エビラ
エビラ (Ebirah) は、東宝映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』『ゴジラ FINAL WARS』に登場する架空の怪獣。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
特徴
ゴジラと戦う巨大な海老の怪獣である。伊勢海老のような体にザリガニの鋏と槍のような腕をもった姿をしている。声はナースにも使用された。『怪獣総進撃』に登場する予定があった。
登場作品
公開順
- 『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』ではライブフィルムで登場した。
『南海の大決闘』のエビラ
南太平洋に浮かぶレッチ島の周辺海域に生息しており、捕食対象には巨大な鋏をハンマーのように振り下ろして攻撃して、もう片方の腕を使って捕食する。ある木の実から作られる黄色い汁が苦手で、レッチ島に秘密基地を構える秘密結社『赤イ竹』により利用されていた。操られていたわけではなく、『赤イ竹』がニセの黄色い汁をまいてしまった時には彼らの船を容赦なく叩き潰した。レッチ島で眠っていたゴジラを人間が起こしたためゴジラと戦うことになる。水中戦が得意でゴジラを水中に引きずり込こみ、体を鋏で挟み、その固い体は熱線も跳ね返すなどして一度はゴジラを退却させた。最後は鋏をもがれて島から逃げた。
- 体長:50メートル
- ハサミの長さ/右:15メートル、左:13メートル
- 体重:2万3千トン
上半身と下半身を分離した状態で着ぐるみとしている。スーツアクターは関田裕。
『ゴジラ FINAL WARS』のエビラ
X星人に操られ、東海コンビナート地帯に出現。先代エビラと違って陸上でも活動でき、また両腕は両方とも鋏状になっている(ただしやはり左右非対称)。地球防衛軍M機関のミュータント戦士達と戦い、倒されそうになったが、X星人が宇宙船から放った謎の光と共にいったんは消滅した。 その後、X星人に操られ、東京湾でヘドラと共にゴジラと闘っていたらしい。画面への登場早々、ゴジラの熱線によってヘドラに続いて空高く打ち上げられ落下、鋏がヘドラの顔に刺さり、再度発射されたゴジラの熱線で、ヘドラ共々ビルごと吹き飛ばされた。武器はクライシス・シザース。デザインは西川伸司。
- 体長:100メートル
- 体高:30メートル
- ハサミの長さ/右:20メートル、左:15メートル
- 体重:5万トン
スーツアクターは小倉敏博。