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アニメ版星のカービィの登場キャラクター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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星のカービィ (アニメ)の登場キャラクター及び用語の一覧(ほしのカービィ アニメ のとうじょうキャラクターおよびようごのいちらん)では、アニメ版『星のカービィ』に登場するキャラクター、用語、地名などを列挙する。

キャラクター

主人公サイド

カービィ声優大本眞基子
このアニメの主人公。ナイトメアの魔獣から吸い込み&コピー能力でプププランドを守る正義のヒーロー。詳しくはカービィ#テレビアニメ「星のカービィ」におけるカービィを参照。
メタナイト卿(声優:私市淳
元星の戦士であり、デデデ城の騎士。カービィよりもひとまわり大きい。英名は「Meta Knight」。詳しくはメタナイトの項のメタナイト#アニメ版「星のカービィ」におけるメタナイト卿を参照。
ブレイドナイト(声優:春林神崎ちろ
メタナイト卿の従者で、剣の使い手。その剣さばきはメタナイトの引き立て役とは思えないほどで、メタナイトを意識不明にした火炎魔獣「チリドッグ」を追い詰めたり、ソードナイトとの連携プレーでシリカと互角に渡り合ったりした。全身に鎧を纏っているため顔は見えない。銀河大戦争による混乱の中、ソードナイトと共に山賊まがいのことして生きていたが、偶然縄張りに入ってきたメタナイト卿を襲った際、彼を追ってきたチリドッグという魔獣に攻撃され、逆にメタナイト卿に救われた。その後2人は卿に忠誠を誓った(第26話)。ソードナイトよりも背が低く、体色は緑色。メカにも強く、カービィやキハーノの宇宙艇を直すことができる。ただ、城での生活では食事に困っているらしく、73話では回転寿司ブームに乗り食べに行ったりしようとしたり(このときはメタナイトに制止された)、82話では大臣一家の食事をうらやましがり、この時の大臣が作った料理がきっかけで起きた男の料理ブームに乗ってソードナイトと共にチャンネルDDDの通販で高いフードプロセッサー(実は対カービィ用のロボットの部品)を買ったりした。メタナイトからは「ブレイド」と呼ばれている。一人称はソードとの会話時は「俺」。メタナイトなどの他の人に対しては「私」となっている。
ソードナイト(声優:時田光
メタナイト卿の従者の騎士。剣の腕はブレイドナイトと互角で、良きライバルである。ブレイドナイトよりも背が高く、体色は青がかかった紫色。ブレイドナイト同様メカにも強く、ブレイドナイトとともに戦艦ハルバードの操縦をする。ブレイドナイト同様食事に困っている。メタナイトからは「ソード」と呼ばれている。こちらも顔は不明。一人称はブレイドとの会話時は「俺」。メタナイトなどの他の人に対しては「私」となっている。
ロロロ(声優:春林神崎ちろ
妖精のような存在で、空を飛べる。元々ローラという魔獣(体色は紫で髪はモヒカン)だったが、後述の事件によりロロロとラララに分裂してしまった。体色は青。2人一緒にいることが大好きで、別々になるのならデデデ大王の命令すらも嫌がる。第98話でナイトメア要塞に一緒に行くと言っていたが、何故か一緒には行っていない。英名は「Fololo」である。
ラララ(声優:秋田まどか
ロロロと常に行動を共にする双子の妹のような存在。ロロロとラララは元々はローラという一匹の魔獣だったが、空を飛ぶことしか能が無かったための怒りを買い、その場にいた「キッタリハッタリ」という魔獣によって2匹に分裂し、2匹分の代金を支払ったデデデ大王は怒ってバルコニーから捨てパーム大臣に拾われ大臣のもとで雑用係(召使)として働く事になった。生活風景を見ていると雑用係として扱われている感はなく、パーム大臣一家の家族と化してしまっている。体色は桃色。英名「Falala」
カブー(声優:飛田展男
プププランドの村はずれ、「カブーの谷」に建つ巨大な石像。石で出来ているのに命を持っており、すでに数万年間生き続けている。予言能力があるため、村人からは「石の賢者」と呼ばれ、尊敬を集めている。第48話では来訪した観光客によって落書きをされたり(観光客曰く、記念のサインらしい)、眼の中に小銭を投げ込まれる(デデデ曰く「お賽銭は大歓迎ぞい」)などの被害に遭い、その際のフームの台詞からプププランドの重要文化財であることが判明した。宇宙各地に沢山の仲間がいて、テレパシーで情報を共有している。末期の話で、星の戦士を援護するシェルターだったことが判明した。ワープスターを隠していて、フームがワープスターを呼ぶと口から発射する。また、傷ついたワープスターを修復することもできる。
コックカワサキ(声優:飛田展男
まずい料理を作るプププランド唯一の料理人。詳細はコックカワサキ#アニメ版でのコックカワサキを参照。
トッコリ(声優:瀧本富士子
早口でしゃべり、生意気な性格の黄色い小鳥。空中静止ができるので、種類はハチドリなのかもしれない。元々は木の上に巣を作って住んでいたが、村の子供達が作ったカービィの家(2代目)を横取りする。そのためカービィはトッコリの巣で寝ている(最もカービィはもとよりトッコリの巣穴を気にいっていたので気にしていない)。テレビを見る際はカービィの家で一緒に見ている。一時海賊の子孫だという噂が流れたが、結局間違いだったことが分かった(が、その後のフームの計らいとも取れる繕いにより、本人は子孫であると誤解したままである)。迷言は「すげぇキモいデザインだな!!」。一人称は「おいら」または「おれ」。英名はそのまま「Tokkori」である。
リック(声優:大本眞基子
東の森(初期のころはウイスピーウッズの森だったが、後に設定が変わった)に住んでいるフームと同じくらいの身長がある大きなハムスター。このアニメでは動物扱いされており、それ故に村の人々との面識は少ない。カービィやフームたちとは仲が良い。ほとんど設定はゲームに準じているが、バトルシーンなどには一切出演せず、当然コピーなどはしない。
クー(声優:神崎ちろ
森に住むフクロウ。ゲームでは若い男性だったが、アニメでは老女のような性格や口調で話す。トッコリに尊敬されている。一人称は「私」または「わし」。リックやカイン同様コピー能力はしない。リック、カインの2人よりも登場時間が一番短い。
カイン(声優:飛田展男(ただし初登場の第2話はほんの一瞬の出演のみで声での出演は無し。))
フームに片思いを寄せるマンボウ。時々海に転落したカービィを助ける。こちらもコピー能力はない。本作ではリック・カイン・クーの間に親密な関係は見られない。リック、クーの2人よりも登場時間が非常に長い。カインに視点を置いたストーリーもある。
ウィスピーウッズ(声優:細井治
プププランドのはずれに広がる森の王様の木(種類はリンゴ)。詳細はウィスピーウッズ#アニメ版でのウィスピーウッズを参照。
ダイナブレイド
100年に一度眠りから覚め、を産む巨大なの翼を持ち、音速を超えるスピードで空を飛ぶ。ヒナが成鳥になるまで世話をする。ヒナが成鳥になるには100年(何十年とする説もある)を要する。
ダイナベイビー
第7話で生まれたダイナブレイドのヒナ。誕生時の一騒動もあってカービィに非常になついている。かなりやんちゃで好奇心旺盛。一度外に出るとなかなか巣に帰りたがらない時もあった。大人になるまで何十年もかかるそうである。また、身長はカービィより高い。第23話ではドクター・エスカルゴンが発明した薬「エスケル魔獣黄帝液」で魔獣に改造されそうになった。
村長の牧場で飼われている家畜。何かと悲惨な目に遭う存在であり、第1話でオクタコンに食べられ、第43話で反乱を起こすが一日で鎮圧、その後も何度かデデデや村人に料理され、56話ではスカーフィに食べられ、76話では恐竜にも食われた。そして、第98話の空襲で半数が天国へ行ってしまった(食べられたあとはたいてい骨になる)。

悪役

デデデ大王(声優:緒方賢一
自ら独裁者を名乗り、プププランドに圧政を敷く大王。詳しくはデデデ大王#アニメ版「星のカービィ」におけるデデデ大王を参照。
ドクター・エスカルゴン(声優:龍田直樹
デデデの側近で、いつも主人の側にいる紫色のカタツムリ。プププランドの実質ナンバー2の人物。詳しくはドクター・エスカルゴンを参照。
ワドルディ
デデデ城の中で最も下の立場の家来。沢山(1万人ほど)いて、外見は全員全く同じ。詳しくはワドルディ#アニメ版でのワドルディを参照。
ワドルドゥ(声優:水谷優子
デデデ大王の家来。大勢いるワドルディ兵士たちを指揮する隊長。同族多数のワドルディとは異なり、デデデ城には一人しかおらず、他所でも同族は登場しない。詳しくはワドルディ#アニメ版でのワドルドゥを参照。
ナイトメア(声優:銀河万丈
このアニメの最大の悪役。ホーリーナイトメア社の会長であり、神聖なる悪夢と言われる邪悪の化身にして闇の帝王である。数万年前に魔獣を創り出し、ホーリーナイトメア社を設立。銀河大戦に勝ち、宇宙征服を試みたが、メタナイト卿が宝剣「ギャラクシア」を持っていたために停滞。デデデ大王とデリバリーシステムを利用して魔獣を送り込んだ。洗脳や生物の魔獣化ができる。
カスタマーサービス(声優:銀河万丈
ホーリーナイトメア社のセールスマン。スーツ姿で常にサングラスをかけており、客(主にデデデ大王)の無理難題に応えるため日夜奮闘している。上半身は顔が紫色であることを除けば人間そっくりの姿だが、最終回で3頭身(腰の下に直接が付いている)ということが明らかになった(番組の世界観を壊さないためと説明)。それ以前に全身が映ったことがあったが、そのときは袴を着て正座しているように見せかけていた。英名は「N.M.E Sales Guy」。
アニメ本編で正式に3頭身だと判明したのは最終回であるが、アニメ版カービィの公式サイトのキャラクター紹介のカスタマーサービスの項ではその事がいち早く暴露されていた。ただし、公式サイトの画像は足の部分まで写っておらず、全身がはっきりわかるのは最終回のみである。「ヒューマノイド」という設定である(公式サイトより)。

大臣一家

デデデ城の中に住んでいる4人家族。彼らは基本的にアニメオリジナルキャラクターである。この一家は人間が一切登場しないこのアニメの中で唯一人間に近いキャラクターである。

フーム(声優:吉田小百合
カービィの友達。詳しくはフームを参照。
ブン(声優:小松里賀
カービィの友達。フームの弟。詳しくはフーム#弟:ブンを参照。
パーム(声優:長嶝高士
フームとブンの父親。職業はプププランドの大臣。詳しくはフーム#父:パームを参照。
メーム(声優:水谷優子
フームとブンの母親でパームの妻。詳しくはフーム#母:メームを参照。

キャピイ族

キャピィ族は、ププビレッジに住んでいるはにわのような姿の種族。ゲーム版のキャピイがつけていたキノコの帽子はつけていない。中年になっても独身を続ける者が多い。古代からププビレッジに住んでいたが、ある時別の種族によって追い出され、100年ほど前にププビレッジへ戻ってきた。悪気は無いがどこか間が抜けた調子の良い住人という扱いで描かれていることが多く、デデデ大王の悪巧みに利用されたり、突発的なブームに乗せられてしまう。挙句の果てにはデデデ大王やメタナイト卿などに愚民と罵られる始末。話によっては、カービィを追い出そうとすることさえあった。キャピイ族の人口は村の規模から見て数百人だと考えられるが、スタジアムの観戦席に何千人もいたりと話によって大きく変動する。なお、コックカワサキはキャピイ族ではない(何族なのか特定されていない)。なお、前述の大臣一家はこの一種とされている。

レン村長(声優:長嶝高士
ププビレッジの村長で「レン牧場」の牧場主でもある。3人の孫がいる。村でただ一人車を所有している。かなり愛妻家のようである。第36話ではプププグランプリレースで優勝。この日はハナ夫人との結婚40周年の記念日だった。彼の歯は入れ歯である。
ハナ(声優:神崎ちろ
レン村長の妻。村長を裏から支える。料理が上手。村長と結婚して40年以上がたっている。
村長の孫
村長の家に住んでいる、3人の子供たち。名前は全員不詳で、年齢はブンよりも下。第35話でプププランドグランプリレースが始まる前レン村長に「じいちゃん頑張って」といっているので孫である。出番は村長邸のシーンで背景として映る程度で、台詞は全く皆無。顔は3人とも全く同じで、着けている蝶ネクタイの色で見分ける。第55話ではデデデ大王を殴っていた。
ボルン署長(声優:私市淳
ププビレッジの警察署長。昔話を聞くと興奮して発砲する。初期は「逮捕する!」というのが口癖だったが、話が進むにつれてあまり言わなくなった。レンジャー部隊の一員だった兄がいるらしいが、作中ではボルン署長の話(回想シーン)以外登場していない。一度万引きしたことがある(第42話で発言)。
サト(声優:秋田まどか
ボルン署長の妻。ハナ夫人の親友。上品で、礼儀正しい。家事が上手なので、村中の女性の憧れの的。署長の拾い集めた落し物が貯まりに貯まって片付けられない女になってしまった事がある(第81話)。
郵便局長モソ(声優:飛田展男
年老いた今では徒歩で郵便を配達して回っているが、昔は「伝説のバイクライダーステッペンウルフ」と呼ばれていた。しかしこの事実はカービィとフーム、ブン以外は知らない。ウィスピーウッズの森を迷わず歩ける唯一の人物。老年にも関わらず独身である(婚歴があるのかは不明)。
メーベル(声優:水谷優子
なかなか当たらない占い師。サモの恋人。というか、サモの片思い。占い師というよりは、カウンセラーに近く、本人も「自分の仕事は村人の悩みを聞いてアドバイスすること」と語っている(第42・62話)。一時期、デデデが自らのゴルフ場を建設したいがために、占い番組と称して彼女を出演させ、国務大臣に任命して、占いを利用して神権政治を行おうとするが、カービィとの連係プレイで結局それは阻止された。村ではハナ夫人やサト夫人と雑談している事が多い。
他の村人には持ち上げられなかった鉄アレイの3倍近くの大きさのものを持ち上げてしまうなど結構力が強い(99話)。
サモ(声優:飛田展男
ププビレッジにあるパブの店主。メーベルの恋人。客との会話により、村じゅうの噂話を知っている。
ビブリ(声優:関根一則
ププビレッジにある書店の店主。立ち読みは厳禁で、マナーを守らない者には本を売らない。中年だが独身。
キュリオ氏(声優:長嶝高士
骨董屋を経営する考古学者。「古代プププ文明」を研究している。プププランドで一番の知識人だが、デデデに騙されて遺跡捏造したり(第8話)、魔獣を発掘させられたり(第84話)することもあった。だが普段は真面目に研究に打ち込んでいる。文系の考古学を専門にしているが、一方で理系の学問にも精通しており、フームの化学検証の手伝いをしたことがある。28話ではデデデの策略に乗らなかった。高齢だが独身。ときどき、物事の本質を貫く発言をする。彼が集めている骨董品はよく壊されている。
ガス(声優:細井治
村のガソリンスタンドの店長。ただし、村にはレン村長の車とデデデ大王の車しかないため、売り上げは少ない。よく騒動でガソリンスタンドを爆破される。主に2話、40話、95話で爆破された。昔暴走族に入っていたが、伝説のライダー・ステッペンウルフに諭されて暴走族を辞めた。独身。
タゴ(声優:斉藤瑞樹
ほとんどスーパーマーケットに近い規模を誇るコンビニの店長。52話でフームのアドバイスを受け、売れ残りのチョコレートカプセルを作り、ガングの店で余ったフィギュアを入れて発売し、チョコエッグブームを巻き起こした。しかし成功に気をよくしたために、空から降ってきたメーカー不明のチョコカプセル(実はナイトメア社製魔獣入りカプセル)を不審に思うことなく売りまくり、結果プププランドが魔獣だらけになってしまったことがある。独身。
ガング(声優:斉藤瑞樹
村でおもちゃ屋を経営。一度だけタゴと協力し、チョコ菓子をヒットさせた(タゴの説明参照)。車の整備ができる(第35・36・90・91話)。独身。
ヤブイ(声優:関根一則
医者。村のただ1つの診療所を経営している。デデデ大王からは「やぶ医者」と呼ばれている。普段は村人達の体を治すだけだが、一度だけ歯医者として、デデデ大王とブンを治療しようとした(第32話)。キャピイ族だが手に5本の指があり、パームに近い体をしている。高齢だが独身。
羊飼い(声優:斉藤瑞樹
村長の牧場で働いている飼い。本名不明。
イロー(声優:小松里賀
村の子供。カービィたちの友達。声や容姿から一見少女に見えるが、実は男である。両親はスイカを栽培している。ハニーと恋仲。ちょんまげの様な結び髪をしている。
ハニー(声優:秋田まどか
村の子供。性別は女。イローとは相思相愛の仲。
ホッヘ(声優:大本眞基子
村の子供。性別は男で、イローやハニーよりも年上と思われる。なお、イロー、ハニー、ホッヘの名前は、いろは歌の冒頭部分に由来する。
囚人(声優:飛田展男
警察署拘置所に入れられている中年の男性。泥棒らしい。17話においてボルン署長に「ドロン」と呼ばれているのでおそらくこれが本名。ほとんど言葉を喋らないが、実は第6話で「カービィを追い出せ!」と叫んでいたことがあり、第17話でもノーズマンに吸い込まれた際に声を出していた。第40話でタゴの店で万引きをしていたシーンがあった。何故か牢の外に出ていることが多く、村の事件に立ち会っていることもある。第57話ではなぜか村人たちが家財道具を山積みにして作ったバリケードの中に閉じ込められていた。

その他のキャラクター

銀河戦士団関係者

ナックルジョー(声優:高山みなみ
銀河戦士団員の父を持つ少年格闘家。詳細はナックルジョーを参照。
シリカ(声優:半場友恵
銀河戦士団団員ガールートの娘。第60話で初登場。母が死んだのは宝剣ギャラクシアを手に入れたがったメタナイトが彼女を見殺しにしたからだと考え、宝剣ギャラクシアの正当な所有者を名乗りメタナイトからギャラクシアを奪おうとする。だがギャラクシアの意識から母ガールードの死は己の使命に殉じた結果であり、ギャラクシアがメタナイトの手にゆだねられる事は彼女の望みだった事を知り和解する。火炎放射器マシンガンバズーカナイフと幾つもの機能を持つ武器を自在に使いこなし、特にその剣技はメタナイトが負傷していたとはいえ、退けを取らなかった。最終回周辺では、ナックルジョーと協力しナイトメア打倒に貢献した(ナックルジョー説明を参照の事)。
オーサー卿(声優:飛田展男
銀河戦士団のリーダーを務める騎士。黄色いメタナイトの様な姿である。戦争で亡くなったと思われていたが、実は仲間たちと共にナイトメアの要塞付近に潜伏しながらメタナイト卿やカービィたちを待っていて、他のメンバーと共に加勢した。チョコカプセルのおまけのモデルになった。
ノイスラート卿
銀河戦士団の生き残りの一人。詳しい事情はオーサー卿と同じ。
パルシパル卿
銀河戦士団の生き残りの一人。詳しい事情はオーサー卿と同じ。チョコエッグのおまけでは「銀河戦士団最強の戦士」と言われていた。
パラガード卿
銀河戦士団の生き残りの一人。詳しい事情はオーサー卿と同じ。
ダコーニョ軍曹(声優:中博史
銀河戦士団の生き残りの一人。南の島で戦争が終わったことを知らずに野営していたメタナイト卿の部下。旧日本軍風の軍帽をかぶっている。初めてカービィと会ったときには敵が来たと勘違いをした。98話に再登場し、宇宙戦艦ハルバードに搭乗し共に戦った。
ナックルジョーの父
名前は不明(アメリカのファンからは便宜上「Jecra」の名で呼ばれている)。銀河戦士団でも一、二を争うと謳われたほどの実力の持ち主で戦士団全員から敬意を払われていた。またメタナイトの戦友でもある。ある戦いの際ナイトメア社の捕虜となり、息子ナックルジョーを思う気持ちをつかれ魔獣にされてしまう。その後部下の魔獣を引き連れて銀河戦士団のキャンプを襲い、メタナイトとの死闘の果てに倒された。
ガールード
シリカの母。戦士団の優秀な女性団員だったが、魔獣キリサキンに奪われた宝剣ギャラクシアを取り戻すメタナイトとの合同任務の途中で戦死した。公式サイトの次回予告ではガールーと表記されていたが作中では何度も繰り返しガールーと発音されていたので、おそらくこちらが正しい。
ボンカース(声優:飛田展男
第79話に登場した、星の戦士を目指しているゴリラ。元は遠い国のジャングルで生活していたが、密猟者に捕らわれてサーカスに転売されてしまった。それから毎日厳しい調教が続くつらい日々を送っていたが、ある夜、道化師がカービィのアニメのDVDを観賞しているのを見て(なぜカービィのDVDがサーカス小屋にあったのかは全く不明)カービィにあこがれ、弟子になるためにプププランドへやってきた。見上げるような巨体の持ち主で背中には巨大なハンマーを背負っている。いかつい外見とは逆に性格は温和で素直、礼儀正しい。

ゲストキャラクター

ローナ王女(声優:笹本優子
第21話でプププランドに旅行に来たピピ惑星の王女。初めてプププランドに降り立ったときには本人の希望で、近衛兵のヴィーに扮していた。
ヴィー(声優:秋田まどか
ローナ王女の近衛兵。当初は姫の意向によりローナ王女に扮していた。
ベニカゲ(声優:渡辺久美子
第24話に登場外国の忍者学校に通う見習いの落ちこぼれ忍者。名前の通り赤い服を着ている。学校の成績表を泥棒に盗まれてしまい、プププランドまで取り戻しに来た。
ヤミカゲ(声優:千葉一伸
忍者。もとは銀河戦士団の忍者部隊に所属していたが、ナイトメア社に寝返る(理由は不明)。ベニカゲの成績表を忍者の秘伝が記された巻物と勘違いしたデデデに巻物を奪う為に呼び出された。その戦闘力はすさまじく、メタナイト卿をして「恐ろしい男」と言わせるほど。カービィとの決闘の末、いかにも再登場しそうな台詞を残して去っていったが、その後結局再登場しないまま番組が最終回を迎えてしまった。一応、51話ではチョコエッグのおまけとして少しだけ登場している。
エスカルゴンの母親(声優:山本圭子
第25話に登場。エスカルゴンの「大王になった」という手紙を受けて、外国からプププランドに来た。しかし、一日でを見破り、エスカルゴンを優しく諭して帰国した。温和で子供好きな老婦人。デデデに馬鹿と言った数少ない人物。口癖は「長生きはするもんだねえ」。ちなみに本来カタツムリには雄雌の区別は無く雌雄同体である。
コロコロコミックの『星のカービィ デデデでプププなものがたり』によく似た話があるが、こちらの作品においてのデデデの側近はポピーブロスSr.である事や、プププランドに赴きにきたのは母親ではなく、弟(と言う設定)であるポピーブロスJr.などいくつか相違点はある。
ゴミ回収業者
第33話でプププランドにゴミを不法投棄したナイトメア社系のゴミ処理会社の従業員たち。プププランドにゴミを捨てさせる代わりに魔獣を値引かせようとした大王の作戦だったが、フームに一喝されてゴミを回収して帰った。
ローリン先生(声優:冬馬由美
『パピー・ポッティーと愚者の石』の作者。第38話でファンレターをくれたフームに会うためにプププランドを訪れた。メタナイトとの話を見る限り、彼と面識があるらしい。
アコル(声優:飛田展男
東の森の800歳の老木。ウイスピーウッズの友達。その樹木にはリックを始めたくさんの動物が住みつき、共存している。第44話でウィスピーの森を諦め東の森にゴルフ場を造ろうと考えたデデデに伐られそうになったが、カービィやフームたちの活躍により守られた。
騎士キハーノ(通称)(声優:島田敏
第54話で宇宙船でプププランドに不時着したアニメおたくの老人。自分は騎士で、正義のために旅をしており、メーベルを「ライヤ姫」だと思い込んだ。本当は漫画雑誌のキャラクターに魅入られて真似をしたくなって宇宙に出たと言う。「キハーノ」というのはこの老人がはまり込んでいた漫画の主人公の名前であり、彼の本名は不明である。「自分を架空の人物と同一だと思い込んだ」という設定は小説『ドン・キホーテ』の主人公がモデル。
マスターペンギー(声優:飛田展男
第66話に登場したペンギンそっくりの一族ペンギー族の指導者。元々彼らは極地にある氷の大陸で暮らしていたが、温暖化の影響で大陸が砕け、その際一部の者が巨大な流氷と化した大陸の欠片とともに世界をさまよう羽目になってしまう。新たな安住の地を求めており、プププランドに漂着した際は表向き友好的な態度をとりながら、裏では巨大な冷却装置を用いて大規模な寒冷化を引き起こし、プププランドを乗っ取ってしまった。カービィとデデデの連携により、ギラウエア火山が活発化、気候がもとに戻った為、侵略を諦め再び漂流生活に戻る。エスカルゴン曰く「陛下の親戚」。
外見は『星のカービィ 夢の泉デラックス』や『星のカービィ 鏡の大迷宮』に登場するペンギーなので、名前はマスターペンギーではないが、当項目では作中の他のペンギーとの区別を付けるため、マスターペンギーとして扱う。
ジムコリート卿
第70話の古文書に載っていた鳥。大海賊キャプテンキックの相棒。トッコリの先祖と考えられ、大規模な宝捜しが行われたことがあったが、実はジムコリート卿はオウムであり、トッコリとは何の関係もなかった。
キャプテンキック
第70話で、キュリオが見つけた巻物の中に出ていた200年前の海賊。当然ながら現代では故人となっている。ジムコリート卿の主人。
モスガバー
アニメ第74話に登場した、巨大な。南の島に住み、ザ・ツインナッツの歌によって呼び出される。その鱗粉は、プププランドの住民たちに、激しいアレルギーを発症させた。
ザ・ツインナッツ(声優:姉:水谷優子、妹:秋田まどか
第74話に登場した双子の妖精。モスガバーと共に南の島に住んでいたが、ナイトメアによって誘拐され、デデデに売り飛ばされた。歌を歌うことでモスガバーを呼び出すことができる。フームたちの助けによって南の島へ帰った。彼女らが歌う歌は任天堂HAL研究所のことであるが、内容の真相はさだかではない。
コックナゴヤ(声優:つぼイノリオ
第86話に、コックカワサキの親友として登場。店舗を持っておらずさすらいの身。共にコックオオサカの基で厳しい修行を耐え抜いてきた仲だが、コックカワサキがナゴヤに恥をかきたくないという思いから、隠れてフームにレシピ本を参考して貰いながら料理を作って提供したがナゴヤにばれてしまい、一時的に不仲に。その後コックカワサキと、デデデ大王が主催したププビレッジでの料理店の権利をかけた料理対決をするがエスカルゴンがカワサキの料理にとうがらし液を混入させていたことを見抜き、それが起因で再びカワサキとの仲を戻した。その後は再び旅に出るためププビレッジを去った。
オタキング
第89話に登場。「星のデデデ」を作るべくデリバリーシステムによって送られてきたアニメオタク。魔獣ではなくアニメ制作専門のスタッフ。四角いメガネをしているのが「ピギー」。バンダナをしているのが「ボニー」(声優:私市淳)。丸いメガネをしているのが「スリーピー」。
オワルトデゼニー(声優:飛田展男
「マッチョーマウス」で有名なアニメ作家。第89話に登場したが、本物は伝説の人となっており、プププランドに現れたデゼニーはナイトメアの魔獣・アニゲーの変身だった。

魔獣

魔獣(まじゅう)は、主にナイトメアが創造したモンスター(兵器)であるが、明確な定義は決められておらず、エスカルゴンの発明した薬品で変異した生物もこう呼ばれる。生まれたときから魔獣だったものがほとんどであるが、中には普通の生き物が憎しみや怒りで魔獣の能力を得たものもある(第20話のナックルジョーが良い例)。しかし、この場合は体力が弱く、ショックを受けたときに元に戻ってしまう。ナイトメア社と契約すれば契約魔獣として何の能力が無くとも魔獣となれる。中には何の役に立つのか分からない能力をもつ魔獣もいる。

ナイトメア社の魔獣には「火炎魔獣」「冷凍魔獣」「魔獣教師」といった複数のレパートリーが存在する。また、「最強魔獣」を名乗るものも複数存在する。代表的な最強魔獣は後述するマッシャー。基本的には全員巨体で凶暴なものばかりだが、中にはファイアーゼリーやスカーフィのようにある条件を満たさないと凶暴にならないものや、ハーデーのような実質無害に等しい魔獣も存在する。

1-25話に登場した魔獣

オクタコン
第1話に登場した、このアニメで最初の魔獣。普段は小さいタコの姿をしている。通信販売でデデデ城にやってきて、初め大王のペットとして飼われていたが、村長の牧場から羊を奪ったことで魔獣ではないかと疑われ、やってきたカービィとの激しいバトルの末、ファイアーカービィに退治された。敵である星の戦士を見つけると、火を吐いたり、催眠術で人を操ったり、小さい分身を出現させて攻撃する。
ブロッキー
第2話でカービィの家を壊すためにやって来た魔獣。はじめてCGで描かれゲームから出典した魔獣。超ヘビー級の体重で、吸い込まれることを防ぎ、敵を踏み潰す。しかしカービィの機転を利かせた作戦によって崖から落ちて4つに割れ、そのうち一つを吸い込んで変身したストーンカービィによって、海底へ沈められた。このときカービィも一緒に落ちたが、海中で変身が解けたため無事に浮き上がった。
バグジー
クワガタムシ型のグラディエーター魔獣。ゲーム版では投げ技を得意としたが、アニメ版では剣道が得意。第3話で、メタナイトとの戦いで満足に剣も使えなかったカービィを倒すためにデデデが呼んだ。長剣を振り回してカービィに挑んだが、バグジーの剣を吸い込みソードカービィになったことにより、真っ二つに斬られてしまった。
クラッコ
第4話でデリバリーシステムを介さずに直接プププランドに現れた魔獣。このアニメで始めて登場した最強魔獣。詳細はクラッコ#アニメのクラッコを参照。
ウミウシ大魔獣
第6話にて突如ププビレッジを襲った魔獣。この魔獣がププビレッジを荒らしまわる様子がチャンネルDDDにて生放送されたが、実は「魔獣が来るのはカービィのせい」として村人達を洗脳し、カービィ追放を企むデデデによるやらせで、実際には地下室のスタジオで撮影している様子をリアルタイムで生放送しているだけであった。この魔獣も本当はただの着ぐるみに過ぎず、エスカルゴンがこの着ぐるみを着て魔獣を熱演 (?) していた。正式名称は不明。
デデデストーン
第8話でデデデ大王は有りもしない(かどうかは定かでは無いが)デデデ族の存在を住民達に刷り込むべく偽の古代物を発掘させ歴史捏造を企んだ。しかしこの発掘を不審に思ったフーム達によって捏造がばれてしまい、追い詰められたデデデが逆上してけしかけた巨大な石像型の魔獣。最初はデデデ族の石碑に化けていた。見た目はデデデ大王を模したものであり特にこれといった能力はない。デデデストーンの破片を吸い込み変身したストーンカービィによって頭上から直線状に貫かれ崩壊した。
ローラ
ロロロとラララの前身となる魔獣。空を飛ぶ事しか出来なかった為ナイトメア社に失敗作の烙印を押され、キッタリハッタリにロロロとラララに分けられ、デデデに売りつけられた。二匹分の代金を払わされ、騙されたと怒ったデデデは「召使いにでもしろ」と二人をパーム大臣に押し付けた。体色が紫だったせいか、切り分けられた後、ロロロは青、ラララは赤という体色になった。
キッタリハッタリ(声優:細井治
ロボットのような外見の魔獣。太陽(二つともゲーム『星のカービィ 夢の泉の物語』に登場したMr.シャイン&Mr.ブライトを模した物)をあしらった杖をもつ。月の杖は相手を切り分ける事ができ、太陽の杖は切り分けられた物を繋げる事ができる。ローラをロロロとラララの二人に分割してしまったのも彼。
第9話で再び現れ、自分を買い付けたデデデとエスカルゴンを実験台にして(実際は付属の解説ビデオを見るのが面倒くさかったデデデが、エスカルゴンでキッタリハッタリの能力を試そうとしたところ、自分も巻き添えを喰らった)、己の能力の程を実証した。その後デデデの遊び感覚につき合わされ村で一暴れした後、カービィを雄雌二つに分割してしまった。城中を舞台とした追走劇の末、フームたちとロロロにラララ、二人のカービィの連携プレーで倒された。その後カービィ(とリック&トッコリ)は元に戻ることができたが、ロロロとラララは分かれたままでいることを選んだ。撃破後に残された太陽の杖は持ち手(キッタリハッタリ)を失ったことにより、粉々に崩壊した。
ポポン
第11話に登場した団子みたいに繋がった形をしたスライムの様な魔獣。コックオオサカに変装し、コックカワサキを使ってカービィを自ら食べようとしたが、コックカワサキに偽者だとバレてしまいその姿を現した。強力な酸になる自らの体の一部を発射する事で相手を攻撃したり、切られても自己再生する能力を持つ。最後はコックカービィによってフライにされてしまった。なおフライにされたポポンはかなりの珍味らしく、その一部を食べたデデデも「旨い」と絶賛するほど。
ユーレイの魔獣
第12話に登場した幽霊のような魔獣。正式名称は不明。デデデを怯えさせたが、実はナイトメア社が、普段からデリバリーシステムの料金を全く支払わないデデデに対して、強制徴収する為に密かに送り込んだ魔獣であった。
サスケ
第13話に登場した侍のような外見の花火職人魔獣。自分の悪口を言ったエスカルゴンに花火を投げつけたり、カービィを倒すためのマシンを作っていた最中に話しかけてきたデデデとエスカルゴンに発砲したりするなど自分の仕事に誇り高い性格。カービィや村人達を完成したマシンで攻撃するが花火を吸い込みファイアーをコピーしたカービィにマシンを破壊される。それでも諦めず巨大なロケット花火「テッポウドーン」でカービィを宇宙の彼方まで飛ばそうとするがカービィに吸い込まれ、作戦も失敗に終ってしまった。
ノディ
枕に潜み、その枕で眠った者に悪夢を見せる夢魔獣。第14話にて初登場し、正月明けにデデデが発売する枕の中に入れられ、住民達に大量に配られた。その狙いは悪夢を見せて住民達を洗脳し、カービィを追い出すことだった(しかし仕掛け人であるデデデ達も洗脳されている)。また、第18話ではこれを吸い込んだカービィを眠り病に落とし入れた。ピューキーという植物の花から生まれてくる。
ペットロボット
第15話にて、「カービィには弟が必要」と考えたフームがカービィにプレゼントしたロボット犬。感情を表せるなどペットロボットとは思えないほど高性能。だがその正体は「ホーリーナイトメア・トイズ」販売の玩具、いわばナイトメア社の魔獣であり、戦闘モード時に発揮されるパワーはデデデが用意した魔獣用の檻をも破壊するほど。ペットロボットを手に入れようとするデデデから逃れるべくカービィと共に逃走。その末に自爆装置が起動しカービィを巻き込もうとしたが、カービィと一緒に過ごしてきた思い出が走馬灯のように蘇り、最後はカービィを助けるべくわざとデデデに捕まり自爆した。それ故に最後まで魔獣であったかは不明とされている。
ノーズマン
第17話で、エスカルゴンのヘソクリである指輪を見つけようとしたデデデが注文した魔獣。探偵が被っているような帽子を身につけており、その大きい鼻であらゆる物を吸い込む。命令通り指輪を集めてきたが、パームの指輪を探しに来たカービィとの吸い込み合戦の末に指輪は全て紛失。怒ったデデデにハンマーで殴り飛ばされ、行方不明になる。
ピューキーの花
前述のノディを生み出す植物で、花びらが放つ匂いには眠り病を治す力がある(カービィの場合は匂いでくしゃみを起こしてノディを吐き出させた)。しかし真の姿は花びらを求めてやってくる者をおびき寄せ捕食する食肉植物である。第18話にて花びらの匂いを直接嗅がされて目覚めたカービィはピューキーから生えたトゲを吸い込みニードルカービィに変身。発射されたトゲで動きを全て封じられた後、メタナイト卿が投げたたいまつで燃やされた。ノディを生み出すものの、れっきとした植物なので厳密には魔獣ではない。
ナックルジョー(魔獣)
第19話に登場。ナックルジョーは、ネットワーク上のホーリーナイトメア社のサイトに不正アクセスを試みた所をカスタマーサービスに見つかってしまう。父親を殺した星の戦士を探しているとの事情を話したところ、カスタマーは「無料でパワーをお分けします」とナックルジョーに力を提供した。しかし、いざ対峙したカービィとの戦いでそれは魔獣としての力だった事が判明した。ニードルの能力を使うが本人曰く「究極の奥義」らしい。同じニードルをコピーしたカービィによって倒され、元に戻る。
尚、ナックルジョーが持つ、電脳空間を移動できる能力は以前から備わっていたもので、魔獣としての力ではない。
チリー
第20話に登場した雪だるま。アイスドラゴンが引き起こした雪の影響で生みだされ、その恩と引き換えにデデデからカービィを始末する命令を与えられたが、カービィと出会いすぐに仲良しになった事で、結局カービィを始末する事ができず、最終的にはデデデを裏切った。雪を生み出すアイスドラゴンが倒されれば自分は生きていくことができないと知ったうえで、自らを犠牲にしてカービィを助けた。厳密には魔獣ではなく、雪が降る所ならばどこにでも生き返る。
アイスドラゴン
同じく第20話に登場。暑さを嫌ったデデデが避暑を求めるべく注文した魔獣。最初はカービィより小さい体だったが、後半では20mほどに巨大化した。青い体色の1頭身ドラゴンと言う可愛い姿とは裏腹に能力は高く、辺り一帯の気候を雪国と同じに変えてしまう。冷凍ブレスの他に巨大化させた鋭い雪の結晶を吐き出すこともできる。外からの冷凍攻撃に強いが、機転を利かせたアイスカービィとチリーの連携プレーによって体の内側から凍らされ崩壊してしまう。
スッシー
第21話でヴィーに決闘を申し込んだデデデが相手をさせた魔獣。巨大な魚型の魔獣。身体が硬く防御力は高いが攻撃手段には乏しく、巨体と体重を生かした体当たりしかできない。カービィとヴィーの協力攻撃に敗れ、刺身にされる。鳴き声は「マグローイカー!!」で、寿司の名前を発している。
トルネイドン
第22話で登場した魔獣。ウミウシに恐竜の顔を掛け合わせたような姿を持ち、両手がプロペラになっており、竜巻を発生させて攻撃する。海の上で遊んでいたカービィ達を竜巻で吹き飛ばし、無人島へと漂着させた。その後追い討ちをかけるべくデデデ達と共に無人島へ上陸し、トルネイドカービィとの激しい戦いの末に倒された。
イモムシ魔獣
第23話でエスケル魔獣黄帝液の実験として魔獣化されたイモムシ。実験は成功したが、その後どう処理したかは不明。
ドリフター
第25話に登場した傘の魔獣。1つ目が付いている。パーティーに参加した村人達やエスカルゴンの母親などを無差別に攻撃した。大量に登場しカービィに襲い掛かるが、ドリフター達のうちの1体を吸い込んだパラソルカービィに一掃された後に花火で消滅し、傘の骨だけ残った。

26-50話に登場した魔獣

チリドッグ
銀河大戦争の時にメタナイト卿の命を狙った火炎魔獣。赤い狼のような姿。動きは俊敏、性質は凶暴。口から高熱の火炎弾を吐き散らす強力な魔獣だが、途中で炎を補給しなくてはならず、水が苦手で触れるだけでダメージを受ける。卿は逃げる途中、強盗で生計を立てていたソード、ブレイドに襲われ、チリドッグに見つかってしまう。魔獣はソード、ブレイドを襲ったが二人を庇った卿はチリドッグを川に落として撃退、二人の命を救った。以後二人はメタナイト卿に忠誠を誓うことになる。第26話でデデデに呼び出された際にはデデデの命令を無視して暴走、城を火の海にする。メタナイト卿の眉間に牙を突き刺して意識不明の状態にするが、ソード、ブレイドの必死の働きにより川へ落とされ弱った所をカービィのソードビームで真っ二つにされた。チリドッグの滅亡によりメタナイト卿にかけられた呪いは解け、メタナイト卿は意識を回復した。
ラブリー(声優:水谷優子
第27話で登場。もともとは森のウィスピーウッズの前に生えた普通の花だったがゴルフ場建設を妨害していたウィスピーを倒すためにデデデにさらわれ、ナイトメア社によって魔獣にされてしまう。改造されたあとは言葉を話せるようになり、ウィスピーから養分を奪って枯らそうとする。戦いになると刃物のように変質した花びらを放ち相手を切り裂く他、花びらをまとって頭部を守る事もできる。カッターカービィの一文字切りで倒される。
ムッシュ・ゴーン(声優:千葉一伸
調理魔獣。第29話に登場、カワサキの店の向かいにフランス料理の店を建てた。偶然できた激辛ラーメンで大ヒットを巻き起こしたカワサキの店と激辛対決を繰り広げ、そのブームの最中にカービィに見立てたシャーベットで村人達を洗脳し、カービィを調理しようとしたが、カワサキの「激辛カレーカワサキホットスペシャル」を食べたカービィが吹いた火が引火し、店と共に燃えた。
ガルボ
第30話でカービィを倒しにきた火炎魔獣。カービィはミニガルボと同じ姿のこの魔獣を攻撃できなかったが、ミニガルボを燃やされて怒ったカービィに内側からの炎で膨張し、爆発して倒された。
ミニガルボ(声優:水谷優子
第30話で、デデデがおいていった卵から生まれた。性格は自分勝手で我儘、畑を荒らしたりする。だがこれは、カービィがミニガルボをきちんとしつけなかったこともある。実はカービィにミニガルボの世話をさせ、愛着がわいたところで大人のガルボを送り込み、カービィを倒させる作戦だった。だがカービィに世話をされたミニガルボはカービィの味方をしたため怒ったガルボの攻撃を食らい黒焦げにされるが戦闘後に復活した。一話完結型のスタンスの都合上か、なぜか次の話から全く登場しなくなってしまった(因みに第98話でチョイ役として一回だけ再登場している)。
デデデ大王像(デデデ陛下像)
第31話に登場した特別メカ製の巨大なデデデ大王の像。デデベガスのアトラクションである「ホーンテッドシャトル」で行き着いた水場から現れカービィ達を踏み潰そうとした。5体程配備されていたがメタナイトとソード、ブレイドの活躍により全て破壊された。
ウォーキー(声優:水谷優子
第31話に登場したマイクの姿をした魔獣。ステージに模した転送システムの上でカラオケ大会を催し、カービィが台に乗った瞬間にナイトメア社に転送させてしまうという作戦の為に呼ばれた魔獣。カービィの破壊的極まりない音痴に恐怖を覚えたのか、城の崩壊後はカービィの顔を見て即座に逃げ出した。
ハーデー
第32話でヤブイの下手糞な虫歯治療を受けるのを嫌がったデデデが呼んだデンタル魔獣。治療はなんと麻酔なしで行われる。しかしその代わりとても腕がよく、虫歯の治療であれば10秒足らずで終わってしまう。デデデと同じく虫歯になっていたブンを治した。その後カービィを治そうとしたが歯がなく断念。何も悪いことをしなかったにも関わらず、治療を嫌がったデデデの吸い込みの呼びかけによって変身したトルネードカービィによって「歯〜磨けよ〜」と言い残し退治されてしまった。彼の治療は無料である。敵を倒すどころか相手の歯を治すという点ではホーリーナイトメア社の魔獣の中では無害なほう。
ファイアーライオン
第33話で宇宙人が作ったゴミの山を燃やすべくデデデがナイトメア社のコンピューターからハッキングしてきた燃えるライオン魔獣。身体そのものが炎で出来ており、一切の火炎攻撃を無効化するが例によって例の如し、機転を効かせたファイヤーカービィによって体内に大量の炎を吹き込まれ退治された。
モロコシー
第34話に登場。ふとしたアクシデントで「ギジラエキス」(後述)を飲み込んだカービィはデデデ大王らを食べ物と勘違いし襲い掛かり、カービィに追われたデデデが緊急で注文した魔獣。見た目はトウモロコシそのまんまで、黒い目と手足がくっついたような姿。何故か額にバンダナを巻いている。髪の毛に見立てためしべを自在に操る力を持ち、モロコシーの実が口の中に入るとポップコーンのように弾けてしまう。これに対しカービィはカワサキのフライパンを吸い込みコックカービィに変身。カービィはフライパンを投げつけモロコシーの実をほとんど削げ落としたかと思うと、何故か戦いの最中にフライパンで実を炒め始めた。そのせいで大量の実は全てポップコーンと化して会場中に溢れてしまい、モロコシー自身も行方不明になる。
ホウキング(声優:伊倉一恵
第38話に登場、最初は作家のローリンに化けて、ププビレッジの住人を操りカービィを攻撃させたが、メタナイトに連れられ本物のローリンが出てきたことで本性を現した。箒なのにゴミを噴き出して攻撃するほか箒を操ったり、敵を異次元空間に放り出すこともできる。クリーンカービィによって倒された。
ボーキャック(声優:大本眞基子
第39話でデデデが注文を間違えて送られてきた。とても小さいが取り付いた相手に関する記憶を周囲の人々から消し去ると言う能力の持ち主。エスカルゴンに取り付き、周囲の人々の記憶から抹消してしまった。彼の存在に気づいたメタナイトたちの作戦で追い出された。その後カービィにも取り付いたが、吐き出されて画面の外へ消えた。第46話のお化け屋敷の目覚し時計の部屋でランプとしてこっそり再登場している。
ザコ魔獣たち
第40話でナックルジョーの「魔獣てんこ盛りサービス」の一環として送られてきた、「質より量」の弱々しい魔獣たち。カービィやメタナイトに蹴飛ばされただけで倒れた。
マッシャー(声優:飛田展男
第40話でナックルジョーがザコ魔獣たちに見切りをつけて出動を要請した最強魔獣。甲冑をまとった騎士のような巨体を誇る。巨大な鉄球を装備しており、その破壊力は抜群。更にマッシャ―自身の低い機動力をカバーするために、足からジェット噴射で空中浮遊し、強力な回転攻撃を行う。ナックルジョーとの最強タッグでカービィを窮地に追い込むも、当のナックルジョーの目的はナイトメア社の主力でもあるマッシャーをおびき出して倒す事であり、魔獣ハンターとしての素顔を見せたナックルジョーとファイターに変身したカービィの見事なコンビネーションで逆に窮地に追い込まれる。最後は二人が繰り出した必殺技「ライジンブレイク」に敗れた。また、この回においてマッシャーを倒した技は「ライジンブレイク」と発音されているが、間違い(英語綴りでは「Rising Break」なのでその間違いという説が有力)。
レイゾウ
第41話でデデデがカービィを凍らせるために頼んだ。マンモスのような姿をしていて、鼻から強力な冷気を噴き出し相手を攻撃する。多少は知能も持ち合わせているらしく、冷気を噴き出すだけでなく、その攻撃で天井に氷柱を作りカービィの真上に落として攻撃した。冷気が強力すぎるためカービィには吸い込む事が出来なかったが、窮地に陥ったところにメタナイト卿が投げたたいまつをカービィが吸い込み変身。ファイアーカービィに倒されてしまった。
アモン(声優:飛田展男
第43話に登場。昔はレン村長の所で飼われた普通のだったが、デデデに料理されそうになったとき、間一髪のところで脱出。その後プププランドの人々に復讐するため奥地で修行を積んでいた時ナイトメア社の雷に打たれ、魔獣になってしまった。
普段は人語を理解する目つきの悪い羊だが、魔獣になると巨大化し、2本の大きな角をドリルのように回転させることができるようになる。巨体を生かした突撃戦法を得意とするほか、角は飛び道具として発射する事もできる。「食われるだけの従順な羊ではなく狼として生きろ」と他の羊たちを先導し人間に対して反乱を起こすが、羊には羊の幸せがあると諭され怒りを鎮めると同時に魔獣化からも抜け出す。そして今度こそ自由な狼として生きる為、奥地へ帰っていった。
粒子の幽霊
第45話、第46話のお化け屋敷に登場した魔獣。正式名称は不明。屋敷に入ったフームとカービィの前に集団で現れて付き纏っていた。壁を通り抜けたり、鎧に入り部分的に操る能力がある。
ガボン(声優:飛田展男
第46話でお化け屋敷の中に登場。頭に骸骨をかぶり両手に骨を持っている。その骨をブーメランのように飛ばして攻撃する。身体は小さいが「スカ」の為吸い込む事が出来ない。ファイアーカービィによって屋敷ごと燃やされた。このアニメで初めて登場したスカキャラである。
シャーボン
抽選で選ばれた一般の視聴者が考えたキャラクター。第46話で登場した魔獣。デデデにシャボン玉を吹きかけて脅かした。画面に映っていた時間はわずかに15秒程度だった。なお、カービィがこれを吸い込むと視聴者オリジナル能力の「バブルカービィ」にコピーできるらしいが、作品中ではコピーしなかった(この能力は後に『星のカービィ 参上! ドロッチェ団』で、外見や能力などは全く違うが登場している)。
ホームヘルパーロボ
第47話でクビになったワドルディの代わりにナイトメアから買われてきたロボット。家事全般をこなす優秀なロボットだが目の部分からビームを放つなど戦闘モードが内蔵されている。デデデに踏み倒された借金の肩代わりにエスカルゴンの宝石を盗んでデリバリーシステムでナイトメア本部に送っていた。デデデに犯行に気づかれ、攻撃マシンに変身、大暴れするがストーンカービィに地面にめり込まされた所を駆けつけたワドルディたちによってバラバラに分解されてしまった。変形終了時には掛け声「ダ〜ンガ〜ム」の掛け声を叫ぶ。
ファイアーゼリー
第48話で観光客に刺激を与えるために買ってきた魔獣。初めは野球ボールくらいの球形だが、溶岩の中に落ちるとそのエネルギーを吸い込んで巨大化、炎で出来たクラゲのような姿になる。二本の触手の先から炎を撃ちだして攻撃する。炎に対して耐性があり、炎を浴びれば浴びるほどパワーアップする。観光客らの水筒の中の氷を吸い込んだアイスカービィによって倒された。
魔獣ファイアカービィ、魔獣ストーンカービィ
第49話でフームたちが作っていたアニメをデデデが勝手に改造、カービィを火炎魔獣に例えた。もちろんこんな魔獣は実在しないが、カービィはナイトメアが生んだ失敗作であることが3話で暗示されている。が、後に実際に魔獣として登場してしまうもののそれ自身はカービィが変化したものではなく、ナイトメアが送り込んだ刺客、ドクター・モロ(後述)に乗せられたデデデが作り出したクローン。

51-75話に登場した魔獣

デンジャー
最強魔獣。第51話でデデデが注文したケーキの中に入っていた(ケーキ自体はカービィをお祝いする為に用意したのだがその前に魔獣を発注してたのを当人はすっかり忘れていた)。
爆弾を無尽蔵に造る力を持ち敵味方構わず爆弾をばらまく危険な魔獣。「デンジャー」と鳴く。
ボムカービィとの爆弾合戦の末、倒された(何故か倒されたとき、胸にかけていた襷だけは残った)。
フィギュア魔獣達
第52話でデデデがフィギュア入りチョコカプセルブームに便乗し、第2弾としてガング達を利用し、発売させたもの。月の光を浴びることで大きくなり動き出す。「質より量」という点は前述したザコ魔獣達と変わらないが、こちらの方が強い。しかし、住民たちが物をぶつけたり、叩いたりしただけで簡単に倒される。
カンフー・リー(声優:水谷優子)、ボクサーダイソン(声優:長嶝高士)、カラテキッド(声優:瀧本富士子)、タイキョクロウジン(声優:斉藤瑞樹)、ヤンキーセキトリ(声優:私市淳
第52、53話で登場。チョコカプセルのおまけとしてプププランドに現れた。しかし前述のフィギュア魔獣よりははるかに強い。名前の通り、それぞれがボクシングクンフー空手太極拳相撲を得意としている。デデデはこの5人の魔獣達を、ルール完全無視のデスマッチ方式による大会を開いて、1体ずつカービィと闘わせる提案を取ったが、結局、ファイターカービィにことごとく倒された。
カザグルー
第54話でデデデがキハーノへの仕返しに注文した魔獣。名前通り風車の形をしており、強風を起こす他両手から鉄製の手裏剣を飛ばして攻撃する。羽を裏返すと鏡にもなる。そのせいかカザグルーの放った武器を吸い込んだカービィはミラーカービィに変身。ミラー分身からのミラー斬りによって敗北した。
実はキハーノがはまり込んでいた漫画のアニメ版に登場した風車と全く同じ外見である。
トゲイラ
第55話冒頭でデデデが注文した魔獣で、ゲーム作品での「ゴルドー」に似た姿をしている。通称「愛の魔獣」と呼ばれ、取り付かれた者は愛情溢れる優しい性格になり、何をされても一切怒らなくなってしまう。その代わり叩かれたり殴られたりする度に怒りのゲージが溜まり、許容値を越えると宿主の怒りが爆発してしまい、その怒りはそのままトゲイラの発射するトゲミサイルのパワーになる。
トゲイラに取り付かれたデデデが一切怒らなくなったのをいい事にエスカルゴンがデデデをタコ殴り。そのせいで彼の怒りのゲージが一気に許容値を突破し、更に中から出てきたトゲイラも凄まじい戦闘力を発揮することになってしまう。ウニのような外見で身体の中は煮えたぎったマグマのような液体で満たされている。トゲミサイルを吸い込んだニードルカービィとの激しい空中戦の末、自ら全弾発射した大量のトゲミサイルで自滅した。
スカーフィ(声優:秋田まどか
第56話でデデデが取り寄せた高級ペット。最初は4匹だったが、餌代を払うのが嫌になったデデデに森の中に捨てられた後、子供を生んで30匹以上に増殖した。顔付きはカービィに似て可愛いらしいが、専用の餌を食べると凶暴な魔獣へと豹変する。デデデのハンマーをコピーしたハンマーカービィの攻撃で、専用の餌を吐き出され正気に戻る。その後ウィスピーの森に定住した。
パワーストマック
第57話のパイ投げ合戦でデデデがカービィに仕返しするために注文した魔獣。パイにフライパンを持った手が5本付いたような姿。フライパンの中にありとあらゆる種類のパイを作る事が出来、それを投げつけて攻撃する。元々投げるためのパイなので味は最悪であり、カービィでさえ食べるのを拒否するほど。にも関わらずパイ専門家としての誇りは持っており、「まずい」と言われると怒って暴走する。しかしこの姿は仮のものに過ぎず、本当の姿は胃袋そのものである。デデデ大王とエスカルゴンごとカービィを飲み込み、胃液で消化しようとしたがデデデが「備えあれば嬉しいな(備えあれば憂い無しをデデデが間違えた)」で隠し持っていた爆弾を吸い込んだボムカービィによって内部に大量の爆弾をばら撒かれ、内側からの爆発に耐え切れず破裂する。
キョウシー
第58話で登場した魔獣。正体は教鞭を手にして「スパルタ」と書かれた服を着た中華風の姿だが(おそらく「教師」と「キョンシー」の掛け合わせ)、当初は教師の帽子に扮しており、これを被った者はスパルタ教師に変貌した(外すと正気に戻る)。原因に気づいたフームによってバレそうになると、正体を現してカービィと対峙。カービィの吸い込みを無効化にしたが、攻撃用のチョークを吸い込まれて変身したファイターカービィの敵ではなく、ライジンブレイクで空高く打ち上げられて落下し、小学校ともども爆散した。「仰げば涼しい」の掛け声しか喋らない。
カニ魔獣
第59話に登場した蟹型の魔獣。正式名称は不明。エスカルゴンがボルン署長宅でデデデ大王に対して出されたカニの日本料理に唐辛子を混ぜ、デデデが激怒。デデデはカスタマーサービスに「カニ」を催促した。しかし意味を聞き違えたカスタマーはカニの姿をしたを魔獣を送り込んでしまう。普通のカニと同じで横歩きしかできないのが命取りとなってコックカービィに敗れた。茹でガニになった後カービィは食べようとしていたがどうなったかは不明。
キリサキン
銀河大戦中に宝剣ギャラクシアを奪ったホーリーナイトメア社の魔獣で、シリカの母、ガールードの仇でもある。闇の洞窟にギャラクシアを隠し眠りにつき、それを奪還しに来たメタナイト、ガールードを迎え撃った。その戦いの最中、命の危険を冒しながらギャラクシアを引き抜いた彼女を殺害し、第60話でギャラクシアを狙い再びメタナイト達の前に現れる。
紫色の体毛を持ち、ゴリラに似た風体で額には角がある。腕が鎌のようになっており(折られてもすぐ元通りに再生する)、ミサイルやマシンガン攻撃をかわすなど、見た目に似合わず高い敏捷性を持つ。接近戦を得意とし凄まじいパワーでシリカ、ソードとブレイドを蹴散らし、ソードカービィをも圧倒させたその戦闘能力は「最強魔獣」の名を冠するマッシャーにも引けをとらない。カービィの剣を叩き折り追い詰めるが、シリカ、メタナイトの活躍でギャラクシアを手にしたカービィの放った「ギャラクシアソードビーム」によって両断される。
マッチョサン(声優:飛田展男
第61話でデブリチンを含むポテトチップスを食べて、異常なまでに太ってしまったデデデ大王にダイエットをさせるために呼ばれて来たエアロビクスのインストラクター魔獣。同じく太っていたカービィも加わって「エアロビ天国GO GO HEAVEN」というダンス(リンチ)をしたが、実はカービィを倒す任務を受けていたことが分かった。マイクカービィの歌で爆発し、同時に城も崩壊した。
風邪ウイルス魔獣
第63話でデデデが「バカは風邪をひかない」と言われて、様々な方法で風邪をひこうとしたが、結局すべて失敗して注文したウイルス魔獣。実際の風邪はウイルスが原因の病気ではないため、この魔獣は風邪に似た症状の病気を引き起したものと思われる。このウイルスを飲んだデデデは話の最後まで病気にかかっていたが、その後どうなったのかは不明である。次の話では元気になっていた。
パワードマッシャー
第65話でナックルジョーが再々登場したときにプププランドに現われた魔獣。第40話のマッシャーを再生・パワーアップしたもの。よりロボットらしい姿となり、サイボーグのようになった。以前より巨大で装甲が強化されており、一切の物理攻撃が効かない。弱点と思われる目を攻撃してもシャッターで防がれてしまう。特徴である巨大鉄球や怪力も健在で、更に足裏のロケットと新たに装着したウィングを広げて空を飛び、ウィングからエネルギーを収束した後、強力な破壊光線を放出する。カービィとナックルジョーはメタナイト卿らの助けを借りて、激戦の末、何とか倒した。
グレ(声優:瀧本富士子)、ヨタ(声優:私市淳)、パンチョ(声優:飛田展男
第67話でデデデ帝国大学付属小学校の優秀(不良)生徒として呼ばれてきた魔獣。魚の鰭(ひれ)みたいなモヒカンで竹刀を持つのがグレ、髪が紫でグラサンをかけ武器に長いチェーン(先端に分銅が取り付けられている)を隠し持っているのがヨタ、いかにも番長のような服装をしており、3人の中で体格が大きいのがパンチョである。態度の悪さをフームに挑発気味に指摘された際、逆上しかけたグレとヨタを嗜めていた事から、リーダー格はパンチョと思われる。
バンチョウ
グレ、ヨタ、パンチョが合体した姿。トーテムポールのような姿をしており、体当たり攻撃や触手を鞭のように操って攻撃する。なぜか口内からペンチスパナなどの物を吐いて攻撃することもできる。デデデの策略による電撃デスマッチの中で繰り広げられたファイターカービィとの戦いの末、敗れる。正式名称は不明。
デリバリーマン
第68話でカワサキの店が宅配を始めたときに、カービィが配達を任されたチャーシュー麺が全く届かない事に腹を立てたデデデがよこした魔獣。ヘルメットをかぶりバイクに乗っている。そのスピードを活かした体当たりを得意とするほか、バイクにはバズーカ砲が内蔵されている。ジェットカービィと激戦を繰り広げるがジェットクラッカーの直撃を受け破壊される。
モギー
第70話でデデデがジムコリート卿(前述)の宝を奪うために連れて来たモグラの魔獣。鋭い爪と鼻のドリルが武器。その外見通り、地中からの攻撃を得意とし、カービィを翻弄するが最後はミラーカービィのミラー切りで真っ二つにされる。正式名称は不詳。
スクイッシー
第73話でデデデがカービィに焼き芋を食わせてシャックリ状態にし、そこへ送り込んだイカ形の魔獣。原作では跳ねるだけの雑魚であったが、アニメではボス敵並に強化された。触手を鞭のように使って相手を打ち据える他イカスパークという電撃技も持つ。シャックリのため、コピーが出来ないカービィを一方的に痛めつける。だがシャックリが治ったカービィの反撃を受け、逃走を計るもスパークの直撃を受け爆散。最終的にイカの切り身と化してしまった。巨大化前の姿はゲーム版に準じたものだが、巨大化後はゲーム版よりもかなり大きい。
マスターハンドのような魔獣
ザ・ツインナッツを誘拐した謎の手。正式名称は不明。大乱闘スマッシュブラザーズシリーズのマスターハンドそのままの姿である
ドクター・モロ(声優:中博史
第75話でデデデが恐竜を復活させる為に呼んできたDNA研究のスペシャリスト。第76話終盤で魔獣だったことが判明した。恐竜魔獣もろともクラッシュで吹き飛ばされる。

76-100話に登場した魔獣

恐竜魔獣達
76話でモロがカービィ・デデデ・エスカルゴン・フーム・ブン・サモ・レン・ボルン・メーベル・カワサキのDNAを採って造った恐竜型の魔獣たち。それぞれの性格をとても反映している。カービィのクラッシュ攻撃で肉と皮が吹っ飛び、一瞬にして骨だけとなった。(カービィ型の恐竜だけ唯一全身残らず飛ばされた)
ペイントローラー
77話で自分の芸術センスの無さを村人達に笑われ激怒したデデデが注文した魔獣。描いたものを実体化させる能力を持っている。ペイント能力をコピーしたカービィとの戦いでは、爆弾を実体化させて大爆発させようとしたが、カービィが描いた巨大なミサイルの攻撃(Kirbyというロゴ付き)を受けミサイルと自分の描いた爆弾の爆発によって倒された。
エスカルゴン・ロボII
第78話でエスカルゴンは自分の代わりにデデデの身の回りの世話をさせるために、自分そっくりの「エスカルゴン・ロボ」を製作した。しかしデデデの乱暴な取り扱いでことごとく破壊されてしまい、ロボIIはナイトメア社から取り寄せた特殊な部品で製作される事に。だがこの部品にはある仕掛けが施されており、背中の緑、赤のスイッチを押すことで魔獣へと変化してしまうものだった。ジェット噴射で空を高速移動し、両腕からミサイルを放ってカービィを攻撃したが、逆にミサイルを吸い込んで変身したボムカービィに倒されてしまう。
ボンカース(魔獣)
第79話でカービィの弟子になるためにプププランドにやってきたボンカースをデデデがだまして魔獣にしてしまった。魔獣化したことで体格や筋力がアップし、また性格も凶暴になってしまっている。フームを鷲づかみにして尖塔に登り、助けに来たカービィを叩き落そうとするが、本来の心が優しかったため、その隙を付かれてハンマーカービィに倒され元に戻ることができた。
アカマムジー
第80話に登場。精力減退パワダウンEを飲んで弱体化したカービィの前に現れる。マムシと言う割には筋肉モリモリのボディビルダーのようで、しかもサングラスをかけている。無抵抗のカービィをボコボコに叩きのめしたが、カワサキの投げたパワップD入りカレーを食べて元気を取り戻したカービィに逆襲され、最後は太陽に放り込まれてしまう。
ダストン
第81話で、デデデに送りつけられたゴミの処理に困ったカスタマーが送りつけた魔獣。見た目はポリバケツに手足と目がついたようなデザインで、デデデが今まで送りつけたゴミが全部詰まっているらしい。能力はゴミをばら撒くだけだがそれゆえにカービィもコピーが出来なかった。村中ゴミだらけにし、逃げ場を失ったカービィを追い詰めるが、体内のゴミが空になってしまい、何も出来ない所をクリーンカービィに倒される。
リョウリガーZ
第82話で登場したロボット。デデデはこれをいくつかのパーツに分けて購入し、フードプロセッサーと称して男の料理ブームで舞い上がっていた村人たちに売り付けた。カービィの大食らいという弱点を見事に突いており、両腕から食材を吸い込み、両腕あるいは背中のオーブンから放つ料理でカービィに隙を作らせ、体当たりやパンチで肉弾戦をかます戦法が得意。最後は体内からスパークカービィの電撃で爆発。
チップ(声優:中原茂
第83話でデデデ帝国大学付属小学校にやって来た魔獣教師。ただ、本当の魔獣ではなく契約魔獣である。教師としての能力は非常に優秀で、フームも尊敬するほど。本当に大事なことを教えられる教師になるために、自らエリートコースへの道を蹴った過去を持つ。しかし教師としての仕事は見つからず、やむを得ずナイトメア社と契約を交わし、作中で学校キットが送られてきたのと同時期にププビレッジにやって来た。そして生徒達との授業を重ねていくうちに悪事を働く気力が失せ、最終的にナイトメア社を裏切り村を去った。
レッケツ
第83話でチップに見切りを付けたデデデ大王が送り込ませた魔獣教師。教育を名目に暴力を振るう俗にいう暴力教師のような姿をしており、戦い方も竹刀でやたらめったらに打ち据えると言う乱暴なもの。ソードカービィとの激しい斬り合いの末、ソードビームの二連射を受け、倒れる。1度だけとは言え、強力な切断力を誇るソードビームを受け止めた上にかき消したのはレッケツだけである(第3話のバグジーも第4話のクラッコも第26話のチリドッグも全員カービィのソードビーム一撃で倒されたため。ただし第60話のキリサキンの場合は普通の剣ではなくギャラクシアのソードビームで倒した為例外)。
マンビーズ
第84話でデデデ大王がキュリオ氏に偽の古文書を掴ませ、発掘させた魔獣。ミイラ男の頭部だけのような姿をしている。星の戦士を抹殺する為に作られた魔獣で銀河のあちこちに何匹ものマンビーズがばら撒かれていて普段は地中で眠っているが掘り出されると星の戦士を探し出し、攻撃を加えるようになっている。星の戦士のシェルターであるカブーとは対になる存在である。鋭い牙を備えるほか目から怪光線を放ち、催眠術も使える。またスカであるためコピー出来ない等能力は高い。だが日光に弱く夜しか活動できないと言う弱点を突かれて倒された。
ゲーム版よりも戦闘能力が大幅に強化された敵キャラクターの一体でもある。
オゾン層の魔獣
第85話でナイトメア社が勝手に送り込んできた魔獣。正式名称は不明。オゾン層を破壊し、紫外線で肌の弱いカービィを攻撃しようとした。光で出来た虹色に光る大蛇のような姿をしており、口から強力な紫外線を吐きつけて攻撃する他、一切の直接攻撃を無効化する。その為ジェットカービィの突進攻撃は効かなかった。しかし爆風などによる間接的な連続攻撃には耐えられず、ボムカービィの連続爆弾投げの爆発によって完全にかき消される。
エビフリャー
第86話でプププランドにやってきたコックナゴヤを支援するためにデデデがナイトメア社から注文した高級食材のエビが、魔獣の正体を隠していたもの。名前通り巨大なエビフライである。巨大なハサミを武器とし、口から炎を吐いて攻撃する。コックカービィが炎をフライパンで跳ね返したためエビフリャー自身に引火し倒される。
クロウエモン(声優:飛田展男
第23話でエスカルゴンが作った「エスケル魔獣黄帝液」を、第87話でプププランドを占領していたカラス軍団のボスが飲み、魔獣になってしまった姿。超能力で鳥類を操る力がある他、両目から怪光線を放つ事ができる。ウィングカービィの活躍で元の姿に戻る事が出来た。
マイマイゴン
第88話でデデデ大王はエスカルゴンの殻の中に興味を持ち、ハンマーで叩き割ってしまった。その際フームに諭されたデデデが代わりとしてナイトメア社から殻(甲殻機動スーツ)を購入したが、エスカルゴンに付けたところ、魔獣に変身、この姿になってしまった。巨大な貝殻の姿をしており、目と舌だけが見えている。舌を使って相手を絡めとろうとするほか、貝殻についた角状の突起からビームを出して攻撃する。見た目通り高い防御力を誇り、ハンマーカービィの攻撃にも殆どダメージを受けなかったがハンマー最大の大技、爆裂ハンマー投げの一撃で殻は真っ二つにわれ、エスカルゴンは無事もとの姿に戻る。しかしエスカルゴンの殻の中身は結局分からずじまいであった。
アニゲー
第89話で伝説の人、オワルトデゼニーに化けていた魔獣。赤いバリアで守られた体はMacintoshのパソコンをかたどったような形で、赤のベレー帽をかぶっている。周囲のオプションからビームを発射する他、手に持っているコントローラー「逆切れモーションキャプチャー」でマグネッターをつけた相手を死ぬまで操れる。これでカービィとデデデを戦わせたが、カービィを操るために取り付けられていたマグネッターが外れ、それを吸い込んでスパークカービィとなったカービィに倒される。電子機器を基とした魔獣なので、スパークカービィの前ではバリアも通用しなかった。
爆走ビート(声優:長嶝高士
第90話冒頭部分で村に現れた三人の暴走族のボス。昔ガスと一緒に暴走していたことがあった。第91話終盤で魔獣であったことが判明し、ホイールカービィと競走の末に倒された。
ウィリー
ビートが変身した姿で、巨大な一輪バイクの姿をした魔獣。ホイールカービィと激闘の際、カービィを倒そうとデデデが仕掛けたトラップにはまってしまい、自身のタイヤがパンクしたところで敗退した。大きさはゲーム版よりも遥かに巨大である。
ターボ
ビートの子分。第90話で岩に激突して爆死。魔獣であったのかどうかは不明。
アクセル(声優:斉藤瑞樹
ビートの子分。第90話で崖に衝突して死亡した。ターボと同様に魔獣であったのかどうかは不明。
モウ・タクサン(声優:斉藤瑞樹
第92話で革命を起こしてしまったワドルディを鎮めるため、デデデが注文した中華専門の料理魔獣。シュウマイ春巻き餃子、そして、北京ダックという中華料理でワドルディ達をとりこにした。その後コックカービィとの熱闘の末に倒された。元々は料理専門の魔獣であるため、戦闘能力はそれほど高くなかったようである。
チャッキー
第93話で「何とか憎悪の日」を設けた事による自らのイメージダウンを防ぐために、デデデはカービィへの愛のこもったプレゼントをナイトメア社に注文した。しかし案の定その中身は魔獣であり、デデデがカービィに犯した罪を詫びたところでワドルドゥに運ばれて登場。シナリオの展開的に最悪のタイミングで正体を現した。びっくり箱のような外見を持ち、箱の中に閉じこもる事で吸い込み攻撃を無効化してしまう。その能力でカービィを追い詰めようとしたが、パラソルを吸い込んで変身したパラソルカービィによって倒された。
ファンファン(声優:水谷優子
第94話でホーリーナイトメア社の魔獣養成施設を脱走し、プププランドにまぎれ込んだゾウ型の魔獣。性格はかなり臆病。デデデにハンマーでボコボコにされたが、カービィはファンファンの優しい素顔を見抜き、助け出した(カービィも、同じ心優しき魔獣であったからという理由もある)。その後はウィスピーの森で暮らしていたらしく、98話でウィスピーの影に隠れて、ハルバートが発進するのを見届けているシーンがある。
ヒッティー
94話でファンファンを極悪な魔獣に変えるために連れられてきた調教魔獣。ピエロのような出で立ちで鞭を使って相手を魔獣に変える力がある。だがヒッティー自身はあまり強くないようで、スロウ能力のカービィによって宇宙のブラックホールまで飛ばされる。作中ではヒッティー以外の調教魔獣は4体ほど確認されているも、作中で流された魔獣養成学校の紹介映像の中にしか登場していない。
デビルフロッグ(声優:水谷優子
95話に登場したカエル型魔獣。取り付いた相手を悪魔のような性格にしてしまう。カービィはデビルフロッグに取り付かれ悪行三昧のデビルカービィとなってしまう。しかし元々はデデデが注文したものであり、カスタマーからその事を聞いた後デデデはカービィからデビルフロッグを引き剥がす。が、すぐに自分に取り付かせて凶暴な「デビル・デデデ大王」に変身してしまう。
デビル・カービィ
カービィにデビルフロッグが取り付いた姿。取り付かれたカービィがどうなったのかは上記の通り。顔は最初のうちは目つきが悪いだけだったが、次第にデビルフロッグによる侵食が進んできたのか、元の原型を留めていない悪魔のような顔に変貌してしまい、デデデ城に乗り込んできた際には既に背中に小さい悪魔の翼が生えてしまっていた。しかし純粋な心を持つカービィをデビルフロッグは完全に取り付く事が出来なかったらしく、フームの呼びかけで正気にかえった隙にデデデによって引き剥がされ、元に戻った。
デビル・デデデ大王
デデデ大王にデビルフロッグが取り付いた姿。上半身はボディビルダーのようにムキムキだが、下半身はなぜかそうでない等アンバランスな体格である。カービィをボコボコにいじめ倒したが魔獣ヘビー・アナコンダー(後述)に睨まれた途端に元に戻りデビルフロッグごと食われてしまう(後にカービィによってデデデだけ助けられた)。
ヘビーアナコンダー
本来はデビルフロッグごとカービィを倒そうとデデデが注文した超巨大の蛇型魔獣。同じ魔獣だが、デビルフロッグの天敵である。体の長さは不明だが恐ろしく長く、倒される最後まで尻尾が見えなかった。ヘビー級(シャレなのかは不明)故のかなり高い値段の割には普通の蛇と同じ事しか出来ない。最後はファイアカービィに燃やされる。
ヘビーロブスター
第99話でナイトメア要塞に向かっていた戦艦ハルバードに進入したメカ魔獣。ゲーム版と違って両腕のハサミからビームを発射して攻撃、あるいは障害物を溶解することが出来る。最初のコックカービィでのフライパン攻撃では倒せなかった。アイスカービィによって冷凍されたところをソードとブレイドに迫撃砲を打ち込まれて倒れた。
エアライドマシンライダー
96話から100話まで登場した魔獣。全部で10人程度いる。ナイトメアが昔、星の戦士から奪ったエアライドマシンに乗って戦う。ただしライダーたち自身は雑魚魔獣であり、戦力はエアライドマシンの性能に頼りきっている形となる。実質的にこのアニメに登場する最後の魔獣であった。
その他の魔獣達
主に銀河大戦の回想シーン(あるいは第65話冒頭)などに登場する名前の不明な魔獣達。どの個体も姿形がばらばらで統一性が無い。竜型、アルマジロ型やムカデ型など様々な種類が確認されている。その他の魔獣達の中ではここで表記した竜型、ムカデ型が最もよく登場している。
魔獣養成学校の魔獣達
魔獣を拡散させるべく魔獣を育てる施設で育てられている魔獣。ポピーブロスSr.Mr.フロスティ、ウィスカースやドゴンなどゲームで登場した魔獣が登場した。なお、ファンファンはここから脱走した魔獣である。


作中に登場するアイテム、メカ等、その他用語

作中に登場するアイテムのうち、エスカルゴンの発明品はドクター・エスカルゴン#エスカルゴンの発明品の項を参照。

機械

デリバリーシステム
ホーリーナイトメア社から転送されてくる魔獣を受け取る為のシステム。さまざまな星にそれはあるようで、それぞれの客の家に設置されている。ナイトメアの本社とポップスター(プププランド)は900光年離れているが、魔獣の転送に要する時間はわずか20秒ほど。デデデはこれを用いて魔獣をダウンロードしていたが、時には食材を注文したりゴミをナイトメア社に送り込んだりもしたことがあった。また、客の家同士の転送も可能なようである(ホーリーナイトメア社を経由しているのかどうかは不明)。
双眼鏡
主にデデデがカービィの様子を観察する時に用いる物。レンズがカスタマのグラサンとよく似ている。城から村を一つ隔てた先にある草原までもズームアップすることができる高性能な代物である。意外にもデデデが野鳥観察をする際にも用いられた。
テレビ
第6話でデデデ大王が村の各家庭に一台ずつ支給したカラーテレビ。ボディーは赤色で、昔のテレビのように本体の上にアンテナが直付けになっている。また、チャンネル切り替えスイッチも昔ながらのダイヤル式である(他にチャンネルがあるかは不明だが、61話の玉座にある巨大モニターではチャンネルがほかにもあるような場面がある)。実は内部に小型カメラが仕込まれており、テレビを視聴する村人の様子をテレビ局のモニターで監視できる。デデデ曰く「双方向テレビ」らしい。
また、リモコンで操作ができる(第86話で、ブンがカワサキの店のテレビを消している)。
改造銃
第60話に登場した少女シリカ(前述)の武器。マシンガン・バズーカ・ナイフ・カギ縄・火炎放射器と5つの武器に変形する事が出来る多機能の武器である。柄の部分に小さいながらもホーリーナイトメア社のロゴマークが見える事から恐らく、彼女がナイトメア社から手に入れたものであると思われる。正式な名称は不明。
巨大クーラー
第66話でプププランドにやってきたペンギー族。彼らが乗っていた巨大な氷山には、この巨大クーラーが埋め込まれていた。当然ながら通常のクーラーとは比較にならないほどの強力な冷気を吐き出し、プププランドを雪国に変えた。
自動販売機
第69話で初登場。デデデは借金を何としてでも減らすため、自動販売機を用いて城のワドルディ達を売りさばくという大胆な方法を試みた。しかし借金を完済する前にワドルディ達が城からいなくなってしまい、失敗に終わる。その後自動販売機の中身はお茶に入れ替えられた。第80話でも後述するパワップDを売りさばくために再び登場した。

乗り物

ワープスター
カービィが空を素早く移動するための星型の乗り物。カービィの宇宙船の中にはめ込んであったのを、カブーの中にはめ込んだ。普段は小さいが、フームが「来て! ワープスター!」と叫ぶとカービィが乗れるサイズになってカブーの口からカービィの方に飛んでいく。一度、デスタライヤーによって撃墜されたことがあるがカブーの力によって復元された。
カービィが乗る星型のワープスターのほかにもデビルスター、ウイングスターなどがあり、星の戦士たちが乗っていた。
デスタライヤー
第96話から最終回の100話にかけて連続登場した、ナイトメア社が所持する巨大円盤。ププビレッジを覆い尽くすほど遥かに巨大で、円盤の中央から大量のエネルギー弾で爆撃を仕掛ける他、第99、100話では側面から迎撃レーザーを放つことが出来る。だがクラッシュカービィなどの強力なエネルギーをともなう攻撃に弱い。数機いればププビレッジを壊滅状態に追い込めるほどの強力な飛行兵器である。ナイトメア社はただでさえ手強いこのデスタライヤーをナイトメア要塞の警備として大量に配置していたが、宇宙戦艦ハルバード(後述)の攻撃一発で破壊され、ナックルジョー達が奪ったデスタライヤーの迎撃レーザーにも一発で破壊される等、初登場時に見せた威圧感は急速に薄れていった。
宇宙戦艦ハルバード
メタナイト卿がナイトメア社との決戦に備え、銀河戦士団の残した設計図を元にデデデ城の地下で密かに建造していた巨大戦艦。デスタライヤー程巨大ではないが、デデデ城よりも遥かに大きい。重力波干渉砲という光学兵器でターゲットを破壊する他、敵の攻撃を防ぐシールドを展開、あるいは強化することが出来る(その間ハルバードは攻撃が出来ないらしい)。第98話で登場し、ププビレッジを襲撃したデスタライヤー達を撃墜した。そのままナイトメア要塞に向かうも第100話で、要塞内で敵の攻撃から避難しようとしたハルバードをデスタライヤー3機が奇襲。メタナイト卿達がハルバードから避難した後、デスタライヤー達を道連れにして爆発した。初出は『星のカービィ スーパーデラックスのメタナイトの逆襲』だが設定は全く異なる。
自動車
プププランドではほとんど普及しておらず、数が非常に少ない。主に、4輪ではレン村長のクラシックカー、デデデの下記の装甲車、同じく下記のデデデカーの3台が挙げられる。2輪ではガスが長らく乗っていなかった自前のバイクと、ステッペンウルフ(モソ)の同じく自前のバイクの2台。第35話のプププグランプリ、第91話のデデデス・レースではレース用にチューンナップされた(あるいは新たに作られた)多くの車が登場した。基本的に道路と呼べる道路が存在しないので、4輪車は多くがオープンカー形式となっている。番外作品となる「星のカービィ マジカルシアター」では本編になかった新しい自動車(こちらもオープンカー型)が登場した。
装甲車
デデデとエスカルゴンが第34話まで使っていた車。装甲車という名前が付いているものの、実際には迷彩に塗装したジープ大砲を乗せた、オープンカーの形状をしている。エスカルゴンが運転手、デデデは砲撃手である。海外版では車体の色がオレンジを基調とした色使いに変更されている(恐らく装甲車の迷彩柄が、軍隊、戦争をイメージさせる色だったからと思われる)。35話以降はデデデカーを使用しているため全く使われなくなった。
デデデカー
第35話で、プププランド初のレースグランプリを開催すると宣言したデデデがナイトメア社に注文した特注車。最高速、加速など各能力がグランプリにエントリーされた車の中でダントツに高く、車体(特にボンネット)が前後に長い。見た目が黄金に輝き豪華(悪趣味)に見えるだけでなく中には様々なオプション、兵器が詰め込まれているためカスタマー曰く「走る魔獣」である。この話の後編となる第36話で存分にその力を生かし他の選手(特にカービィ)を散々妨害したが、最後の最後でホイールカービィによって逆転勝ちされた挙句大破してしまう。しかしデデデはこの車が届いた際、一目でかなり気に入ったのか「今度からこれがわしの専用車ぞい」と発言。その発言通り、その後の話にもほとんど毎回登場している。話によってはメチャクチャに大破される(第60話がいい例)。
宇宙艇
第1話でカービィが乗っていた乗り物で、星の形をしている。カービィが魔獣オクタコンを倒した後、これに乗って再び旅立とうとしたが、離陸直後にデデデ大王の策略で爆破される。その後長らく所在が不明だったが、第35、36話で城の地下に保管されていたことが分かり、メタナイト卿によってレース用に改造される。メタナイト卿もこれと同じ宇宙艇を所持していたが、レースの練習用にとカービィに操縦テストをさせた結果、彼の思わぬ操縦ミスで大破してしまう。形や大きさはカービィの物とは大分違うが、かつてローナ王女一行、キハーノ、シリカがププビレッジにやって来た時に乗っていたのもこれである。また、第4話の回想シーンに登場したナイトメア社の宇宙艇の大群も同じ類であると言える。カービィの宇宙艇は陸、空、宇宙すべてで操縦でき、燃料として宇宙に満ちる謎の物質"エーテル"を利用しているため、燃料の補充は不要。

薬品

ギジラエキス
第34話に登場したコックオオサカの持ち物の中にあった粉末の薬品。原材料は幻覚作用のあるキノコ(マジックマッシュルームの類か)で、これを料理にかけて食べると何でも美味しく感じてしまう。本来はオオサカが「料理なんかちょこっと工夫しただけでどうにでもなる」という事をカワサキに教え、プレゼントするために持ってきたらしい。しかしカービィが誤って飲み込んだ結果、周りの人が全て食べ物に見える幻覚に陥ってしまった。
デブリチン
第61話に登場した味を良くする代わりに限りなく太らせる食品添加物。カスタマーはこれが入ったポテトチップスでカービィを太らせようとした。
パワップD/パワダウンE
第80話で登場したデデデ大王がナイトメア社からダウンロードした栄養ドリンク。パワップDは飲んだ人を精力増強にするが、あまりの効力にリバウンド効果も大きい。パワダウンEは飲んだ人を精力減退させる。カスタマーはカービィが飲んだパワップDの効果が切れ疲れ切ったところに魔獣を送り込んだ。

小物

ハンマー
ゲームでもおなじみのデデデ大王の使う武器。最早デデデ大王の代名詞と言っても過言ではない。見た目はむしろ木槌に近く、頭部(叩く部分)の直径はカービィの身長と同じ位。金槌程度のものからカービィの何倍もの大きさのものまでいくつかバリエーションがある。叩く面には星のマークが入っている。アニメでは主に怒ったデデデがどこからともなく取り出すのだが、一体どうやって隠し持っているのかは不明である。同じくボンカースもこれを所持しており、こちらは背中の鞘に収めている(だが、お辞儀をするたびにハンマーが頭上を超え、相手を叩きつける格好となってしまう)。
チェーンソー
デデデが所持しているチェーンソー。チェーンソーにはデデデのトレードマークであるピースマーク (?) が入っている。主にゴルフ場建設の為に森林伐採をする時に使われる。またこれを使いエスカルゴンを脅かした事もあった。
スターロッド
カービィが第100話(最終回)でナイトメアとの直接対決の時に使った、先端に小さな星の付いた杖。ナイトメアの能力でカービィの夢の中に連れ込まれたフームが持っていたワープスターを、カービィが吸い込み、コピーしたときに持っていた。多くの星型弾にナイトメアは包み込まれて倒された。このスターロッドはナイトメアの秘密であったらしいのだが、詳しいことは分からず仕舞いだった。なお、ほかのコピー能力と異なり帽子をかぶることはない。初出はゲーム版の『星のカービィ 夢の泉の物語』である。ゲーム版の説明はカービィの項目を参照。
プププタイムズ
第37話で、デデデの目論みで濡れ衣を着せられたカービィの無実を証明するためにフームが発行した新聞。中身は全てデデデによる犯罪捏造を暴露したもので、住民達はこれによってチャンネルDDDで流れる嘘のカービィ犯罪報道を信用しなくなった。
デデデミラー
プププタイムズに対抗してデデデが発行した新聞。だが質より量の尋常でない分厚さを誇る上に朝昼晩三回も届く(その総量はデデデ城を埋め尽くすほど)。記事は全てデデデのプロパガンダで、しかも広告が多いので誰も興味を示さずむしろ迷惑がられた。最終的には全てカービィによってデデデの元に吐き戻されたがそれら全てはデリバリーシステムによってホーリーナイトメア社に送られた。
宝剣ギャラクシア
メタナイト卿が持つ剣。5万年前に光の種族フォトロンが鍛造した剣で自らの意識を持つ知性体。銀河大戦時にナイトメアの魔獣キリサキンによって奪われ、メタナイト卿とガールードが取り戻しに向かった。最強の騎士が持ってこそ本来の力を発揮する。逆に力の足りないものはギャラクシアに放電(つまり拒絶)され、長く持つと命に関わる。作中で拒絶されなかったのはメタナイト卿とソードカービィだけである。カブー曰く「ナイトメアが宇宙制覇できないのはメタナイト卿がこのギャラクシアを持っているから」との事だが、その辺の具体的な理屈や詳細は語られていない。だがギャラクシアの力とその特徴から考えると完全には判らなくともある程度考察する事は出来る。
フィルムチップ
ナックルジョーの父親が万が一の時に備え、自分のペンダントに忍ばせたもの。中身はブースターの設計図で、使用者のパワーをおよそ100倍近くまで引き出すというとんでもない代物。ただし、スイッチ代わりとして特別な宝石(父親の形見のペンダント)を必要とする。当の所持者であるジョーは第65話までフィルムチップの存在を知らなかった。同話でパワードマッシャーの襲来にある程度感づいていたメタナイト卿は、欲に駆られたデデデ達をあえて利用することで腕輪型のブースターを作らせ、パワードマッシャーの脅威に立ち向かうジョーに託した。戦闘終了後、ブースターにはめ込まれていたペンダントは粉々に崩れた。
携帯電話
第98話でカスタマーが、ナイトメア社による城への誤爆の償いとしてデデデ大王に贈った物。カメラ付きで、しかも宇宙を航行中の宇宙船内からも通話ができる優れもの。ただ携帯電話と言うよりは、ナイトメア要塞に接近するハルバードの居場所を割り出すための発信機という意味合いが強い。実際、要塞へ向かうハルバードに搭乗していたデデデが応答してしまった事により、魔獣ヘビーロブスターによる奇襲を受けたり、要塞近くでまた掛かってきた電話に応答したため、ハルバードによる不意打ちが失敗に終わるなど、ナイトメアの思う壺だった。他にもナイトメアが携帯の液晶越しにデデデ達に催眠術をかける際にも使われた。また、着信メロディにはアニメカービィの第2期OP曲が使用されており、カスタマー曰く「これならどこで鳴っても怪しまれません」との事。要塞壊滅後は全く使い物にならなくなった。
デデデ大王貯金箱
第50話でデデデがナイトメアに特注、村人全員に配ったデデデ型の貯金箱。デデデと行動がシンクロしており、遠隔操作で言葉をしゃべらせることができる。その反面、貯金箱に加えられた攻撃がデデデにも作用してしまう欠点をもつ。適当に攻撃をしてカービィを倒そうとしたが、逆に吸い込まれてデデデ大王は宇宙空間に出された。しかし、どういう訳か次の話には無事に生還していた。因みにこれ自体はコピーできない。
睡眠中の村人に暗示を吹き込み貯金箱にお金を入れさせたあと、デデデが設立した銀行に貯金箱のお金を預金させ、そのお金をそのままデデデのものにする、という計画だったのだが結局失敗に終わった。

機関・組織

ホーリーナイトメア社
闇の帝王ナイトメアが作った会社。ナイトメア要塞(後述)で養成した魔獣を売る他、学校キットや薬品を売ることもある(もちろん何か必ず裏がある)。通販形式で魔獣を宇宙中へ拡散させ、ついでに金儲けも行うことが目的。魔獣の値段は物によって変わるがだいたい数百万デデン-数千万デデン。客との商談はカスタマーサービスが担当する。また、同系統の会社で「ホーリーナイトメア・トイズ」「ナイトメアツーリスト」が存在する(テレビ放映もやっている)。第93話で株式会社だったことが判明した。最終話でこの組織はカービィ達の活躍によって壊滅する。
銀河戦士団
星の戦士達がナイトメアの宇宙の支配に対抗するために結成された組織。ただ、これに関する話が極めて少ないため詳しい実態は不明。ナイトメアの怒りを買うほどに抵抗をするが、ナイトメアが無尽蔵に魔獣を送り込んできたためにほぼ全滅する。その後はメタナイト卿やオーサー卿などの残党が密かに打倒ナイトメアの機会をうかがっていた。
デデデ帝国大学付属小学校
デデデ大王が第58話で子供たちを洗脳するために造った学校。帝国大学付属とあるが実際にププビレッジには大学はない。フームを安心させるために教師は皆村人の中から選出された。しかしなぜか皆教壇に立つと凶暴な性格に変わってしまう。じつは魔獣キョウシーが教師の帽子に化けており、それをかぶった教師役の村人を超能力で操っていた。それを見抜いたフームがカービィに戦いを挑ませるが、その影響で校舎が大爆発、わずか数日で廃校となってしまった。その後2回建て直しが行われたが、いずれも数日で魔獣が送り込まれ、激しいバトルの末に廃校されてしまった。普段はフームが教師代わりに青空教室を開き、子供たちの教育に当たっている。
デデデロイヤルカントリークラブ
デデデ大王がウィスピーの森を切り倒してでも建設しようとした巨大ゴルフ場。要するに自分の趣味のために建設されているものである。しかし事あるごとにカービィ達の活躍によってことごとく失敗に終わった。まともに建設できたのは第5話のみであり、それ以降は準備の段階で全て失敗に終わっている。第5話によれば、「唯一の会員デデデ大王と永遠のギャラリーである村人たちの友好の証」として建設された(らしい)。

天体

ポップスター
カービィやデデデ大王たちの住む惑星。ゲーム版では黄色い星に色とりどりのリングがかけられた形をしていたが、アニメ版では地表付近のみの登場となっており、全体的にどのような形をしているかは明らかにされていない。第48話で観光客が登場したり第57話におけるフームの「食糧不足で困っている国もある」といった旨の台詞などから、プププランド以外にも国が存在する事が分かっている(エスカルゴンも元はプププランドの住人ではなく外国の住人である)。
ピピ惑星
第21話にて同じく名前のみの登場。どうやら惑星全体がひとつの国として機能しているらしい。宇宙船を作れるだけの科学技術を持つ。国家元首はローナ王女。
妖星ゲラス(ようせいゲラス)
第41、42話にかけてポップスターに接近した、とてつもなく巨大な遊星。表面はマグマのような赤い液体で煮えぎたっている。ナイトメア社はゲラスの軌道を逸らし、プププランドに衝突させようとしたが、カービィ、フーム達の起死回生の作戦によって軌道が再び逸れ、かろうじて衝突は免れた。
惑星ハワイ
第64話にて名前のみ登場。作中にて開催された「新春カービィ・クイズショー」の優勝者には、「惑星ハワイ3泊4日の旅」が賞品として与えられる。しかし最後の問題で優勝したデデデが不正を働いていた事が暴露されたため、結局惑星ハワイ旅行の賞品は帳消しとなってしまった。モニターに表示されていたイラストから、現実のリゾート地に近い惑星である事が伺える。
謎の惑星
第65話冒頭の舞台。正式な名称は不明。表面が赤く光っており、パッと見では妖星ゲラスと間違いやすい。主な場所としては廃墟と化した城しか確認されていないが、戦闘シーンでは町並みのような景色が映っており、城下町に接していたのかも知れない。城と思われる区画の通路はアーケード街さながらの大きさとなっている。ナックルジョーはこの城で、パワードマッシャー率いる魔獣軍団と死闘を繰り広げた。城の中にナックルジョーが脱出に用いたデリバリーシステムが残っている事から、この城の所有者がどのような経緯で何らかの末路を遂げたのか、容易に察することができる。

その他

星の戦士
侵略者から星を守護する戦士達の総称。銀河中に点在している。
チャンネルDDD(チャンネル デー・デー・デー)
第6話でデデデ城の地下に開局した、プププランド唯一の国営テレビ局。デデデ大王の独裁政治を美化するプロパガンダ番組や、ホーリーナイトメア社のCMなどの番組を24時間放送する。しかし、同じ内容を繰り返し流しているようで第84話ではガスが「今日も楽しいお笑いコントショー」を204回見たと言っている。プププランドの住民にはテレビが一台ずつ支給されており、このチャンネルを半ば強引に見せられている。
フォトロン族
数万年前に宝剣ギャラクシアを鍛造した光の種族。作中では人の形をした炎の塊というイメージで登場した。現在も生き残っているかどうかは不明。
銀河大戦
太古の昔に起こった、全宇宙を支配しようとホーリーナイトメアと自由を愛し正義を志す星の戦士達との大戦争。長きにわたる戦いの結果はナイトメアの圧勝に終わった。

作品の舞台

「星のカービィ」に登場する主な場所を挙げる。

プププランド
デデデ大王が支配する国。海や山など自然が豊かで唯一の集落がププビレッジという非常に小さな国。それ故、カスタマーからはド田舎といわれることもある。住民の大半はキャピイ族とワドルディ族。大昔には古代プププ文明が栄えたと言う。上空から地表を見ると半島のような形をしている事が分かる。
ププビレッジ
プププランド、デデデ大王の城の近くにある村。キャピイ族が居住。村の中央にはシンボルとなる大きな木がある。警察署、レストラン、コンビニ、おもちゃ屋、本屋、郵便局などひと通りの店は揃っている。一度、デデデ城にいたすべてのワドルディが村へ流れ込んだために人口が急激に増え、食品の売り上げが爆発的に上がった。フーム曰く「ワドルディ景気」。人口は話によって大きく変動する。
カービィの家
村外れの丘にある。カマクラ型で、コンクリートか漆喰でできていると考えられる。中には暖炉、テレビ、ベッド、蛍光灯など一通りの装備が整っている。トッコリが不法占拠していることが多い。その間カービィは、隣接する木に造られたトッコリの巣穴で寝る。
無人島
元・星の戦士の軍人、ダコーニョ軍曹がすむ島。ここでカービィやフーム達は鍛え上げられた。
ギラウェア火山
いろいろと騒動が多かった場所。ブンとボルン署長が落ちそうになる上、デデデが魔獣「ファイアーゼリー」を投げ込んで観光客達が襲われたりもした。ペンギー軍団が攻め込んできたときはデデデとカービィの連携プレイによって噴火させることで一役買った。ハワイのキラウエア火山を文字ってあるようだ。
ウィスピーウッズの森
森の王者ウィスピーウッズが住む森。木々が生い茂っておりウィスピーウッズの所まで行くことが出来るものは限られている。
東の森
樹齢800年以上の大木、アコルが住んでいる森。近くには大きな滝がある。リックや、ポン、コン、ヌラフなど「3」で登場したキャラクターなどがアコルを住処にしている。
魔物が出るという伝説がある森。第45話、第46話の肝試し大会に使われた。
墓場
前述の森を抜けた場所にある墓場。肝試し大会の賞品はここに埋められていた。
お化け屋敷
墓場に雷が落ちると共に突如出現した不気味な洋館。入り口の扉は不用意に開けた者しか入れない仕掛けになっている(これを利用してメタナイトはギャラクシアをドアのストッパー代わりにして屋敷に入る事が出来た)。内部は永遠に続く螺旋階段や不気味な目覚し時計が鳴り続けている部屋などお化け屋敷らしい仕掛けが満載であった。地下室は儀式場のような場所になっておりカービィをナイトメア社に転送するためのデリバリーシステムが偽装されて設置されていた。最後はファイアカービィがガボンに放った炎により屋敷も全焼してしまった。
ナイトメア要塞
ホーリーナイトメア社の本社。外見は宇宙戦艦ヤマト白色彗星帝国に酷似している。プププランドから900光年離れたところに存在する。ここから宇宙中に魔獣を拡散させて宇宙を支配しようとしている。
とてつもなく巨大であり、ププビレッジを覆い隠したデスタライヤーも要塞の前にはゴマ粒程度である。
要塞の守りは堅く、デスタライヤーを多数配備しており、レーザー対空砲も充実している。しかし内部の警備は薄いようで、一度同社を裏切ったナックルジョーや銀河戦士団にデスタライヤーを奪取されるという失態を犯した。
内部は巨大なモニターのある司令室、デリバリーシステムの部屋、悪夢の生まれる場所、魔獣養成学校など。何故か司令室が要塞の核となっているらしく、メタナイト卿たちが潜入した後、カワサキらが仕掛けた時限爆弾の爆発により要塞は消滅した。

デデデ城内部の部屋

デデデ城はデデデ大王の城。ププビレッジの村外れにある山の上に建つ。一見古そうな外見をしているが新しめに作られた建物で消火装置や自動シャッター、エレベーターがある。デデデの趣味が反映された城で、いたるところに小さなデデデ大王の像やレリーフが設置され、地下牢に至っては不気味な骸骨が横たわっている。ただ骸骨は雰囲気を盛り上げるための作り物だそうだ。城内は非常に複雑な造りになっており、城の中に住んでいるフームでさえ知らない部屋や通路が至る所に存在する。詳しい内部構造や間取りは不明で、目測で地上推定5階、地下は36階まであることが確認されている。第26話でチリドッグのせいで火事になったが、すぐにワドルディによって消火された。また漫画版のそれと同じように、カービィの歌などでどんなに酷く壊れても必ず再建されたが、最終回では壊れたまま放置されていた。全体的に薄暗い。

王座の部屋
デデデ大王の王座があり、人民がデデデ大王と謁見する時に使われる(だが実際にそのようなシーンが見られたのは第1話だけであり、それ以降はそういった描写は殆ど見られない)。立派なドアがある。大王の椅子は移動可能であり部屋の後ろから城のどこにでも行けるシステムになっている。部屋の上にテレビがついており、城のどこでも見られるようになっている。室内の造りは全ての話で同じだが、破壊させた城を修復したためか城内での位置はバルコニーの隣だったり、廊下に面していたりと話によってまちまちである。この部屋にはナイトメア社から魔獣を転送するための機械「デリバリー・システム」があるが、国家機密に指定されている。この機密は後にデデデ大王自ら暴露した。
大臣の家
城の中にマンションの一室のような形で存在する。ただし城のどこにあるのかは不明。居間、大臣夫妻の寝室、子供部屋2つ、洗面所、風呂などがある。
デデデ大王の部屋
他の部屋よりも断然広く、ベッドも大王らしくそれなりに大きい。大画面テレビやロイヤルデデデカントリークラブの完成予想図であろう絵、なぜか大王の身長と同じくらい巨大なラジカセ等が置かれている。天窓があることから、城の最上階にあるものと推定される。
エスカルゴンの部屋
エスカルゴンが寝るときに使ったり、宝石を隠したりしている。豪華なワンルームマンションのような造り。やはり城のどこにあるのかは分かっていない。専用の洗面所がある。
メタナイトの部屋
メタナイト、ソードナイト、ブレイドナイトがここで生活している。暗い物置のような石造りの部屋に畳が一畳敷いてあり、行灯を置いた質素な造り。壁にはソードナイトとブレイドナイトが盗賊をしていた頃の武器が掛けてある。暖炉の中に隠し通路があり、ここを通ってワドルディの食堂へ行くことができる。意外なことにデデデ大王から貰ったテレビが置かれている。
デデデ大王とエスカルゴンの研究室(デデデ大王の趣味の部屋)
税金で買った変な機械が大量に放置されている。41話でフームはここにあった天体望遠鏡で妖星ゲラスを観測した。
大広間
天井が高く、面積も広い部屋で、聖堂のような雰囲気。第38話で魔法学校の教室として初登場。92話ではワドルディの食堂になっていた。メタナイトの部屋と抜け道でつながっている。
ワドルディの大部屋
ワドルディ、ワドルドゥがここで暮らす。ニワトリ小屋のような汚い部屋。壁に棚があり、そこに藁を敷いて寝ている。
トイレ
ワドルディやデデデ大王が利用する便所で男性用の便器は無い。過去にエスカルゴンはデデデによってここに閉じ込められ、トラウマを植えつけられた。恐怖のあまり夜中に行く事が出来なくなったらしい。
地下室
第2話によれば、地下36階まである。第6話以降テレビ局「チャンネルDDD」のスタジオとして使われている。ほかにも、工場があったり、遊園地のアトラクションが設置されたりと中は結構広い様である。
調理室
デデデ大王の食事を作る場所。調理台や水回り、ガスコンロなど、現代の台所用品が完備されている。チリドッグの一件ではここの換気扇のシェードが落ちて発火した模様。また、エスカルゴンが料理されそうになったのもここである。隠し扉がある。
格納庫
宇宙戦艦ハルバード(前述)が建造されていた場所。戦艦の巨大さから恐らく地下36階に位置していると思われる。
風呂部屋
デデデ大王専用の風呂。カーテンがついており、風呂は泡立っている。
図書室
第75話でデデデ大王が恐竜について興味を持った時に使われた。一般の本や絵本、漫画やビデオなど多彩な資料がある模様。中は、木で作られた机、椅子が3席ある。本棚は5段以上ある。フームはここで妖星ゲラスの軌道を計算した。

関連項目