アイシールド21の登場人物
アイシールド21の登場人物（アイシールドにじゅういちのとうじょうじんぶつ）は、週刊少年ジャンプ連載の稲垣理一郎原作・村田雄介作画の漫画『アイシールド21』の登場人物の一覧である。
ポジションの略記については、アメリカンフットボールのポジションを参照。
注意：以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
東京地区
泥門デビルバッツ（泥門高校）
詳細は「泥門デビルバッツ」を参照
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王城ホワイトナイツ（王城大学付属高校）
詳細は「王城ホワイトナイツ」を参照
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西部ワイルドガンマンズ（西部高校）
詳細は「西部ワイルドガンマンズ」を参照
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盤戸スパイダーズ(盤戸高校)
キックを駆使するスペシャルチーム。佐々木コータローを主戦力とする。選手の名前は楽器やスター等が多い。昨年の東京大会で準優勝を果たしたが、今大会では主力攻撃メンバーを関西の雄、帝黒学園に引き抜かれ、大幅な戦力減を余儀なくされた。それ故に秋季大会前の評価では、コータローのキック以外は評価されずDクラスだったが、秋季東京大会では準々決勝で強豪・幻詩人ファイターズを下し、下馬評を覆して東京大会準決勝まで勝ち抜く。準決勝で王城ホワイトナイツに3-10で敗退(しかし、エース赤羽不在で王城相手に得点した)後、関東大会出場を懸けて泥門と3位決定戦を行なうが、24対23で惜敗する。マスコットはギターを持った蜘蛛のロカ・ビリー。
盤戸高校はCD生徒手帳が名物で、作詞、作曲、歌唱を全て校長が行っている。あまりの痛々しさから廃止を望む声も多いが、受け取らなければ退学になる。
- 赤羽隼人(あかば はやと・2年)
- 声：平川大輔
- タイトエンド(TE)。
- 背番号21。身長174cm。体重64kg。9月21日生まれ。血液型A型。40ヤード走、ベンチプレス共に不明。
- 昨年の東京大会(1年にして進や黄金世代の王城を抑えて)MVP。通称：赤目のエース。
- 桜庭選手などが所属するジャリプロにスカウトされるなどかなりルックスはいい模様。口癖は｢フー｣。
- 不必要にギターが上手く、突っ込みすらも弾き語って誤魔化す(試合中のハーフタイムにギターのチューニングを行う)。
- 赤い瞳(アイシールドを着用していることから眼精疲労と思われるが、校長の自作応援歌において｢ただのカラーコンタクト｣と歌われるなど、真相は定かではない)、赤髪でサングラスをかけ、両耳のピアスが特徴。ポーカーフェイスだが泥門戦後に少しだけ笑みを浮かべ、コータローとジュリを驚かせた。
- コータローとは性格や音楽性を始め180度趣味が合わず言争いが絶えないが、お互いの意志と勝負への覚悟、クリスマスボウルへの思いは認め合っている。ちなみに瀧とは音楽性が合うらしく、帝黒戦の特訓そっちのけで2人して即興パフォーマンスをしている描写もあり、鈴音に｢収拾つかなそう…｣と不安がられていた。また、関東大会準決勝の王城対泥門戦ではハーフタイムに巨深・水町と共に即興バンド｢BLOOD｣を結成(フィールド上でギターを弾いてていたところに、水町がチア衣装で乱入しただけ。名前の由来は二人の名字の頭文字の赤と水から｢血｣になった)。また、東京ドームでヒル魔達が行った草野球にも参加し、バット代わりにギターを使うなどハードロックに目覚めた模様。
- その実力は折り紙付きで、突っ込んできた栗田やハァハァ三兄弟を一人で吹き飛ばすほど。戦術は策略的であり、作中随一のテクニシャンでもある。西部の甲斐谷陸と同等或いはそれ以上の研究熱心でもあり、それによる選手の能力や局面を掌握する能力にも長け、ランフォースを駆使することで、泥門に食い下がった。
- 実はアイシールドの名は一個人の愛称ではなくノートルダム大のエースナンバーを得た者が名乗る名である事を語り、筧が探している人物ではない模様。本人はアイシールドについて｢最強であり続ける｣＝｢絶対に負けない｣という覚悟の証と語っている。
- 父親の転勤で帝黒学園に転校するが、帝黒がスパイダーズの有力選手を引き抜き、キックチームだけが残されていた事を知る。このやり口に反発を覚え、キックチームの力を証明するべく盤戸高校に出戻ったが、転校の繰り返しが理由から大会規定で三位決定戦まで出場停止だったが、泥門戦でチームに復帰する。
- 東京大会ベストイレブンの攻撃・タイトエンド部門で選出される。
- セナの携帯のメモリーに登録されている人物でもある。
- 泥門の全国制覇の為、瀧のマンツーマンコーチとなる。
- ヒル魔は、糞(ファッキン)赤目、アニメではクソ赤目と呼ぶ。妹が1人いる。
- 佐々木コータロー(ささき コータロー・2年)
- 声：森山栄治
- キッカー(K)。
- 背番号99。身長177cm。体重66kg。11月30日生まれ。血液型B型。40ヤード走5秒5。ベンチプレス65kg。
- TFP成功率100%の実力派キッカー。ムサシの｢60ヤードマグナム｣伝説を聞きつけ、ムサシとキックでの雌雄を決めに泥門を訪れる。其処で行われていたセナ達アメフト部と室や三宅達サッカー部とのグラウンドを賭けたキック勝負に成り行き上アメフト部に加勢した事もある。
- キッカーの話になると何時間でも話せるというほどにキッカー一筋であり、ムサシに一目置きながらライバル視している。
- 荒れ球ともとられるほど剛性のキックを誇るムサシに対して、針の穴を通すほどの精密なキックを得意としており、強い横風があってもそれさえ計算に入れて成功させる程であり、ムサシと並ぶ関東最強クラスのキッカーである。
- ｢スマート｣が口癖の熱血野郎(この｢スマート｣という言葉は、賛辞や｢凄い｣等という意味を表す為に使っていると思われる)。チームメイトの赤羽とはそりが合わず衝突することが多い。また、赤羽のギターに(スマートな)唾攻撃をしかけては喧嘩を起こしている。
- 常に髪の乱れを気にし、携帯しているクシで髪形を整えるのが癖。激昂するとクシを折ってしまう事もあり、コミックスのおまけページでは持っているクシの数が軽く小山ができる程だという事が明かされていた。
- 東京大会三位決定戦での紹介文は勿論、｢成功率100%のスマートキッカー｣。アニメのみ、ベストイレブンのキッカー部門に選出されている(しかし、キッカーはサブポジションの為、ベストイレブンがあるのかは不明)。
- ヒル魔は、糞(ファッキン)モミアゲ、アニメではクソモミアゲと呼ぶ。
- 名前の由来は、宮本武蔵と戦った、佐々木小次郎と思われる。姉が1人いる。
- 堺(さかい・3年)
- ランニングバック(RB)。
- 背番号58。
- 赤羽のリードした道を走りボールを確保する。
- キックチームキャプテン(本名不明)
- 背番号59。
- 盤戸のキックチームを縁の下の力持ち精神で地味にまとめてきたキャプテン。泥門の石丸に同じ匂いを感じているらしい。
- 沢井ジュリ(さわい ジュリ・2年)
- 声：樋口智恵子
- マネージャー。
- 70年代ファッションを好む凄まじい突っ込み娘で、赤羽のギターですらドツキに使う。
- コータローとは幼馴染の間柄。コータローからは友達以上に想われており、過去に三回｢俺と付き合っちまえよ｣とアタックされる。そのたびに｢ハイハイ、何バカ言ってんの｣といなしているものの、きっぱり断った事が無いのを見ると脈はある模様。
- 沢田研二とその愛称ジュリーからの命名か。
- 倉敷卓人(くらしき たくと)
- 声：高瀬右光
- 元監督。
- アニメオリジナルキャラクター。盤戸の回想シーン以外ほぼ登場していないが、メンバー、特にコータローからの思いは強い。
- 元監督(原作ではまったくチームに関わらなかったので、その理由づけの意味で作られたものと思われる)。アメフトは全くの素人。
- コータローのキックに期待していた。主力選手が帝黒学園に引き抜かれた頃には既に監督を無理矢理辞めさせられてしまったが、3位決定戦で観戦していた。敗退後コータローと赤羽が頑張った事を褒めた。
巨深ポセイドン（巨深高校）
秋季東京大会での最強のダークホース。毎年、東京では強いほうと言われながらも関東では通じないという中途半端なチームだったが、今期の1年生から長身選手を揃えた。秋季大会前の評価ではまだ筧や水町といった長身ラインマンの面々が控えだった事もあってDクラスだった。秋季東京大会一回戦で古豪・柱谷ディアーズを31-14、三回戦で凶悪・賊学カメレオンズを42-0で下した為、ダークホースとして一躍注目を浴びることとなる。しかし準々決勝では泥門に17-18で惜敗（この試合は読者投票のBESTゲームでダントツ1位、チームランキングでも2位など、人気は高い模様）。東京大会後、神龍寺（阿含途中参加）と練習試合を行うが0-41で惨敗。マスコットは海でできた巨人の海人。学校は60階建ての超高層校舎が名物。卒業後の進路にエレベーター製造会社を選ぶ生徒が多いらしい。主な登場人物には水や海に因んだ名前がつけられている。
- 筧駿（かけい しゅん・1年）
- 声：竹内幸輔
- ラインバッカー（LB）。
- 背番号41。身長191cm。体重78kg。6月6日生まれ。血液型A型。40ヤード走4秒9。ベンチプレス95kg。
- 真のアイシールド21と、一度だけ対戦したアメフト選手。泥門のアイシールド21（セナ）を偽者として激昂する。
- 小学校時代で既に170cmあった長身で向かうところ敵なしだったが、単身中学校から渡米しフェニックス中学のアメフトクラブに所属。これまで恵まれた身体能力だけできた為にそれが通用しなくなり、ヤサぐれていた。そんな中、真のアイシールド21に出会い、自分の努力不足を知る。奮起してアメフトの練習と研究を始め、瞬く間にフェニックス中のエースに上り詰める。真のアイシールドと戦うが、惜しくも敗れ、その際に「もう一度戦おう」と約束した。再戦の為に猛特訓し、ノートルダム大付属との対戦の機会を得たが、既にアイシールド21は帰国してしまった後だったことを知る。アメフトを続けているのもアイシールド21と再戦が大きな目的。
- 泥門のアイシールド21（セナ）のデビルバットゴーストを止めるものの、最後に繰り出されたデビルバットハリケーンには対処しきれず抜かれている。
- 長身から来る腕ツッパリで如何なる攻撃パターンも防ぐ（この技はアニメによれば、「モビィディック・アンカー」と言い、小判鮫が命名）。アニメでは赤羽と一対一で勝負をして負けた。
- なお、アイシールドがセナと言う事を、3位決定戦の前から知っていたのを、アニメで明かしているが、原作ではその話が少しもないため、既にセナが教えたと思われる。東京大会ベストイレブンの守備・ラインバッカー部門で選出される。
- 泥門の全国制覇の為、十文字のマンツーマンコーチとなる。本物のアイシールド・大和と直接対決する願いが叶わなくなった為、十文字に3週間で自らのハンドテクニックを叩き込もうとしている。
- 蛭魔は、糞（ファッキン）ツリ目、アニメではクソツリ目と呼ぶ。
- 登場初期は進と並んで硬い印象のキャラクターだったが、最近では顔を赤らめつつ泥門を応援したり、カラー扉絵や人物紹介ページで可愛らしいポーズを取っていたりといった、意外な一面も見せ始めている。
- 水町健悟（みずまち けんご・1年）
- 声：小野大輔
- タックル兼ディフェンシヴタックル（T兼DT）。
- 背番号71。身長193cm。体重79kg。12月31日生まれ。血液型B型。40ヤード走5秒0。ベンチプレス90kg。
- 中学生時代突如彗星の如く現れた伝説のスイマーだったが、度を超した練習量を他の部員達に課するやり方から、敬遠されるようになってしまい退部。その後バッタリと水泳界から姿を消していた。本人はただ、勝利の喜びを仲間で分かち合いたかっただけなのだが、その過剰な情熱は、水泳部の中で空回りしていた。
- 水泳部を辞めた後筧に出会い、アメフトの道へ転向。長身と水泳で身に着けたスイム（水泳）というライン技術で敵を圧倒。その長身から天賦の運動能力と見られがちだが、異常なまでの練習量で弱点を克服してきた努力の人でもある。
- 口癖は、「ンハッ」。銭湯＝泳ぐか覗くしかないと言っている。チームメイト曰く「考えなしすぎ」のお馬鹿その1。
- ことある毎に上半身裸になる（もしくはパンツ一丁になる）癖がある。また、チアの衣装を着込む事もあり、関東大会準決勝の王城対泥門戦ではハーフタイム時の盤戸・赤羽のギターソロに乱入し即興バンド「BLOOD」を結成した。
- 意外にもパワフル語が使える。
- その御馬鹿振りゆえに無神経な性格をしており、他人を見下す態度を平然と言うなど性質が悪かったが、自分が見下した小結に敗北をしてからは、あまり見下すことをしなくなった。
- 東京大会ベストイレブンの攻撃・ライン部門で選出される。
- 神龍寺との練習試合で、阿含に右腕の関節を外されたが、今はリベンジに向けて特訓をしている。
- セナの携帯のメモリーに登録されているため、セナと仲がいい様子。
- 泥門の全国制覇の為、黒木のマンツーマンコーチとなる。
- 小判鮫オサム（こばんざめ オサム・3年）
- 声：下崎紘史
- クォーターバック（QB）。
- 背番号14。身長163cm。体重53kg。9月9日生まれ。血液型O型。40ヤード走5秒7。ベンチプレス40kg。
- 主将。
- 後輩に対するコンプレックス故、深い理屈等、他人任せにするお調子者。しかし、特訓魔の水町の特訓にも脱落しない根性とアメフトへの愛着の持ち主。
- 相手選手に捕まる前にボールを捨てる「早逃げ」で、インターセプト率0%を誇る。
- 筧曰く小判鮫先輩がいたから「モビィディック・アンカー」が完成した。
- 名前の由来はコバンザメから。
- 大平洋（おおひら ひろし・1年）
- 声：小川輝晃
- ラインバッカー（LB）。
- 背番号31。身長205cm。体重108kg。7月14日生まれ。血液型AB型。
- 筧を師と呼ぶ涙もろい熱血お馬鹿その2。身長は高校アメフト界No.1。
- 名前の由来は太平洋（たいへいよう）。
- ちなみに「ドカベン」に同じ名前の人物がいる。
- 大西洋（おおにし ひろし・1年）
- 声：鷲見亮
- ラインバッカー（LB）。
- 背番号32。身長204cm。体重95kg。7月15日生まれ。血液型AB型。
- 筧を師と呼ぶ大平と並ぶ長身。大平とはライバル関係にある。
- クールな性格だがお馬鹿その3。身長は高校アメフト界No.2。
- 名前の由来は大西洋（たいせいよう）
- 飯清仁（はんきよ ひとし・2年）
- スプリットエンド（SE）。
- パスターゲットの一人。小判鮫と共に泥門に偵察するが、練習中のモン太が乗っていた竹馬にぶつかり、巨大なこぶが出来る。名前の由来は半魚人から。背番号11。身長159cm。体重55kg。
- 渋谷摩季（しぶや まき・1年）
- マネージャー。
- その響きに憧れ入部。作中の中でも頭が悪い部類に入り、髪の手入れに時間がかかる為、二日に一度しか登校しない。身長160cm。体重49kg。名前の由来は「渋谷巻き」から。
- 乙姫（おとひめ）
- チアリーダー。
- チアリーディングチーム「ブルーマーメイド」キャプテン。ダイエットの為に入部したが、現在は青春と思っている。
- 水町が少しだけ気になっている様子。神龍寺ナーガの細川一休にカワイイという印象を持たせている。
- 名前の由来は乙姫（浦島太郎）から。進路希望は女子短大。
- 浦島（うらしま）
- チアリーダー。
- チアチーム「ブルーマーメイド」副キャプテン。筋トレが目的で入部。現在は死闘と思っている。
- 風呂屋の壁をも破壊する力の持ち主。また、観客席からモン太に向けてピンポイントでボールを投げるコントロールをも持ち、ファンからは「選手やれ」と言う声が多い。
- 熱くてお馬鹿な大平が少し気になるらしい。進路希望は女子プロ。
- 水町曰く「すごく予想外な娘」。名前の由来は浦島（浦島太郎）から。
賊学カメレオンズ（賊徒学園）
葉柱ルイを中心とした暴走族チームで、相手に合わせて戦術を変えてくるという手法を得意としている。春季東京大会では葉柱ルイが審判に暴行し失格（何回戦でのものかは不明だが、よほど酷いものだったのか、栗田は「よく春大会失格だけですんだ」と言っていた）、その後行われた練習試合では泥門に46-28で惨敗。秋季大会前の評価では葉柱ルイの力を評価されてかCクラス。秋季東京大会では二回戦で筑付スーパーイーグルスを27-3で破るが、三回戦で巨深ポセイドンと当たり0-42で完敗。アニメでは夕陽ガッツ戦の前の泥門と練習試合をして30-28で惜敗。なかば崩壊しかけたチームを、葉柱ルイが力づくで纏め上げているためか巨深戦で挽回の可能性がありながら彼以外戦意喪失するなど、士気面に弱点を見せた。マスコットの名前はカメレオンのベロリン。
- 葉柱ルイ（はばしら ルイ・2年）
- 声：遊佐浩二
- ラインバッカー兼クォーターバック（LB兼QB）。
- 背番号42。身長175cm。体重68kg。1月25日生まれ。血液型B型。40ヤード走5秒2。ベンチプレス80kg。
- 主将。「フィールドのカメレオン」の異名を持つ。常にバタフライナイフを持ち歩き、メンバーを恐怖政治で支配する。
- とても長い腕を持ち、そのリーチと後出し戦術を生かし、相手を捕らえる。握力もかなり高く、作中目立ちこそしないものの相当な実力者である（アニメではアメフトのメットを握りつぶす程）。
- 賊徒大学の葉柱斗影は実の兄。父親が都議会議員である為コネ持ち。兄・斗影を「化石」的不良と呼ぶが、彼自身も古風な性分を持ち合わせており「化石」の要素はある。東京大会ベストイレブンの守備・ラインバッカー部門で選出される。
- ヒル魔の元奴隷（アニメではまた奴隷になっている）。
- ポセイドン戦での試合後のヒル魔への涙の叫びはファンブックのベストシーンランキングに1位でランクインされているなどアメフトに対しての情熱は本物である。
- アニメでは泥門の体育祭にも出ている。
- 神龍寺に太刀打ちできる泥門メンバーの姿を見て賊学ならメンバーは確実に諦めていたのと比べ、泥門は諦めずに戦っているのを見て、また悔し涙を流していた。クリスマスボウルでは、やる気あるメンバーを集め続ける帝黒に愚痴をこぼし、デビルバッツの雪像を作った。
- アニメでは涙の叫びの後に一年が葉柱の後を継ぐことを決意したり、彼自身が栗田の退部危機を救うなど扱いが原作よりも良い。
- 鈴音からは、「鬼番長」と呼ばれる。名前の由来は爬虫類から。
- 足塚猛（あしづか たける・2年）
- 声：下崎紘史
- キッカー（K）。
- 背番号52。身長167cm。体重60kg。10月10日生まれ。血液型A型。
- 賊学にとって貴重な戦力である点取り屋。TFP成功率78%。
- また、キックオフ時に相手選手の混乱を誘う「爆竹キック」（普段高く蹴りあげる所をわざとゴロにすることでボールが不規則にバウンドする）が武器。
- 蛇井級太郎（へびい きゅうたろう・2年）
- ガード（G）。
- 背番号61。身長184cm。体重120kg。11月30日生まれ。血液型O型。
- 賊学大型パワー系ラインマン。巨深の長身ラインマンに対抗すべく投入。
- 彼の言葉を聴いたものは殆ど居ないらしい。名前の由来はヘビー級から。
- 井上一美（いのうえ かずみ・2年）
- ディフェンスライン（DL）。
- 背番号52（4巻では62）。身長156cm。体重58kg。
- 葉柱の中学時代からの手下で、ニット帽を被っている。
- 彼によって強制入部させられた近藤とは信頼関係を生かしコンビネーションを得意とする。
- 近藤俊也（こんどう しゅんや・2年）
- ディフェンスライン（DL）。
- 背番号62（4巻では52）。身長162cm。体重63kg。
- 井上と同様の経緯で、葉柱とは主従関係になっている。
- 泥門の部費をバイクで引っ手繰ったがセナと進によって捕まり警察に補導されるが、葉柱の父のコネによって釈放された。
- 火野玉男（ひの たまお・1年）
- ガード（G）。
- 背番号51。身長180cm。体重90kg。
- 頭部の炎のタトゥーシールが目立つスキンヘッドの巨漢。弾力に満ちた体は怪我知らず。アニメでは賊学のメインキャラとして登場している。しかし、左記とは裏腹に、アニメで独播の偽アイシールド21に闇討ちを喰らい大怪我をした悲運な人物でもある。
- 荒戸錠（あらと じょう・1年）
- ラインバッカー（LB）。
- 背番号57。身長175cm。体重68kg。
- 首に巻いているスカーフが特徴の長髪の少年。スカーフで顔を隠し、闇討ちをする。アニメでは賊学のメインキャラとして登場。
- 浜口漣（はまぐち れん・1年）
- ラインバッカー（LB）。
- 背番号32。身長168cm。体重69kg。
- 鼻&口ピアスに帽子を後ろ向きに被っている少年。本当はバンドがやりたかったが、葉柱に脅されて入部した。アニメでは賊学のメインキャラとして登場。
- 山田幸運（やまだ よしかず）
- 顧問。
- 地味に不幸な星の下に生まれた男。
- 露峰メグ（つゆみね メグ・2年）
- 声：真瀬京子→山下亜矢香
- マネージャー。
- 奇襲攻撃を得意とするスケバンで、何時も竹刀を持ち歩く。
- 夏合宿では彼女の考案した多数の拷問と云えるスパルタ特訓でメンバーを強化した。
- かなりの美女ではあるがその性格ゆえにマドンナではなく女帝と言われワルから恐れられている。
- ポセイドン戦での惨敗後、唯一葉柱のヒル魔への悔し涙に影から涙した。この事からチーム内で唯一葉柱の理解者であった事が窺える（そのためか一部ファンではこの二人が交際しているといった見方があり17巻の質問コーナー（デビルバット021）に「二人は交際しているのか?」と言う質問が来たが、その答えはかなり曖昧な物であった）。
- 一部、名前の元ネタは『特攻!アルテミス』の狂犬メグから来たと言われている。身長169cm。体重55kg。
柱谷ディアーズ
都大会の優勝候補に名を連らね、歴戦の勇士が揃う古豪。毎年上位に連なる名門チーム。小柄の選手が多いが、それを補うほどの経験を兼ね備え、各自の役割を忠実にこなす。選手の名前は時代劇スターや演歌歌手から取られていると思われる。春大会での成績は不明。秋季大会の前評価でもAクラスで、当然優勝候補の一つに挙げられていたが、初戦の巨深戦にて14-31でまさかの敗退。アニメオリジナルストーリー、デスゲーム編では、0-24で惨敗。マスコットは鹿のビンバ。
- 山本鬼兵（やまもと おにへい・3年）
- 声：楠大典
- オフェンシヴライン兼ディフェンスライン（OL兼DL）。
- 背番号71。身長167cm。体重75kg。8月22日生まれ。血液型A型。40ヤード走5秒2。ベンチプレス75kg。
- 主将。小学生からライン一筋を貫いたベテラン選手。「テクニックの鬼兵」の通り名を持ち、大学生級のラインマンもなぎ倒す。王城の太田原や高見たちとは顔見知り。
- 壁陣達のカリスマ的存在で、各所のラインマンから熱烈に慕われている。中学時代に栗田と対戦した。アニメにおいて、対戦時に栗田の心の弱さを指摘し、栗田はこれがきっかけでアメフトに真剣に取り組むようになり、鬼兵を「心の師匠」と慕うようになったというオリジナルエピソードが追加されている。
- ラインの弱点は見抜く力があるものの、勝負勘には乏しいのが今ひとつ超一流にはなれない所以。敗退後、観客席から試合展開の予想を度々するもことごとく外れ。虎吉とは凸凹コンビとなっている。何故か、王城の学園祭のクイズ大会で参加していて、虎吉と組んでいる。やはり、問題はことごとく外れていて、反対の事を虎吉が言って正解していた。また、ヒル魔達が行った草野球にも参加し、球種を読みきったと叫ぶが外れて三振した。関東大会準決勝の泥門VS王城終了後には、泣きながら自分自身が足を治してアメフト選手になる決意をする虎吉を励ますなど、シリアスな面でも虎吉との絆が生まれているようである。
- 東京大会ベストイレブンの攻撃・ライン部門で選出される。アニメでは、東京大会閉会式で水町に褒められた。大学へは行かず就職するらしく社会人チームに入る予定もないらしい。
- 名前の由来は長谷川平蔵から。
独播スコーピオンズ
戦績10勝1敗と強豪と当たらずも驚異的な勝率を持つ。主将の金串の読みで戦局を左右する。選手の名前は節足動物から取られているものが多い。春季大会での成績は不明。秋季大会前の評価ではCクラス。秋季東京大会では三回戦で泥門と対戦。得意の読みをしたが、全ての作戦がヒル魔に裏をかかれ42対0で惨敗。アニメでは42対14。泥門と対戦したチームの中でもあまりに存在感が薄かったためか、アニメでは、賊学に対し闇討ちを仕掛ける、というオリジナルストーリーが作られた。マスコットは蠍のスティンガー。
- 金串佐助（かなぐし さすけ・2年）
- 声：矢部雅史
- ラインバッカー（LB）。
- 背番号14。身長166cm。体重60kg。11月1日生まれ。血液型B型。40ヤード走5秒1。ベンチプレス50kg。
- 主将。癖を読み取るのに長けた、蠍のしっぽのようなお下げ（辮髪）の男。
- ヒル魔と似たタイプの選手であるが、西部や王城などの強豪とは戦っていないためか、実力は数段劣る（高見から「相手が悪すぎる」と言われ、ヒル魔からも「クセも消しきれない三流としか戦っていない」と指摘されている）。
- 父親にその性格の事で怒られた時も心を読んでビンタされた。そして、ヒル魔からはパシリにされてしまった（アニメでのみで、金串がヒル魔を誘拐して勝とうとした事をそのまま喋ってしまい、ヒル魔はその声を録音していた）。
- 口癖は「〜だっつの」。名前の由来は金串、刺すから。
- 偽アイシールド21
- アニメオリジナルキャラクター。背丈や格好等は良く似ている。良く見てみるとアイシールドの色が違うのが判る。
- 泥門と賊学をいがみ合わせる為に金串が仕向けた人物。金串との間柄はおそらく他校の友人と思われる。
夕陽ガッツ（夕陽高校）
夕陽高校はあらゆるスポーツの部活で大会を制している名門だが、野球部やサッカー部などの有名な部活にばかり部員が回っていってしまう為、アメフト部だけは弱小。秋季大会前の評価でもDクラス。しかし熱血漢が揃っている。秋季東京大会では二回戦で泥門に56対6（アニメでは56対7）で完敗（原作では、助っ人部員達はアメフト部とは仲も悪くなく、熱意を承知してか遠慮してプレイしていたが、アニメではアメフト部を「弱小」と馬鹿にしていた。選手交代時の時も原作とは違い、仮病ではなく自分達から勝手にフィールドを去って行った）。また、原作では選手交代後に自力でタッチダウンしていたのに対して、アニメでは助っ人軍団が先制点を入れているという展開になっていた。その後は泥門を応援する。マスコットの名前は夕日のような姿のコンジョ。
- 熱海大介（あつみ だいすけ・3年）
- 声：白神允
- ラインバッカー兼クォーターバック（LB兼QB）。
- 背番号9。身長173cm。体重78kg。8月11日生まれ。血液型A型。40ヤード走5秒5。ベンチプレス85kg。
- 主将。ヒル魔の推測では、選手としての実力は下の上らしい。とはいえアメフトに対する情熱は深い。
- 南風原忍（はいばら しのぶ・2年）
- 声：河野清人
- ランニングバック（RB）。
- 平均台での全力ダッシュリードブロックが得意。泥門戦で唯一得点を奪った。名前の由来はハイバランスから。
- 背番号14。身長168cm。体重67kg。
- 亜津井（あつい）
- 声：石原凡
- 監督。
- 部員の想いは知っていても自身の保身を考える現実主義者。助っ人部員のモチベーションは、彼の握る数学の単位に左右される。
- 紺上勝子（こんじょう かつこ・2年）
- 声：中村恵子
- マネージャー。
- 身長163cm。体重51kg。
- ただのマネージャであるにも関わらず、メンバー並の運動量を自主的に消化している熱血少女。
- 今時珍しいブルマ姿は山岡や佐竹に感動を与えた。その根性を見込まれて賊徒大学応援団からオファーがあったと言う。名前の由来は根性、勝つから。
網乃サイボーグス（網乃大学付属高校）
科学の力を駆使して肉体を鍛え上げ、毎年違うスポーツ大会を荒らす集団。秋季大会前の評価ではBクラスだった。泥門の秋季東京大会の一回戦で対戦相手する、優れた運動能力を持つものの精神力や技術の錬度で劣り38-8（アニメでは36-14）で敗退。マスコットはロボットのような姿をしたIQ。
- 胸肩厚（むなかた あつし・3年）
- 声：浜田賢二
- タイトエンド兼ラインバッカー（TE兼LB）。
- 背番号29。身長181cm。体重93kg。4月1日生まれ。血液型A型。40ヤード走5秒3。ベンチプレス115kg。
- 主将。サッカー、バスケを極めアメフトも蹂躙しようとする「スポーツサイボーグ」。優れた能力を持ち、他者を見下す言動が激しいが、笑い顔のまま表情が変化しない。どぶろくの根性理論を否定する。政治家志望。
- アイシールド対策に自信をもっていたがデビルバットゴーストの前になすすべがなくついには錯乱した（これは一時的なもので、閉会式には元気な姿を現している）。またその際「アイシールド21はノートルダム大のエースではなくクラスのパシリだ」と妄想したが、言い当てている（勿論本気にしてもらえなかったが）。
- ヒル魔は、糞（ファッキン）テカリ、アニメではクソテカリと呼ぶ。また、葉柱ルイは彼を侮蔑して「素人ラインバッカー」と呼んでいた。名前の由来は胸・肩、厚いから。
- 青柳卓（あおやなぎ すぐる・2年）
- 声：伊藤栄次
- ガード兼ディフェンシヴタックル（G兼DT）。
- 背番号64。身長178cm。体重88kg。8月28日生まれ。血液型A型。
- 一年半前まで華奢な体つき（所謂アキバ系。部内の中で唯一伯井に叱られて喜んでいることから、マゾヒストの傾向も見られる）だったが網乃のスポーツ医学のおかげで驚異の肉体を手に入れた網乃信奉者。
- 萌え絵のプリントされた眼鏡拭きを使用しているのを見ると現役でオタクである事が窺える。
- 角口直角（かどぐち なおすみ・2年）
- 声：下崎紘史
- コーナーバック（CB）。
- 背番号48。身長172cm。体重68kg。11月11日生まれ。血液型AB型。
- モーションキャプチャーで鍛えた男。体が何故かポリゴン。名前の由来は直角から。
- 伯井菜明日（はくい なあす・3年）
- マネージャー。
- 全国模試では上位10人に入る才女で完璧主義者。駄目な男が許せない。部活ではナース服調の衣装を身に着けている。
- 後輩をよく叱る為、恐れられている。ただマゾヒストの青柳は別。身長172cm。体重57kg。
恋ヶ浜キューピッド（恋ヶ浜高校）
創部3年目で未勝利チームのひとつ。選手たちは試合前でもそれぞれの彼女といちゃついていて、彼女持ちと言うのが暗黙の入部条件らしい。春季東京大会では一回戦で6対3で泥門に敗れ、秋季東京大会二回戦で西部に第三クォーターで125対10で棄権してしまう。秋季大会前の評価でも当然Dクラスだった。マスコットはキューピッドのエンジェルハート。
- 初條薫（はつじょう かおる・2年）
- 声：岩崎征実
- クォーターバック兼キッカー（QB兼K）。
- 背番号19。身長172cm。体重66kg。4月26日生まれ。血液型O型。40ヤード走5秒1。ベンチプレス40kg。
- 主将。何でもこなす万能選手でキックもそこそこある。対戦する相手チームに対し「女の子がいない」と嗜め挑発しているが、逆にしっぺ返しを食らっているパターンが多い。アメフトをラグビーと勘違いし続けているお馬鹿で我侭な恋人がいる。意外にも泥門の試合を大半見に来ている。名前の由来は発情から。
その他の主なチーム
江戸前フィッシャーズ
元々はDクラスの弱小チームだったが、今季の春から監督が変わり急成長を遂げた。鉄壁のCBを核にする、守備力中心のチーム。強豪チームの特性を研究し、それらを練習に活かしてチーム力を強化してきた。春季大会の戦績は不明だが、秋季大会前の評価はAクラスとその急成長振りが現れている。秋季東京大会ではベスト8に残ったが、準々決勝ではフルメンバーですら無い西部に惨敗（アニメではフルメンバーで陸も出て49-0。しかし、恋ケ浜で10点、守備型の裏原宿で16点取っているのに強豪の江戸前が0点はやや疑問が残る。原作では僅かながら西部から得点は奪っている）。チーム名の由来は釣り人。マスコットは釣竿を持った魚のシャリ之介。
- 釣戸一平（つりと いっぺい）
- クォーターバック（QB）。
- 背番号6。
- 西部対策の為に仮想キッド役を演じ、本物に近づくために真似した迅速なパスが得意。名前の由来は釣りキチ三平から。
狩舞パイレーツ
荒々しいバンカラ気質と日本一周遠泳などのスパルタ特訓で身につけた、息切れ一つしない無尽蔵のスタミナと強靭な体格が武器の強豪。春大会の成績は不明。秋季大会前の評価はCクラスだったが、秋季東京大会ではベスト8に残る。準々決勝では王城と当たり、進に走やパスを全て止められ、27-0で敗北。チーム名の由来は海賊。マスコットは髑髏の船長、マーク・ジャンプ。
- 海波雀（かいば じゃく）
- ランニングバック（RB）。
- 背番号29。
- 当たり負けしない強靭な体格と俊足で、中央密集地帯突破を得意とする。ゴーグルをつけている。名前の由来はジャック・ラカムから。
- 独活山力（うどやま りき）
- 声：前田剛
- 監督。
- 名物的なスパルタ監督。両目視力共に良いが、眼帯を付けている。王城戦で進のスピアタックルを見て以来目に焼きついてしまっていたが、眼帯を反対にしてみたらなおった。
- 名前の由来は力道山から。
幻詩人ファイターズ
攻撃・守備・ライン全てにおいて高い身体能力を誇り、シンプルかつワイルドな作戦で相手を破壊する。春大会の成績は不明。秋季大会前の評価はAクラスで、其処でもベスト8に残り、鈴音も準決勝に来るのはこのチームではと予想していたが、その準々決勝では盤戸の「蜘蛛の毒」の前に惜敗。チーム名の由来は闘士で、選手の名前は石器時代から縄文時代などの古代からのものが多い。マスコットは原始人のような姿のウッホン。
- 竪穴光明（たてあな みつあき）
- タイトエンド（TE）。
- 背番号84。主将。
- アメフトの他には「槍投げ」が得意で、「木をこすって火をおこらせるのが自慢」らしいが、周囲には「古代の方」を連想させるらしい。
- 何故か盤戸戦の泥門側のベンチで、「蜘蛛の毒」の説明をしながら座っていた。名前の由来は竪穴式住居から。
千石サムライズ（千石大学付属高校）
作中における大学アメフトの名門の千石大学の付属高と言うだけに強固な練習体制が敷かれている強豪。優秀な選手が数多く在籍し、特に目覚しいのが浪率いる攻撃陣。春大会の成績は不明。秋季大会前の評価もAクラスで、当然優勝候補の一つに挙げられていた。秋季東京大会三回戦では王城と対戦するも、進に得意の走攻撃を止められ、34-0で惨敗する。チーム名の由来は侍で、選手の名前は戦国武将からのものが多い。マスコットは鎧姿の徳川信長。
- 浪武士（なみ たけし）
- クォーターバック（QB）。
- 背番号11。
- 自分で敵陣に切り込む。名前の由来は浪士、武士から。
- 上杉謙（うえすぎ けん）
- ランニングバック（RB）。
- 背番号29。
- 中央突破よりも大外の走りを得意とする。試合で進と当たり、病院送りにされた。名前の由来は上杉謙信から。
- 豊臣光秀（とよとみ みつひで）
- 監督。
- どぶろくと庄司とは、千石大学時代の同期。学生時代の頃からアメフトに熱心すぎる彼等のことを馬鹿にしており（「二本刀様はエライエライ」と皮肉を言っていた）、試合前インタビューの際に庄司を「石頭」と評した時に猪狩から襲撃（未遂）を受けている。
- 「武士に二言は無い」「負けたら腹を切る」が口癖だが、全然実行していない。
- 担当教科は歴史だが、戦国時代しかやらない為、生徒達から不満の声が多数出ている。
- アニメでは、RBの上杉が進にスピアタックルを食らって倒れた時に、卒倒した。名前の由来は豊臣秀吉、明智光秀から。
三閣パンクス（都立三閣高校）
悪魔の様なメイクと、全身にピアス、メタルリングを身に付け圧倒しようとする攻撃型チーム。三角ラインが強力らしい。激しい攻めは春大会にて守備の王城を一時は追い詰めたほどだが、守備に関しては荒削り。春大会では三回戦敗退。秋季大会の前評価は三回戦敗退ながらも王城を苦しめた所を評価されてBクラス。太陽高校とは姉妹校。春季東京大会は三回戦では王城ホワイトナイツに6対7で惜敗する。秋季東京大会では二回戦で王城に0対82で惨敗する。チーム名の由来はパンクで、選手の名前は火にまつわったものが多い。チームのマスコットはパックファッションをしたパンキー。
- 火村純也（ひむら じゅんや）
- ランニングバック（RB）。
- 背番号44。
- リングピアスに口ピアスをした男。荒々しい性格で、怒りの様な走りが特徴。通称叫ぶRBと呼ばれるが、殆ど通用しない。
- 角三郎太（すみ さぶろうた）
- 監督。
- 目鼻や髪型が三角形の男。「三角フォーメーション」が完成すれば無敵と豪語している。
- 担当教科は数学。しかし、プリントが三角形型なので生徒達からは不満の声が上がっている。名前の由来は三角から。
裏原宿ボーダーズ（裏原宿高校）
数ある悪態アメフトチームの1つ。各々の身体能力は高いが、アメフトへの態度や練習不足、飲酒喫煙等の理由で強豪とは言われず、チームは守備センス有りのガイロの守備頼み。春季東京大会は三回戦をクラブイベントを優先し棄権。泥門とは練習試合で17-56で惨敗。秋季大会前の評価はCクラス。秋季東京大会一回戦では弱小の玉川ブルーシャークス相手に24-12で勝利するが、二回戦では西部に大量点を許し16-107で惨敗。チーム名の由来はスケボー乗り。マスコットの名前はスケボー乗りのチェケラ。
初登場はジャンプフェスタで公開されたOAV。のちに原作にも登場している。
- 道脇ガイロ（みちわき ガイロ）
- クォーターバック兼ラインバッカー（QB兼LB）。
- 背番号39。
- クラブで活躍する現役DJで、相手の動きを先読みするのを得意とする。彼に限らず、裏原宿の面々にとってアメフトはファッションのアクセサリーのひとつ以外の何物でもない。
- 3年前、阿含に自分の彼女を取られ、逆恨みして仲間達と共に襲い掛かるが、蛭魔と阿含の連携でズタボロにされた。アニメ（第106話）でもこのシーンがあったが、スタッフロールにキャストとして出てこなかった。
- 蛭魔は彼を糞（ファッキン）DJと呼ぶ。名前の由来は街路から。
- 芦スパイク（あし スパイク）
- ワイドレシーバー兼コーナーバック（WR兼CB）。
- 背番号41。
- 虹色に髪を染め、額に無頭釘の刺青をする裏原宿No.2。
- 跳躍力が自慢。スケボー時にはニット帽を被る。名前の由来は足、スパイクから。小説版のみに登場。
- 袋小路覇丸（ふくろこうじ はまる）
- ディフェンスライン（DL）。
- 背番号58。
- 芦とつるんでいるモヒカン男。名前の由来は袋小路ハマるから。小説版のみに登場。
- 煙野ヤニー（けむりの ヤニー）
- ランニングバック兼コーナーバック（RB兼CB）。
- 背番号45。
- 敵のDLを人込みを掻き分ける様に進むのが得意。名前の由来は煙のヤニから。小説版のみに登場。
十直プリースト
創設時より一度もファウルを経験した事の無い紳士チーム。個々が複数のポジションを掛け持ちする陣形「天下り」で戦況に応じた戦い方をする。その殆どが力を重視する肉体労働を回避する為パスプレイを重視する。部の教訓は何故か「十戒」。春季大会の成績は不明だが、フェアプレイ賞を受賞。秋季大会前の評価ではDクラス。秋季東京大会二回戦で独播スコーピオンズに13対0で惜敗。チーム名の由来は聖職者+メタルバンドのジューダス・プリースト。マスコットの名前はザビエラ。
呪井オカルツ（呪井高校）
秋季東京大会二回戦で城南大ジャイアンツを6対0で破るが、三回戦で強豪狩舞に敗北。秋季大会前の評価はDクラス。チーム名の由来はオカルト。マスコットの名前は薬男。
- 岡左右魔（おか そうま）
- クォーターバック（QB）。
- 背番号36。
- 呪井の主力選手。岡婦長の息子。名前の由来は奥様から。
神奈川地区
神龍寺ナーガ（神龍寺学院）
詳細は「神龍寺ナーガ」を参照
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太陽スフィンクス（県立太陽高校）
「ピラミッドライン」と呼ばれる強固な壁で有名な、神奈川県湘南にあるアメフトチーム。だが、春大会では神龍寺に、夏の練習試合では西部に一点も奪えず惨敗。関東大会でも初戦の白秋ダイナソーズ戦にてピラミッドラインが全員負傷退場（0-32）と相成って棄権の憂き目にあう（アニメでは峨王が出てくるまで優勢である描写が追加された）。生徒は皆日焼けしているが、これはサーフィンなどのマリンスポーツに興じているからである。校内の全てがエジプト風。なお、東京の三閣高校とは姉妹校でもある。マスコットの名前はスフィンクスのスフィンくん。鎌車の参入で、彼がモノになれば神龍寺に勝てるのではと思っていたようだが、秋の神奈川大会決勝戦において神龍寺と対決、6点（恐らくタッチダウン）取ったものの、敗戦する（関東大会は準優勝の為参戦）。アニメオリジナルストーリー、デスゲーム編では、7-7でまたもや引き分けになる。この時、太陽も泥門と同じように関東大会出場辞退を賭けていた。
- 番場衛（ばんば まもる・3年）
- 声：楠大典
- センター兼ディフェンスライン（C兼DL）。
- 背番号50。身長198cm。体重140kg。6月25日生まれ。血液型A型。40ヤード走5秒5。ベンチプレス140kg→145kg。
- 主将。スクワットの高校記録保持者。その巨体からくる強靭な怪力もさることながらテクニックも卓越している。ちなみに作中、彼の名前の振り仮名は常にカタカナであるが、その理由は謎。
- 関東大会予選会ではボクシングによる特訓で体中傷だらけの姿を見せ、セナたちを驚かせた。しかし関東大会では初戦の白秋ダイナソーの峨王の突進の前に負傷、気絶の憂き目にあう。しかし最期までQBである原尾を護りきったことから峨王から敬意を表されていた。その後、包帯だらけになるがヒル魔に呼ばれ東京ドームに来たときには完治、栗田に自分が行った特訓を伝授する。ちなみにパワフル語が理解でき、小結の言葉を通訳したこともある。
- 泥門の全国制覇の為、戸叶のマンツーマンコーチとなる。
- 太陽スフィンクスの中で最も冷静である。ヒル魔は糞（ファッキン）丸ハゲと呼ぶ。名前の由来はバンジョーから。
- 原尾王成（はらお きみなり・3年）
- 声：竹内幸輔
- クォーターバック（QB）。
- 背番号8。身長174cm。体重61kg。8月22日生まれ。血液型AB型。40ヤード走5秒4。ベンチプレス50kg。
- 一度もサックを受けたことがなかった温室育ちのクォーターバック。
- 大企業の社長令息で、賊学の葉柱とは双方の父親が懇意であり、そこから泥門の情報を得た事も。
- ミラクル伊藤曰く「イロモノ系」だが、基本的に容姿端麗のため女性にはもてている。アニメでの登場の仕方は正にエジプトの王。
- 太陽が誇る「ピラミッドライン」に頼りすぎていた為、泥門戦の際、前衛陣が押し負けた動揺を押さえきれず当たり散らす等、精神面が脆弱な事を露呈してしまう。
- 一人称が王族風に「余」であることからヒル魔からは糞（ファッキン）余と呼ばれるが、禁止用語に接触する為か発音しづらいためかアニメ版では「よぉー余!」に変更されている。
- 得意技は「ハラオマジック」。
- 実は笠松と共に十文字たちをアメフトに本格的に打ち込ませた張本人である。
- 自分が二流選手であると言う自覚があり、泥門戦以降、不断の努力をしていた。名前の由来はファラオ王政から。
- 笠松新信（かさまつ にいのぶ・3年）
- 声：竹本英史
- タックル兼ディフェンスライン（T兼DL）。
- 背番号66。身長177cm。体重100kg。2月21日生まれ。血液型B型。40ヤード走5秒9。ベンチプレス100kg。
- 太陽の名物「ピラミッドライン」の一角を担う前衛の一人。「にー!!」が口癖で少々口が悪く、十文字らを悉く挑発。
- 相手を青天（ラインが押し負け、仰向けに倒れること）させることを至上の喜びにしている。
- 頭の回転は無いに等しくヒル魔の挑発に頭から血を噴出させる程激怒。
- 関東大会初戦の白秋ダイナソー戦ではピラミッドライン全員負傷退場と言う事で、番場と一緒に病院行きになったと思われる。アニメでは悩む原尾を励ます描写や活躍の場面が追加された。ヒル魔は糞（ファッキン）ガッパと呼ぶ。
- 鎌車ケン（かまぐるま ケン・1年）
- 声：斎藤恭央
- コーナーバック（CB）。
- 背番号98。身長184cm。体重90kg。12月8日生まれ。血液型O型。40ヤード走5秒3。ベンチプレス85kg。
- 「戦車バンプ」なるド突きを得意とする（古代エジプトの 戦車を想定しており、近代兵器戦車に例えられるのを嫌っている）。パワー系後衛の一人。入学して以来、バンプの練習しかしていなかった。
- 春季大会の頃は未出場で、番場や原尾らは彼が出来上がっていれば神龍寺に勝てたのではと思っていた。
- 頭の方は笠松よりもさらに低レベル。白秋戦では出番も無く、自軍が誇る先輩達ピラミッドラインが峨王力哉の突進によって崩壊していくのをただ眺めていくだけでしかなかった。アニメでは悩む原尾を励ます描写や活躍の場面が追加された。
- 白田黒澄（しろだ くろすみ・2年）
- 主務。
- 太陽高校で最後まで日焼けを拒んだ男。高所恐怖症。
関東大会出場校
白秋ダイナソーズ（SIC地区）
SIC（埼玉、茨城、千葉の頭文字）地区の新鋭、SIC四天王を打ち破り地区大会を勝ち抜いた。天狗がエース時代の頃は西部に70-7で敗北した過去があり、春大会の頃はD評価だったが大型守備陣を強化中の噂が立っていた。秋大会時には今までの試合全てで相手チームのQBを再起不能なまでの重傷に追い込み、関東大会に出場、評価もS評価にまで上り詰めた。峨王の印象強さからパワープレイを得意とするが、円子や如月によるトリック戦法も備えている。しかし、根幹には力を絶対と信じ、ただ力で突破する北南（ノースサウス）ゲームの攻撃こそ真骨頂。関東大会では、重量級ラインの太陽、更には強豪の西部相手においても圧倒的な力の差で勝利し、決勝戦に進出。泥門とクリスマスボウル出場の座を賭けて戦う。蛭魔曰く王城や神龍寺よりも強い。なお、チーム名称の白秋（はくしゅう）は読み方を変えれば「はくあき=白亜紀」となる。
- 円子令司（まるこ れいじ・1年）
- 声：杉田智和
- クォーターバック（QB）。
- 背番号4。身長177cm。体重64kg。5月1日生まれ。血液型AB。40ヤード走5秒2。ベンチプレス60kg。
- 元イタリアンマフィアを父に持つハーフ。関東大会抽選会では白秋代表で登場。
- 白黒のリングピアス、茶髪に白のメッシュを入れたビジュアル系。瓶入りコーラを愛飲（24巻の王城祭クイズ番外編の情報によると、1.5ℓのコーラを一気飲み出来るらしく、また自分でコーラの調合も可能らしい）。飄々として掴みどころの無い性格だが、常に確実な勝利を求め、狡猾な一面を持ち、関東大会のトーナメント抽選の際、西部と同ブロックになった為泥門に抽選札の交換を持ちかける（アニメではカットされている）などしている。女のような苗字を気にしているらしく、伊語に似た「マルコ」（marco:本人談、イタリア男っぽくてチョイ不良風味）と呼ばれるのを好む。
- 少しでも情報を漏らすのが嫌いで、普段はアメフトとはあまり関係のないことばっかりやっている。また、マネージャーの氷室が西部の甲斐谷らに対して棄権するよう忠言したところに、抜け目なくPCを回収に来るなど秘密厳守は絶対である。そして、二番手であるはずの天狗花隆をエースに祭り上げたり、何かと誤魔化したりして、己の実力さえも韜晦している節がある。
- その隠された恐るべき実力は泥門戦にて発揮。相手からボールを掠め取ってしまう必殺技「スクリューバイト」（ストリッピングというテクニック）を披露し、デビルバットゴーストとデビルバットハリケーンを発動させたセナからボールを奪い取っただけでなく、逆に最後方から一気にタッチダウンを決めた。観戦していた進すらもその人間離れした瞬時の動体視力とその技巧に対して、「ここまでボールに特化して追える男がいるとは…」と驚きを禁じ得ず一部始終を瞠目していたほどである。その直後、簡単に蛭魔のフェイントさえも見抜き、ボールを奪っている（ただし、蛭魔の咄嗟の機転により、攻撃は止まっている）。それ以外でも身体能力は蛭魔より高く、機転の早さ、戦略性なども平均より遙か上のトッププレイヤーである（但し泥門戦では守備能力と自分でボールを持って走るプレイが目立ったためＱＢとしてのパス能力は不明）。対西部戦では「ボールハンドリングの達人」と紹介されている。また、キッドを武者小路家の人間と知っていたり、陸のローピングロデオドライブの走りを一回だけ見ただけで源流走法を「スワーブ」と判断したり、情報網と観察力も蛭魔と引けを取らない。
- それでありながら、彼が天才の空気を匂わせないのは、自分が「努力の人間」だと熟知しているからである。かつては勝つ為の努力を惜しまない一面も持っており、年上の女性である氷室とは親密な関係にあったようで、彼女の為にもクリスマスボウルへの出場を目指していた。しかし、強豪で有名な神龍寺ナーガに対し一方的な勝利を見せた帝黒学園との恐るべき実力差を目の当たりにした事で、勝つためには峨王の力で全員潰すしかないと考えるようになり、今の白秋の戦法を作った。それ以降、仲の良かった氷室との関係も次第に冷ややかなものとなっていった。
- マフィアを父に持っているだけあって、デビルバッツの元へ決勝進出祝の花を大量に贈呈しているなど、一見、好意の中に示威を潜ませた行為を行うややダーティーな一面もある。また、勝つこと以外に興味が無いと言う接点からヒル魔と気が合い、試合前から対話をしている一方で、自分同様に目的達成の為ならば手段を選ばない彼を危険視している。
- ヒル魔は糞睫毛（ファッキンまつげ）と呼ぶ。座右の銘は「弱肉強食」。「〜っちゅう話だよ」が口癖。
- 峨王力哉（がおう りきや・1年）
- 声：小山剛志
- 白秋ダイナソーズのライン。
- 背番号70。身長200cm。体重131kg。4月4日生まれ。血液型B型。ベンチプレス200kg超で高校最強。非常に大柄で、額に傷を持つ。
- 円子や如月のように飛びぬけた技こそ持ってはいないが、最強の怪力でラインを蹴散らし、相手チームのQBを全員、負傷退場させている。しかし、フィールドではルールを完全に守り、あくまでもルールに則ってプレーした上での結果である。現に、パスを投げ終えたキッドに対しては、寸前でタックルを止めている（パスを投げ終えた直後の選手にタックルすると、ラフィングザパサーの反則になる）。
- 気を失うまでQBを守った番場を始め、自分が認めた相手には敬意を表すが、自分が認めた人間を笑い者にした相手に対しては激怒して、たとえ同じチームメンバーであろうとも容赦しないほど剛直な性格の持ち主。ただし、挑発した陸を実力を測るための狂言と見破るなど冷静な一面も持ち合わせる。キッド曰く「力を制御できないのではなく、制御しようとしていないだけ」。またヒル魔も「パワー馬鹿ではない」と発言している。
- その怪力から腕が当たりさえすれば相手を行動不能に陥らせる事が可能であるため、フェイントすら意に介さない全速の突進が真骨頂であり、その圧倒的な力は如月に「美しい」と評価される。対西部戦では「強大なる破壊神」と紹介される。デビルバッツの栗田の事を「純粋な重戦士」と称し、戦う事を心待ちにしていた。ちなみに、パワフル語が理解できる。
- 選手を評価する際に比喩として精液の量や濃度と謂った言い方で表現することもある。例えば、今までの試合で途中棄権する選手を「精液の少ない屑」と呼び、覇気のない男を極度に嫌う。
- 普通のマウスピースを簡単に噛み砕いてしまうので、チタン合金入りの特注品を使用している。
- アメフト経験は高校に入ってから。しかし、帝黒でもかなわない日本最強のラインマンに成長。栗田と共に関東大会最優秀ラインマン賞に選ばれた。
- 泥門の全国制覇の為、栗田のマンツーマンコーチとなる。
- ヒル魔は糞（ファッキン）デカブツ、または糞原始人と呼ぶ。「遠近狂ったデカブツ」とも形容した。
- 弟と妹が1人ずついる。弟の容姿は彼そっくりだが、妹は彼に全く似ず可愛らしい容姿。
- 如月ヒロミ（きさらぎ ヒロミ・1年）
- ディフェンスバック（DB）。
- 背番号96番。身長178cm。体重49kg。7月4日生まれ。血液型A型。ベンチプレス30kg。
- セミロングの髪を持つ、キラキラ輝く細身の選手。リコによれば「白秋の左腕」と呼ばれる選手とのこと。峨王の力に少しでも近づこうと同席したサウナで死にかけるほど、彼のことを敬愛している。昔から虚弱体質が原因でいじめにあっていたが、ロッカーが同じであった峨王との出会いで「力」の美しさを目の当たりにし、彼から大きな影響を受けることとなる。
- ヒル魔の情報によれば走力も跳躍力も平均レベルらしいが、腕を360度回転させられるほどの関節の軟らかさを持ち、しなるような細腕と、標的を確実に狙う正確さを生かしてパスを受けた瞬間の相手レシーバーの腕に絡み付きボールを払い落とす（リーチ&プル）「プテラクロー」を得意技としており、決して見た目や測定データだけでは侮れない実力を持っている。この事から「翼竜」の異名をほしいままにしており、”剛”の極致である峨王とは対照的に、極端なまでの”柔”のキャラである。しかし、決してテクニックなどで力を躱すタイプではなく、体格のハンデをもろともせず果敢に攻めることを身上としているあたり、峨王に対する憧れが垣間見えている。
- 力の強い存在ほど美しく見えるらしく、栗田や大田をイケメンに見え、好みの女性も力の強い女の子。反面、セナや元アイドルの桜庭はそれほどではない。他、ひ弱な自分に油断しなかったモン太を素敵だと評価している。
- 試合中、ヒル魔を潰すためにブリッツを仕掛けるが、ヒル魔の修羅場での対応力を目の当たりにして年季が違うと悟った。だが、それならばと自ら相打ちになる道を選びヒル魔共々峨王に潰されたが、後半戦から復帰した。
- 姉が3人いる。
- 天狗花隆（てんぐ はなたか・3年）
- ラインバッカー（LB）。
- 背番号49番。身長166cm。体重57kg。11月11日生まれ。血液型O型。
- 白秋の元エースで鼻が長い選手。いい事があると調子に乗り天狗になる。また意味不明な理屈で泣き叫んだり、歓喜にひたったりと感情の起伏が激しい。そんな性質から、如月には「美しくない」と評価されている。泥門戦の前に無神経にも番場や栗田を侮辱したことが、彼等に一目置く峨王の逆鱗に触れ暴行を受け負傷、出場できなくなった。しかしベンチから応援と、懲りずに野次を飛ばしている。名前の由来はそのまま天狗。マルコ、三ツ井、氷室とは同じ「白秋中学」の出身。
- 兄が2人いる。
- 実際の実力は上の下。本人曰く「自慢の股間の天狗サイズも峨王には敵わない」らしい。
- 三ツ井三郎（みつい さぶろう）
- キッカー（K）。
- 背番号3番。
- 色黒の選手。長距離のキックを放てるが、キッカー1位と2位にはなれないと割り切っている。TFPではキックではなくタッチダウン狙いの為、主な活躍は見られなかったが、後半戦にてマルコが堅気のアメフトに切り替える際本領を発揮する。口癖は「人生3位狙い」。
- 堤下（つつみした）
- 背番号5番。
- 白秋ダイナソーズのディフェンス。セナのデビルバットゴーストに抜かれたもののマルコが曰くそれほど弱い選手ではないらしい。
- 氷室丸子（ひむろ まるこ・3年）
- マネージャー。
- クールビューティ。マルコは彼女を「マリア」と呼んでいるが、本人は嫌がっている様子。
- 白秋のあまりにも凄惨な試合から、西部戦の前にセナと陸を呼び出し、白秋との試合を途中で棄権するように頼む。
- 男子浴場に何一つ気にせず入り込むなど豪胆且つ冷静な性格。それゆえか、天狗や三ツ井には「女帝」と形容されている。
- 昔はマルコと親しい関係にあった。しかし、帝黒の強さを目の当たりにして以来「絶対的な力」に拘る勝ち方をするようになったマルコを見て、次第に彼との関係が疎遠になっていた。しかし、マネージャーを続けていたのは彼のやり方とアメフトへの想いを心底否定していたワケではなかったから。泥門との試合に敗れた後のマルコとのやり取りで、再び関係が歩みよっているような描写がされている。
岬ウルブス（北海道）
北海道地区代表第一位の強豪チーム。北海道地区では敵なしの強さで勝ち進んできた。秋季大会の評価ではBランクだった。意外にも走を使った攻撃はそこまで評価されていなく、作戦・守備の方が好印象。キックゲームはかなり秀逸。関東大会初戦では西部ワイルドガンマンズと激突するも、その圧倒的な攻撃の前に敗戦を喫する。マスコットは青色の狼で名前は今のところ不明。
- 狼谷大牙（かみや たいが）
- 声：市瀬秀和
- ランニングバック（RB）。
- 背番号26。身長167cm。体重59kg。2月14日生まれ。血液型B。40ヤード走4秒6。ベンチプレス50kg。
- 岬ウルブスのキャプテン。40ヤード走の記録は4秒6だが獲物（ボール）を捕らえた時のスピードはさらに速い。
- 目の下あたりに真一文字の傷がある男。爪が長く、チーム名どおり狼を思わせる風貌。
- 長い脚が特徴で試合の度にその日のコンディションにあった特注の新品シューズを使うなどシューズにこだわりを持つ。
- かなりの自信家である事を匂わせ「挫折とか知らないんだよね。」と屈託無く笑う。
- 関東大会初戦では「瞬殺してやる」と豪語して西部に挑んだが、わずか数ページで大局が決する（事実上一コマ）など、逆に瞬殺されてしまった。
- アニメでは、狙いを定めてランやパスを仕掛けて攻撃をしてくる（技名・ウルフファング）試合描写が追加されている。
- 本人曰くチーム名はもはや「岬ウルブス」ではなく「狼谷ウルブス」。
- 髪の色は水色っぽい色をしており三白眼。
- 好きなタイプは優しくて従順なコ。
茶土ストロングゴーレム（静岡）
静岡地区一位で関東大会に出場したチーム。「全てを粉砕する」とまで言われる突進力を誇る。関東大会初戦では王城ホワイトナイツに惨敗。ユニフォームは煉瓦模様をあしらったもので、マスコットキャラ（名称不明）もゴーレム風のもの。
- 岩重ガンジョー（いわしげ ガンジョー・2年）
- 声：岩橋直哉
- 背番号36。身長160cm。体重80kg。1月10日生まれ。血液型O。40ヤード走5秒3。ベンチプレス120kg。
- 茶土の主力選手でキャプテン。岩の様な身体が自慢。髪型はモヒカン。3度のメシがプロテイン。
- 突進力は静岡大会では当たり負け無しと本人が豪語するだけあってなかなかのものだったが、進や大田原には通用せず完敗。
- 一人称が「ボク」であり、当初単純なところが見られたが、絶対的自信を持っていたタックルが進のトライデントタックルに敗れたときの子供のような悔しがり様には王城の選手を困惑させ、観戦していた泥門の面々を呆れさせた。
- 又、進にトライデントタックルを受け、「ボボボーボボーボボクは岩重ガンショー様だぞ!!」と発言（おそらくボボボーボ・ボーボボの事を言っているのだと思われる）。
- リコインタビューから巨乳好きとも言われ、それは師匠からタックルに際してのアドバイスでも活用され、本人のタックルも見事にそれを使っていた（アニメでは「おっぱいクラッシュ」という名前が付いている）。
- なお、セナ役の声優、入野自由の気に入っているキャラが彼であるが、バカキャラである事を、作者は謝っていた。
クリスマスボウル関西代表
帝黒アレキサンダーズ（帝黒学園・大阪府）
クリスマスボウルを第一回から現在まで制覇している強豪校。その為「全ての始まりにして全ての頂点」と呼ばれ、関東よりも関西の方が圧倒的にレベルが高い（西高東低）と言われる所以となっている。
その強さの実態は、関西・関東全ての高等学校、関西の中学時代からのエースクラスの選手を強引に引き抜いて作られたオールスターチーム故である。盤戸スパイダーズ（盤戸高校）のエースたちもここに編入し、昨年の東京MVPであった赤羽隼人も家族の都合で一旦は編入した。
至る高校のアメフト部のエース達を手当たり次第に引き抜いている帝黒学園の節操の無さもあって、部員数は200人以上（平良いわく256名）という大多数で、チーム内には6軍まである。更には実力があれば、女性ですら選手として編入するどころかレギュラーにまでなれ、チーム内では1軍の座を巡り常に競い合っている等、まさに究極の実力主義派なチームである。
白秋ダイナソーズのマルコが観戦した昨年のクリスマスボウルでは、関東最強であった神龍寺ナーガに圧勝している。これを目の当たりにしたマルコは、唯一峨王だけがこのチームのラインを超えることが可能だと考えていた。
また、関西出身だと思われる選手等は関西弁で会話している。
1軍メンバー
- 大和猛（ヤマト たける）
- 背番号22。ノートルダム大附属中留学時とクリスマスボウルでは21。
- 正真正銘のアイシールド21の称号をとった伝説の日本人高校生。
- アレキサンダーズ編入後、たったの一日で6軍から1軍にまで上り詰めた程の実力の持ち主で、帝黒の2軍選手10人でも練習相手にならず平良曰く鷹と並び1軍選手の中で歴代最強である。自信に満ち溢れ、実際に実力も備わっている。また、実力主義的な一面を垣間見せる事もあり、自分よりも実力のある花梨を顎でこき使っている棘田に対しても冷ややかな目で見ている。
- 「帝黒に隠すものは無い」と対戦相手であるはずのセナやモン太らが偵察に来た際も快く迎え入れ部室では「お土産」にプレイブックを渡し作戦会議を見学させ、メンバーを教えるなどアメフトプレイヤーとしては蛭魔や円子の秘密主義とは対照的に非常にオープンな性格。なお、先輩に対しては名前の後に「氏」をつけて呼ぶ。
- 瀬那がアイシールド21と呼ばれている事に関しては、特に憤りは感じておらず、むしろ彼を「東のアイシールド21」と呼び、対戦する日が来るのを待ち望んでいる。アメリカのノートルダム大附属中への留学経験があり、その時の試合で筧と対戦しており再び筧と対戦することを約束していたが、その後突如姿を消し、現在に至る。また、本来のプレースタイルを引き出してくれる選手を待ち望んでおり、現在は阿含と瀬那がその対象となっている。スピードで上回る瀬那に捕らえられそうになるが、本来のプレースタイルである、力と気力を振り絞った戦い方に切り替え振り払う。
- ノートルダム大附属中にいた頃は、日本人であるにも関わらずアメリカ人のチームメイトを負かした事で、そのチームメイトから手酷い暴力を振るわれていた事があった。それでも決して自らやり返したりはせず、あくまでもフィールドで容赦なく決着をつける事に拘っていた事から、彼が根本的な部分からの実力主義者である事が伺える。
- 瀬那を東と例えれば、自身は「西のアイシールド21」という事になる。背番号が22番なのは日本に戻ってから最強ランナーの称号を封印していた為で、泥門との対戦では21番をつけている。
- 名前の由来は日本神話のヤマトタケル。
- 本庄鷹（ほんじょう タカ）
- ワイドレシーバー（WR）。
- 背番号10。
- 本庄勝の一人息子。走り幅跳びの日本記録保持者。
- ロングヘアが特徴の細身の男。元々は野球をやっていたが実力で対等に渡り合える相手がいなくなったとしてアメフトに転向し、父親のマンツーマンでのコーチによって超一流のフィールダーとして鍛え上げられてきた。
- その実力は大和同様、アレキサンダーズ編入後に一日で6軍から1軍にまで上り詰めた実績の持ち主で、帝国の中でもトップクラス。王城の桜庭より高いジャンプ力と空を歩いていると錯覚させる滞空距離を持ち、モン太のようにボールを見ることなくキャッチする事が出来るほどで、父・勝には「もう越えている お前は 父親の俺を」との感想さえ抱かせた。しかし、天才ゆえにメンタル面の弱いような節もあり、モン太に執拗に粘られた時に動揺してしまったこともある。
- 自分や大和に勝てる選手は絶対にいないと余裕な考えをしていたが阿含の存在を知り、阿含の事だけは自分や大和と同じように天賦の超人と表現している。ミーティング中でさえも読書に耽っている。しかし、モン太のことは最初は眼中になかったが、試合のなか粘り強い彼を見て意識しはじめる。
- 読書を趣味としており、ちなみにミーティングのシーンで彼が読んでいる本は「ライ麦畑でつかまえて」。
- 小泉花梨（こいずみ かりん）
- クォーターバック（QB）。
- 背番号6。身長157cm。体重44kg。血液型O型。40ヤード走4秒9。ベンチプレス35kg。
- 三つ編みのおさげが特徴の美少女。関西弁で会話し、やや気が弱い性格な模様。外見からは想像出来ないが、帝黒アレキサンダーズのレギュラーQBを務めている。元々はピアノや絵を描くことが趣味の文科系少女だったが、瀬那とアメフトを始めた境遇や性格が似ており、半ば強引に鷹と大和にスカウトされアメフトを始めるようになり、辞めずに現在に至る。鷹に「才能」と言わしめたほど器用な手先を利用したパスや、相手に倒されないように回避に特化した動きに秀でている。1軍のメンバーだけあって、格下のメンバー達からは敬語で慕われている。なお、ヒル魔の嘘により泥門チームの一部には「小泉花梨郎」という男子だと思われている。
- ちなみに40ヤード走4秒9という記録は作中のQBの中では一番速い（女性にもかかわらず、これ程までに足が速いのは、帝国の一軍はみんな40ヤード走５秒以下という設定からだと思われる）。
- 平良呉二（へら くれじ）
- 背番号78。
- 主将。「ヘラクレス」の異名を持ち、関西弁で会話するのが特徴の大柄の男。ノリツッコミが激しいが、統制を乱す行為に関しては厳しい。1年の時に6軍から3軍にまで上り詰め、その後一度4軍に降格し1軍にまで上り詰めており、アレキサンダーズのメンバーの中でもひたすら努力を重ね続けてきた。アメリカンフットボールの創設者であるウォルター・キャンプを心底から尊敬しており、また自分が1軍メンバーとして戦う事を誇りに思っている。また、試合直前での蛭魔の怪我と嘘に対し、関係なく試合をすると、グラウンドに余計な背景を持ち込まない一面を持つ。
- アキレスとの連携で峨王や栗田への対策を自ら考えていることから恐らくはラインマン。
- 安芸礼介（あき れいすけ）
- 背番号76。
- 愛称「アキレス」。丸坊主が特徴でヒル魔にバカ度60%（平良が20%で瀧は100%らしい）と分析されている。去年もクリスマスボウルに参加しており、阿含の行動ぶりを目撃している。クリスマスボウル時は、帝黒で阿含につかまれた跡が頭に残っていた。花梨に気がある様子。ポジションは現在不明。
- 渡嘉敷織男（とかしき オリオ・3年）
- 背番号79。
- 元沖縄高ボクサーズの主将。拳を使って相手を弾く「パンチングブロック」を使う。ポジションは現在不明。
- 佐野ミコト（さの ミコト・3年）
- 背番号89。
- 元シャチホコゴールデンズのレシーバー。低い体制からボールを捕る「超低空シャチホコキャッチ」を使う。ポジションはレシーバーだと思われるが正式なポジションは不明。
- 天間童次郎（てんま どうじろう・3年）
- 背番号33。
- 元神龍寺ナーガのエースランナーで、神龍寺の山伏と同期で推薦入学したが一年で引き抜かれた。女子生徒に人気があり、通称「サイドライン際の魔術師」。正式なポジションは不明。
4軍メンバー
- 棘田キリオ（いばらだ キリオ・3年）
- クォーターバック（QB）。
- 背番号9。
- 元は盤戸のQBでコータロー曰く「超攻撃型の動くQB」で「東京ぶっちぎりのエースQB」だった。必殺技は横走り投げの「ローズ・ウィップ（薔薇の鞭）」。
- 帝黒からスカウトを受けあっさり編入し、レギュラーになっていると思いきや、実はレギュラーは花梨に奪われ、自らは現在格下クラスである4軍の所属に成り下がっている。にもかかわらず、自らの立場をハナにかけており、レギュラーとはいえ後輩である彼女に荷物持ち等をさせ、嫌がらせのように顎でこき使っている。また、自分が東京でエースだった事にも未だに拘りがあるようで、大和からは呆れられている。帝黒学園に視察に現れた瀬那と模擬戦を行うも、早くも敗れている。
アメリカ
NASAエイリアンズ（NASA高校）
アメリカテキサス州・ヒューストン郊外にある、全米屈指のアメフト強豪校。「月刊アメフト」の企画で来日する。選手の大半が「パワフル語」を使用することが出来る。アニメオリジナルストーリーで、モーガンのチーム、ノーザンライト・ブリザーズに14-31で惨敗して、解散することになる。デビルバッツメンバーが説得して無事、復活する。アニメオリジナルストーリーのデスゲーム編でも登場する。この為に来日してくれた。77-84で泥門がギリギリ位置のタッチダウンで勝利した。
- パトリック・スペンサー（Patrick Spencer）
- 声：鯨井康介
- ランニングバック兼セイフティ（RB兼S）。
- 背番号20。身長179cm。体重71kg。2月20日生まれ。血液型O型。40ヤード走4秒5。ベンチプレス70kg。
- 通称「パンサー」。「無重力の脚を持つ男」と称される黒人選手。家が貧しく、ボロアパートに祖母と二人暮らしのためプロになることを夢見ている。進に挑戦したい一人。
- 監督であるアポロに差別的な仕打ちを受けても耐えていたが、それは彼が目標であり憧れの人物だったからに他ならない。
- ワットの間違った土下座（実際は出初め式のはしご登り）を真に受けて実行してしまうところもある。その後、セナにちゃんとした土下座を教えてもらった。
- 鈴音は「パンちゃん」と呼ぶ。
- ホーマー・フィッツジェラルド（Hormer Fitzgerald）
- 声：落合弘治
- 背番号5。身長182cm。体重88kg。11月3日生まれ。血液型O型。40ヤード走5秒6。ベンチプレス130kg。
- クォーターバック（QB）。
- タックルにも負けない屈強な体とその腕力によるパスでエイリアンズの主力。得意技は強肩を生かし超高空まで投げ上げる「シャトルパス」。しかし本人曰く「強肩とコントロールは両立しない」らしく、結構ノーコンというQBとしては極めて珍しいタイプ。
- 漫画の話等では腕に対してのタックルでシャトルパスは止められたが、デスゲーム編ではその弱点も克服するほどの筋力を身に付けている。
- 名前の由来はホーマー・ヒッカムから。
- ジェレミー・ワット（Jeremy Watt）
- 声：斎藤恭央→下崎紘史
- ワイドレシーバー（WR）。
- 背番号81。身長175cm。体重60kg。8月10日生まれ。血液型A型。40ヤード走4秒8。ベンチプレス55kg。
- シャトルパスを受け取る「管制センター」。日本通であるが、どこかずれた解釈をしている。パンサーに間違った「土下座」を教えた。後に日本人観光客にセナへ自身のグローブを届けてもらう際に正しい土下座を行った（パンサーから教わったと思われる）らしい。
- 巨深ポセイドンの筧駿がフェニックス中に留学中時対戦した経験あり。
- 名前の由来はジェレミー・ブレットから。
- ニーサン・ゴンザレス
- 声：金成公信
- ガード兼ディフェンシヴタックル（G兼DT）。
- 背番号50。身長195cm。体重131kg。4月4日生まれ。血液型A型。
- ゴンザレス兄弟の兄。「Big Useful＝大きくて役に立つ男」と漢字で刺青をしようとした際、ずれた日本通であるワットの勘違いにより「大きくて＝大、役に立つ男＝便（便利）」という字を選ばれ、「大便」と彫ってしまった。マシンガン真田に「取り返しのつかない男・大便男・大型宇宙船」などと呼ばれているが本人は気づいていない。
- 大柄でパワーがあるラインマン。なお、彼を含むNASA高のラインマンを総称して「マッスル・ブラザーズ」と呼ばれる。
- オットー・ゴンザレス
- 声：関暁夫
- ラインバッカー（LB）。
- 背番号70。身長160cm。体重69kg。10月28日生まれ。血液型B型。
- ゴンザレス兄弟の弟。「Small Useful＝小さくても役に立つ男」と刺青をしようとし、ワットのせいで兄と同じく「小さくて＝小、役に立つ男＝便」と字を選ばれて「小便」と彫ってしまった。当然、この言葉の本当の意味には気づいていない。マシンガン真田に「小型宇宙船」と呼ばれている。
- 兄と違い小柄だがスピードがある。
- レオナルド・アポロ
- 声：堀内賢雄
- 監督。
- かつてはサンアントニオ・アルマジロズのプロ選手であった。しかし、チームに移籍してきた大物黒人選手・モーガン（声：岩埼征実）におされる形で契約を打ち切られてしまい、それから「白人だけの最強チームを結成する」ことを目標とする典型的な白人至上主義者となり、黒人だけにとどまらず黄色人種も見下す性質になってしまっていた。プロ時代は「他人の3倍練習する男」としてアメフトに情熱を燃やしていたが、転落後は酒におぼれ、彼の中ではアメフトは黒人への復讐の道具となってしまった。
- 日米試合が6月――即ち梅雨の季節に行われることを理由に、一度は試合をキャンセルするが、報復の動画で散々ヒル魔にコケにされ、1ヶ月後に試合をすることになった。その際にマスコミに「10点差以上で圧勝できなければ、NASAエイリアンズは二度とアメリカに帰らない」と宣言したのが、チーム名改定の原因となっている（「エイリアンズは」帰らない、と言ったため、「シャトルズ」と改名すれば問題はないという言い訳）。
- 選手たちからパンサーが自分を慕って今までの仕打ちに耐えていたことを知り、最終的にはNASAシャトルズのRBの座を与えることを決めた。なお、上記の設定は、人種差別に関する問題など諸々の理由で、アニメ版ではほぼ全てが修正されている。
- ヒラリー
- アポロの猫。アニメオリジナルキャラクター。おそらく、飲酒シーンがあった為、セナとは違う形で出会わせる為に登場させたと思われる。ピンク色の猫で、練習試合中に逃げ出してしまった為、セナと一緒に追うことになる。トラックに乗って手を振ったり、セナ達が追ってきて驚いていることから知能は高い。
サンアントニオ・アルマジロズ
アメリカのサンアントニオにあるプロアメフトチーム。チーム名の由来はテキサスにアルマジロが多いからということになっているが、実は試合に負けた時のオーナーのめそめそ泣く姿がアルマジロに似ているからという、最悪なチーム名。
- モーガン
- 声：岩崎征実
- ランニングバック（RB）。
- 黒人選手。他チームから移籍してアルマジロズに入団した。金が好きで家中が金まみれ。ティッシュから枕まで金でできている。アニメでは「ノーザンライト・ブリザーズ」の監督として登場する。選手のことをパーツとしか思っておらず、才能だけが全てだと語る。ヒル魔は「クソアフロ」と呼んでいる。中学時代に武蔵の教科書をアメフトの雑誌にすり替えた際のページにも登場している。
- ジミィ・シマール
- 声：加藤啓
- クォーターバック（QB）。
- 背番号30。
- 元陸上黒人選手。顔が石丸にとても似ている。入団テストの最終審査ではBチームのQBを勤めた。しかし、試合で活躍をしたために相手チームのラリアットをくらう。その後試験に合格した。昔はタウン誌の配達をして生活していた。タウン誌の名前は「ado（あど）」。
- アルマジロズのオーナー
- 声：前田剛
- 本名不明。試合に負けたときの彼がめそめそ泣く姿はチーム名の由来になるほど。現役時代のアポロに試合に出すチャンスを与えなかった。
- 試験官
- 声：宝亀克寿
- 本名不明。アルマジロズの入団テスト試験官。とても優しい性格な為、採点時に99点と100点しかつけられない。セナと瀧の素質を見抜く。
フェニックス中学
巨深ポセイドンの筧が中学時代に留学していた中学。勿論アメフト部があり、ワットやパンサーはこのアメフト部に在籍していた当時フェニックス中のエース筧を知っている。
ノートルダム大附属中
筧のいう本物のアイシールド21こと大和猛がいた中学。名門ノートルダム大の附属中学でノートルダム大同様にアメフト部は強豪チーム。水町いわくこの中学にいた「アイシールド21」は秋季大会に出ているとのことだったが、ヒル魔により「アイシールド21」は1人の人間の事ではないことが明かされており定かではない。アイシールド21が突然学校からいなくなったことは他校の生徒には教えてはいけなかったらしい。
その他のチーム
王城シルバーナイツ（王城大学）
王城高校の系列校。かつての「王城ホワイトナイツ黄金世代」が所属している。
- 花田（はなだ）
- シルバーナイツのラインで「黄金世代」の一員。丸刈り頭に厚い唇、ガッシリした体格が特徴。若干後輩を見下した節がある。春大会で神龍寺に惨敗した後輩たちを厳しく叱咤した。
賊学フリルドリザース（賊徒大学）
賊徒学園の系列校。賊学からは無試験で入学できる。
- 葉柱斗影（はばしら とかげ）
- 声：乃村健次
- コーナーバック（CB）。
- 賊徒大学のアメフトチーム・賊学フリルドリザースの主将兼賊大の総番で、カメレオンズ所属のルイの兄。弟同様腕が長い。
- 弟曰く「化石」的な存在で、今ではすっかり珍しくなった古風な不良。不良というよりむしろヤクザに近く、日本刀を持っていたことがあるが、常に携帯しているのかは定かでない（アニメでは金属バットになっている）。
侍ウォリアーズ
プロアメフトチーム（アニメオリジナルストーリーで登場している）。マスコットキャラはサムライ（名称不明）。このチームは、瀧の大馬鹿行動により試合前に多くの欠員が出てしまった。その穴埋めの為、フィールドに来ていた泥門メンバーが一時加入する事になる（瀧を除く1年メンバー達がチームに加入）。
- 有馬隼人（ありま はやと）
- 声：有馬隼人
- クォーターバック（QB）。
- 背番号3。
- アニメオリジナルキャラ。「侍ウォリアーズ」は有馬氏が所属する社会人リーグのアリーナアメフトの日本代表チーム「サムライウォリアーズ」をモデルにしている。
- アニメでは泥門のメンバーを気遣い自分のチームメンバーに最初はパスをしていたが、モン太のキャッチングや小結のタックルを見て実力を認める。「この試合は負けられない」と息込んでいた。その理由は「大切な物がかかっている」との事。しかし、それは泥門陣にとってそれは情けなく思えるものだった。
- なお有馬氏は52話からのアメフトクリニック（アメフトのルールを説明するコーナー）で説明役を勤めている。
集英エレファンツ
アニメオリジナルの社会人チーム。マスコットキャラは象（名称不明）。
アニメで「侍ウォリアーズ」と試合をしたチーム。王城のOBも何人かお世話になっている。メンバーの大半は大柄な社会人。30番と70番は「ビッグバン・ブラザーズ」と呼ばれている。アイシールドの走りに気を取られ30番と70番が頭をぶつけ合い、担架で運ばれた。その後、欠員に進と大田原が一時加入する事により圧倒的に強くなった。
サバンナサバイバーズ
アニメオリジナルストーリー・シュークリームカップ編で登場したチーム。マスコットキャラはゼブラ（名称不明）。アフリカ地区代表でチームメンバー全員が身長2mを超え身体能力が高い。後、全員が同じ顔。泥門メンバーを思いっきり見下していた。しかし、デスクライムを終えた泥門デビルバッツに完封負けにされる。試合結果は0-28。
- ジョー
- 恐らくランニングバック（RB）と思われる。
- 背番号29。
- 「チーターの脚」と称されていたが、三兄弟の「ハアハアトリプルアタック」に倒される。3人に「三兄弟」と言った為、3人に怒られていた。
ノーザンライトブリザーズ
アニメオリジナルストーリー・シュークリームカップ編で登場したチーム。マスコットキャラはマンモス（名称不明）。ロシア・ヨーロッパ代表でモーガンが監督をしている。選手は全員がトップクラスの能力を誇る。
？メンソーレ
JF2005OVAに登場していた沖縄の大学アメフトチーム。詳しいチーム名はまだ不明。マスコットキャラはシーサー（名称不明）。メンバー全員が沖縄弁丸出しのチームで、泥門の夏合宿に1週間付き合ってくれていた（本当はヒル魔に「悪魔手帳」で脅迫されている）。
その他
デビルバッツ・メンバーの家族
- 小早川秀馬（こばやかわ しゅうま）
- 声：高瀬右光
- セナの父。彼の髪型と気弱な性質は父親譲り。二流企業の社員でそこそこの働き手。お酒に弱い。
- セナのことを信用しており、必要以上の口出しはしない。42歳の厄年、妻の美生とはお見合い結婚。
- 名前の由来は、元F1ドライバーのミハエル・シューマッハの苗字から。
- 小早川美生（こばやかわ みはえ）
- 声：中川里江
- セナの母。典型的主婦だが、家事全般が不得意。料理教室でまもりの母と奇妙な間柄になったのが縁で仲良くなったらしい。
- TVに出ている息子に驚きを隠せずにいた。少し過保護。舞い上がるとオバチャンモード全開となり「グフフ」と笑い出す。まもりにセナのお嫁さんになってもらいたいと思っている。
- 名前の由来は、夫と同じく、元F1ドライバーのミハエル・シューマッハのファーストネームから。
- 姉崎真美（あねざき まみ）
- まもりの母。美生と前述のような経緯で親しくなった。夫の名は楯夫（たてお）。
- 日米のハーフ（母がアメリカ人）で一流大学を卒業し、さらに料理上手という才色兼備な完璧超人。
- ヒル魔の父
- 声：内田直哉
- 本名不明。留守番電話で声のみ登場（アニメでは、白いトレンチコート姿に帽子で一度会場に訪れるが、電話をかけた後飛行機に乗って去った）。ヒル魔とは疎遠になっているらしいが、ヒル魔がクリスマスボウルに行く事を祈っていたらしい。
- クリスマスボウルでは「ヒル魔幽也」という人物が選手関係者として来ているが、名前以外に顔やヒル魔との関係などは一切不明である。
- 栗田空海（くりた くうかい）
- 栗田の父。寺院の住職。息子に食べ物を食わせ過ぎた事を後悔している。パワフル語使用者。妻の名は比丘尼（びくに）。
- 雷門花子（らいもん はなこ）
- 声：玉木有紀子
- モン太の母 。19歳で息子を産んだいわゆるヤンママ。飲酒・喫煙・パチンコを好む。夫の名は一郎（いちろう）。
- 小結豪喜（こむすび ごうき）
- 声：乃村健次
- 小結の父。運送業「横綱運送」の運転手。大吉と違って大柄な体格。パワフル語使用者。
- 小結福恵（こむすび ふくえ）
- 声：中川里江
- 小結の母。小柄でやや気弱。夫と息子のパワフル語が理解できない。
- 雪光輝（ゆきみつ あかり）
- 声：赤土眞弓
- 雪光の母。典型的な教育ママ。部活動には反対しているため、アメフトをやっている事は知らなかったが、ヒル魔の計らいで就職活動に役立つと口添えしていたので事無きを得る。怒ると途轍もない形相になる。夫の名は努（つとむ）。
- 息子・学はいつ「ざぁます」と言いだすか心配している。
- 雪光蛍（ゆきみつ ほたる）
- 学の姉。おまけページで名前と姿だけ紹介された。
- 雪光家のハゲデコ遺伝子がいい方に出てなかなかの美人。
- 十文字襟人（じゅうもんじ えりと）
- 声：松山鷹志
- 一輝の父。職業は判事。厳格な性質らしく、息子の友人である黒木と戸叶を「カス」と呼び、不良少年である彼等と息子の一輝が関わっているのを快く思っていない。妻はおらず、息子と二人暮らしの模様。クリスマスボウルでは一輝が用意したチケットで試合会場に来ている。
- アニメでは104話に再度登場し、問題を起こしてしまい警察に連行された一輝の身元引受人として助けた少女と共に来てくれた。このことから、息子である一輝自身のことは大切に思っているようである。131話にも登場し、仕事に行く前に一輝の応援に駆けつけた。一輝と猪狩との対峙時、弱気になっていたところを激励して立ち直らせてくれており、漫画版とは違った雰囲気が目立ってきている。
- 額に十字の傷がある。名前の由来はエリートから。
- 武蔵半左衛門（たけくら はんざえもん）
- 声：佐々木梅治
- ムサシの父。武蔵工務店の棟梁。息子には容赦なく怒鳴り散らす典型的頑固親父。
- ムサシが再びアメフトに戻る決心をさせる。妻の名は、かなめ。
- 瀧雪路（たき ゆきじ）
- 瀧兄妹の父親。関東開会優勝記念の船上パーティで何故かギターを弾いていた。
泥門高校の生徒・教師
- 小暮聖紀（こぐれ まさのり）
- 声：外波山文明
- 泥門高校校長。
- ヒル魔の何気ない言葉でドつぼに嵌った不運な男。
- 生徒からの信頼度はゼロに近く、基本的に彼の話を聞いている生徒はいない。西部一行（陸、キッド、ドク堀出）曰く、「憐れな校長」。
- 名前の由来はデーモン小暮閣下からか。
- 古屋（ふるや）
- 泥門高校の教師。風紀委員会顧問だが、気弱で生徒に注意できない。
- 白神（しらかみ）
- まもりのクラスの担任で物理教師。まもりを信頼しており、おそらく彼女が殺人を犯しても信頼するらしい。
- 西村（にしむら）
- 泥門デビルバッツの試合（春大会1回戦）に招集された野球部員の一人。背番号50。意外と石丸以外の助っ人の中では存在感がある人物。
- 野球部紅白試合で1年選手と間違われたセナの出塁時の走りを見て1年の一人がアイシールド21と見抜く（でも正体は判っていない）。3巻までよく出ていたが、アニメ版では選手の顔ぶれの変更や野球部紅白戦が省略された為、登場していない。
- 野球部の監督
- 本名不明。かつてモン太が所属した事もある野球部の監督。野球部の監督の立場としては実力主義者であり、キャッチ以外はダメだったモン太を三軍に入れていた。しかしアメフト部の練習試合に観戦に訪れ、其処でキャッチ力を生かす場所を得て活躍していたかつての教え子モン太の事を喜んでいた。
- 海堂洋（かいどう ひろし）
- 模型部部長。コミックの最終部分に記載されていた新聞に顔のみ出ている。作戦時などに使っていた泥門デビルバッツメンバーなどのフィギュアは模型部で制作されている。
- ヒル魔に「女子のHなフィギュアをつくった」という弱みを握られている（その為か、模型部全員がヒル魔の奴隷の模様）。
- 名前の由来は海洋堂からと思われる。
- 矢地馬之助（やじ うまのすけ）
- パソコン研究部部長。橋の上での賊学のひったくり解決現場にいた、名に恥じない野次馬の泥門の生徒。NASAエイリアンズを日本に呼び寄せる為、アポロ監督のニワトリ合成CGの制作をヒル魔と共に徹夜で手掛けた人物。ヒル魔にソフトの不法使用の証拠を大量につかまれており、それで脅されていると思われる（アニメではこのシーンはカットされており、別のエピソードになっている）。
- 泥門の試合には、以外にも高確率で観戦しに来ている。セナの携帯の電話帳に登録されている所を見ると、セナ＝アイシールド21のファンだと思われる。
- 三宅成（みやけ なる）
- 声：遊佐浩二
- 泥門高校の生徒。丸っこい三角型の目が特徴。いくつもの部活を掛け持ちし、部費の甘みだけを吸って生きる外道。
- 雪光を罵倒、妨害しアメフト部に入部しようとしたが、その暴挙をヒル魔は見逃さず迎撃で返す。その後サッカー部等に掛け持ちで所属し部費を使い込んでいるが、グラウンドを賭けてアメフト部との勝負にも参加。
- 又、体育祭で室サトシと共に復讐しようと騎馬戦で勝負するが、バンプに巻き込まれ下半身を露出。ヒル魔の奴隷班に映像を写され、従順になれと脅迫される。
- 外道になった原因は中学時代の彼女に20股をかけられたからという同情すべき男。何故かギター（フォーク）も弾く。
- 先輩である室サトシとつるむことが多いが、内心では軽蔑の念を抱いている節がある。
- 舞茸（まいたけ）
- 泥門高校の生徒。マッシュルームカットが特徴。サッカー部員。三宅と共につるんでいる男。
- 室サトシ（むろ サトシ）
- 声：永野広一
- 泥門高校の生徒。元陸上部員のサッカー部員。セナとモン太の勘違いでグラウンドとアメフト復帰を賭けて勝負をした性格の悪い男。
- 陸上を止めた原因はファーストフードの談義でブチ切れた事という非常につまらないもの。一度は部長である石丸の仲裁で事なきを得るものの結局は再び同じ理由で揉めて陸上部を退部する事に。アメフト部の助っ人に参加している石丸の事を馬鹿にしている。
- 体育祭では復讐しようと三宅、舞茸と共に騎馬戦を挑むが、バンプによってズボンが下がってしまい、ヒル魔に従順になるよう脅される。番外編でも下半身を露出する。
- 観戦に来た関東大会でも、常勝軍団である神龍寺ナーガ相手に苦戦するデビルバッツを嘲笑ったり、白秋と太陽の試合での番場に対して汚い野次を吐いて醜態を晒すなど、デビルバッツメンバーには不快感を抱かせ、一緒にいる三宅さえもが「アンタすごいわ…」と心でつぶやくなど、作中でも性格の悪さと愚かさは一、二を争うほどだと言える。
- かつて、泥門が王城に0-99で敗れた練習試合で助っ人として出場して相手チームに吹っ飛ばされていた。
- 「あ! はー!」という特徴的な笑い方をする。
- 咲蘭（さら）
- 泥門高校の生徒。まもりの幼馴染。普通すぎて個性がないことを気にしている。
- 末友アコ
- 泥門高校の生徒。まもりの幼馴染。少しオタクの気があり、弟のジャンプを盗って読むのが月曜の日課。
- セナの携帯の電話帳に彼女が登録されていることから、セナとも仲が良い模様。
- 体育祭実行委員長
- ヒル魔に脅されて、体育祭を牛耳られた男。
- 実は彼の弱みなど、ヒル魔の脅迫手帳には存在していない。しかし、脅迫手帳を見せられただけで勝手に怯えている。
- アニメ版では、秋大会レギュラー決定前の時の1年生のある教科の担任として登場している。
- 泥門高校のオタク生徒達
- アニメオリジナルキャラクター（全員名前が不明）。学園祭で「Teamモン太」の出店のメイド喫茶に登場した泥門高校のオタク達。制服を除けば、典型的なオタクの容貌をしている。
- メイドの格好をしたまもりに「萌え〜」を唱え、仕舞いには廊下で並んでいたオタク生徒達がまもりに「萌え〜」を連呼しだした。気味悪がっていたまもりにとにかく迫っていき、最終的にはモン太のタックルで廊下に追い出された。
他校の関係者
- 本庄勝（ほんじょう まさる）
- 声：織田優成→三上市朗
- プロ野球「集英ベアーズ」の中堅手。背番号80。
- キャッチの達人で、守備要員。幼心のモン太が野球選手を志すきっかけとなった。モン太がアメフトに転向した後も、試合中の大事な場面でその言葉（テレビのインタビューに答えた時のもの）を思い出して奮起するなど、彼にとって大きな存在であり続けている。
- モン太の髪型と背番号は、彼の真似。また、モン太が宝物のように持っているグローブは、本庄選手から贈られた本物である。
- 息子の鷹は、関西アメフト最強のチームである「帝黒アレキサンダーズ」の一軍選手であり、父親同様キャッチ力に優れている。また、準決勝の試合観戦後いずれ鷹と戦う事になることを予感しつつ帰っていったが、試合を濡れた芝生に座って観戦していた為ズボンが濡れていたようだ。
- 今は関西アメフト連盟理事長である。関東の理事長は、「マサ」と呼ぶ。
- 桜庭の母
- 本名不明。小さい頃からスポーツ番組ばかりを見ている春人を気にしていた。とてもおしゃれに気を使っている。
- 息子の部活動には関心が薄いらしく、試合の応援に行ったことはない模様。
- 王城の校医
- 本名不明。小さい頃に「ブラック・ジャック」を読んで、医学の道に進むことを決意した。
- 今は「ブラックジャックによろしく」にはまっているが、その内容のせいで医学の道に幻滅したらしい。
- 干徳ラブ（ほすとく らぶ）
- 泥門のフォーメーション確認で進のポジションにいた王城の女子生徒。進に似てるようで似てない。
- 進の大ファンであり、機械オンチの彼に近づくため、パソコンを日々壊し続けている。また、女子アメフト部の設立を申請中。
- 武者小路一（むしゃのこうじ はじめ）
- キッドの父。元華族の末裔でオリンピック射撃三大会連続金メダリスト。
- 息子にも自分と同じ偉業を達成させるため、紫苑に過剰なまでの期待を寄せていた。実力主義者であり、ビームピストルの大会で1位になれなかった紫苑に辛辣な言葉を浴びせた。
- 鉄馬の父
- 本名不明。武者小路一の運転手。息子と同じで頑固で無口な性格。
- ルート通りの正確な運転が信条で、車には障害物を跳ね飛ばせる様に装甲が取り付けられている。
- 葉柱蝮（はばしら まむし）
- 斗影とルイの父。都議会議員。息子達にそっくり（特に斗影に）。
- 脅迫手帳にはパーティ券絡みのネタが掲載されている。
- 葉柱やもり（はばしら やもり）
- 斗影とルイの母。息子達にそっくり（特にルイに）。
- セナをパしらせてたガキ大将
- 賊徒学園の生徒。本名不明。小学校のころセナをパシらせていたが、陸にあっけなく負けた。
- アニメでは兄がおり、陸にやられた事を仕返ししてもらう為に呼んで来た。雰囲気が某人物を彷彿させる。
- セナをパシらせたことでその味をしめ、以降は同じクラスになった生徒を次々とパシらさせていたという。
- 賊徒学園に入学後、今度は葉柱ルイをパシらせようとしたが、一瞬で塵となり、今では立派な葉柱のパシリとなっている。
- 胸肩の父と母
- ともに本名不明。息子の厚にとてもよく似ている。
- 気絶した子
- 本名不明。恋ヶ浜のチアリーダー。ぽっちゃりぎみの体形が特徴。桜庭春人ファンクラブの最初の会員と思われる（漫画版でのアンケートで判り易い文面でその部分が伺える）。
- 桜庭の追っかけで、桜庭を一目見ただけで気絶することが多い。
- 初條の彼女
- 本名不明。お馬鹿度数300%。アメフトをラグビーだと思っており、初條自身も諦め切っている。
- 22巻によると初條のことは「もう飽きた」らしく、陸のことが気になっている様子。
- 飯華めいら（いいか めいら・3年）
- 網乃大付属高看護部の女生徒でチアリーディングチーム「アミノサプリメント」のメンバー。名前の由来は胃カメラ。
- 作村義治（さくむら よしじ）
- 太陽高校の校長で考古学の権威。生徒たちが考古学に興味を持つように校舎をデザインしたが、こだわり過ぎている感じがある。
- モデルは吉村作治。
- 岩重ガンジョーの師匠
- 声：青山穣
- 本名不明。岩重ガンジョーが師匠と呼び慕っている口髭を蓄えた男。
- 「御疲敗道（おつぱいどう）」という武道の流派の創始者。男とは闘わない主義。巨乳好きのガンジョーにその武道を伝授したようだ。ちなみに「御疲敗道」の意味は「お疲れ様でした」の気持ちを敗れた敵に捧げるという意味らしく、技は敵の胸を指で突くことただ一つ。
- アニメでは、ガンジョー達に同行している。タイムアウトの事を「おっぱいタイム」と言ったり、そのタイムアウト時にお茶を飲んで一服したりと、全く行動の読みにくい性格。王城戦敗退後は、ガンジョー達と共に会場にいた重佐竹を「御疲敗道」にスカウトしようといていた。
- 雲水と阿含の父
- 本名不明。雲水の回想シーンで、金剛兄弟が小学生の頃、自転車を乗る練習を教えていた。
- 物覚えのいい阿含ばかりを褒めて人並みの雲水を蔑ろにしていた。顔は明かされていない。
- 麻黄中の教頭
- 本名不明。ヒル魔・栗田・ムサシの通っていた中学の教頭。
- 保身的な性格で、栗田の自己的なアメフト練習が学校近隣地域に騒音公害を出しているとの事で、即、栗田にアメフト練習を禁止する様に命じた人物。教師の中で唯一反対した溝六の意見も聞かず、溝六を退職させた。
- ヒル魔がアメフト部創立に協力してからも、ろくに意見も聞かず活動禁止令を出していたが、この時期に初めて製作したヒル魔の「脅迫手帳」のあるネタにより、立場が逆転してしまいヒル魔に服従する羽目になってしまった。
- 麻黄中の校長
- 本名不明。ヒル魔・栗田・ムサシの通っていた中学の校長。
- 教頭と同じ保身派で、栗田の自己的アメフト練習に反対していた。教頭がヒル魔に服従する様になってから何も言わなくなった所を見ると、恐らく「脅迫手帳」に脅迫ネタが有ると見受けられる。
- 麻黄中の運動部員達
- アメフト練習の場所借りの為に道具運び（平たく言うとパシリ）をしていた栗田をこき使っていた他の運動部員。
- かなりの重労働に対し、それでも1m四方しか使わせなかった。ヒル魔がアメフト部創立時にグラウンドにフィールドラインを引いている所（＝私物化）を見て何も言わない所を見ると、やはり「脅迫手帳」に脅迫ネタが有ると思われる。
その他の日本人
- 安藤パー子（あんどう パーこ）
- 声：瀬尾智美
- 江戸TVの女子アナ。
- 桜庭のファンであるが、アメフトに関しては用語も知らないまったくの素人で（なんと「ラン」の意味すら分からなかった）、選手に対して失礼な行為を行ってしまうこともしばしば。原作ではアイシールド21の正体を本当にイケメンと信じていた。アニメでも正体を暴かんが為に泥門高校に来るほど。帰ろうとした時、偶然出会ったまもりに「あなたがアイシールド21ですか〜？」と聞いていた。恐ろしく間の抜けている女性。
- ミラクル伊藤（ミラクル いとう）
- 声：赤星昇一郎
- 芸能プロダクションジャリプロの社長兼スカウトマン。桜庭を勧誘した当人。ものすごく怪しい性格。気絶すると泡を吐く。一見利益や仕事を最優先するイヤミな人物だが、関東大会にて桜庭の実力を認めて全面的にバックアップをするようになり、過去には身を挺して桜庭の身を護ったという根は良い人。
- 服装はブランド物で固めているが、靴下など目立たないところは安物で済ませているなど、金銭感覚はしっかりしている。
- 犬歯の辺りにある金歯は過去に他の芸能プロダクションの用心棒らしき人物に折られ、新しく差歯にしたものと思われる。
- クリスマスボウルにおいては美少女ＱＢである花梨のグッズまでも作成し売り捌くなど、節操の無い商魂を炸裂させている。
- 岡（おか）
- 声：赤土眞弓
- 城下町病院の婦長。呪術など怪しげな物で改革する不気味な女。呪うと腕が異常に発達する。
- 婦長としての仕事はちゃんとこなしている。呪井高校OGで、アメフト部の左右魔は息子。
- ムサシ親子のことも知っており、工務店の面々を呼ぶという粋な計らいでムサシを復帰させた張本人（女の勘と呪いで予想して同僚の玉八達を呼んだ）。
- 東京ドームでヒル魔達が行った草野球にもなぜか参加している。
- 虎吉（とらきち）
- 声：伊藤実華
- 交通事故により城下町病院に入院している少年。
- タッチフット（アニメではフラッグフット）をやっていた時、近くで試合をしていた桜庭のプレイに感動、以来彼を尊敬している。
- 関西弁で喋る。モン太とは仲が悪い。高確率で読みを外す鬼兵との掛け合いは定番になりつつある。
- 岡婦長や鬼兵と同じくヒル魔達が行った草野球になぜか参加しており、車椅子状態でベース上を走っていた。
- 熊袋（くまぶくろ）
- 声：谷田真吾
- 月刊アメフト編集者。泥門の爆発的攻撃力に興味を持つ。アニメではオリジナルストーリーで関与している鈴音とはちょっとした知り合いの仲。
- アフロヘアなのはアメフト経験で髪が崩れた反動から。放送席に乱入したコータローを王城の大田原に鎖で縛ってもらうなどちょっと腹黒。マシンガン真田からは「ボンバーヘッド熊袋」とも呼ばれている。
- 月刊アメフト編集長
- 声：浜田賢二
- 本名不明。典型的な管理職人間。カツラ愛用。
- マシンガン真田（マシンガン さなだ）
- 声：DJ TARO
- 通称口から生まれてきた男。生まれた頃から喋っていた実況アナウンサー。普段の喋り方も実況風。
- 髪型は風車ヘアで、興奮すると回転する。
- 関東アメフト協会理事長
- 本名不明。熱い言葉を繰り出す褐色の男。また冬の時も暖房も使わなくていいぐらい熱い。「闘い（アメフト）」という苦しい当て字タイトルの著書がある。
- セナの素質を見て、飛躍できる事を期待しMVPを見送っている。
- 彼のいる部屋は暖房がいらないらしい。
- 抽選会において、表面的には慇懃な態度を取る阿含を鋭い視線で睨み付けていた事から、人の本質を見抜く目は確かだと思われる。
- 玉八（たまはち）
- 声：浜田賢二
- ムサシの幼なじみ。武蔵工務店の従業員。妻とまだ赤ん坊の子供がいる。
- 熊袋リコ（くまぶくろ りこ）
- 声：伊瀬茉莉也
- 熊袋記者の娘。父親の手伝いで記者に興味を持つ高校1年生。よくガンバり、よくテンパる。アニメでは「エブリタイムテンパリ娘」と自称している。
- 3位決定戦では月間アメフト編集長と同席し、関東大会ではアメリカに出張してしまった父の代わりに解説役を担当する。
- 神龍寺戦前に阿含・ヒル魔らにインタビューを試みる。
- アニメでは、シュークリームカップ編で、逸早く登場している。すぐ父そっくりの髪型と顔付きになる（更に声まで変わる）のが癖。
- 春子（はるこ）・夏代（なつよ）・秋江（あきえ）
- 声：菊池こころ（春子）、藤田美歌子（夏代）、中村仁南（秋江）
- アニメオリジナルキャラクター（ただし、春子に関しては元キャラは「気絶した子」と思われ、アニメでも気絶している）。
- 桜庭の追っかけファン。通称「キャーキャー三姉妹」。彼が出る試合には必ず現れる。
- 鳩原純一郎（はとはら じゅんいちろう）
- 東京都知事。アメフト協会理事長で、裏原宿高校のOB。OVA及びノベライズ版のみ登場。
- 地元の活性化と母校アメフト部の栄達を望み、自分の地位を利用しデビルバッツを出汁にしようとしたが、ヒル魔の手の上で躍っているに過ぎなかった。
- ヒル魔は糞（ファッキン）都知事もしくは糞（ファッキン）オヤジと呼んでいる。
- なお、東京都知事としての彼の都民からの評判は権力を笠に着た態度や政策、言動などから最悪。
- 石原慎太郎と小泉純一郎がモデルと見られる。
- ゲンナリ君
- 表紙の目次などの4コマ等に登場するキャラクター（と、言うより4コマの主人公）。ゲンナリするほどついていない。
- アイシールド21の本編で直接登場はしないが、密かに人気で、ウサギより弱く、盤戸戦でモン太の、「本物のアイシールド21が弱いよかマシ」の想像画の例えに使われている。
アメリカ
- ガンショップの店長
- 本名不明。寝食忘れるほど銃器を愛する親父。ベトナム帰還兵らしいが、南北戦争やフランス革命、関ヶ原の戦いにも行ったと主張している。
- アニメには登場せず。
- セクシークィーンズ
- 本名不明。ビーチフット大会の優勝候補だったが、1回戦でデビルガンマンズに破れる。
- 服（ビーチフット以外にも日常的に着ている）は破れやすくしてあり、鉄馬やセナの走で破れる。
- アニメでは見目苦しい為か服破れのシーンはカットされている。
- サイモン
- 声：遊佐浩二
- ビーチフット大会の優勝候補チーム「TOO TA TTOO」のリーダー。どぶろくの教え子。体じゅうにタトゥーを施している。
- 暇を持て余して麻薬の売人になったが、翌日にどぶろくからビーチフットに誘われたことにより1日で更生。
- 泥門の中途入学枠の候補に上がった。
- 激ウマテキサス牛
- ビーチフット大会副賞の牛。西部の監督に「漢」を感じさせた。
- 子牛の頃から暴れ者だったので、あちこちの牧場を転々としてきた。ビーチフット大会に優勝したセナたちに引き取られ、現在はアメリカのベン牧場に飼われている。
- バイク軍団
- 本名不明。「死の行軍」の途中迷子になったセナをサントニオ体育館まで連れて行く。
- 顔はいかついが恋話が大好き。今は韓国ドラマの「冬のソナタ」にはまっている。
- オックス・タイガー
- 声：石井康嗣（オックス）、竹本英史（タイガー）
- サンアントニオ・アルマジロズのプロ選抜試験にセナや瀧、ジミィと共に参加した2人組の巨漢。ガラが悪い。
- パンサーのばあちゃん
- パンサーの祖母でパンサーの良き理解者でもある。日米交流戦に行けなくなったパンサーの飛行機代を出してくれたりと、とても優しい一面がある。
- なお、料理の腕は良いのか悪いのか分からないが、特製オートミールは物凄く不味いらしい（アニメではセナ・モン太・鈴音が食した経験がある）。
- ビッグベア
- 声：松山鷹志
- アニメオリジナルキャラクター。パンサーとは違う地区に住む黒人の大男。
- 祭りの場所をめぐって、彼が所属していた草チームと勝負していた。
- 偶然迷い込んだセナとモン太と勝負した。その後セナの走りを見込み、釣りに出かけてしまった、出産間近の妻の担当医を病院へ連れてくるように頼み込む。
- ジョンソン
- 声：高塚正也
- アニメオリジナルキャラクター。
- シュークリームカップ編で登場したプロレスラーで、一時期ホーマーが所属していたプロレス団体の一員。
- ボブ&サリー&ジョン
- 声：金田晶代（ボブ）、鮭延未可（サリー）、菊池こころ（ジョン）
- アニメオリジナルキャラクター。
- シュークリームカップ編で新技特訓中に十文字と黒木と戸叶が喧嘩して浜辺で個人特訓（岩押し）している時、現れた子供の3人組。雰囲気が3兄弟にとても良く似ており、3兄弟も流石に一瞬だけ引いていた。
- アメフト雑誌を見てアメフトを始めたらしく、泥門がアジア代表である事を凄く尊敬している（本当は主催国の意向で決まっている）。
- 十文字にそっくりな少年がボブ、黒木にそっくりな少女はサリー、戸叶にそっくりな少年はジョンという名前である。この3人も練習中に喧嘩を始めてしまい、3兄弟が仲裁した所、3兄弟が新技のきっかけを思い付いた。シュークリームカップの試合では泥門の応援に駆けつけていた。
- 疑問を感じた時などには、3兄弟の決まり文句を英訳した風に「ホワイ」を3人で連呼する。