リンガ泊地
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リンガ泊地(リンガはくち、Lingga泊地)は、シンガポールの南80浬のリンガ諸島(Kepulauan Lingga)とスマトラ島との間に設けられていた艦艇停泊地であり、大戦中の聯合艦隊の根拠地としてトラック環礁と並んで重要であった。
位置
面積約900km2のリンガ島は、付近の低平な島々と異なり、標高1,163mのリンガ山(Gunung Lingga)が山立ての良い目標となっている。泊地の広さは東西約10-20浬、南北約50浬であり、訓練が可能であったと言う。また、パレンバンの油田・製油所が近いため、大戦末期まで燃料補給に苦労しなかったという。水深が浅いため、潜水艦による襲撃が難しいこと、シンガポールのセレター軍港に近いことも泊地として適当であった。