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スピードスター (企業)

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株式会社スピードスターは、かつて大阪府八尾市に存在した自動車部品メーカー。

「SSR」ブランドなどのアルミホイール製造販売していた。

沿革

濱田政信が、国内で初めて「3ピース・アルミホイール」を開発。その製造・販売を目的に1971年に個人創業、1978年には株式会社スピードスターに法人改組した。

モータースポーツシーンにおいて高い評価を得たことで圧倒的な支持を受け、アルミホイールブームを生むきっかけともなった。

90年代には「半溶融鍛造」と呼ばれる画期的な製法での量産ラインを世界で初めて完成させた。

2005年1月27日に関連会社のスピードスター販売と共に自己破産を申請。

モータースポーツ

1977年に「スピードスターホイールレーシングチーム(略称:SSR)」を発足、全日本F2000選手権(後の全日本F2選手権)に参戦。ドライバーに高橋国光を擁し、自社製アルミホイールを装着してデビュー戦に勝利した。

以降、F2000 → F2 → F3000と国内トップフォーミュラレースに参戦し続け、ホイールもレースを重ねる毎に進化を遂げ他社を圧倒。絶大な信頼を得ることとなった。

しかし、1995年に発生した阪神・淡路大震災の影響を受け、そのシーズンは童夢とのジョイント体制で参戦したが、1996年からレース参戦は中止された。

倒産後

2000年10月に自動車部品メーカー・タナベ(本社・大阪府箕面市)が、スピードスターの事業を買収。“SSR”・“Vienna”・“SPEED STAR”の3ブランドのアルミホイールは、現在も製造・販売されている。

関連項目

外部リンク