コンテンツにスキップ

硫化鉄(II)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Akane700 (会話 | 投稿記録) による 2008年4月8日 (火) 15:11個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎参考文献)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

硫化鉄(II)
{{{画像alt1}}}
識別情報
CAS登録番号 12068-85-8
特性
化学式 FeS
モル質量 87.911 g/mol
外観 黒色固体
密度 4.84 g/cm3
融点

1194 °C

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

硫化鉄(II)(りゅうかてつ(II)、Iron(II) sulfide)は、組成式 FeS の無機化合物である。粉末の硫化鉄(II)は自然発火性物質である。

硫黄とを反応させると得られる。

S8 (s) + 8Fe(s) → 8FeS(s)

硫化鉄の種類

硫化鉄にはいくつかのはっきり区別された種類が存在する。

実験利用

加熱すると硫黄と鉄に分解する。中学理科の実験では、硫黄と鉄粉を混ぜ合わせたものを試験管に入れて加熱し、硫化鉄(II) を得るという実験が行われることが多い。

塩酸や希硫酸と混合すると硫化水素が生成する。

参考文献

  • D. Vaughan, J. Craig, (1978) Mineral Chemistry of Metal Sulfides, Cambridge University Press. ISBN 0-521-21489-0

関連項目