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端島 (長崎県)

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軍艦島(ぐんかんじま)は、長崎半島の沖に浮かぶ半人工島。正式名は端島(はしま)。長崎県長崎市に属する。

元々は、岩礁であったが石炭発掘時に出る「ボタ」により周囲を埋め立て周りを高さ10メートルのコンクリートの岸壁で固めた。

軍艦島の名前の由来はその島影が戦艦「土佐」に似ていたためである。

かつては海底炭鉱が操業していたため、炭鉱労働者のための高層アパートが立ち並び、最盛期には人口5,300人を数えた。世界でも例にない密集地帯だったが、国のエネルギー資源を石炭から石油に転換してからは採算が悪化。1974年1月15日に閉山され、1974年4月20日に無人化した。現在は建物全てに風化が進み危険なため、島への上陸は禁止されている。

閉山後も長らく私有地(三菱マテリアルが所有)であったが、2001年高島町(現長崎市)に無償譲渡された。

高層アパートのうち1棟は、1916年に建設された地下1階、地上7階建ての日本最古の鉄筋高層アパートである。

奈良原一高による写真集「人間の土地」が有名。

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