3.5、モース硬度:2。
用途
中世頃までは黄色の顔料として広く利用されていた。毒性のために現在ではほとんど利用されていないが、雄黄色という言葉として残っている。
中医学では解毒剤や抗炎症剤として利用されているが、鶏冠石(realgar、As4S4)との混同が見受けられ、鉱物としてどちらであるかは定かではない。なお、中国語ではrealgarを「雄黄」、orpimentを「雌黄」という[3]。
脚注
- ^ 文部省学術奨励審議会学術用語分科審議会編 『学術用語集 採鉱ヤ金学編』 日本鉱業会、1954年。(オンライン学術用語集)
- ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。
- ^ 地学団体研究会地学事典編集委員会編 『地学事典 増補改訂版』 平凡社、1981年、ISBN 4-582-11501-2。
関連項目
参考文献
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
- Orpiment(mindat.org)
- Orpiment Mineral Data(webmineral.com)