わたしたちの田村くん
わたしたちの田村くん | |||
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ジャンル | ラブコメディ | ||
小説 | |||
著者 | 竹宮ゆゆこ | ||
イラスト | ヤス | ||
出版社 | メディアワークス | ||
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掲載誌 | 電撃hp SPECIAL・電撃hp | ||
レーベル | 電撃文庫 | ||
刊行期間 | 2005年6月10日 - 2005年9月10日 | ||
巻数 | 2巻 | ||
話数 | 3話 | ||
漫画 | |||
原作・原案など | 竹宮ゆゆこ | ||
作画 | 倉藤倖 | ||
出版社 | メディアワークス | ||
掲載誌 | 月刊電撃コミックガオ! | ||
レーベル | 電撃コミックス | ||
発表期間 | 2006年5月27日 - 2008年2月26日 | ||
巻数 | 4巻 | ||
話数 | 20話 | ||
ラジオドラマ | |||
原作 | 竹宮ゆゆこ | ||
制作 | メディアワークス | ||
脚本 | 湖山美代 | ||
演出 | 鳥島和也 | ||
放送局 | 文化放送 ラジオ大阪 東海ラジオ | ||
番組 | 電撃大賞 | ||
発売元 | メディアワークス | ||
販売元 | メディアワークス | ||
発売日 | 2007年4月30日 | ||
発表期間 | 2006年12月23日 - 2007年1月13日 | ||
収録時間 | DISK.1 - 59分36秒 DISK.2 - 35分33秒 | ||
話数 | 全3話+ボーナストラック | ||
枚数 | 2枚 | ||
田村雪貞 松澤小巻 相馬広香 高浦真一 田村直 蜂谷先生 田村母 |
保志総一朗 広橋涼 小清水亜美 私市淳 中尾良平 藤巻恵理子 山本百合子 ほか | ||
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文学 |
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『わたしたちの田村くん』(わたしたちのたむらくん)とは竹宮ゆゆこ/著、ヤス/イラストのライトノベルである。電撃文庫刊のシリーズ作品。第2巻で「一応完結」となっている。倉藤倖作画による漫画も『月刊電撃コミックガオ!』2006年7月号[1]より2008年4月号まで連載された。
概要
田村雪貞が2人の少女松澤小巻と相馬広香に出会い、互いに惹かれながら奔走する日々を描くラブコメディ作品であり、著者の小説デビュー作である。
本編は全3話で構成されている。第1話が2004年9月発売の『電撃hp SPECIAL』[2]に「うさぎホームシック」のタイトルで掲載され、続く第2話が2005年2月と4月発売の『電撃hp』[3][4]に「氷点下エクソダス」のタイトルで掲載された。第1話「うさぎホームシック」と第2話「氷点下エクソダス」を収録した単行本第1巻に初めて『わたしたちの田村くん』のタイトルがついた。 単行本には、本編において脇役であった高浦真一の暮らしを描いた番外編「高浦さんちの家族計画」も収録されている。また単行本未収録作品にも本編を補足するエピソードが描かれたものがある。「ひみつメランコリー」には本編に描かれなかった松澤小巻の高校生活が描かれており、「おひげガールズ」には本編の後の田村雪貞と相馬広香のエピソードが描かれている。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ストーリー
本編
中学3年、田村雪貞はふとしたことから松澤小巻に一目惚れをする。小巻はいわゆる不思議系少女で「故郷の星に帰る」と言っていた。しかし、それが家族を事故で失ったためであったと知った雪貞は小巻に告白する。その直後に小巻の祖母が死亡し、小巻は転居してしまう。雪貞は小巻に手紙で連絡を取り合っていたが受験の頃から手紙は来なくなっていた。高校に入学した雪貞はクラスメイトの相馬広香と関わっているうちに彼女が中学時代いじめられ、不登校になり孤立していたことを知ってしまい、広香を放っておけない雪貞は広香を励ます。広香はそんな雪貞に好意を示す。ある日小巻から久しぶりの手紙が来る。「相馬さんって、誰?」
番外編「高浦さんちの家族計画」
高浦真一の妹・玉井伊欧が恋愛や性的な事柄を極端に嫌悪し非社会的になっているのを、見かねた真一が妹を更生させようとする。
登場人物
- 田村 雪貞(たむら ゆきさだ)
- 主人公。かつては昆虫博士だったが現在は鎌倉時代の風俗史に興味を持つ。中学3年時に小巻に一目惚れし告白するも、彼女は転居してしまう。兄、弟、両親との5人暮らし。基本的にノリがよく、お調子者。好物はウナギと餃子(自家製)。憧れの人物は北条時宗。しかし夢の中に降臨するのは神武天皇。その後「おひげガールズ」では『髪結い伊三次』の主人公を演じた中村橋之助に浮気する。
- 松澤 小巻(まつざわ こまき)
- 中学3年時の雪貞のクラスメイト。12歳の時に事故で両親と兄を亡くす。その過去からあまり人と関わらずひっそりと生きたいと思うようになる。中学3年時に出会った雪貞に徐々に心開いてゆくが、その夏にそれまで2人暮らししていた祖母が死亡したため、遠い親戚の家に転居することになる。不思議系電波娘。成績はよく、常に学年トップ。陸上部で200mの選手。好きな食べ物はカレー。誕生日は9月19日(雪貞曰く「覚え方はクイック」)。乙女座のO型。
- 相馬 広香(そうま ひろか)
- 高校1年時の雪貞のクラスメイト。かなりの美少女で人を寄せつけようとしない態度から「ツンドラ女王」と称される。中学時代にいじめられ、中学生活最後の1年間を不登校で過ごす。高校受験時、直に家庭教師をしてもらっていた。入学後、同じ中学出身の同級生に会ったことから不登校がばれるのを恐れていたが雪貞に励まされ、雪貞を好きになる。雪貞のファーストキスの相手。料理の腕はよい。
- 蜂谷(はちや)
- 雪貞と広香が通う高校の養護教諭(保健の先生)。広香に肩入れし、雪貞、広香両名にあれやこれやと吹き込む。通称「青い果実」。
- 高浦 真一(たかうら しんいち)
- 雪貞の親友。中学時代、クラス委員長をしていた。何かと妹のことを気にかけている。
- 玉井 伊欧(たまい いお)
- 真一の腹違いの妹。母親は真一の父親の愛人であり、高浦家の財産を弄ぶ母親を軽蔑している。複雑な家庭環境のせいか元々の本好きがこじれ、オカルティックな黒魔術に目覚めたり、耽美系のウェブサイトを運営したりするようになってしまった。また、性的な事柄を極端に嫌悪している。ポテトという名前のマメシバを飼っている。
- 玉井 麗子(たまい れいこ)
- 伊欧の母親。真一の父親の愛人で現在高浦家を占領中。色んな修羅場をくぐり抜けてきたシングルマザー。耳の金ぴかは命とプライド。
- 田村 直(たむら なお)
- 雪貞の3歳上の兄で、頭脳明晰で日本で最難関といわれるT大理一に進学。広香の家庭教師をしていた。頼れる兄貴。常に辞書のことを気にする。
- 田村 孝之(たむら たかゆき)
- 雪貞の3歳下の弟で、スポーツ万能で女子にモテる。小学6年時からはサッカーに専念している。顧問の先生たちに囲われた。
- 黒川 立夏(くろかわ りつか)
- 高校1年時の小巻のクラスメイト。小巻と同様、好きな人に思いを伝えられずすれ違ってしまう。「ひみつメランコリー」の主人公。
- 鹿多 瑤子(しかた ようこ)
- 高校1年時の雪貞と広香のクラスメイトでクラス委員。「おひげガールズ」で広香の手助けをするが、かえって取り返しのつかないことをしてしまう。
既刊一覧
小説作品
単行本
- わたしたちの田村くん(電撃文庫)ISBN 4-8402-3066-8(2005年6月10日発売)
- 第1話「うさぎホームシック」(『電撃hp SPECIAL』2004 AUTUMN[2]、2004年9月掲載)
- 第2話「氷点下エクソダス」(『電撃hp』Volume34-35[3][4]、2005年2月-4月掲載)
- 番外編「高浦さんちの家族計画」
- わたしたちの田村くん2(電撃文庫)ISBN 4-8402-3152-4(2005年9月10日発売)
- 第3話「さよならサテライト」
- 番外編「高浦さんちの家族計画 〜その2〜」
単行本未収録
- わたしたちの 超! 田村くん(『電撃hPa』、2005年11月掲載)
- ひみつメランコリー(『月刊電撃コミックガオ!』2006年7月号別冊付録「『わたしたちの田村くん』ファーストファンブック」[1]、2006年5月掲載
- ニセとら!(『電撃BUNKOYOMI』、2006年11月掲載) - 『とらドラ!』のパロディ小説だが、伊欧と真一が登場する。
- おひげガールズ(「『わたしたちの田村くん』ドラマCD」付録[5]、2007年4月発売)
漫画作品
- わたしたちの田村くん(1)(電撃コミックス 倉藤倖作画)ISBN 4-8402-3703-4(2006年12月16日発売)
- Day 01 「月のうさぎと氷の女王」
- Day 02 「ひとりきりの横顔」
- Day 03 「good bye my pain」
- Day 04 「月へと続く道」
- Day 05 「誰がために」
- Extra day 01 「高浦さんちの家族計画(前編)
- わたしたちの田村くん(2)(電撃コミックス 倉藤倖作画)ISBN 978-4-8402-3927-1(2007年6月27日発売)
- Day 06 「月に祈りを」
- Day 07 「葬送の夕べ 花火の夜」
- Day 08 「女王の霍乱」
- Day 09 「脱出速度」
- Day 10 「もう戻れない場所」
- Day 11 「春の嵐」
- Extra day 02 「高浦さんちの家族計画(後編)
- わたしたちの田村くん(3)(電撃コミックス 倉藤倖作画)ISBN 978-4-8402-4178-6(2008年1月26日発売)
- Day 12 「甘い瞳」
- Day 13 「星はどこで輝く」
- Day 14 「still and all」
- Day 15 「彼女の世界」
- Day 16 「ひとりぼっち」
- Day 17 「いつも、どこにいても」
- Something extra 「コミック版キャラ設定資料集」
- わたしたちの田村くん(4)(電撃コミックス 倉藤倖作画)ISBN 978-4-0486-7152-1(2008年6月27日発売)
- Day 18 「夢に見た月」
- Day 19 「さよならサテライト」
- Final Day 「わたしたちの田村くん」
- Extra day 03 「ひみつメランコリー」
- Extra day 04 「高浦さんちの家族計画2」
ラジオドラマ
電撃大賞にて2006年12月23日より放送。全4回。
キャスト
- 田村雪貞 - 保志総一朗
- 松澤小巻 - 広橋涼
- 相馬広香 - 小清水亜美
- 高浦真一 - 私市淳
- 田村直 - 中尾良平
- 蜂谷先生 - 藤巻恵理子
- 小森 - 辰浦亮
- 橋本 - 高橋剛
- 担任 - 平井啓二
- 母親 - 山本百合子
- ほか - 小林弥生・庄司宇芽香・田上あゆみ・戸塚利絵・藤森千恵・安井絵里・安田早希・山口繭
ドラマCD
- 『わたしたちの田村くん』ドラマCD(発売: メディアワークス 電撃文庫編集部)[5]、2007年4月発売
脚注
- ^ a b “電撃コミック ガオ! 2006年7月号”. 電撃コミック ガオ!. メディアワークス (2006年5月29日). 1月30日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ a b “電撃hp SPECIAL 2004 AUTUMN”. 電撃hp. メディアワークス (2004年9月13日). 1月30日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ a b “電撃hp Volume.34”. 電撃hp. メディアワークス (2005年2月18日). 1月30日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ a b “電撃hp Volume.35”. 電撃hp. メディアワークス (2005年4月18日). 1月30日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ a b “『わたしたちの田村くん』 ドラマCD”. 電撃屋.com. メディアワークス. 1月30日閲覧。accessdateの記入に不備があります。