自由社会を守る国民会議
自由社会を守る国民会議(じゆうしゃかいをまもるこくみんかいぎ)とは、日本の保守系政治団体、自民党の党友組織。略称自由国民会議。代表は塩川正十郎。
概要
福田赳夫が総理・総裁在任中の1977年7月、自由民主党支援のために設立。初代代表は作曲家で日本会議の前身日本を守る国民会議代表でもあった黛敏郎。細田吉藏を経て、2007年より塩川正十郎が第3代代表。黛は国会議員ではなかったが、細田・塩川と二代続けて福田が創設した清和会の重鎮だった政界引退した代議士経験者が代表就任。
「自由主義、保守主義の理念を基調として、自由社会の健全な発展をはかり、わが国の良き伝統と文化を愛し、自由で豊かな社会づくりを願い、自民党を側面から改革、支援」すると説明している。交通傷害見舞金制度などの特典がある。また、党員が自由国民会議会員を兼ねることもできる。
自由国民会議の年会費は一口10,000円で、資金援助組織の色合いが強い(年会費の4割は紹介者たる党所属の国会議員、同公認候補予定者、都道府県議、政令指定都市市議の資金管理団体に交付)。会員は個人のみで、法人は入会できない。法人は、政治資金団体の国民政治協会の会員となることで、自由国民会議と同等の党友資格を得ることができる。
自民党総裁選の前年及び前々年と2年間継続し会費納入した会員に同選挙権付与。 会員になると交通傷害見舞金制度やレンタカーの割引などの特典を受けることが出来る。
国会で、無所属議員が自民党と統一会派を組む場合、会派名は「自民党・自由国民会議」となることが多い。これは種々の事情で自民党に入党しないが、自由国民会議会員として自民党に協力する議員が会派に加わったためである。代表例としては、衆議院では田原隆(一時期のみ)、中村力など。参議院では林健太郎などがいる。林は第13回参議院議員通常選挙で自民党公認を受け、比例区から当選しており、非党員が公認候補となったまれな事例である。
外部リンク
- 自由国民会議(公式サイト)