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スレイヤーズの呪文一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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この項目はスレイヤーズにおける呪文・魔術等の一覧である。

精霊魔術

火炎系

炎の矢(フレア・アロー)
火炎系精霊魔術の中で最も初歩的な呪文。
一斉に何本もの炎の矢を生み出して相手を攻撃するが、生み出せる本数は使用者の魔力によって異なる。リナの場合には10本以上生み出すことが出来るが、本数を減らして呪文の詠唱時間を減らすことも可能。一本しか生み出せない者、さらにはあまりにも威力が低いために手で持てる者もいる。
火炎球(ファイヤー・ボール)
炎の矢と並んで火炎系の初歩的な呪文。光球を撃ちだし着弾と同時に火炎を撒き散らす。単発ではあるが威力は炎の矢を上回り、リナが絶好調の時ならば鉄をも溶かす程の威力となる。呪文のアレンジで任意の場所で炸裂させることも出来る。
炎の槍(フレア・ランス)
炎の矢の応用技で、複数の矢を拡散させずに一本に束ねた呪文。
炎烈砲(ヴァイス・フレア)
爆炎矢の強化版。火力と炸裂したときに広がる範囲が広くなっている。
爆炎矢(ヴァル・フレア)
火の矢が目標に命中したとたん炸裂し凶悪な殺傷力を発揮する呪文。
爆炎舞(バースト・ロンド)
複数の小型火球を撃ち出す呪文。着弾すると派手な爆炎を上げるが、見た目だけで素肌に直撃しても軽い火傷を負う位の威力しかない
炎熱鞭(バムロッド)
手のひらから伸びる火の鞭で攻撃する呪文。鞭は自分の意思で動きをコントロールできる。
炎烈壁(バルス・ウォール)
魔力の壁により炎を左右に吹き散らす呪文
烈火陣(フレアビット)
数十の小さな光の球を生み出し炸裂させる呪文。威力はパンチ程度と低い。
炎呪封殺(フレア・シール)
耐火呪文。使えば爆炎の中でも一切の熱さを感じないが呪文詠唱時間が長く実戦で使う機会は少ない。
破弾撃(ボム・スプリッド)
火炎球に似た光球を炸裂させる呪文。熱が一切発生しないため殺傷能力も低いが、任意の場所で弾けさせることが出来る。
炎霊滅鬼衝(ルーン・フレイア)
超高熱の炎を槍の形にして投げつける呪文。純粋なエネルギー体のため対象以外に燃え移る心配はなく、火の単体攻撃呪文の中では最強の威力を誇る。ミリーナが使用。
烈火球(バースト・フレア)
人間が行使できる火炎系呪文の中では最強の呪文。目標の内部に火球を生み出し、その火球が炸裂し、青白い炎が吹き出す。その威力はゴーレムすらも一撃で倒し、人間ならば跡形も残らず燃やし尽くすことが出来る。
暴爆呪(ブラスト・ボム)
レイ=マグナスの生み出した真の火炎系最強の呪文。一般の人間は勿論、リナですら使用しようにも魔力容量が足りないので行使できないが、魔力増幅を行えば使用は出来る。火炎球を遙かに上回る程の威力の火球をいくつも生み出す呪文で、近くで使用されると耳の鼓膜が破れるほどの爆音を発する。

水系

浄結水(アクア・クリエイト)
真水を作り出す呪文。
氷の矢(フリーズ・アロー)
水系精霊魔術の中で最も初歩的な呪文。一斉に何本もの氷の矢を生み出して相手を攻撃するが、生み出せる本数は使用者の魔力によって異なる。主に白蛇のナーガが使用する。
氷結弾(フリーズ・ブリッド)
氷の矢と並んで水系の初歩的な呪文。光球を撃ちだし、着弾と同時に対象を凍らせる呪文。主にナーガがよく使用する。火炎球と同等の威力があり、両呪文がぶつかり合うと相互干渉により澄んだ音を立てて消滅する。
氷の槍(アイシクル・ランス)
複数出現する氷の矢を一本に束ねた呪文。
氷魔轟(ヴァイス・フリーズ)
人間が行使できる水系最強の呪文。火炎系の烈火球とぶつかると相互干渉により、濃い霧と派手な音、閃光が発生し破壊力は消えてしまう。

大地系

地撃衝雷(ダグ・ハウト)
大地の精に干渉し地面から数多の岩石の槍を出現させ、敵を貫く呪文。主にリナとゼルガディスが使用。
振動弾(ダム・ブラス)
小さい赤い光の球を放ち当たったものに高振動を与えて対象を粉砕する呪文。その使い勝手の良さから作中の魔道士の殆どが使用でき、地系精霊魔術のみならず全呪文の中でも氷の矢、火炎球に並ぶほど使用される頻度が多い。
爆裂陣(メガ・ブランド)
地面を爆発で吹き上げる呪文。通常は殺傷能力は低いが、本編3巻及びアニメ第一期でコピーレゾが使用した際には竜破斬にすら上回るほどの爆風を生み出した。
炸裂陣(ディル・ブランド)
爆烈陣の下位互換呪文。効果範囲が狭くなっているが、その分呪文の詠唱時間が短くなっている。
地霊咆雷陣(アーク・ブラス)
街の数区画くらいの広範囲に雷撃を撒き散らす呪文。威力は痺れて行動不能になる程度だが、効果範囲が広いため、回避は非常に困難である。ミリーナが使用。

風系

魔風(ディム・ウィン)
空気を凝縮させ、突風を生み出す呪文。殺傷力には乏しく牽制、足止めになる程度。火炎球(ファイアー・ボール)、氷の矢(フリーズ・アロー)など飛び道具を吹き散らすふうに使われることが多い。
轟風弾(ウインド・ブリット)
炎の矢や氷の矢の風版で風の衝撃波をいくつも放つ呪文。射程は短く、威力も気絶させる程度と低いが、視認出来ないため回避しにくい。
封気結界呪(ウィンディ・シールド)
風の結界で包み込み、攻撃から身を守る呪文。防御呪文としてはもっともポピュラー。作中では風の結界という呼び方をされている。
爆風弾(ブラム・ガッシュ)
凝縮した風を矢にして放ち、対象に命中すると同時に無数のカマイタチとなって炸裂する術。凶悪なまでの殺傷力を持ち、レンガ壁程度の壁も破壊することが可能。
風魔咆裂弾(ボム・ディ・ウィン)
圧縮した風の力を爆発的に開放する呪文。主にナーガが使用。
浮遊(レビテーション)
文字通り宙に浮く事が出来る呪文。ただし移動速度が遅く、人が普通に歩くより若干速い程度が限界である。移動速度は遅いが制御が簡単で扱いやすく、馬車一台は一緒に持ち上げられるなど運搬能力が高い、使用中でも初級の呪文なら同時に使えるなど利点もある。
翔封界(レイ・ウィング)
風の結界を纏い、高速飛行を可能とする術。制御が難しい為に廃れつつある。高度、重量、速度の総和が術者の力量に比例するため最高速で飛行するには地面すれすれを飛ぶ必要がある。風の結界を利用して多少の攻撃をはじく、敵に体当たりをする、水中に濡れずに潜るという応用も可能。原作ではリナ、ナーガ、ルーク、ミリーナが使用可能だが、アニメではアメリアとゼルガディスも使用可能となっている。

精神系

烈閃槍(エルメキア・ランス)
精神を直接攻撃する光の槍を放つ呪文。デーモンなら一撃で滅ぼし、人間に対して使用すると精神衰弱を起こす。
烈閃砲(エルメキア・フレイム)
烈閃槍の強化版。光の柱を打ち出す呪文。ナーガ、ミリーナが使用。
烈閃牙条(ディスラッシュ)
烈閃槍の強化版。威力を上げた複数の光の槍を同時に放つ呪文。ミリーナが使用。
魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)
物体に魔力を宿らせる術。この術を使用すれば魔族にもただの剣で傷つける事が可能で、武器以外にも地面に掛けたりする事が可能。リナと特にゼルガディスがよく使用する。
霊王結魔弾(ヴィスファランク)
拳に魔力を宿らせる術。この術を使用すれば魔族に拳で傷つける事が可能。アメリアが使用。
呪霊四王陣(アストラル・ブレイク)
精神世界面から干渉して相手の存在を消滅させる呪文。威力の割りに呪文詠唱時間がかからない。ミリーナが使用。
螺光衝霊弾(フェルザレード)
渦巻く白い光弾で攻撃する呪文。軌道が螺旋のため回避しづらく、純魔族も滅ぼせる威力を持つ。ミリーナが使用。
雷竜降(ガイ・ラ・ドゥーガ)
強力な雷の息を吐き出す亜竜、電撃竜(プラズマドラゴン)を召還する呪文。ナーガが使用。
魔竜吠(グ・ル・ドゥーガ)
カタート山脈に住む最強の竜、魔王竜(デイモス・ドラゴン)を召還する呪文。ナーガが使用。
崩霊裂(ラ・ティルト)
精霊魔術で最強の呪文。敵単体を青白い光の柱で包み込む。威力は竜破斬にすら匹敵するほどで、下位魔族なら一撃で滅ぼし、中位魔族にも大ダメージを与る。
アメリア、ゼルガディス、ミリーナが使用した。リナは「見た目が地味で、竜破斬があるからいい」との理由で修得しなかった。リナが使えない術の1つでもある。アニメ版独自に魔族には竜破斬並のダメージがあるが、人間に対して使用すると衝撃を与える程度でダメージがないという設定がなされている。しかし、原作では精神体を攻撃されれば人間も死亡するので矛盾する。

白魔術

眠り(スリーピング)
一定範囲内の生物を眠らせる呪文。これをかけられると一定時間相当の事をしなければ目覚めない。極度の興奮状態にある相手には効果が薄くある種の動物には全く効果が無い。この呪文で眠らされた者を起こす呪文も存在する。
治癒(リカバリィ)
対象の体力と引き替えに傷を治癒する術。体力を消費するために重症の人間に使うと死なせることになる。病気の人間に対して使用すると病原菌が活性化するため逆効果であり、リナが夏風邪をひいた姉に掛けた際には肺炎まで悪化してしまい、半殺しにされた事がある。旅をしている人間なら魔道士に限らずほとんど使える。
復活(リザレクション)
周囲から集めた気で対象者を回復させる高位の回復呪文で、治癒と違い体力を消費しないために病気の人間に対しても有効な術である。アメリア、シルフィールが使用。リナは使用できない。
四霊封陣(ヴァルマシード)
地水火風の精霊魔術に対して高い防御力を発揮する呪文。但し効果時間はあまり長くなく、術の触媒に非常に高価な魔法薬が必要。

黒魔術

黒妖陣(ブラスト・アッシュ)
黒い何かが目標周辺の空間を包み込み、意思あるものや有機体を塵と化す呪文。
黒影夢(ヴン・ガ・ルイム)
低級魔獣、黒獣人を召還する。召還された黒獣人は対象の気力を奪う。アルフレッドが使用。
魔竜烈火砲(ガーブ・フレア)
魔竜王ガーブの力を借りる呪文。術者の手の平から貫通力のある火線が一直線に伸び、相手を攻撃する。魔竜王が滅んだため2部以降では使えない。
獣王牙操弾(ゼラス・ブリット)
獣王ゼラス・メタリオムの力を借りる呪文。術者の意のままに操れる光の帯で攻撃する。呪文の構成パターンは破砕鞭(バルス・ロッド)と同じで力を借りる対象が違えば威力に差があることがわかる例。すぺしゃるの頃、リナがとある依頼により閲覧できた魔道書『群狼黙示写本(アポカリプス・オブ・ザ・ビースト)』に書いてある内容から組み立てた呪文だったが、魔力容量不足により使用できずにいた。その後、魔血玉で魔力増幅することにより行使可能となった。
覇王雷撃陣(ダイナスト・ブラス)
覇王グラウシェラーの力を借りる呪文。五芒星の頂点に稲妻が着弾し、そこから伸びた雷撃が対象に襲い掛かる。
覇王氷結烈(ダイナスト・ブレス)
覇王グラウシェラーの力を借りる呪文。相手を瞬時に凍結させ、氷の霧として崩壊させる。呪文のアレンジにより崩壊させずに凍らせたままにしておくことも可能。
海王槍破撃(ダルフ・ストラッシュ)
海王ダルフィンの力を借りる呪文。超高速の衝撃波で相手を粉砕する。海王滅殺斬(ダルフ・ゾーク)と違い水のない場所でも使用可能。ルークが使用。
海王滅殺斬(ダルフ・ゾーク)
海王ダルフィンの力を借りる呪文。水を怜悧な刃にして相手に放つ。水のない場所では使用できない。
冥王降魔陣(ラグナ・ドライブ)
冥王フィブリゾの力を借りる呪文。自分の判断で行動できるゾンビを創りだす。冥王が滅んだため2部以降では使えない。
冥王降魔陣(ラグナ・ブラスト)
冥王フィブリゾの力を借りる呪文。逆五芒星の頂点に闇の柱を吹き上がりそこから伸びる黒いプラズマで攻撃する。冥王が滅んだため2部以降では使えない。
竜破斬(ドラグ・スレイブ)
赤眼の魔王の力を借りる呪文。人間が使える呪文のなかでもっとも高い攻撃力をもち街一つを消し飛ばすほどの威力がある。この術を使える魔道士を数人抱えている国は外交上大きな顔が出来るという。約1000前レイ=マグナスが1600歳の雷銀竜(アーク・ドラゴン)を倒したことからこの名前がついた。
赤光が伸びて着弾した目標の精神を破壊し、余剰エネルギーが爆発する。目標が生物でない場合はそのまま破壊力が具現する。
魔王剣(ルビーアイ・ブレード)
赤眼の魔王の力を借りて両手に生み出した魔力を赤い剣の形に凝縮する呪文。伝説の武器並みの威力があり腹心クラスの魔族でも大ダメージを与えることが出来る。ルークが使用。作者曰く、人間の魔力容量でも発動可能。また、魔王の欠片を持つルークの本気の魔王剣はリナという人間を介した完全版神滅斬と同等の威力があるとのこと。
重破斬(ギガ・スレイブ)
金色の魔王の力を借りる呪文。ディルス王国に伝わっていた異界黙示録の写本の口伝によりリナが組み立てた呪文だったが、写本の知識が不完全なため当初は未完成で竜たちの峰のオリジナルの異界黙示録による知識で完成した。虚無の端末を引き込む、言い換えれば金色の魔王の一部を降臨させる。未完成版は闇の球を目標内部に転移して、闇の火柱が大きくはじけ破壊を撒き散らす。人の持つ全魔力に加え、生命力をも使用する術であり、使用後には髪の色素が全て抜けてしまう。完全版は制御できていないので正確な効果は不明だが、制御に失敗すれば金色の魔王に体を乗っ取られる。シルフィールの神託によると、制御に失敗し、暴走させると世界を滅ぼしてしまうとされ、これを冥王フィブリゾに利用される事になる。1部では金色の魔王が冥王を滅ぼすため必要以上の力を使ったためリナを支配できなくなり、世界を滅ぼすことはなかった。
神滅斬(ラグナ・ブレード)
金色の魔王の力を借りて両手に生み出した闇をショートソードくらいの剣の形に凝縮する呪文。ディルス王国に伝わっていた異界黙示録の写本の口伝によりリナが組み立てた呪文だったが、写本の知識が不完全なため当初は未完成で竜たちの峰のオリジナルの異界黙示録による知識で完成した。将軍・神官クラスの魔族を一撃で葬り去り、腹心クラスの魔族にさえ致命傷を与える事が出来る。魔力増幅をしなければ人間には使えない。リナが使用。原作本編7巻以降は完全版となり、威力が格段に増したが消耗が更に激しくなっている。原作でのリーチはショートソード程度とされているがアニメではリナの身長よりも大きいバスターソード並の長さとなっている。

その他

屍肉呪法(ラウグヌト・ルシャヴナ)
純魔族のみが使える呪法。この呪いをかけられると無限に再生する肉塊にかえられ、呪いをかけた魔族が滅びない限り死ぬことも出来ず、表面から生まれる肉の蛇に食われ無限の苦痛を味わう。

魔力増幅呪文

魔血玉を用いて詠唱する呪文。名前通り魔力を増幅する呪文で、単純に術の効果を上昇させるだけでなく人間が本来使用できない術等を使用したり出来る。

ウラザバード・フレア

ミルガズィアが使用した術。名称からして火竜王の力を借りた神聖魔術であると思われる。