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星のカービィ! も〜れつプププアワー!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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星のカービィ! も〜れつプププアワー!』は、月刊コロコロコミック12月号(2006年)から連載開始した、谷口あさみ作の漫画である。

アニメ版ひかわ博一の星のカービィとの繋がりは特に無い。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


概要

同誌で12年間連載されていた『星のカービィ デデデでプププなものがたり』と交代という形で月刊コロコロコミック2006年11月号で予告が掲載された。一足先に別冊コロコロコミック2006年12月号で読み切りとして掲載(このときはタイトルが「星のカービィ 参上!ドロッチェ団」だった)。その後月刊コロコロコミック12月号から連載開始。

カービィとドロッチェ団がいろんな騒動を巻き起こす。この漫画ではプププランドはコンビニすらない「田舎」として扱われているらしく、デデデ大王も住民を「庶民」として見下しているなど、アニメに似ているところがある。冒頭は「(ここは)もーれつに平和なプププランド…」で始まることが多い。

画風はさくま良子のカービィに近い感じである。

登場キャラクター

カービィ
この漫画の主人公。宇宙一の能天気者で、常に「アハハハハハ」と笑っており、恐らく前作以上のボケ役。好奇心旺盛で大の食欲旺盛であり、吸い込んだ者の能力をコピーすることができるが、今作ではキャラを吸い込まずに変身するような形でコピーする。また、何でも食べようとする癖がある。ちなみに予告ではドロッチェ団に入ろうとしたシーンがある。また、ドク曰くプププランド一の危険人物でもある。「 - のだ」が口癖。冬季はフリース製のボディフィット型コートを着ている。また、スイカ大明神を食べてスイカの崇りに掛かり巨大スイカになってしまった事がある。
公式設定と異なるものが多い。雪を食べてお腹を壊す、常に歯がある、歌は上手、指があるなど(しかし前作ひかわ博一の星のカービィでも歯や指が書かれることは度々あった)。
ドロッチェ
ドロッチェ団のリーダー。お宝を狙って都会 (?) から「田舎」呼ばわりするプププランドにやって来たが、第2話では一転してコンビニ店長をやっていた。盗賊のほんの気まぐれらしい。読み切り版では意外とせこい一面も見せた。いつも悪巧みをしているがカービィの活躍により失敗に終わり、コンビニ破綻後は生活が苦しくなっているらしく、クーラーを買うお金もないため、夏のアジトは地獄だという。第4話以降では再び盗賊をやっている。メタナイトが大嫌いで、嘔吐するといった拒否反応を起こす。本作の準主人公的存在。ボケもツッコミもこなす。最近では登場してからカービィに吹っ飛ばされるなど段々ヤラレキャラになってきたようだ。
スピン
ドロッチェ団の一員。サングラスをしている。身長が低いのが悩みである(そのため読み切り版では「奇跡の毛」に背を伸ばしてほしいと頼もうしたことがある)。「〜ッチュ」が口癖。基本的にツッコミ担当。
ストロン
ドロッチェ団の一員。体が大きく力持ち。かなりの大食いであり、大食い大会でカービィに勝利したことがある。「もー」が口癖。普段は寝ていることが多く、第5話ではドクのロボットがアジトを破壊しても寝続けていた。どちらかといえばボケ役。
ドク
ドロッチェ団の一員。頭が良く、いつもUFOのような機械に乗っている。基本的には頭脳派。
チューリン(青、黄、緑)
ドロッチェ団の戦闘員。だが、基本的には応援役で出番はあまりない。一応喋ることはできる。
デデデ大王
デデデ城に住む大王。カービィのライバル。予告版では新キャラクター(ドロッチェ団)の登場により出番があるかどうかを心配していたが、連載版でも普通に登場していた。関西弁で喋る。プププランドの住人はカービィやバウ、ドロッチェ達を除いて、彼に対して敬語を使っている。また、カービィがアイテムを盗もうとしたときはバックドロップやスライディングを喰らわせて阻止する。怒ると怖い。
「もーれつ美術館」の館長でもある。ドロッチェとは仲が悪い。本作では完全なサブキャラとなっており、最近のゲームにおけるデデデ大王の立場に近いと言えるが、本人は密かに目立とうとしている。一人称は「わがはい」。どちらかと言えば常識人である。
ファミレス「デデーズ」(ひかわ博一の星のカービィにも同じ店が登場)を経営している。
バウ曰く「意外と強い」。
クールスプーク
通称「クール」。カービィの友達兼ツッコミ役のような存在で、前作の初期レギュラーのチービィのような存在。バウとは気が合う。主にツッコミ役でメインのキャラクターの1人。予告と異なるサングラスをかけている。本作の原案のゲーム「参上! ドロッチェ団」には登場していない。
バウファイター
通称「バウ」。存在感の薄い格闘犬。リアル顔で書かれていて、どんなときでも基本的にはポーカーフェイスである。ただ、最近はハイテンションでツッコミをする事も多い。本人は老師口調で喋る。クールとは気が合う。デデデ大王より年上で、彼に対して厳しいツッコミを入れる。彼もメインのキャラクターの1人でボケもツッコミもこなす。バトルシーンではよく解説を担当する。
メタナイト
騎士道精神あふれるクールな戦士だが、言葉が若干英語交じりで、いちいちポーズを決めるなど(デデデ大王曰く「ミュージカル」)原作やアニメとは異なりかなりのアホキャラとなっている。彼が登場するコマにはバックに薔薇が描かれていることが多い。宝剣ギャラクシアの持ち主。「オーマイガー!!」「ジーザス!!」が口癖。ドロッチェにかなり嫌われている(当人が嘔吐するほど)。
Mr.フロスティ
第1話では大食い大会でおでんを食べた数をカウントしていた。第2話ではデデデ大王同様、コンビニで買った弁当を温めようと頼んだがファイアカービィに燃やされる。第6話では美術館の警備員をやっていた。
第10話では修理屋をやっていたがハワイにバカンスしていたため、カービィにバイトをさせた。
ボンカース
第1話では大食い大会に参加していたが、カービィが巨大おでんの鍋の中でおならをしたため、続行できずリタイヤ。
第6話ではMr.フロスティ同様、美術館の警備員。
エイブン
第1話に登場。大食い大会に参加したが、やはりカービィのおならによりリタイヤ。
ペイントローラー
第1話に登場。彼も大食い大会に参加したが、やはりカービィのおならのせいでリタイヤ。「 - だゼ」が口癖。
コックン
プププランドの料理の鉄人。
ポピーブロスJr.
上記のボンカース、ペイントローラー、エイブンがカービィのおならによりリタイヤしたときに担架で運んだ。
チリー
第2話ではデデデとフロスティ同様、ファイアカービィに燃やされた上、跡形も無く溶かされた。第3話では6人のチリーがいて雑誌やカレンダーに出たりと張りきっていたが、ホイールカービィに吹っ飛ばされた。
ペンギー
第3話では「通りすがりのペンギー」として登場。空腹で動けなくなったカービィを寝ていると勘違いしたことがある。
ウィスピーウッズ
通称「ウィスピー」。第8話で、森の中で行方不明になった。ガオガオが、カービィに捜索依頼を出したが、森の中の生活がいいと決心する。森の中の家は、オール電化。デデデ曰く、ウィスピーのリンゴは1個1万円の価値があるという。
ガオガオ
友達思いで、心優しい性格。第8話で、行方不明のウィスピーウッズを探しているときに近くにいたカービィに捜索依頼を出した。
語尾に「〜です〜。」を用いる。
ドロシア
ビルゲ / チップ
谷口あさみ
デフォルメ化したこの漫画の作者。編笠を被っている。ドロッチェによると貧乏だという。

ドロッチェ団が狙った宝物や開発した物、またその他

奇跡の毛
読み切り版に登場。1つだけ願いがかなう伝説の毛。カービィが「ケーキが食べたい。」と言って使ってしまった。ちなみにもの凄い数のケーキが出た。
プププ丼
第1話に出てきた大食い大会の優勝賞品。プププランドの料理の鉄人コックンがつくった謎の丼。材料はバニラ、イクラ、ウニ、プププ米、メロン、コーンフレーク、チョコレートシロップ。カービィ、ボンカース、エイブン、ペイントローラー、ストロンの5人が大食い大会に参加し、優勝を争った。しかしカービィに食べられた。
ドロッチェイレブン
第2話に登場したドロッチェ団が経営するコンビニ。名前の由来はセブン-イレブンだと思われる。全国チェーン展開して一攫千金を得るために創業した。時給は「スルメ」(作者の好物らしい)。
スーパー炊飯器
第4話に登場したデデデ城にある炊飯器。いくら食べてもご飯が減らない。カービィとドロッチェ団が盗もうとしていた。
ダガシくん
第5話に登場したドクが開発した巨大ロボット。操縦室が駄菓子屋になっており、100円入れないと動かない。搭載している武器は駄菓子を乱射する「ダガシランチャー」、ラムネを思いっきり振って発射する「ラムネ」、チョコ棒を振り回す「チョコセイバー(十刀流)」、相手をつかんで振り回す「チューインガムバンジー」の4つ。
宝剣ギャラクシア
第6話に登場した宝剣。元々メタナイトの剣だが、なぜかデデデ大王の美術館に展示されていた。充電式。アニメ版のメタナイトが所有していた剣と、名前や形状がほぼ同一。
ウィスピーウッズ
第8話に登場。リンゴは1個1万円の価値がある。
ヤドガインくん
第9話に登場したドクが開発した巨大ロボット。カービィのアイスの当たりの棒を力尽くで奪おうとした。しかし、レーザーで当たり棒を焼いてしまい、カービィに激怒され、やられた。
ジャンボデリカットエレキテルメロン
第10話で登場した超高級メロン。空気の澄んだ産地で育てられ、その果肉は甘くてジューシー。30万円という高値で売買されるほどの絶品である。この回にドロッチェ団員は登場しておらず、彼らとは全く関係は無いと思われる。
ファッティホエール
第11話で登場した巨大クジラ。超ポピュラーな釣りスポットである地底海に住んでいる。10万円で売れるという。釣り上げた後、ドロッチェは「売る」、カービィは「食べる」、デデデ大王は「剥製」にしようとしていた。
タイムマシン君
第12話で登場したタイムマシン。カービィとドロッチェたちは、デデデ大王がおやつにとっておいたモンブランを盗んだ犯人を探るため、昨日の夜にタイムスリップするときに使われた。見た目がよく見られるアヒル型のおまるに似ているため、カービィから「おまるくん」と言われた。

コミックス

  1. ISBN 4091403549(2007年8月22日発売)

関連項目