Interface Builder
開発元 | アップル |
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最新版 |
3.0
/ 2007年 |
対応OS | Mac OS X |
種別 | ソフトウェア工学 |
ライセンス | Proprietary |
公式サイト | Apple.com |
Interface Builder (いんたーふぇいすびるだー) はアップルのMac OS X オペレーティングシステム向けのソフトウェア開発アプリケーションである。このソフトはXcode (元 Project Builder) の一部であり、Apple Developer Connection の開発ツールセットである。Interface Builder はグラフィカルユーザインターフェースを利用するアプリケーション用のインターフェースを制作するためにCocoa 及び Carbon 開発を可能にしている。でき上がったインターフェースは.nib ファイル(NeXT Interface Builder の略)に保存される。
機能
主にGUIパーツのコンポーネントをマウスにより配置することのできるRADツールである。これ単体ではソフトを開発できないので役割としてはリソースエディタに似ているが、GUIの単体テストができる事、クラスの設計やコード生成機能までを含み、パレットと呼ばれる自作コンポーネントを組み込める事など、どちらかといえば内部/ユーザー両インターフェースのプロトタイピングを行うツールといった方が近い。nibファイルもまた、単にリソース情報を保持しているのではなく、実際に動作できるオブジェクトをシリアライズしたものである。
実用的なRADツールとしてはかなり初期の部類に入り、DelphiやVisual Basicに少なからぬ影響を与えている。
オリジナルはNeXTSTEPに付属する開発環境の中心となるソフトだった。その後プロジェクト管理やコード編集などを担うProject Builderと役割を分担し、二人三脚的な開発体制が基本となる。後にMac OS Xに移植され、Cocoa/Carbon両フレームワークに対応した総合リソース編集を行うようになった。他にもWebObjectsのインターフェース設計などに用いられる。
OS 10.3以降、Project BuilderはXcodeに移行したがInterface Builderの役割は変わっていない。
GNUstepには同ソフトのクローンであるGormが存在する。